更新日：2024年02月05日
グランドセイコー（GRAND SEIKO)から「また水色？」「これは欲しい！」と賛否両論の声が聞こえてきそうな注目の新作グランドセイコー ヘリテージコレクション オセアニア限定 「鳴門の渦潮」 SBGH331（Heritage Collection Exclusive Oceania Limited Edition The Naruto Whirlpools）が登場！そう！オセアニア限定なんです！なんだか海外限定の方がハイセンス？悔しい・・・！
グランドセイコー SBGH331／39.5mm ×47.5mm × 13mm、ステンレススチール製ケース、メカニカル 自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85搭載。希望小売価格： 9,250 AUD、2023年11月1日発売予定。
グランドセイコーオセアニア限定モデル第二弾となるSBGH331。オーストラリアで開催された発表イベントで、GS9 clubメンバーたちは早くもSBGH331を試着したとか。羨ましい限りですね！
とにかく気になるのが、鳴門の渦潮にインスパイアされたという渦巻く薄いブルーの文字盤です。しかもたったの150本限定。
さっそく詳細をチェックして参りましょう！
グランドセイコーブティック（AU）公式サイト（https://grandseikoboutique.com.au/product/SBGH331）での説明を翻訳してみます。
自然の驚異にインスパイアされて：
鳴門の渦潮
鳴門は、鳴門海峡に渦潮を発生させる潮流の美しさで知られている。この自然現象は長い間インスピレーションの源であり、地元の人々や観光客の心を魅了してきた。鳴門の渦潮は、大潮のときに特に印象的だ。地球、太陽、月が一直線に並ぶときだ。SBGH331の文字盤は、この魅惑的な出来事のエッセンスをユニークで芸術的なタイムピースに表現しています。
それではSBGH331 の基本仕様を抑えつつ、その魅力に迫っていきましょう！
様々な自然現象をモチーフとしてきたグランドセイコー。今回の新作SBGH331では「鳴門の渦潮（なるとのうずしお）」を文字盤に表現しています。
グランドセイコー鳴門の渦潮にインスパイアされたこの時計は、時計芸術の真の傑作です。この限定モデルは、ステンレススティール製のケースと、鳴門の渦潮をイメージした幾何学模様の文字盤が特徴です。文字盤に施された複雑な模様は、緻密な職人技と最先端技術によって実現されたもので、ブランドの精密さと芸術性へのこだわりを表現しています。
その美しさをさらに際立たせるために、秒針とグランドセイコーのロゴはゴールドでコントラストをつけ、サファイアクリスタルには無反射コーティングを施し、視認性と耐久性を確保しています。精度と信頼性に定評のあるグランドセイコーのキャリバー9S85ハイビートムーブメントを搭載し、3時位置に日付表示を備えています。
ぐるぐると、確かに渦巻いていますね。
「鳴門の渦潮」は瀬戸内海と紀伊水道の干満差によって激しい潮流が発生するもので、近年では海外からの旅行客にも大人気の観光スポットとなっています。
鳴門海峡はイタリアのメッシーナ海峡、カナダのセイモア海峡と並んで「世界三大潮流」のひとつにも数えられ、大潮の最大時には時速20km以上、最大直径20〜30mにも達する渦潮の大きさは世界一とも。
その迫力をそのままに、SBGH331の文字盤上には繊細かつダイナミックな幾何学模様が刻まれています。2018年の「キャリバー9S 20周年記念限定モデル SBGH267」の放射螺旋模様にとてもよく似ていますね。（「G」「S」の文字はありませんが。）
SBGH267 ★関連ブログはこちら
また、現在進行中の「GS9 Club オリジナルモデル」プロジェクトの候補モデルの１つに上がっているグリーンの螺旋放射パターンモデルで復活するかどうか、も注目を集めていますよね。
「GS9 Club」の概要や入会資格などの基本情報と、2024年秋発売予定の会員限定モデル「GS9 Club オリジナルモデル」（の候補モデル）について、現時点で判明している仕様やデザインなどについて考察して参ります！
「G」と「S」のロゴなしの螺旋放射パターン、そしてここ数年人気のライトブルーのカラーリング。「銀座限定2022モデル SBGH297」の人気ぶりも印象に残っていますよね。これはGSファンとしては食指が動くポイントではないでしょうか？！
SBGH331のケースは縦47.5mm×横39.5mm×厚さ13.0mmのステンレススティール製。実はケースも上述の「SBGH267」と同じ仕様なんですね。
グランドセイコーらしいザラツ研磨による輝きと美しいダイヤルが呼応するようですね。プレスリリース画像より実機の方が素晴らしいとの海外の口コミも多数見かけます。実際着用された方によるInstagram投稿動画がこちら。
輝きを放つケースと、美しい光沢を帯びたライトブルーダイヤル。素晴らしい仕上がりですね。
余談ですが、 アニメの「NARUTO」じゃないよ、という説明がちょっと面白いですよね。そうか、音だけ聞くとね、「ナルト」ね、海外の方だとそちらの方が馴染みがあるんでしょうね。
SBGH331に搭載されているムーブメントは、36,000振動/時の「メカニカルハイビート36000 キャリバー 9S85」です。振動数が多いほど外乱の影響を受けにくいため、より安定した精度を得ることが可能になる、と言われており、「キャリバー 9S85」は静的精度で平均日差+5～-3秒という高精度を実現しています。
持続時間と耐久性に課題の多い10振動ムーブメント。グランドセイコーは、耐衝撃性と耐磁性を高めた新素材「スプロン610」をひげぜんまいに採用したり、半導体の製造技術を応用した「MEMS （Micro Electro Mechanical System）技術」によってパーツの寸法精度、滑らかさを向上し軽量化したり、といった様々な改良を施し、さらに大きなトルクを確保すべく「スプロン530」を採用して最大巻上時約55時間持続も可能としました。
SBGH331の定価は9,250 AUD（オーストラリアドル）です。本記事執筆時点（2023年11月5日）でのレートでは「1 オーストラリア・ドル は97.07 円」ですので、約897,000円となります。
同じキャリバー9S85搭載の国内レギュラーモデルが77～88万円前後という価格帯で展開されていることを思うと、大きくズレはない印象ですね。
一方、同時期に発売されたアジア・パシフィック限定の新作SBGH327「赤富士」 は円安の影響か、100万円超となる計算で、かなり高めに感じられます。
グランドセイコーアジアパシフィック設立1周年を記念して発表された新作SBGH327「赤富士」 ヘリテージコレクション アジア・パシフィック限定（Heritage Collection Asia-Pacific Limited Edition Aka Fuji）をご紹介します。
グランドセイコー ヘリテージコレクション オセアニア限定 「鳴門の渦潮」 SBGH331は、オセアニア限定150本の地域限定モデル。そしてある海外サイトの情報によりますと、2023年10月下旬にオセアニアのGS9 Clubメンバー限定で販売開始され、一般発売は11月1日から、とのこと。
150本、オーストラリア・ニュージーランド限定、しかも現地GS9Club優先、となると、日本にはなかなか入ってこなさそうですね。また、セカンドマーケットに出てきたとしても、プレミアにプラスして、円安の影響もかなり大きく、条件は相当不利なものとなる可能性がありますね。
さて、今回のオセアニア限定新作SBGH331は「グランドセイコーオセアニア限定モデル第二弾」とご紹介いたしました。じゃあ「グランドセイコーオセアニア限定モデル第一弾は？」という疑問にお答えしましょう。
オセアニア初の限定グランドセイコーはこちら。SBGJ269 ‘Pink Flannel’です。実は今までのところ弊社ブログではご紹介していません。39.5mmのSS製ケースにピンクのダイヤルを備えた、メカニカルハイビート36000 GMTモデルです。
グランドセイコー SBGJ269 ステンレススティール製、39.5mm×47mm×14.1mm、キャリバー9S86搭載、10,600 AUD、オーストラリアブティック限定50本
この時計の特筆すべき特徴の１つは、日本の原風景をモチーフとすることが多いグランドセイコーにおいて、「オーストラリア原産」の珍しい野生の花であるピンクのフランネルフラワー (Actinotus forsythii) をモチーフにしている点です。
グランドセイコーオーストラリアが国立公園野生生物財団と提携し、この時計をオークションに出品していることからも、その希少性がうかがえます。日本へのVIP旅行やSBGJ269 のデザイナーによる、ユニークな額入りスケッチ、オーダーメイドの追加のレザー ストラップなどのオプションつきで、落札価格は21,000ドルでした。
「和光限定 ”あんずの花” SBGA485」や「”桜隠し” SBGW289」を彷彿とさせるピンクダイヤル。SBGJ269のほうが若干色味が濃いピンクに見えますね。こちらもハイセンスな1本ですね。
グランドセイコー新作ヘリテージコレクション オセアニア限定 「鳴門の渦潮」SBGH331をご紹介いたしました。いやー、これが海外限定なのが本当に悔しいところです。
GS9 Clubのイベントの様子も公式インスタグラムに投稿されていましたね。投稿は削除されてしまいましたが・・。
なんだか国内のイベントよりだいぶお洒落な感じ・・・？
2022年8月に開催されたグランドセイコーオーナーのみが参加できるクローズドなイベント、GS9クラブ サロン（GS9 Club Salon）をレポートします。
最近はグランドセイコー台湾限定モデルでもライトブルー（SBGH321）が出ましたし、US限定のSBGW313の岩手山ピンクもまたレアな感じで、海外限定モデル、なかなかどうして、魅力的なモデルが多いんですよね。人と被らなさそう、っていうのもポイント。
弊社の手掛ける「ブランド時計販売のクエリ」では、グランドセイコーの海外限定モデルも多数取り揃えておりますので、御興味のある方はぜひのぞいてみてくださいね。
| モデル | ヘリテージコレクション オセアニア限定 「鳴門の渦潮」
Heritage Collection Exclusive Oceania Limited Edition The Naruto Whirlpools |
|---|---|
| 型番（Ref.） | SBGH331 |
| ケースサイズ | 39.5mm ×47.5mm × 13mm |
| ケース素材 | ステンレススチール 裏ぶた：ステンレスとサファイアガラス |
| ムーブメント | メカニカル 自動巻（手巻つき） キャリバー 9S85 |
| 精度 | 静的精度:平均日差+5秒～-3秒 |
| 駆動期間 | 最大巻上時約55時間持続 |
| 防水性 | 日常生活用強化防水（10気圧） |
| 生産本数 | オセアニア限定150本 |
| 発売日 | 2023年11月1日発売予定 |
| 価格 | 9,250 AUD |
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