更新日:2023年10月11日
グランドセイコー スポーツコレクション スプリングドライブ クロノグラフ GMT SBGC253の実機レビューをお届けします!
グランドセイコー スポーツコレクション スプリングドライブ クロノグラフ GMT SBGC253は、横44.5mmのブライトチタンケースにスプリングドライブ Cal.9R86を搭載しています。
今年3月発売の「獅子モデル」!早速実機をレビューしていきましょう~~。
ダイヤルは優しいベージュのような、優しく光り輝くテクスチャーダイヤル。44.5mmと迫力の大きさ!早速ディティールを見ていきましょう。
インデックスと時分針は、少しEV9シリーズに似たエッセンスを感じますが、もっと短くなっています。11.5時位置にGSロゴ。6時位置にGMT。そして今作のテーマは、GSの象徴である「獅子」!雄々しくなびくたてがみをイメージしたダイヤルパターンなのだそう。
ベゼルは、GSスポーツラインでよく採用される「サファイアガラス」。硬度がとても高くて加工するのは至難の技なのですが、これをリング状に切削してはめ込むことで、強度は勿論ですが唯一無二の透明感が生まれます。
ザクっと切り落としたような形状のラグ。これは獅子の爪をイメージしているのだとか。
プッシュボタンは丸い形状をしています。リューズトップにはGSロゴ。
9時側から見たところ。ケースにはブライトチタン素材を採用し、ビッグサイズでも快適な装着感を目指しました。
搭載ムーブメントは「9R86」。グランドセイコー最大の発明であるスプリングドライブの、クロノグラフキャリバー。こちらは月差15秒ですが、月差10秒に追い込んだ上位キャリバ―9R96なるキャリバーもあります。スプリングドライブに、デイト、クロノグラフ、GMT、パワーリザーブをダイヤルに備えているのですが、石数なんと50石、パーツ数は400以上!比較すると三針デイトスプドラで部品数200。同じクロノキャリバーで比較すると、ロレックスのクロノグラフムーブメントCal.4130では、石数44石、パーツ数201となっているので、いかに複雑かが分かりますね。
高級機がこぞって採用するコラムホイール・垂直クラッチ式を採用しているので、高い精度の測定が可能です。そして特筆すべきは何と言っても、クロノグラフ針のスイープがダイヤル上を駆ける姿の、優雅たるや。
ベルトはブレスタイプ。磨き分けが施されているので、高級感も耐久性も兼備しています。
本日は、今年三月に発売したモデルをご紹介致しました。この「獅子シリーズ」、レギュラーモデルとして採用されるのは今回SBGC253が初めてなんですね。上記リンクの通りですが、これまで限定的に採用されるデザインでした。今後もさらに様々なバリエーションを以て展開していくのでしょうか?大いに期待したいところ!
GSと共に歩んできた獅子。百獣の王である獅子に倣って、高級時計界の頂点を目指すグランドセイコーの心意気を強く感じられる一本でした。このシリーズ、結構大胆なカラーリングや素材使いが多かったのですが、今作はレギュラーモデルを意識したのかカラー自体はベーシックにまとまっています。見た目のインパクトが強いですが、実際装着すると予想以上に馴染むかもしれません。マスターショップやブティックに行かれる際は、是非お手に取ってご覧になってみてください。
資産価値としては、現在は使用価値の方が高い印象です。姉妹サイトクエリでは販売もしていますので、気になった方は是非チェックしてみてくださいね。
モデル | スポーツコレクション スプリングドライブ クロノグラフ GMT Sports Collection Springdrive Chronograph GMT |
---|---|
型番(REF.) | SBGC253(9R86-0AN0) |
ケースサイズ | 横44.5mm |
ムーブメント | スプリングドライブ Cal.9R86 |
パワーリザーブ | 最大巻上時約72時間(約3日間)駆動 |
防水 | 20気圧 日常生活強化用防水 |
その他 | 2023年3月10日発売、マスターショップ以上限定モデル |
定価(税込) | 1,639,000円 |
※掲載内容は2023年10月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。