更新日:2026年07月18日
高級腕時計の代名詞とも言えるロレックス(ROLEX)は、単なるファッションアイテムにとどまらず「資産」としての価値も注目されています。特に近年は投資対象としても関心が高まり、購入時の定価と中古市場での買取価格を比較する「リセールバリュー(換金率)」が大きな指標となっています。
この記事では、最新の新品買取相場に基づく2026年6月時点のロレックス高換金モデルランキングをご紹介します。
昨年度の調査から1年、ランキングにも様々な動きが見られました。そこから読み解ける、ロレックスの資産価値の現状とは?時計投資や資産形成を考える方にとって必読の内容です。
※本記事で紹介している買取価格や換金率は、あくまで独自調査に基づく参考値であり、実際の買取価格を保証するものではありません。実際の買取価格は店舗や時期、状態により異なります。
時計投資家や富裕層からロレックスが絶大な人気を集める最大の理由は、その驚異的な「リセールバリュー」にあります。とりわけ「デイトナ」や「GMTマスターII」といった人気モデルは、中古市場における買取価格が定価を大きく上回る状態が続いており、パテック・フィリップやオーデマ・ピゲなどの一部の超高級ブランドを除けば、群を抜く換金率を誇っています。
この高水準なリセールバリューを支えているのは、ブランドが築き上げた歴史的価値や時計としての堅牢性と普遍的デザイン、そして最大の要因である「世界的な供給不足」がもたらす希少性です。しかし、到底手が届かない雲上ブランドとは異なり、市場での流動性が高くスムーズに現金化できる点も、ロレックスならではの魅力と言えます。 コロナ禍で起きた熱狂的な「ロレックスバブル」は落ち着きを見せたものの、昨今の円安や物価上昇、さらには正規価格の改定などを背景に、依然として多くのモデルで価格上昇の傾向が見られます。
とはいえ、ロレックスであればどんなモデルでも高換金率が約束されているわけではありません。同じブランド内でもモデルによってリセールバリューには明確な差が存在します。そのため、「高く売れるロレックス」や「今後の価値維持が期待できるモデル」を見極めるためには、常に最新の市場動向をチェックすることが不可欠です。
以下のデータは、主要国内買取店5社(A社~E社)の新品・未使用品の買取価格を調査し、その平均を定価で割って算出した「換金率」に基づくランキングです。
数値は2026年6月時点のもので、市場動向や商品の状態により変動する可能性があります。
多くの買取店では表示価格が「買取”上限”価格」として提示されているため、実際の買取額はこれを下回ることが一般的です。あくまで参考値としてご覧ください。
なお、ランキングにあたり、以下の条件で時計を抽出しています。
その他の換金率の高い生産終了モデルと2026年新作モデルについてはのちほど解説します。
| 順位 | モデル | 型番・詳細 | 5社平均買取価格(円) | 定価(円) | 換金率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | デイトナ | 126500LN ホワイト | 5,736,000 | 2,499,200 | 230% |
| 2位 | デイトナ | 126518LN ターコイズ | 14,350,000 | 6,329,400 | 227% |
| 3位 | オイスター パーペチュアル 36 | 126000 ターコイズブルー | 2,150,000 | 996,600 | 216% |
| 4位 | デイトナ | 126519LN メテオライト | 14,675,000 | 7,342,500 | 200% |
| 5位 | デイトナ | 126518LN メテオライト | 13,680,000 | 7,015,800 | 195% |
| 6位 | デイトナ | 126500LN ブラック | 4,802,000 | 2,499,200 | 192% |
| 7位 | GMTマスターII | 126710GRNR ジュビリーブレス | 3,417,500 | 1,780,900 | 192% |
| 8位 | ランドドゥエラー40 | 127334 ホワイトロレゾール | 4,180,000 | 2,433,200 | 172% |
| 9位 | GMTマスターII | 126710GRNR オイスターブレス | 3,000,000 | 1,747,900 | 172% |
| 10位 | デイトナ | 126508 グリーン | 13,680,000 | 8,199,400 | 167% |
| 11位 | GMTマスターII | 126710BLNR ジュビリーブレス | 2,918,000 | 1,780,900 | 164% |
| 12位 | GMTマスターII | 126710BLNR オイスターブレス | 2,853,333 | 1,747,900 | 163% |
| 13位 | オイスター パーペチュアル 41 | 134300 ラベンダー | 1,625,000 | 1,045,000 | 156% |
| 14位 | オイスター パーペチュアル 36 | 126000 キャンディピンク | 1,543,400 | 996,600 | 155% |
| 15位 | オイスター パーペチュアル 41 | 134300 ピスタチオ | 1,600,000 | 1,045,000 | 153% |
| 16位 | オイスター パーペチュアル 36 | 126000 ピスタチオ | 1,500,000 | 996,600 | 151% |
| 17位 | オイスター パーペチュアル 36 | 126000 ラベンダー | 1,500,000 | 996,600 | 151% |
| 18位 | デイトナ | 126518LN ゴールデン/ブライトブラック | 9,433,333 | 6,329,400 | 149% |
| 19位 | オイスター パーペチュアル 31 | 277200 ターコイズブルー | 1,340,000 | 930,600 | 144% |
| 20位 | ヨットマスター 42 | 226627 | 3,386,667 | 2,384,800 | 142% |
昨年度に引き続き、やはり1位はスティール製の「デイトナ 126500LN ホワイト」ですね!注目すべきトピックスとしては、続く2位に2025年新作の「デイトナ 126518LN ターコイズ」が躍り出た点ですね。
ロレックスの新たな”ラグスポ”という立ち位置を担う2025年新作「ランドドゥエラー40 127334」が8位にランクインしたことも見逃せません。登場時はそのデザインには賛否両論ありましたが、蓋を開けてみればそこはさすがロレックス、高い換金率を記録しています。ただし今後もこの人気が継続するかどうか、注視していく必要はありそうです。
13位~17位にはオイスターパーペチュアル36・41が並び、2025年に追加された新色ピスタチオ、ラベンダーが人気のキャンディピンクに肉薄しています。
次項ではTOP5のモデルについて解説します。
| 5社平均買取額 | 5,736,000円 |
|---|---|
| 定価 | 2,499,200円 |
| 換金率 | 230% |
この白い文字盤に黒いインダイヤル、というルックスから”パンダ”と呼ばれ愛されている、SS白文字盤モデル「デイトナ 126500LN ホワイト」は圧倒的な人気を誇ります。有名人にも愛用者も多く、いわゆる”デイトナマラソン”の中心的モデルです。定価2,499,200円に対し、5社平均買取額が約570万円、換金率は230%と驚異的な数値となっています。昨年よりもさらに換金率が上がっていますが、需要と供給のバランスの崩れなど様々な要因が考えられる状況です。ロレックスバブルは終わった、と言われていますが、やはりデイトナは別格ですね。資産価値を重視する投資家にとって最も信頼できるモデルといえるでしょう。
| 5社平均買取額 | 14,350,000円 |
|---|---|
| 定価 | 6,329,400円 |
| 換金率 | 227% |
ターコイズブルーラッカーダイアルを備えた18 ct イエローゴールド製の2025年新作「デイトナ 126518LN ターコイズ」が堂々の2位にランクインしました。こちらは「デイトナ ”ティファニー”」とも呼ばれ、すでにコレクター垂涎の1本となっています。定価6,329,400円に対し、5社平均買取額はなんと1,400万円越え、換金率227%と、1位のデイトナ”パンダ”とほぼ変わらない水準です。ロレックスにおいて金無垢モデルがスティールモデルのような換金率となることは極めて珍しく、利幅で見ればこちらの圧勝です。ただし、入手難易度も最高クラスで、国内の市場にはほとんど流通していないのが現状で、世界の著名人の腕元でしかほぼ見かけることがないモデルでもあります。
最近ではMLBオールスター戦前に行われるレッドカーペットショーにてドジャース・山本由伸投手が着用して登場したことで日本でも大きな話題となりましたね。
| 5社平均買取額 | 2,150,000円 |
|---|---|
| 定価 | 996,600円 |
| 換金率 | 216% |
「ティファニー・ブルー」とも呼ばれるターコイズブルーのダイヤルは、パテック・フィリップのノーチラス”ティファニー”とともに、ターコイズブルーブームの火付け役となったと存在です。以来、爆発的な人気を獲得し、安定的に高額で取引されています。
定価996,600円に対し、平均買取価格は215万円、2倍以上のリセールを実現しています。
なお、一回り大きい「オイスター パーペチュアル 41 124300 ターコイズブルー」は生産終了しており、さらに高い換金率を誇ります。
ただ1つ、売買にあたってはぜひともご留意頂きたい点があります。ターコイズブルーダイヤルはあまりにも人気になったことで、高額買取を狙って、いわゆる”リダンダイヤル”と呼ばれる、文字盤をターコイズに塗り替えて買取査定に出すケースが散見されています。対策として、買取業者では日本ロレックスにオーバーホール見積もりを依頼して、リダンか否か、という確認をするところが増えており、査定には時間がかかる場合があります。
またそういった商品を稀に”カスタム”などと称して、あるいは明らかにせず、販売している店舗もありますので、購入の際はご注意ください。
| 5社平均買取額 | 14,675,000円 |
|---|---|
| 定価 | 7,342,500円 |
| 換金率 | 200% |
第4位、5位は2025年新作の金無垢モデル「デイトナ メテオライト」がランクインしました。「デイトナ メテオライト」は2023年に惜しまれつつも廃盤となり、復活が待ち望まれていたモデルです。ホワイトゴールドの126519LN、イエローゴールドの126518LN、いずれも定価700万円台に対し、1400万円前後と2倍近い換金率となっています。
| 5社平均買取額 | 13,680,000円 |
|---|---|
| 定価 | 7,015,800円 |
| 換金率 | 195% |
ランキング上位はロレックスの”プロフェッショナルモデル”と呼ばれる「デイトナ」「GMTマスターII」「サブマリーナー」といったスポーツモデルが占めており、特にデイトナの存在感は圧巻です。デザイン性と実用性を兼ね備えたデイトナは、世界中で安定した需要があります。
ただし、デイトナのなかにも一般的な金無垢やコンビ(ロレゾール)モデルなど、さほど換金率が高くないモデルもありますので、資産性を含めて購入を検討される際には、リサーチを怠らないことが重要です。
デイトナのターコイズ、メテオライト、グリーン、あるいはオイスターパーペチュアルのターコイズやキャンディピンク、ラベンダー、ピスタチオなどは、同じモデルの中でもその”ダイヤルカラー”が価値を大いに押し上げている好例でしょう。
中でもやはりターコイズカラーは時計界全体を見まわしても特別人気のあるカラーで、3位(昨年2位)にランクインした「オイスター パーペチュアル 36 126000 ターコイズブルー」、あるいは別のブランドでも「パテック・フィリップ ノーチラス ”ティファニーブルー” 5711/1A-018」のように、いわゆる”ティファニーブルー”は高騰しやすい色と言ってよいでしょう。
2026年に登場した新作モデルはまだ市場での流通数が少なく、十分な買取データが揃っていないため今回のランキング集計には含めていません。しかし、すでに需要が高まっていることから、今後換金率がかなり高い水準に達する可能性があります。特に注目すべきモデルをピックアップしていきます。
オイスター100周年記念モデルとして2026年に登場した、「オイスター パーペチュアル 41 134303」。ケースとブレスレットはオイスタースチール製、ベゼルとリューズにはイエローゴールドを採用したイエローロレゾール仕様で、ダイヤルはクールなスレートカラーが採用されています。41mmのほか、36mm(126003)・31mm(277203)でも展開しています。
まだ国内での流通量は少ないですが、海外市場も含めると「オイスター パーペチュアル 41 134303」の中古販売価格は2,700,000~3,400,000円前後となっており、買取価格を2,200,000~2,400,000円で提示している業者も見受けられました。平均すると定価 1,428,900 円に対し換金率は約150%ほど。ただし新作という特性上、今後もかなり流動的になると見られます。
「ROLEX」のロゴ文字をモチーフにしたジュビリーモチーフが施されたカラフルなラッカーダイアルを採用したオイスターパーペチュアル。31mm(277200)、36mm(126000)、41mm(134300)で展開しています。
生産終了した「オイスターパーペチュアル セレブレーション モチーフ」を彷彿とさせるマルチカラーで、”一見して分かる”個性と希少性があいまって、こちらもかなりのプレミアがつくことは容易に予想されます。
実際、「オイスター パーペチュアル 41 ジュビリーモチーフ Ref.134300-0010」は定価1,045,000円のところ、390~400万前後で販売されています。
「ロレックス デイトジャスト 41 グリーンオンブレ ref.126334」は100周年を記念した特別モデルとして登場。2019年にオンブレが再登場して以来、初めて全面にラッカーが施されています。
この「グリーンオンブレ」ダイヤルはデイトジャスト 36(126200、126234、126284rbr)とデイトジャスト 41(126300、126334)で展開します。素材はオイスタースチールまたはホワイトロレゾールです。
ロレゾールモデルの中では価格差もあり、やや格下扱いされがちなホワイトロレゾールモデルですが、やはりロレックスを象徴するグリーンカラーの中でもこの「グリーンオンブレダイヤル」は特別感がありますね。まだ流通量は少ないですが、例えば「デイトジャスト 41 グリーンオンブレ」のホワイトロレゾール&フルーテッドベゼル&ジュビリーブレスレット仕様のRef.126334-0034は定価1,764,400円のところ、360万円前後で販売されています。
こちらは公式サイトの一覧には掲載されず、定価も公表されていない、いわゆる「オフカタログモデル」で、そのレアさは自明の理、マニア垂涎の1本です。まだ市場にはほぼ出てきておらず、一体初値にいくらつくのか、想像もつかないほどですが、「デイトナ ル・マン」に匹敵する、あるいはそれ以上の価格がつく可能性を秘めており、今後も動向に注視しておきたいですね。
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今回のランキングは現行モデルに限定しましたが、最近生産終了となったモデルの中にも高い換金率を誇るものがあります。一例をご紹介します。
ロレックス GMTマスター II Ref.126710BLRO、126719BLRO ペプシ 赤青セラクロムベゼル 生産終了モデル
ロレックス 生産終了モデル
今年はついに赤青ベゼルの「GMTマスター II ”ペプシ”」が一気に廃盤(ディスコン)となったのが大きなトピックスです。
4月に生産終了が判明して一気に相場が跳ね上がり、例えばSS製ジュビリーブレスモデル Ref.126710BLRO(最終定価 1,780,900円)の販売価格は一時500万円超を記録しましたが、さすがに流通量の多さもあり、2026年7月現在では390~450万円前後で落ち着いています。
一方ホワイトゴールドモデルのRef.126719BLROの販売価格を見てみると、人気のメテオライトダイヤル(最終定価 7,873,800円 )は1,000万円前後、ミッドナイトブルーダイヤル(最終定価7,514,100円)は750~800万円前後となっています。
なお、フル金無垢モデルの「サブマリーナー デイト "クッキーモンスター" 126619LB」(最終定価 7,741,800円)も同じく2026年生産終了となりましたが、ほぼ最終定価程度で流通しており、プレミアはついていない状況です。
ロレックスを資産目的で購入する際に重視すべきポイントは、昨年からも大きく変わっていません。改めて整理すると以下の通りです。
時計を投資対象とする場合、「現物資産」としての保有メリットは極めて大きいです。世界的なブランド力と堅牢な製造品質、いつでも現金化できる流動性の高さなど、他の贅沢品にはない安心感が強みです。近年は「資産分散」の観点から時計投資を行う富裕層や経営者層も着実に増えています。
資産価値や換金率だけでモデルを選ぶのもひとつの戦略ですが、「需要・流通量・文字盤の希少性」など複合的な要素を見極めることが大切です。特にユーザーの間で人気が集中するモデルや、限定カラー・生産終了が発表された型番などはリセールバリューが急上昇する傾向にあります。実際、今回のランキングでも「人気モデル×希少な仕様」の組み合わせ(デイトナ ターコイズ、メテオライトなど)が極めて高い換金率を示していました。一方で、全体相場が上昇した結果、一時的な反動による下落リスクにも注意が必要です。
また、状態や付属品の有無、オーバーホール歴、正規保証書付きかどうかによっても買取価格は大きく変わります。時計自体の使用感や小傷、ブレスレットの伸びなども査定で重視されるポイントです。
ロレックスの強さを裏付けるデータとして、モルガン・スタンレーとLuxeConsultによる2025年推計では、ロレックスの推定売上高は110億CHFを突破し、スイス時計市場における小売シェアの32.9%を単独で掌握しています。注目すべきは、推定販売本数を前年より意図的に約2%絞り込みながらも増収を果たしている点で、生産をコントロールしながら平均単価を引き上げる(希少性と利益率を同時に高める)という戦略が、結果としてブランドの資産価値そのものを下支えしていると言えるでしょう。系列ブランドのチューダーを含めたロレックスグループ全体では、スイス時計市場シェアの34.4%に達しています。
またロレックス・パテック フィリップ・オーデマ ピゲ・リシャール・ミルの「独立系4強」だけで業界全体の利益プールの約76%を占有しているというデータもあり、資産防衛という観点では、この4強、中でも別格の流通量とブランド力を誇るロレックスの優位性は当面揺るがないとみられます。
将来的にも、ロレックスはブランド戦略やマーケット動向を見据えながら、引き続き安定した資産価値を維持する可能性が高いといえるでしょう。ただし、すべてのモデルが値上がりする保証はなく、市場のトレンドや個別モデルの希少性から目を離さないことが大切です。
スイス時計協会(FHS)が発表した2025年通年統計によると、ムーブメントや部品を含む時計産業全体の輸出総額は約256億スイスフラン(前年比1.7%減)、完成品腕時計のみでも244億スイスフラン(同1.7%減)にとどまり、輸出本数に至っては1,460万本(前年比4.8%減)と、本数ベースでは数十年ぶりの低水準に落ち込んでいます。ただしこれは単なる「衰退」ではなく、「より少なく作り、より高く売る」という業界全体のプレミアム化(高価格帯シフト)の結果でもあります。実際、3,000CHF超の高価格帯は輸出額全体の80%超を占める主力セグメントであり続けている一方、500CHF未満の低価格帯は前年比4.5%減と最も深刻な落ち込みを見せました。
地域別では中国向け輸出が2025年も前年比12.1%減となり、2年間で30%超の減少を記録。一方で日本は輸出額自体こそ5.8%減少したものの、中国市場の記録的な落ち込みによって世界第2位の市場へと浮上しています。
興味深いのは、一次市場(新品の輸出)が縮小を続ける一方で、二次流通市場(中古市場)では2025年通年で価格が4.9%上昇している点です(WatchCharts/モルガン・スタンレー、2025年第4四半期レポート)。これは新品供給の絞り込みと需要の底堅さが、中古・買取相場を押し上げる方向に働いていることを示唆しており、資産価値を重視する投資家にとっては引き続き追い風といえるデータです。
大きな影響が懸念されていたスイス時計に対するアメリカの関税は、2025年に一時最大39%という異常な高水準まで引き上げられ、スイスの時計業界は存亡の危機に立たされましたが、同年末の両国間の合意により、日本やEUと同水準の関税率に戻りました。最新の統計によると、アメリカ市場は前年の反動もあり引き続き好調で、最大の市場を維持していることが報告されています。
ただし、関税問題が落ち着いたとはいえ、スイス時計業界は記録的なスイスフラン高や金価格の歴史的な高騰といった別の課題にも直面しています。そのため、各ブランドが受けているコスト圧力自体が完全に消え去ったわけではありません。
ロレックスは2026年1月に価格改定を実施、さらに6月1日にもゴールド・ロレゾールモデルを中心に5%前後の値上げを実施しました。定価改定はリセールバリューにも直結する要素であるため、購入・売却いずれを検討する場合も、最新の価格動向をこまめにチェックすることをおすすめします。
この記事ではロレックス人気モデルの最新買取相場やリセールバリュー・換金率のほか、時計投資の専門的視点から重要な情報を解説しました。今後も相場表を参考にしつつ、資産としてのロレックスの魅力を冷静に判断することが重要です。
ロレックスはファッション性だけでなく、資産価値を持つ「投資対象」としても非常に魅力的です。2026年のランキングでも、王道の「デイトナ 126500LN ホワイト」が首位を守った一方、2025年新作の金無垢モデル「デイトナ ターコイズ」やメテオライトダイヤルが上位に躍り出るなど、「人気モデル×希少な仕様」の組み合わせがますます高い換金率を記録する傾向が鮮明になっています。また、ロレックスとしては異例のクラシックライン新作「ランドドゥエラー」がすでに現行ランキング入りを果たすなど、新作モデルの資産価値形成のスピードにも注目が集まりました。
一方で、スイス時計業界全体は2年連続の市場縮小という調整局面にあり、すべてのモデル・すべてのブランドが値上がりを続けるわけではありません。だからこそ、「王道モデルを確実に押さえる」のか、「希少な文字盤やカラーに賭ける」のか、自分なりの投資方針を持つことが、これからのロレックス選びにおいてより重要になってくるでしょう。
今後の市場動向を見据えながら、自分にとって最適な1本を選ぶことが重要です。もし購入や売却を検討しているなら、リセールバリューを意識したモデル選びが将来的な資産価値を守る大きな鍵となるでしょう。
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