更新日:2023年04月26日
グランドセイコー ヘリテージコレクション キャリバー9S25周年記念 限定モデル SBGR325の実機レビューをお届けします!
グランドセイコー ヘリテージコレクション キャリバー9S25周年記念 限定モデル SBGR325は、横37mmのステンレススチール製ケースに手巻き付き自動巻き Cal.9S65を搭載しています。祝!キャリバー9S周年ということで、待望のアイスブルーカラー、SBGR325。早速実機をレビューしていきましょう!
タグ付き、シール付きの入荷したてほやほや状態。ダイヤルは、爽やかな印象のアイスブルーカラー。サンレイ仕上げで放射状に輝きます。それではディティールを見ていきましょう!
歪みのないバーインデックス。12時下のGSロゴはゴールドカラーです。ちょっと細かいのですが、ダイヤル外周が鏡面仕上げな点がとても美しい!と思いました。きらりと光りを反射して、正に「中天の空」。
ラグは滑らかな斜面を描き、一度角度を変えて、ケースに対し斜めに落ちていきます。ケースデザインと磨きの美しさは随一ですね。
流麗な曲線を描くラグ・ケースは、メカニカルのオリジンSBGR001ケースを採用しています。下記ブログに、SBGR001を含めGSのクラフトマンシップをアツ~く語っておりますので、是非ご覧くださいませ!
ストレートタイプ、ねじ込み式、ガードなしのりゅうず。
9時サイドから見たところ。
搭載ムーブメントは「9S66」。9S系三針デイト表示、手巻き付き自動巻きのキャリバーです。9Sメカニカルの特徴と言えば、脱進機のパーツ製造に、半導体製造に使われるMEMS(メムス)と呼ばれる技術を採用していること。0.001mm単位を調整する技術によって、高い精度で時刻を刻みます。現在9S系メカニカルのウォッチには、全て「グランドセイコー規格検定合格証明書」なるものが発行されます。これはCOSCで定めている規定を上回る厳しい検査をパスした証。繊細な製造を得意とする日本人が生んだ技術は、もっと評価されていいはず。
そして特筆すべきはこの回転錘!近年の限定モデルに登場する、陽極酸化処理を施したチタン製の回転錘です。色々なカラーがあるのですが、此度は目にも鮮やかなブルーカラー。そして、獅子のエンブレムが付いてる~!何ともスペシャルなムーブメントですね。
ところで回転錘が軽量なチタン製ということは、巻き上げ効率は下がるのかな?と思いきや、パワーリザーブなどスペックには、通常モデルとの変化はなし。あ、でも通常の回転錘より面積は大きい(気がする)ので、きっと計算され尽くしているのでしょう。グランドセイコーのハイスペックキャリバーの前では、杞憂ですね。
同じくステンレス製のブレス。中央列のコマサイドは鏡面仕上げになっています。この細やかな仕上げが、時計を見たときの印象を大きく左右します。
先日発売された、9S25周年モデルをご紹介致しました。先だって発売されたSBGH311と比べて、繊細な印象を受けました。そしてアイスブルーカラー、根強い人気を誇っていますね。グランドセイコーが得意とする細やかなディティールと相まって、何とも美しい一本でした。すっかりGSウォッチの定番となっていますが、SBGR001ケースというのも良いですね。メカニカルのオリジンに立ち返る、そして今後もグランドセイコーの更なる飛躍を容易に想像できます。背筋の伸びるようなタイムピースです。
資産価値の高い限定モデル、今後の価格変動も大きく期待できそうですね!姉妹サイトクエリでは販売もしているモデルですので、気になった方は是非、そちらもチェックしてみて下さいね!
モデル | ヘリテージコレクション キャリバー9S25周年記念 限定モデル Heritage Collection Cal9S 25Th Anniversary Limited Edition |
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型番(REF.) | SBGR325(9S65-00W0) |
ケースサイズ | 横37mm |
ムーブメント | 手巻き付き自動巻き Cal.9S65 |
パワーリザーブ | 最大巻上時約72時間(約3日間)持続 |
防水 | 10気圧 日常生活強化防水 |
その他 | 2023年発売、数量限定1200(うち国内600)本モデル 裏蓋にLIMITED EDITION刻印有り |
定価(税込) | 704,000円 |
※掲載内容は2023年04月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。