更新日:2021年08月27日
最新のスプリングドライブムーブメント「キャリバー9RA2」を搭載したセイコー創業140周年記念モデルが登場!今年3月に海外サイトでリークされていた情報をこちらのブログでお伝えしましたが、やはり出ましたね!
グランドセイコー SLGA007は、横 40mm × 厚さ 11.8mmのケースにスプリングドライブムーブメント キャリバー9RA2 自動巻(手巻つき)を搭載。希望小売価格は 990,000円(税込)、2021年12月10日(金)発売予定です。
今回ご紹介する 【2021年新作】グランドセイコー SLGA007 ヘリテージコレクション セイコー創業140周年記念限定モデルのポイントは大きく分けて2つ!
さっそくそれぞれの特徴をじっくり解説して参ります!
グランドセイコーのスプリングドライブモデルを生み出す「信州 時の匠工房」からほど近くにある「諏訪湖」。信州最大の面積を誇る諏訪湖は、諏訪盆地の中央部に位置し標高が高く、八ヶ岳連峰、南アルプスをはじめとする山々に囲まれており、美しく空気の澄んだ環境と豊かな水量に恵まれています。 創業140周年を記念した本モデルでは、信州・諏訪湖の水面をデザインモチーフとし、ブランドフィロソフィーである「THE NATURE OF TIME」を体現いたしました。 最新のスプリングドライブムーブメント「キャリバー9RA2」を搭載した、2,021本限定の特別なモデルです。
さざ波を表現した凹凸のあるダイヤルは、光を受ける角度によって青色のニュアンスが変化。そよ風に揺らぐ穏やかな水面を思わせます。金色のGSロゴは朝日のように輝き、スプリングドライブ特有の滑らかなスイープ運針を見せる金色の秒針が、水面でその光を反射しているかのようです。ともすれば落ち着きすぎた印象となりそうなブルーに、ゴールドのコントラストが上品で映えますね。
「SBGA211」の雪白ダイヤルも「SLGH005」の白樺ダイヤル、「SLGA008」の年輪ダイヤルなど、最近のグランドセイコーは本当にダイヤルの意匠が秀逸です。わびさび文化を体現したような繊細な文字盤には、四季のある日本ならではの豊かな感性を感じさせます。これからもどんなダイヤルを生み出していってくれるのか、楽しみですね!
さて、こちらのモデルのもう一つの注目ポイント、それがスプリングドライブムーブメント「キャリバー9RA2」です。
グランドセイコー専用のスプリングドライブムーブメント「キャリバー9R」シリーズ。2020年に次世代のスプリングドライブムーブメントとして「キャリバー9RA5」が誕生。ハイレベルなスペックはそのままに、キャリバー9RA5の持つパワーリザーブ表示を裏ぶた側に配置したのが、「キャリバー9RA2」です。
「キャリバー9RA5」はデュアルサイズバレルによってパワーリザーブを5日間(120時間)に延長し、オフセットマジックレバーの採用により従来の9R65より0.8mmも薄く、さらに平均月差±10秒の高精度を実現し、グランドセイコー 誕生60周年を記念したグランドセイコースポーツコレクションSLGA001、SLGA003などに初搭載されました。
今回の新作に搭載される「キャリバー9RA2」は、パワーリザーブインジケーターが裏蓋側に移動したことで、意匠を凝らしたダイヤルが削られることなく、その魅力が最大限に発揮される結果となっています。
月差±10秒という高精度を実現するとともに、「オフセットマジックレバー」を採用することで、従来の厚さに比べて0.8mmの薄型化を図りました。それと同時に、りゅうずの位置を可能なかぎり裏ぶた側に寄せることで腕時計の重心位置を下げ、これまで以上に優れた装着性を適えています。さらに、省スペースを図った大きさの異なる香箱を2つ並べて配置した「デュアルサイズバレル」によって、従来の72時間をはるかに超える120時間のパワーリザーブを実現しました。薄くなったムーブメントの堅牢性、耐久性、耐衝撃性を確保させた「ワンピースセンターブリッジ」など傑出した技術の粋を尽くすことによって、洗練されたスプリングドライブムーブメントを完成させました。
信州時の匠工房では、ムーブメントの開発・設計・製造から組立調整に至るまで専任の職人たちがその技術の粋を活かして行っています。
裏蓋には中心に獅子の紋章の透かし、「LIMITED EDITION」表記、限定本数を示したシリアルナンバーが刻まれています。
腕時計の本質を追求する、グランドセイコーの精神はケースデザインにも反映されています。
本モデルの造形は、1967年に44GSで確立したデザイン文法を継承しながら、「光と陰の間」に美を見出す日本の感性を取り込み、本質的な視認性や装着性を一層進化させることを目指した新たなデザイン文法によって導かれています。
ザラツ研磨による歪みのないケースは調和のとれた輝きを放ち、深く溝を入れたインデックスと、力強い対比関係によって識別性を高めた立体的な時分針は、この上ない高い視認性を実現しています。ホールド感を高めたブレスレットや、重心を低く抑えながら腕なじみ良く設計されたケースによって装着性も向上しています。
サイトに明記はされていませんが、「SLGH005 白樺」や「SLGH007 年輪」などと同様、明らかにSeries 9のデザインコードが採用された本作。44GSのケースを進化させ、針の先端を直線で切り落とし、立体的で存在感のあるインデックスに仕上げられています。
「ヘリテージコレクション セイコー創業140周年記念限定モデル Ref. SLGA007」の発売は12月、2021本限定、990,000円(税込)。ちなみに同じ9RA2ムーブメントを搭載した18Kピンクゴールドモデルの「セイコー創業140周年記念限定モデル”年輪” SLGA008」は140本限定、5,500,000 円(税込)、11月発売です。
モデル | ヘリテージコレクション セイコー創業140周年記念限定モデル
Heritage Collection 140th Anniversary Limited Edition |
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型番(Ref.) | SLGA007 |
ケースサイズ | 横 40mm × 厚さ 11.8mm |
ケース素材 | ステンレス 裏ぶた:ステンレスとサファイアガラス |
ムーブメント | スプリングドライブムーブメント キャリバー9RA2 自動巻(手巻つき) |
精度 | 平均月差±10秒(日差±0.5秒相当) |
駆動期間 | 最大巻上時約120時間(約5日間)持続 |
防水性 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
その他仕様 |
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生産本数 | 数量限定 2,021 本 グランドセイコーブティックフラッグシップ、グランドセイコーブティック、グランドセイコーサロンおよびマスターショップ限定モデル |
発売日 | 2021年12月10日(金)発売予定 |
価格 | ¥990,000 (税込) |