更新日:2024年04月01日

【辰年特別限定88本】グランドセイコー2023年新作 オートマチック ハイビート 36000 “レッドドラゴン” SBGH323

2023年新作辰年限定モデル“红龙金耀”SBGH323について

2024年は辰年!グランドセイコーから先月中国・インドなどアジア地域限定でリリースされた“紅き龍と黄金の栄光”をコンセプトにした“レッドドラゴン”SBGH323についてご紹介します。
深みのあるワインレッド文字盤に、“直線的な放射模様”を組み合わせた、ユニークな「辰年限定モデル」です。見た目からもエネルギーが満ち溢れています。

「赤×金」のカラーリングに、タイガー&ドラゴンならぬ、「龍(辰)&獅子(※グランドセイコーのシンボル)」の取り合わせでしゃれっ気がありますね。開運グッズにも良さそうです。

本記事では、インド公式ページ&中国の信頼性の高いサイトを元に、SBGH323の基礎知識や「赤文字盤+放射パターン」の美点、龍・辰にまつわる縁起ネタ盛り沢山で、グランドセイコー流2024年ドラゴンイヤーの魅力に迫ります!!

「TATSU-DOSHI-Year of the Dragon」SBGH323の公式動画です。動いている動作は見られませんが、力強さを感じさせる紹介ムービーでした。
SBGH323については色々と情報が錯綜しておりますので、現時点で分かっている内容を記載致します。

≪SBGH323の基本情報≫
  • 88本限定との記載があるが、70本限定の可能性も
    (※インド公式ページ、その他中国のサイトでは88本と記載。中国限定モデルは、不吉なニュアンスを持つ「4」の数字をシリアルナンバーから除外することも多いため、実質70本もあり得る⇒もっと詳しく)(「SBGH323のムーブメント」へ
    (※「発=8」のゲン担ぎもあり、末広がりな「八」は縁起の良い数字でもある)
  • 中国国内では15本限定という噂も
  • 公式サイトには「650,000インドルピー(現レートで約110万円)」と明記されているが、幾つかのサイトには「47000元(94万円)」という表記も
    公式リンク⇒https://grandseikoboutique.in/products/sbgh323-automatic-hi-beat-36000-reddragon
    *注*2023年12月現在、中国版グランドセイコーの公式ページには見当たらず。

それでは、「赤×金」と大変おめでたい“レッドドラゴン”SBGH323の基本的なスペックから見てみましょう。ケバさのない紅色とエレガンスな金色のワンポイントが秀逸ですね。

グランドセイコー SBGH323の仕様・価格
SBGH323の仕様とスペック
モデル ヘリテージコレクション メカニカルハイビート 36000 レッドドラゴンアジア限定
Heritage Collection Limited Edition Red Dragon Automatic Hi-Beat 36000
型番(Ref.) SBGH323
ケースサイズ 40mm × 厚さ12.9mm
ケース素材 ステンレススチール 裏ぶた:ステンレスとサファイアガラス
ムーブメント メカニカル 自動巻(手巻つき) キャリバー9S85
精度 平均日差+5秒~-3秒
駆動期間 最大巻上時約55時間持続
防水性 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁性 あり
生産本数 88本(70本?)
取扱店舗 一部のアジア地域限定
発売日 2023年12月発売
価格 ₹ 650,000(インドルピー)

SBGH323は中国語では「红龙金耀」とも称されています。「文字に秘密アリ!」と、中国で赤色(紅)が好かれる理由、「赤&金」の薀蓄についても調べてみました。 「龙」と「耀」の字は後ほどご紹介します。( ⇒「SBGH323のダイヤル」へ

「紅」という字は、中国語の辞書で、赤色という意味以外にも、「めでたい」「人気がある」など、ポジティブな意味合いを持ちます。日本とは逆で、「赤」という漢字はことわざや固有名詞以外でほとんど使わないそうです。
「美人=紅顔」「有名人=很紅」「利益の分配=分紅」と呼び、縁起の良いプラスなイメージも定着しています。正月には真っ赤な爆竹と赤い紙でお祝いし、街中が赤一色に染まるのも、中国ならではの伝統行事でしょう。
また、「赤&金」の組み合わせは、古来より縁起の良い二色として中国で伝えられています。中国の国旗は、赤色背景に黄色い五芒星が配色され、厄年の間は赤色や金色のアイテムを身に着けます 。
チャイナ服と言えば赤色を連想しますし、皇帝にのみ許される金色(黄色)の服は、“高貴な色”として皆に好かれる色としても定着しています。

そんなラッキーカラーに、漲るパワーのドラゴンも取り合わせたSBGH323。運気爆上げも期待できますね!
では、“開運ウォッチ”SBGH323のダイヤル、ケースデザイン、ムーブメント、それぞれを分析していきましょう。

SBGH323の文字盤は縁起の良い赤&金のカラーリングでドラゴンの御利益を宿している

赤いレザーストラップも煌びやかなSBGH323、所々黒ずんでいるのもドラゴン柄っぽくてお洒落!

「赤文字盤+放射パターン」で2024年の辰年をデザイン

辰年限定モデルSBGH323は、赤紫がかった深紅の文字盤に、扇のような「直線的な放射型打ち模様」を見事にマッチさせています。

赤文字盤や直線状の放射模様は、どちらも比較的珍しいパターンだったのですが、最近は立て続けにリリースされています。 デザイン的によく似ている「赤文字盤&放射パターン」の類似モデル達のダイヤルパターンと見比べていきましょう。
パッと見では違いを見つけるのも困難な“赤富士”SBGH327から。

赤富士SBGH327とSBGH323はデザイン以外にもラッキーアイテムという共通点がある

本作SBGH323は“赤富士”SBGH327にそっくり!?

葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」シリーズに描かれた「赤富士」を文字盤に落とし込んだSBGH327。見た目だけでなく、“開運力”も本作SBGH323に通じる?。

「赤富士」は年に1~2回しか見られず、鑑賞できた人は商売繁盛や厄除け、悪縁切りなど、願望成就に効果あり!とも伝えられています。更に、陣痛開始~赤ちゃんが生まれるまでの間に、赤富士の絵を描くと、子宝に恵まれるというジンクスもあるとか。SBGH323に勝るとも劣らない“ラッキー文字盤”ですね。どちらも2024年向け開運時計の筆頭候補です。
記事後半では、デザイン面でも詳しく「“レッドドラゴン”SBGH323 VS “赤富士”SBGH327」を比較しています。(⇒ 「レッドドラゴンSBGH323と赤富士SBGH327を比較」へ。)

直線状の放射型打ち模様では、「月天心(つきてんしん)」のSBGY009、2023年11月発売のレギュラーモデルSBGW299(青)やSBGW297(白)もお忘れなく。

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タイ限定モデルSBGE299

自然夜景遺産にも認定された、諏訪湖の水面に反射する「夕暮れの赤」を文字盤に反映したタイ限定モデル“諏訪湖の夕暮れ”SBGE299も「赤文字盤+放射型打ち模様」。「スポーティーさ×高級感」のギリギリなバランスは、流石グランドセイコーという、完成度の高さです。

本作SBGH323とは、赤文字盤&金の針(※SBGH323は秒針、SBGE299はGMT針という違いはあり)が同じで、全体的に風合いは似ているのですが、黒ベゼルがあるとスポーティーさが強調されますね。
タイ限定モデルの二作も「SBGE299=赤、SBGE297=白」と、紅白にちなんだ縁起の良い代物でした。

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元祖床もみじSBGH26

“床もみじ”SBGH269は縦筋模様。赤文字盤&金の秒針でもSBGH323とは質感が異なる

海外の旅行者からも人気の「モミジ」をリフレクションさせた“床もみじ”SBGH269。逆さ紅葉の風光明媚なグラデーションの情景を「板張りの床=縦の幅広ストライプ」「漆塗りの床=艶やかなレッドカラー」で再現しています。
陽極酸化処理による、青緑色に仕上げたチタン製の回転錘も特徴です。

2023年秋には、SBGJ273 がレギュラーモデルの仲間入りを果たし、赤文字盤の豊かさも“実りの秋”を迎えています。

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 GSゴジラSBGA405は赤文字盤&放射模様パターンの先駆者

「横 44.5mm × 厚さ 14.3mm」のド迫力ボディーな“GSゴジラ”SBGA405、文字盤は似ているがスポーティー&力強さが際立つ

34年ぶりにアメリカでの興行収入1位を記録した「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」。その強烈なインパクトに負けない、ゴジラ生誕65周年記念限定モデル“GSゴジラ”SBGA405も、赤と黒の破壊的な印象。ゴツゴツとした人目に付くデザインなのも、ゴジラっぽい?
深紅の力強い放射パターンは、10万度を超える放射熱線をモチーフにしています。
2019年の新作で、「赤文字盤+放射型打ち模様」の先駆け的存在です。

他にも、ブライトチタン素材、ゴジラの皮膚を表現した赤黒いシャークストラップ、裏ぶたのオリジナル描き下ろしイラスト……ゴジラらしい圧倒的個性が満載です。

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続いて、本作SBGH323にイメージの近い赤文字盤モデルも。グランドセイコー十八番の丹念な手作業から生み出された、豊富な質感の型打ち文字盤はどれも傑作です。

暮秋SBGW287

エレガンスコレクションのレギュラーモデルSBGW287。「ケース径37.3mm×ケース厚11.7mm」のステンレススティール製薄型ドレスウォッチで、価格は605,000円(税込)です。
「暮秋(読み:ぼしゅう、秋の終わり頃)」の秋の深まる様子を濃いワインレッドで表現しています。同じ赤色でも、テクスチャーが違うと印象も変化しますね。

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黒富士SBGA455は赤富士くすんだルビー色雪白文字盤

2021年発売の中国限定モデルSBGA455は、焦げ茶やルビーのような渋みがかった赤色と雪白パターン(※スノーフレーク文字盤)。
葛飾北斎の「山下白雨(さんかはくう)」をモチーフにしており、「赤富士」と双璧をなす「黒富士」を再現しています。

“赤富士”SBGH327の華やいだ雰囲気に対し、“黒富士”SBGA455はくすませた色合いが妙味を増しています。落ち着いた赤さで、「黒富士」の絶景を再現しています。
“光と影”“動と静”の対比する存在をグランドセイコーらしく、巧みに“日本の美”へと昇華していますね。

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「红龙=赤龍、金耀=黄金の栄光」で開運招福、ゲン担ぎにも

本作SBGH323は、「红龙金耀」の名の通り、赤(紅)文字盤と金色の秒針&GSロゴのコントラストが絶妙です。そして、「耀=輝きと栄誉」「龙=龍(辰)」のおめでたさ、力強さもブレンドし、ミステリアスな魅力を引き立てています。干支の中で辰だけが伝説上の生き物なのも不思議ですよね。

龍は古来より権力の象徴として用いられ、縁起の良い存在として知られています。古くは紀元前からヒスイの装飾品が出土しており、皇帝のシンボルとしても定着していきます。漢王朝の祖である劉邦は龍によって生まれた、と歴史書の『史記』にも記述があります。

また、龍の漢字がつく偉人や傑物も多く、三国志の大人気武将、趙雲も字(あざな)は「子龍」ですし、名軍師の諸葛亮孔明も在野の時代に「臥龍」「伏龍」と称されています。
現代では、世界的ムービースターのジャッキー・チェンの中国名は“成龙”と言い、「龍に成る」の文字通り、まさに登り龍の如く超大物アクション俳優に昇りつめました。

日本人にとっても、ドラゴンクエストやドラゴンボール、中日ドラゴンズなど、龍は文化や娯楽に定着しています。親しみやすい 身近なイメージも連想するのが、変幻自在さを兼ね備えた龍の奥深さなのでしょう。

ちなみに、「耀」の字は、光の輝きや栄誉という意味を持ち、SBGH323は冒頭で述べた通り、“紅き龍と黄金の栄光”というニュアンスも含みます。「红龙金耀=レッドドラゴン・ゴールドフレア」という訳し方もありますが、「レッドドラゴン・ゴールデングローリー」という和訳の方がSBGH323には適していそうです。ド派手なカラーリングに見合う、天にも昇る神秘的なパワーをSBGH323は秘めているのかも。

「62GS」現代デザインを採用

SBGH323は割とレアな「62GS」現代デザイン

SBGH323はベゼルレスの「62GS」現代デザインを採用。「44GS」現代デザインのレギュラーモデルが19種類なのに対し、「62GS」現代デザインは4種類と珍しいデザイン文法をチョイスしてきましたね。

元祖62GSはリューズが4時位置

1967年発売の62GSはベゼル(ガラス縁)のないケースフォルム

「62GS」は1967年発売のグランドセイコー初の自動巻き搭載時計です。ダイヤルを広々と見せるベゼルレス構造、ザラツ研磨によって磨き上げられたシャープなケース形状で人気を博します。
約2年間という短い生産期間ながら、そのデザインコードが現代デザインとして受け継がれているのは情緒がありますね。これからも沢山の名機達が誕生して欲しいものです。

「62GS」現代デザインのレギュラーモデルは?

62GS現代デザインのレギュラー4モデルは春分・立夏・秋分・大雪をテーマにしている

「62GS」現代デザインは、SBGH271 とSBGH273が770,000円(税込)、SBGA443とSBGA445が836,000円(税込)で、計4モデルがレギュラーコレクションとして展開されています。
US限定モデルだった春夏秋冬4コレクション(SBGA413、SBGH271、SBGH273、SBGA415)が堂々凱旋、通常モデル化しました。

「44GS」現代デザインの19種類は、白色や黒色、青色などの“王道カラー”が大多数を占める一方、「62GS」現代デザインのレギュラー4種は、ピンクやダークブルーの定番以外にも、濃緑色や銀灰色と通好みしそうなカラーリングも特徴的です。

次項目の注目限定モデル、本作SBGH323含め、そのどれもが「62GS」現代デザインと個性的な色合い(※ターコイズブルーやアイスブルー、クリームも!)を上手く掛け合わせ、ジャストフィットさせています!

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「62GS」現代デザインの注目限定モデルは?

三越限定モデルSBGH319のデザインは床もみじ風ダイヤルと62GSケース

(左)44GS現代デザインのSBGH301(右)62GS現代デザインの日本橋三越創業350周年限定モデルのSBGH319

延宝元年(※1673年)創業の日本橋三越350周年を祝うSBGH319。不規則な縦の縞模様とすっきりとした紺色のダイヤルパターンは、風にはためく紺地の大店暖簾を想起させ、清涼感があります。
パッと見で“床もみじ”SBGH269との色違い程度に見えますが、デイト窓やインナーリングなど、こだわりを感じさせる変化も多く、見比べると面白いですよ。

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紺地の大店暖簾を想起させる文字盤を備えた三越創業350周年記念モデルをご紹介します。

弊社姉妹サイト「ブランド時計販売のクエリ」で、「SBGH269」「SBGH319」を販売中。福運に恵まれた方は、ダブルゲットも可能。早い者勝ちですので、売り切れの際はご容赦ください。

三越限定SBGH319と62GS 中国限定モデルSBGH307はそっくり?

(左)三越限定のSBGH319(右)中国限定のSBGH307

2021年中国限定モデルは、“黒富士”SBGA455がリリースされましたが、2023年には「62GS 中国限定モデル」のSBGH305・SBGH307・SBGH309の3種も発売。「時の流れ」をテーマに、岩手山の美しい自然を62GSケースと芸術的な色遣いで巧みに再現しています。

どれも縦縞パターンを採用していますが、三越限定のSBGH319とSBGH307は見た目が瓜二つです。 “竹林”SBGJ259を新緑のエメラルドグリーンに染め上げた、SBGH305も上品さがあって惚れ惚れする出来栄えでした。
緑文字盤や縦縞パターン、共にバリエーションが増えてきており、色々なレアウォッチを楽しめるようになってきましたね。

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2022年新作銀座限定SBGH297は超人気カラー、ターコイズブルーと62GSケース

澄み渡る青空と碁盤目のダイヤルパターンが珍しい、銀座限定2022モデルのSBGH297。チェック柄のような不規則な「銀座グリッドパターン(※銀座の地図)」と、幸せを呼ぶターコイズブルー(水色)文字盤の組み合わせは、瀟洒でハイカラ。
資産価値でも期待が持てる、62GS現代デザインの有望株です。

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「秒針=ブルースチール針」「ブランドロゴとケース=シルバーカラー」の組み合わせが、冬の訪れを感じさせて、繊細な季節の移ろいを味わえます。

実機レビューでも述べていますが、丸みのある柔和な62GS現代デザインケースと、アイスブルーの氷のようなひんやりとした色合いが、シンプルに心に響きました。

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SBGH323は岩手県の「雫石高級時計工房」製造、10振動キャリバー9S85を搭載しています。
1967年に「62GS」「44GS(※セイコースタイルの元祖)」を確立し、現代まで連綿と独自のデザイン文法を受け継ぐグランドセイコー。翌年には、国産初の自動巻き10振動モデル、「61GS」を発表しています。

その後、1969年のクォーツショック、1973年から始まる約15年間の機械式時計の開発中止など、幾度の苦難を乗り越え……2008年(※41年ぶり)に、毎時36,000振動のハイビートムーブメント、キャリバー9S85を完成させるのです。
浪漫溢れる濃密な歴史もグランドセイコーの大きな付加価値ですよね。

裏スケのSBGH323には限定88本の刻印がある

シースルーバックの金属部分には、「Limited Edition」「No.XX/88」の刻印がされています。
文字盤はドラゴン、裏ぶたはライオンです。龍虎並び立つ、ではない“龍獅子並び立つ”も荘厳でカッコいいですね! 付属品の真っ赤なレザーストラップもワイルドな雰囲気で、SBGH323にはピッタリです。

ピアゾの腕時計豆知識 
<記載上の数字が88本で、実数は70本!?>

中国では「陰陽説」の考え方が根付いており、シンメトリー(対称)をとても好みます。
天地や上下、明暗や吉凶、上下と左右……などなど、「陰陽一対」と呼ばれるペアの対比(対をなす文化)は、対立しながらもお互いを補完し合い、盛衰を繰り返した末に、調和と秩序が保たれると考えられています。グランドセイコーお得意の「光と影」の“日本的美意識”も陰陽一対です。
具体的な事例だと、3月3日の桃の節句に「左近の桜、右近の橘」を飾るのも、陰陽一対(※3と3、右と左、桜と橘)の影響を受けていると唱えられています。

本作SBGH323も陰陽一対の思想に基づき、左右対称の「88」にしたのだと考えられます。「八=発や末広がり」で中華圏では大変好まれる、ラッキーナンバーです。
ただ、「四」の数字は日本同様、「死」を連想するため、「4」の数字(※4、14、24、34、40、41・・・48、49、54・・・84の合計18本)を抜いた、70本が正確な数字かもしれません 。限定222本のSBGA431Gも、「生産本数は181本」とリリースされていました。
果たして、どっちが本当なのでしょうね!?

レッドドラゴンSBGH323と赤富士SBGH327の違いを比較

一見違いがわからない“レッドドラゴン”SBGH323と“赤富士”SBGH327。海外SNSコミュニティーでは、「どこが違うのか?」活発な情報交換をされていました。 それらも加味して、SBGH327とSBGH323の違いを目に付くところ中心にまとめてみます。

<“レッドドラゴン”SBGH323と“赤富士”SBGH327の相違点>
  • SBGH327は62GSケースではなく、通常のSBGHケース
  • SBGH323はケース径40mm×ケース厚12.9mm、SBGH327はケース径39.5mm×ケース厚13.0mmと、微妙にサイズも違う
  • SBGH323は分表示位置がバーインデックスの外側、SBGH327は内側寄りに配置
  • SBGH323はバーインデックスが金塊型の長方形で若干太め、SBGH327はエッジの効いた細身のバータイプ
  • SBGH323の方が赤紫がかっていてダークレッド気味

3時位置のデイト窓横のバーインデックスも大きさが異なりますね。 「あ、ここが違う!」と微妙な変化を探すと、より時計選びが楽しめますので、よーく見比べてみてくださいね!

SBGH323にまつわるネット上の感想や意見も集めてみました。

「実物に期待大」
「白いデイト表示より、SBGH269(※元祖床もみじ)の赤と黒のコンビが最高!」

コメント数はまだ少なめです。 公式動画の再生数が物語るように、まだまだ知る人ぞ知る、臥竜や潜龍のようなポジショニングなのも、SBGH323は諸葛亮孔明っぽくてカッコいいですね。

おまけですが、(和訳はございませんが)実機レビューの動画も興味のある方はご覧になって見てください。SBGH323が実際に動いている姿は、言葉が通じずとも、惚れ惚れする美しさでした!!

辰年、赤と金のおめでさが詰まったSBGH323。
確定情報も少なく、その存在が神秘のベールに包まれているのも、伝説の生き物の龍っぽくて、魅力を増しています。

世界中で多くの伝説を残し、中国では古くから神として崇められ、権力の象徴として別格の存在に位置付けられたドラゴン。日本でも龍神は、金運や仕事運を上げる縁起の良いイメージが定着しています。
そんな摩訶不思議のドラゴンパワーを宿したであろうSBGH323は、起業や独立の記念品、心機一転、新たにチャレンジするのにもご利益がありそうな“開運ウォッチ”でしたね。手に入れられたら超ラッキーですよ!

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