昨年2023年には実に70以上にも及ぶ怒涛の新作リリースを続けたグランドセイコー（GRAND SEIKO）。2022年によりやや減ったものの、精力的なペースでしたね！ブログでご紹介しそびれモデルも実は多数・・・と思っているうちに、早いもので2024年も約2カ月が過ぎました。その間にも既にいくつかの新作を発表していますが、ここで一度2023年に発表・発売されたグランドセイコー新作をメンズモデルを中心にさっと振り返ってみようと思います。

グランドセイコーが2023年に発表した新作うち、限定版は40モデルと、全リリースの55％も占めている点も興味深いところです。

「キャリバー9S」25周年のアニバーサリーイヤーだった2023年。「SLGC001”テンタグラフ”」とともに発表された新キャリバー9S5Cも大きな話題となりました。
ムーブメントに注目すると、発売数が最も多かったシリーズは、ハイビートSBGHシリーズ（16モデル）、次いでスプリングドライブSBGAシリーズ（10モデル）でした。
文字盤の色で最も多かったのはブルー系で24モデル（33％）、次いでグリーン系が13モデル（18％）。
ケースの素材は、ステンレススチールが約75％を占め、ついでチタンが8％でした。

本ブログではグランドセイコーの2023年発表新作モデルをシリーズごとにご紹介いたします。目次だけでもえらいこっちゃですが、どうぞお付き合いくださいませ！

グランドセイコー初の9Rスプリングドライブムーブメント「キャリバー9R65」を搭載したSBGAシリーズの2023年新作をご紹介します。「キャリバー9R65」は、9Rスプリングドライブの最もスタンダードなムーブメントとして、多くのモデルに搭載されています。

SBGA477　40mm、ステンレススティール製ケース、スプリングドライブ Cal.9R65搭載、アイアイイスズ限定37本、定価 649,000（税込）、2023年4月15日(土)発売

四国最大のジュエリー&ウォッチショップ「アイアイイスズ（EYE EYE ISUZU）」初のグランドセイコーオリジナルモデルです。「44GS」のケースをベースとし、「瀬戸内海の生命感溢れる穏やかな情景」を表現したブルー文字盤のテクスチャは伊勢丹限定「SBGN017」と共通したものですね。
香川県の都道府県コードにちなんだ37本の数量限定モデルです。

SBGA479　41mm、ステンレススティール製ケース、スプリングドライブ Cal.9R65搭載、国内36本限定、定価 627,000円(税込　2023年4月時点)

「下村時計店創業」150周年を記念した限定モデルで、コーポレートカラーのグリーンダイヤルにゴールドのGSロゴと秒針がアクセントになっています。

SBGA481 44.5mm、ブライトチタン製ケース、スプリングドライブ Cal.9R65搭載、1,331,000 円（税込、2024年2月時点）

獅子の爪を体現したケースデザインは重厚感がありますが、素材にグランドセイコー独自のブライトチタンを採用し、快適な装着性を実現しています。獅子のたてがみを表現した有機的なデザインパターンを採用したシャイニーホワイトのダイヤルも美しい1本です。

SBGA483 40mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブ Cal.9R65搭載、oomiya 特別限定 100本、649,000円（税込）、2023年3月24日（金）発売。

oomiya 和歌山本店、京都店限定100本で発売された「SBGA483」は、「夜明けの雪原に差しこむ陽光」をイメージし、44GSケース初となる雪白ダイヤルを採用した特別モデルです。

SBGA485 40.2mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブ Cal.9R65搭載、銀座和光限定70本、759,000円（税込）、2023年6月8日(木)発売。

あんずの花からインスピレーションを受けた、という淡くも華やかなピンクダイヤルが特徴的。銀座和光のグランドセイコーフラッグシップブティック 銀座限定で発売されました。マットグレーのレザーベルトも付属します。

SBGA487　40mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブ Cal.9R65搭載、ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾン限定35本、定価 726,000円(税込)、2023年7月26日(水)発売

東海地方に所縁のある戦国武将の肖像画よりインスピレーションを得た、黒を基調としたダイヤルカラーが特徴的なジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾン 2023限定モデルです。

SBGA489、SBGA491、SBGA493 40mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブ Cal.9R65搭載、SBGA489・SBGA491（5,600 USドル）、SBGA493（6,000 USドル）

「地」「火」「水」「空気」の4つの要素を併せ持つ「日本刀（KATANA）」からインスピレーションを得た北米限定モデル。
SBGA489はブラック、SBGA491はオリーブグリーンの文字盤で、両モデルともゴールドのGSロゴ、秒針、パワーリザーブの背景を備えており、生産本数は決まっていないとのこと。
また、SBGA493は、刀匠の鍛冶場からインスピレーションを得た赤い模様の文字盤を備えています。ゴールドのパワーリザーブ針を備え、その背景にはゴールドのリザーブ表示が配されています。500本限定生産で、ブレスレットと着物地のストラップの両方を付属しています。

SBGA495　40mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブ Cal.9R65搭載、グランドセイコーブティック　伊勢丹新宿店限定60本、定価 671,000円（税込）、2023年11月発売

都会のオアシスを表現したグレイッシュなボタニカルグリーンの有機的な型打ちダイヤルが特徴です。

自動巻スプリングドライブクロノグラフ GMTムーブメント「キャリバー9R86」を搭載したSBGCシリーズの2023年新作をご紹介します。「キャリバー9R86」は、スプリングドライブの時計精度を保ちつつ、ストップウオッチ機能と3日間のパワーリザーブを両立させた、世界で最も高精度なぜんまい駆動のクロノグラフムーブメントです。

SBGC253 44.5mm、ブライトチタン製ケース、スプリングドライブキャリバー9R86搭載、定価 1,639,000 円（税込 2024年2月時点）、2023年3月10日発売。

SBGA481同様に”獅子”を表現した1本。ライオンのたてがみのようなテクスチャーのホワイトダイアルに、グリーンの夜光塗料、24時間ベゼルにはGMT針と同じブルーの夜光塗料が施されています。

SBGC261 45.3mm、ブライトチタン製ケース、スプリングドライブキャリバー9R96搭載、定価 1,584,000円（税込 ）

スカイブルーのダイヤルにブルーのベゼルが爽やかな印象を与えるグランドセイコー SBGC261。顧客向けのクローズドなイベント、特選会だけで販売される特別モデルの1本。
本作には「キャリバー9R86」を、より高精度に特別調整したムーブメント「キャリバー9R96」を搭載しています。

SBGC273 43.5mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブキャリバー9R86搭載、そごう千葉店限定20本、定価 1,210,000円(税込)、2023年11月10日(金)発売

東京湾にインスパイアされたライトブルーの文字盤にゴールドのロゴや針がアクセントとなったデザインが特徴のSBGC273。クロコダイルストラップ付属します。そごう千葉店限定20本というかなりレアなモデルです。

「信州時の匠工房」を構成する主要工房の一つ、「マイクロアーティスト工房」が手がける「スプリングドライブキャリバー9R01」を搭載したSBGAシリーズの2023年新作をご紹介します。

3つの香箱を直列に配置することにより、最大約8日間（約192時間）の連続駆動を可能にしています。

SBGD213 44.5mm、プラチナ950製ケース、スプリングドライブ キャリバー9R01搭載、世界限定8本（うち国内：5本）、定価 30,800,000円（税込）、2023年6月9日発売。

ブランドのシンボルである百獣の王「獅子」をテーマにした華やかなジュエリーウォッチ。18Kホワイトゴールド製のダイヤルに、ブランドを象徴する色彩「ブルー」を、ダイヤモンドとブルーサファイアで際立たせています。

自動巻スプリングドライブ GMTキャリバー9R66を搭載したSBGEシリーズの2023年新作をご紹介します。
2006年、スプリングドライブ「キャリバー9R65」にGMT機能を付加した「キャリバー9R66」が誕生しました。「GMT機能」とは、時針、分針、秒針の3本に加わる4本目の24時針（GMT針）によって、もう一つの時刻を表示できる機能です。

SBGE295 44.0mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブ キャリバー9R66搭載、定価 792,000 円（税込 2024年2月時点）

穂高の短い夏の鮮やかな情景から着想を得て、そのダイナミックな岩稜をダイヤルに表現したスプリングドライブGMT モデルです。ダイヤルやベゼルにグリーンカラーが採用されています。

SBGE297　40.5mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブ キャリバー9R66搭載、GS9 Club Thailand 限定65本、定価 250,000 baht

「雪白」ダイヤルを備えたタイGS9クラブ限定65本のスプリングドライブGMTモデル。ブルーセラミックベゼル、ゴールドのGMT針、ブルーとホワイトのチャプターリングを備えています。こちらはかなり入手難易度の高いモデルです。

SBGE299　40.5mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブ キャリバー9R66搭載、GS9 Club Thailand 限定65本、定価 250,000 baht

こちらもタイGS9クラブ限定65本のレアモデル。“諏訪湖の夕暮れ”からインスピレーションを得た、真っ赤な放射パターンを目を惹くデザインですね。

SBGE299　40.2mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブ キャリバー9R66搭載、限定300本、880,000円（税込）、2023年11月10日発売

スプリングドライブモデルを製造している「信州 時の匠工房」がある長野県塩尻の雪景色に沈む夕日の情景を表現したというオレンジカラーのダイヤルが鮮烈な印象を与えるSBGE301。
グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通り、グランドセイコーブティック 銀座、グランドセイコーブティック 大阪心斎橋、グランドセイコーブティック 京都四条の4店舗限定で発売され、それぞれの店舗により異なるカラーのオプションストラップが用意されました。

SBGE303　44mm、ステンレススチール製ケース、スプリングドライブ キャリバー9R66搭載、横浜髙島屋限定50本、869,000円（税込）、2023年10月20日（金）発売。

緑豊かな横浜の風景をイメージしたという、美しいサンバースト仕上げのライトグリーンダイヤルはグランドセイコーでもかなり珍しいカラーリング。あっという間に完売し、レアモデルとなっています。

自動巻メカニカルハイビート 36000 キャリバー9S85を搭載したグランドセイコーの2023年新作モデルをご紹介します。

SBGH299、SBGH301　40mm、エバーブリリアントスチール製ケース、自動巻メカニカルハイビートキャリバー 9S85搭載、880,000 円（税込　2024年2月時点）。

一般的なステンレススティールの1.7倍の耐食性を持つエバーブリリアントスティール製ケースを採用した、44GS×自動巻メカニカルハイビート 36000のレギュラーモデル2機種がラインナップに加わりました。SBGH299はシャンパン文字盤にブルーの秒針、SBGH301はブラック文字盤。どちらの文字盤にも岩手山パターンが施され、40×13.3×46.2mmのエバーブリリアントスティール製ケースに、キャリバー9S85ハイビートを搭載しています。

SBGH311　37mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、世界限定：1,200本（うち国内：600本）、880,000 円（税込）、2023年1月27日発売。

9S メカニカルムーブメント「キャリバー9S」開発から25年を記念して誕生した限定モデル。「SBGR001」と同じ径37.0mmケースを採用。キャリバー9S を生み出す「グランドセイコースタジオ 雫石」からほど近い、岩手山の夜明けを包み込む「雲海」の広大な情景を、幾重にも重なった雲のようなシルバーダイヤルと新色スカイブルーのチタン製回転錘で表現しました。

SBGH313　40mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、30本限定、880,000 円（税込）、2023年4月発売。

福岡にある百貨店、岩田屋本店のグランドセイコー ブティック限定30本モデル。晴れた日の博多湾をイメージしたネイビーブルーの文字盤を備えています。「44GS」のステンレススティール製ケースのサイズは40×13.3×46.2mmで、キャリバー9S85ハイビート搭載。ブレスレットのほか、ブルーのクロコダイル・ストラップも用意されています。

SBGH315　40mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、国内限定400本、847,000 円（税込）、2023年7月15日（土）発売。

セイコーの創業の地「銀座」の朝の街並みを表現した爽やかな群青色の「銀座グリッドパターン」を採用した格子模様の文字盤を備えたSBGH315。銀座にある6店舗（グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座、グランドセイコーブティック 銀座、グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通り【2023年6月オープン】、銀座三越 新館4階 ウォッチ、松屋銀座 時計サロン、日新堂 銀座本店）で400本限定で販売されました。

SBGH319　40mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、国内限定80本、847,000 円（税込）、2023年8月発売。

三越創業350周年を記念した限定モデルSBGH319。ストライプの床模様の施されたブルーの文字盤は三越の紺地の大店暖簾からインスピレーションを得たものです。ケースは径40mmの62GSスタイルのステンレススティール製で、自動巻きキャリバー9S85を搭載しています。日本橋三越にて80本限定で発売されました。

SBGH321　40mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、台湾限定100本、TWD 195,000ニュー台湾ドル、2023年秋発売。

ブルーグリーンのキラズリダイヤルは、二十四節気の六番目に該当する「穀雨（※4月20日～5月5日頃）」をイメージし、雨上がりの青空広がる涼しげな情景を表現したもの。40×12.9×47mmのステンレススティール製ケースに、キャリバー9S85ハイビートを搭載し、台湾限定100本で発売されました。

SBGH323　40mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、限定70本（88本？）、2023年12月発売。

2024年「辰年」にちなんで、“紅き龍と黄金の栄光”をコンセプトにした“レッドドラゴン”SBGH323。放射状模様が施されたワインレッドの文字盤は、"红龙金耀 "と呼ばれています。ブレスレットに加え、パイソンレザーストラップも付属します。海外公式サイトでは”LIMITED EDITION OF 88 PIECES WORLDWIDE.（世界88本限定）”との記載もあり、ケースの裏蓋にもNo.xx/88と刻印がありますが、中国では不吉とされる「4」のつくシリアルナンバーが除かれますので、ナンバー自体は「88」まであるものの、実際は70本と推測されます。

SBGH325　40mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、香港・マカオ限定140本、HK＄53,800、2023年11月下旬発売。

初秋を迎えた北海道・定山渓の水の色を再現したレイクグリーンの”床紅葉”パターンダイヤルが施されたSBGH325。40×12.9×47mmのステンレススティール製ケースに、自動巻きキャリバー9S85を搭載。140本の限定生産です。

SBGH327　39.5mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、アジア・パシフィック限定168本、S$ 9,500、2023年7月15日（土）発売。

グランドセイコーアジアパシフィック設立1周年を記念して発表されたSBGH327「赤富士」。「赤富士」とは晩夏から初秋にかけて、雪が降る前の富士山の山肌に日光が当たり、澄んだ空気と高層雲などの条件によって赤く染まって見える現象で、年に1～2度しか見られない稀少な風景です。39.5×13×47.9mmのステンレススティール製ケースに、自動巻きキャリバー9S85を搭載。168本の限定生産で、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナムのグランドセイコーブティックおよび正規販売店のみで販売されました。

SBGH329　39.5mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、中国限定30本。

上海の「新世界大丸百貨」にて30本限定で発売されたと見られるSBGH329。深いブルーグリーンの文字盤には、特徴的なギザギザ模様が施されています。39.5mm×13mm×47.9mmのステンレススティール製ケースに、自動巻きキャリバー9S85を搭載しています。

SBGH331　39.5mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、オセアニア限定150本、9,250 AUD、2023年11月発売。

鳴門の渦潮にインスパイアされたという渦巻く薄いブルーの文字盤が特徴的なオセアニア限定モデル。39.5×13×47.5mmのステンレススティール製ケースに自動巻きキャリバー9S85を搭載しています。GS9会員はいち早くこのモデルを予約することができました。

SBGH333（ブラック）、SBGH335（グリーン）、SBGH337（パープル）　40mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、SBGH335（限定200本）、SBGH337（限定200本）、6,340ポンド、英国および米国の一部のWatches of SwitzerlandおよびMayorsの店舗にて販売。

英国における最大の小売パートナーであるWatches of Switzerland（ウォッチ・オブ・スイスグループ）限定で発売された3機種。日本の特別名勝に指定されている岩手県・宮古湾の夜空の色からインスピレーションを得ています。SBGH333はブラックの文字盤にブルーの秒針、SBGH335はグリーンの文字盤にグリーンの秒針、SBGH337はパープルの文字盤にパープルの秒針、というカラーリングも新しいですね。62GSスタイルのステンレススティール製ケースは40×12.9×47mmで、自動巻きキャリバー9S85を搭載しています。

SBGH339　40mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載、グランドセイコースタジオ 雫石限定、770,000 円（税込）、2023年発売。

グランドセイコースタジオ 雫石でのみ購入可能なオリジナルモデルSBGH339。 2020年の新スタジオオープン時に発表されたSBGH283と同じですが、ブレスレットの代わりにブラウンのレザーストラップが採用されています。スタジオを取り巻く森の新緑をイメージしたグリーンカラーダイヤルに縦のストライプ模様が施されています。また、「Shizukuisi Limited」ロゴ入りオリジナル回転錘が使用されています。

「メカニカルハイビート36000 GMT　キャリバー9S86」は、10振動ムーブメント「キャリバー9S85」の安定した精度はそのままに、GMT機能を付加したハイスペックなムーブメントです。GMTとは世界標準時（Greenwich Mean Time）の略称で、24時針（GMT針）によって、もう一つの時刻を表示できる機能です。

SBGJ263、SBGJ265、SBGJ267　40mm、エバーブリリアントスチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） メカニカルハイビート36000 GMT　キャリバー 9S86搭載、935,000 円（税込）。

一般的なステンレススティールの1.7倍の耐食性を持つ「エバーブリリアントスティール」をケース素材に採用したハイビートメカニカルGMT 3機種がレギュラーモデルに追加されました。シャンパン・ダイヤルのSBGJ263、ブラック・ダイヤルのSBGJ265、ブルー・ダイヤルのSBGJ267は、いずれも「岩手山パターン」をあしらっています。ケースサイズは40×14×46.2mmで「44GS」スタイルを踏襲しています。

SBGJ271　39.5mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） メカニカルハイビート36000 GMT　キャリバー 9S86搭載、913,000 円（税込）。

日本の伝統的な建築によく見られる漆塗りの艶やかな床に、外の木々に積もった雪の風景が映り込んだ様子を表す「雪化床」にインスピレーションを得たSBGJ271。ホワイトダイアルにストライプ模様、ダークグレーのGMT針を備え、「雪白」とはまた違った表情を見せています。39.5×14.1×46.9mmのステンレススティール製ケースに、自動巻きキャリバー9S86を搭載しています。

SBGJ273　39.5mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） メカニカルハイビート36000 GMT　キャリバー 9S86搭載、913,000 円（税込）、2023年9月8日発売。

伝統的な漆塗りの床に映る紅葉「床紅葉」からインスピレーションを得たSBGJ273。「床紅葉」は2019年に数量限定モデルとして発売されたSBGH269で初登場しましたが、今回は限定モデルではなくレギュラーモデルに追加されました。39.5×14.1×46.9mmのステンレススティール製ケースに、自動巻きハイビート・キャリバー9R86を搭載しています。

SBGJ275　44.2mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） メカニカルハイビート36000 GMT　キャリバー 9S86搭載、1,045,000 円（税込）、世界限定：2,000本（うち国内：875本）、2023年9月8日グランドセイコーブティックオンライン先行発売。

グランドセイコーの機械式時計を生み出す製造地「グランドセイコースタジオ 雫石」から望む岩手山に広がる「雲海」と空の美しさを、ダイヤルと回転錘の爽やかなスカイブルーの色合いで表現したキャリバー9S25周年記念限定モデル、SBGJ275。雲海模様の文字盤に、ブルーとホワイトの24時間ベゼルを備えています。チタン製ローターウェイトにはライトブルーの陽極酸化処理が施されています。44.2×14.8×50.6mmのステンレススティール製ケースに、自動巻きハイビートGMTキャリバー9S86を搭載しています。

メカニカル自動巻3DAYS GMTキャリバー9S66を搭載したSBGMシリーズの2023年新作をご紹介します。
9Sメカニカルを代表する最もスタンダードな自動巻ムーブメント「キャリバー9S65」の基本性能はそのままに、GMT機能を付加したムーブメントです。

SBGM253　39.5㎜、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） メカニカル GMT キャリバー 9S66搭載、759,000 円（税込）、世界限定：1,700本（うち国内：700本）、10月7日（土）発売。

メカニカルムーブメント「キャリバー9S」の誕生25周年を記念した限定モデルSBGM253。スカイブルーダイヤルは岩手山の山頂から見上げる中天の情景を表現しています。39.5×13.7×46.9mmのステンレススティール製ケースに、陽極酸化処理によるグランドセイコーブルーのチタン製ローターを備えた自動巻きGMTキャリバー9S66を搭載しています。

「キャリバー9S65」は、9Sメカニカルを代表する最もスタンダードな自動巻ムーブメントで、「キャリバー9S55」の後継ムーブメントとして登場しました。同じ3針日付表示つきムーブメントで比較すると、最近はメカニカルハイビート36000キャリバー9S85のほうがラインナップが多くなってきていますね。

SBGR325　37mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル　自動巻（手巻つき） キャリバー 9S65搭載、世界限定1,200本（うち国内600本）、704,000円（税込）、2023年4月21日発売。

9S メカニカルムーブメント「キャリバー9S」開発から25年を記念して誕生した限定モデル、SBGR325。「SBGR001」と同じ径37.0mmケースを採用。キャリバー9S を生み出す製造地「グランドセイコースタジオ 雫石」からほど近い、岩手山の山頂から見上げる中天の情景を、どこまでも広がる空のようなスカイブルーのダイヤルで表現しています。獅子のエンブレムがあしらわれた、陽極酸化処理によるグランドセイコーブルーの回転錘を備えたキャリバー 9S65を搭載しています。

「キャリバー9S64」は、約72時間（約3日間）のパワーリザーブを誇る、シンプルな2針の手巻きメカニカルムーブメントです。

SBGW295　38mm、ブリリアントハードチタン製ケース、手巻 メカニカル　キャリバー 9S64搭載、世界限定：500本（うち国内：100本）、1,815,000 円（税込）、2023年2 月24 日（金）発売。

SBGW295は、1913年に誕生した国産初の腕時計「ローレル」の110周年を記念した限定モデル。グランドセイコーの初代モデルからインスピレーションを得ており、文字盤には、長く艶やかな色合いを保つために特別に調合された純国産の黒漆を採用。文字盤のバーインデックスと「Grand Seiko」のロゴには、金沢の漆芸家・田村一舟氏による蒔絵が施されています。38×10.9×45.7mmのブリリアントハードチタン製ケースに、手巻きキャリバー9S64を搭載。日本の伝統的な手法で製作した鎧織（よろいおり）ストラップに加え、レザーストラップも付属します。

SBGW297、SBGW299　36.5mm、ステンレススチール製ケース、手巻 メカニカル　キャリバー 9S64搭載、693,000 円（税込）。

36.5mm の 44GS現代デザインケースに、放射模様のダイヤル、手巻メカニカルムーブメントを搭載したレギュラーモデルが登場。SBGW297は美しい陰影を味わえるホワイトのダイヤルに、ブルースチール秒針が鮮やかに映えます。SBGW299は凛としたダークブルーのダイヤルにシルバーの針・インデックスで統一感のある仕上がりです。

SBGW301　37.3mm、ステンレススチール製ケース、手巻 メカニカル　キャリバー 9S64搭載、605,000 円（税込）、2024年1月12日発売。

温かみのあるアイボリーダイヤル、小ぶりなサイズとボックス型のサファイアガラスが上品さを引き立てるクラシックスタイルの手巻きモデル、SBGW301。横 37.3mm 縦 44.3mm 厚さ 11.7mmのケースに手巻きキャリバー9S64を搭載しています。新たなレギュラーモデルとして2023年12月に発表されており、発売は2024年1月となりました。

SBGW303　36.5mm、ステンレススチール製ケース、手巻 メカニカル　キャリバー 9S64搭載、欧州限定400本、£5,500。

‘Mount Iwate Autumn Dusk’と名付けられたヨーロッパ限定モデルSBGW303。36.5mmの44GSデザインケースに渋いグリーンの岩手山パターンダイヤルを合わせ、手巻 メカニカル　キャリバー 9S64を搭載しています。

SBGW305　37.3mm、ステンレススチール製ケース、手巻 メカニカル　キャリバー 9S64搭載、715,000 円（税込）。

エレガンスコレクションのレギュラーモデルとして追加されたSBGW305。37.3×11.7×44.3mmの小ぶりなステンレススティール製ケースにシルバー文字盤、ボックス型のサファイアガラス、多列型のブレスレットを組み合わせたクラシカルなモデルです。手巻きメカニカル・キャリバー9S64を搭載しています。

SBGW309、SBGW311、SBGW313　36.5mm、ステンレススチール製ケース、手巻 メカニカル　キャリバー 9S64搭載、US限定、US$5,900。

US（北米）限定でミドルサイズの44GSモデル、SBGW309「樹氷」、SBGW311「梅雨」、SBG313「花見」と名付けられた全3種が登場しました。本数限定ではありませんが、ブルーのSBGW309「樹氷」はアメリカのGS9 Club限定で提供されます。36.5 x 11.6 x 42.7mmのステンレススティール製ケースに備え、手巻きキャリバー9S64を搭載しています。

SBGW319　36.5mm、ステンレススチール製ケース、手巻 メカニカル　キャリバー 9S64搭載、GS9 Club限定150本、814,000円（税込）。2024年9月7日（土）発売予定。

日本の「GS9 Club」発足から9周年を記念して2024年にリリースされる「GS9 Club オリジナルモデル SBGW319」。インデックスのアラビア数字「9」がそれを象徴しています。ピンク、グリーン、パープル、イエローの4候補からGS9クラブ会員の投票により、グリーンが選出されました。36.5×11.6×42.7mmのステンレススティール製ケースに、手巻きキャリバー9S64を搭載。日本国内数量限定150本で、12月末に予約が開始され即完売。2024年9月に発売は2024年9月を予定しています。

信州 時の匠工房製の手巻スプリングドライブムーブメント。ひとつ香箱のなかに、2つの動力ぜんまいを用いたデュアル・スプリング・バレル機構によって72時間のパワーリザーブを実現しています。ヘアライン仕上げの美しいムーブメントの外観も特徴です。9R31搭載を搭載したグランドセイコー2023年新作モデルをご紹介します。

SBGY026　38.5mm、18Kピンクゴールド製ケース、手巻 スプリングドライブ　キャリバー 9R31搭載、100本限定、3,630,000円(税込)。

風に舞い散った桜の花びらが川の水面を覆う「花筏（はないかだ）」と呼ばれる情景をピンクのダイヤルに表現したSBGY026。 「花筏」ダイヤルが最初に登場したのは「SBGA413 春分」。本作ではピンクゴールドケースの採用により、より統一感のあるロマンティックな1本に仕上がっています。裏側にパワーリザーブ表示を備えた手巻 スプリングドライブ　キャリバー 9R31を搭載しています。

SBGY029　38.5mm、ステンレススチール製ケース、手巻きスプリングドライブ キャリバー9R31搭載、50本限定、£7,750 。2024年9月7日（土）発売予定。

ロンドンのニューボンドストリートにグランドセイコーブティックがオープンしたことを記念して50本限定で発売されたSBGY029。ボンドストリートは英国の首都ロンドン中心部、ウエストミンスター特別区にある街路で、ロンドン有数の高級ショッピング街として知られています。
一連の曲線で配置された岩と様式化された砂利で構成される禅庭の「枯山水」からインスピレーションを得た文字盤。「欧州限定 SBGY027」にも採用されていた渦巻き模様パターンですね。SBGY029は2022年に発表されましたが、発売は2023年1月となりました。

SBGY030　38.5mm、18Kピンクーゴールド製ケース、手巻きスプリングドライブ キャリバー9R31搭載、特選会限定20本、3,630,000円（税込）。

桜の花びらが川面に浮かぶ「花筏（はないかだ）」が夜の灯りに照らされた儚い情景を、ブラックブラウン色のダイヤルで表現したSBGY030。幅38.5mm、厚さ10.2mmの18Kピンクーゴールド製ケースにスプリングドライブ　手巻 キャリバー9R31を搭載しています。得意客のみを対象とした完全招待制の「グランドセイコー特選会」限定で20本のみ販売された希少なモデルです。

SBGY032　38.5mm、18Kピンクーゴールド製ケース、手巻きスプリングドライブ キャリバー9R31搭載、金生儀限定23本、NT$770,000(約3,465,000円)。

2023年に創業100周年を迎えた台湾の高級時計店「金生儀」と共同で発表された「グランドセイコー×金生儀創業100周年記念限定モデル」。18Kピンクゴールドのケースに放射状の模様が刻まれたダークブルーの文字盤を採用し、グランドセイコー エレガンスコレクションのフォーマルな雰囲気をより高貴な印象へと引き上げていますね。手巻スプリングドライブキャリバー「9R31」を搭載しており、ルビーや青テンパーネジで彩られた美しい仕上がりをシースルーバックから鑑賞するのも至福のひとときとなるでしょう。
ケースバックには "LIMITED EDITION 1923-2023 1 OF 23 "の文字があり、100年の歴史と生産本数の詳細が記されています。
「月天心（つきてんしん）」 SBGY009 と似ていますね。

SBGY033　38.5mm、ステンレススティール製ケース、手巻きスプリングドライブ キャリバー9R31搭載、和光限定50本、1,133,000円（税込）、2023年10月12日(木)発売。

秋夜の銀座に浮かび上がるセイコーハウス銀座を艶感のある黒文字盤で表現したモデル。「放射状の繊細な型打ちパターンが浮かび上がる黒文字盤で澄み渡る夜空を、金色のGSロゴでライトアップされた時計塔の情景を演出」とのこと。手巻スプリングドライブムーブメント キャリバー9R31を搭載し、裏蓋には獅子の紋章と、「WAKO LIMITED COLLECTION」の文字とシリアルナンバーが記されています。

グランドセイコーの中でも特別な「マスターピースコレクション」を手がける高級腕時計工房「マイクロアーティスト工房」による手巻スプリングドライブムーブメント キャリバー9R02。2つの動力ぜんまいを用いたデュアル・スプリング・バレル機構と、独自のトルクリターンシステムを融合させ、84時間の持続時間が実現しています。ごく限られたモデルにのみ搭載されるハイエンドなムーブメントです。9R02搭載を搭載したグランドセイコー2023年新作モデルをご紹介します。

SBGZ009　38.5mm、プラチナ 950製ケース、手巻きスプリングドライブ キャリバー9R02搭載、世界限定50本(うち国内：25本)、9,515,000円(税込)、2023年6月9日(金)発売。

Watches & Wonders Geneva 2023で発表された、マスターピース「SBGZ009」。手作業で彫金したケースと型打ちのダイヤルは、厳冬期に見られる荘厳な白樺林を表現しています。時分針とインデックスの素材に 14Kホワイトゴールドを採用し、6時位置の SDマーク(Special Dial=金無垢のインデックスを採用したダイヤル)がこのモデルの特別性を示しています。

信州時の匠工房で丹念な手作業によって作り上げられる自動巻（手巻つき）スプリングドライブムーブメント キャリバー9R02と9RA5。「オフセットマジックレバー」を採用することで、従来の厚さに比べて0.8mmの薄型化し、リューズを裏蓋側に寄せることで重心を下げ、装着感も向上。月差±10秒という高精度もさることながら、大きさの異なる香箱を2つ並べて配置した「デュアルサイズバレル」によって、省スペースを図りつつ120時間という超ロングパワーリザーブを実現しています。
9R02は2020年に誕生したキャリバー9RA5のパワーリザーブ表示を裏ぶた側に配置したもので、シンプルな文字盤の美観にも寄与しています。
9RA2、9RA5を搭載したグランドセイコー2023年新作モデルをご紹介します。

SLGA017　40mm、ステンレススティール製ケース、自動巻きスプリングドライブ キャリバー9RA2搭載、AJHH加盟店限定255本、1,089,000円（税込）、2023年1月21日（土）発売。

雪白ブルーダイヤルとブル－の針、外周にセットされたブルーのリングが特徴的な「エボリューション9コレクション AJHH（日本高級時計協会）限定モデル　SLGA017」。裏蓋には”Limited Edition by AJHH Association Japan de la Haute Horlogerie”の文字が記されています。
ちなみにグランドセイコーのAJHH限定モデルはこれで4本目となり、これまでに2015年に「SBGA129」、2018年に「SBGA317」、2020年に「SBGA421」が発売されています。

SLGA019　40mm、ブライトチタン製ケース、自動巻きスプリングドライブ キャリバー9RA2搭載、1,331,000 円（税込）、2023年6月9日オンライン先行発売（7月8日店頭発売）。

Watches & Wonders Geneva 2023で発表された「エボリューション９ コレクション SLGA019」は、「信州 時の匠工房」から東南に位置する諏訪湖の、早朝の風に揺らぐ水面を表現したパターン（2021年のSLGA007でも採用された「ミナモパターン」）のブルー文字盤が特徴的なレギュラーモデルです。40mmのブライトチタン製ケースに自動巻きスプリングドライブ キャリバー9RA2を搭載しています。

SLGA021　40mm、ステンレススティール製ケース、自動巻きスプリングドライブ キャリバー9RA2搭載、1,155,000 円（税込）、2023年2月10日（金）発売。

こちらもSLGA019同様、「ミナモパターン」を採用したエボリューション9 コレクション SLGA021「夜明け前の諏訪湖」。ややダークなトーンのブルーダイヤルは、夜明け前の穏やかな諏訪湖を表現しています。40mmのステンレススティール製ケースに自動巻きスプリングドライブ キャリバー9RA2と搭載したレギュラーモデルです。

SLGA023　43.8mm、ブライトチタン製ケース、自動巻きスプリングドライブ キャリバー9RA5搭載、1,518,000 円（税込）、2023年7月8日オンライン先行発売（8月11日店頭発売）。

Watches & Wondersで発表され、グランドセイコーのダイバーズラインアップに新たに加わった「エボリューション9コレクション SLGA023」。スプリングドライブ5Daysムーブメント「キャリバー9RA5」を搭載した200m潜水用ダイバーズウオッチです。
2022年発表の黒文字盤「SLGA015」のブルーバージョンで、親潮と黒潮がぶつかり合う日本近海のダイナミックな波のうねりを表現した「潮（うしお）パターン」を採用しています。

2023年誕生した、グランドセイコー初のメカニカルクロノグラフ“TENTAGRAPH（テンタグラフ）”。毎秒 10 振動のハイビートクロノグラフムーブメント「キャリバー9SC5」は、メカニカルクロノグラフとしては世界最長となる、最大巻上時約 72 時間（約 3 日間）持続を実現しています。テンタグラフとは、(TEN) beats per second, (T)hree days, (A)utomatic chrono(GRAPH)の略です。
機械式時計の聖地・グランドセイコースタジオ雫石で職人たちが生み出すテンタグラフは、キャリバー9SA5をベースとし、「デュアルインパルス脱進機」グランドセイコー独自の「巻上ひげ」、等時性調整可能な「グランドセイコーフリースプラング」、「ツインバレル」などの機構により、グランドセイコー史上最高の機械式ムーブメントと呼ぶにふさわしい最高の精度と安定性、ロングパワーリザーブを備えています。

SLGC001　43.2mm、ブライトチタン製ケース、自動巻きスプリングドライブ キャリバー9SC5搭載、1,815,000 円（税込）、2023年6月9日（金）発売。

Watches & Wonders 2023のグランドセイコーの目玉として発表された「エボリューション9コレクション “TENTAGRAPH”SLGC001です。グランドセイコー初の機械式クロノグラフで、43.2mmのチタン製ケースに新キャリバー9SC5ハイビートを搭載。レギュラーモデルとしてラインナップに加わりました。
岩手山パターンのブルーの文字盤は、ブラックのセラミック製ベゼルに囲まれ、チャプターリングまで伸びた長い秒針により、経過時間を正確に読み取ることができます。

10振動にして80時間の連続駆動を実現した機械式ムーブメント「キャリバー9SA5」。「デュアルインパルス脱進機」と「ツインバレル」を採用することによって、80時間の長時間持続を実現しながら、9Sメカニカルムーブメントで初採用した独自の「巻上ひげ」により等時性の変化を最小限に抑え、緩急針のない「フリースプラング」方式を採用してより高い精度を安定体に保っています。

SLGH020　40mm、18Kイエローゴールド製ケース、自動巻きスプリングドライブ キャリバー9SA5搭載、5,500,000円（税込）、特選会2023限定15本。

「エボリューション9 コレクション 1メカニカルハイビート 特選会 2023 限定モデル　SLGH020」は40mmの18Kイエローゴールド製ケースに自動巻きスプリングドライブ キャリバー9SA5を搭載しています。
雫石の地に佇む岩手山を背景に、一日の中で最もドラマチックに空の色が変化する時間帯であるマジックアワーをイメージした、という床パターンのネイビーブルーの文字盤をゴールドの組み合わせ、そして京都レザー製のノベルティストラップが付属する点も特別感のあるモデルですね。

SLGH023　40mm、ステンレススチール製ケース、自動巻きスプリングドライブ キャリバー9SA5搭載、1,430,000 円（税込）、2023年12月発売。SLGH023／グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座限定 最多100本。SLGH025／グランドセイコーブティックオンライン限定100本。

ディズニー創業100周年を記念して発表された「グランドセイコー ディズニー100リミテッドエディション SLGH023＆ SLGH025」には、既存の「白樺」モデルをベースに、ミッキーマウスをあしらった特別な裏蓋が用意されました。
SLGH023は通常の白樺ダイヤルで、裏蓋には正面を向いたミッキーの姿が描かれています。SLGH025はグリーンの白樺ダイヤルで、裏蓋には背を向けたミッキーの姿が描かれています。どちらも40mmのステンレススティール製ケースに、自動巻きハイビートキャリバー9SA5を搭載しています。表側のダイヤルにもディズニーらしい何かの意匠があれば、と思わずにはいられないモデルでしたね。

2023年に発表・発売されたグランドセイコー新作をご紹介いたしました。いや、その数の多いこと！しかも百貨店や正規店限定、海外限定など、限定モデルの種類の豊富さは、良くも悪くも、なかなか他に類を見ないレベルですよね。

2023年はシンガポールやクウェートに初のグランドセイコーブティックを マリーナベイ・サンズにオープンさせ、より海外での販売を強化していく方針が窺えます。

また国内では2023年6月に「グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通り」がオープン。個室の応接ルームや特別なイベントも開催できるゆったりとしたラウンジなど、グランドセイコーの世界を体感できる空間となっています。インバウンド需要も復活しており、これから一層の賑わいを見せていくことでしょう。

2024年はグランドセイコー スプリングドライブ「キャリバー9R」誕生20周年となり、アニバーサリーモデルが登場するのか期待しているGSファンは多いようです。既にピンクの雪白「SBGA497」が発表されていますが、続くモデルにも期待が高まります。

テンタグラフのバリエーションや、恒例のAJHH限定、銀座限定などの様々な限定モデル、新たな意匠のダイヤルが誕生するでしょうか。今年のグランドセイコーからもまた目が離せませんね！