更新日:2023年02月06日
グランドセイコー ヘリテージコレクション キャリバー9S25周年記念限定モデル 「岩手山の雲海」 SBGH311の実機レビューをお届けします!
グランドセイコー ヘリテージコレクション キャリバー9S25周年記念限定モデル 「岩手山の雲海」 SBGH311は、横37.0mmのステンレススチール製ケースに手巻付き自動巻き Cal.9S85を搭載しています。今回は「岩手山の雲海」、一体どんな情景を落とし込んだのでしょうか、その心はいかに!!早速実機をレビューしていきましょう!
今作のタイトル、その名も「岩手山の雲海」!優しいアイボリーカラーが特徴的です。それでは早速見てみましょう~!
昨年発売された、アイスブルーカラーのSBGP017雲海と並べてみました。同じパターンの色違いかなと思いきや、全く表情が異なりますね。
滑らかな斜面を描くベゼル。ケースデザインは、1998年に登場したメカニカルモデルのオリジン「SBGR001」ケースを採用しています。
流麗な曲線を描いて下降するラグ。
ストレートタイプのリューズ。
9時サイドから見たところ。
搭載ムーブメントは「9S85」。マスターショップモデルのみに搭載される、9Sメカニカルのハイビートムーブメントです。パワーリザーブは約55時間、36,000振動/時。40数年ぶりにGSに復活した自社製ハイビートムーブメント、細かなパーツの素材や製造過程の変更を経て満を持して完成しました。
9S系ムーブに共通して用いられている技術「MEMS(メムス)」。半導体の製造に使われる技術で、ミクロン単位の調整が可能です。MEMSによってがんぎ車とてん輪の形状を再設計、ぜんまいの素材を耐久性の高いスプロンに。よってハイビートでありながら、55時間の持続時間とメンテナンス性を向上させました。ハイビートの「チチチチチ…」と針を刻む様は、技術革新の偉大さを思い知らされるような、圧巻の動きです。
裏蓋からその動きを鑑賞できます。限定シリアルが刻印されます。また特徴的なのがこの回転錘!チタン製のものに陽極酸化処理を施すことによって生まれるカラーです。
バックルは通常仕様のSS素材です。
本日は、「岩手山の雲海」をご紹介致しました。柔和な印象のアイボリーカラーに、同社のキーアイコンである岩手山からの雲海をパターンにしたウォッチ。荘厳なテーマのはずですが、色味とケースデザインのせいかどこか温かい印象を受けました。国内最高の技術を結集させて完成した「9S」ムーブメントのアニバーサリーに、穏やかな心と新たな決意が垣間見えるようなこちらのSBGH311はピッタリですね。
GSの限定モデルは資産価値も高め!そしてこの1200本、吉と出るか、はたまた…?SBGP017、アイスブルーの雲海は、ウォッチトレンドにベストマッチしたこともあり大フィーバーを巻き起こしましたが、SBGH311の価格の動きにも引き続き注目したいところです。
モデル | ヘリテージコレクション キャリバー9S25周年記念限定モデル 「岩手山の雲海」 Heritage Collection Cal9S 25th anniversary Limited Edition |
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型番(REF.) | SBGH311 |
ケースサイズ | 横37.0mm |
ムーブメント | 手巻付き自動巻き Cal.9S85 |
パワーリザーブ | 最大巻上時約55時間持続 |
防水 | 10気圧 日常生活強化防水 |
その他 | 2023年1月販売、数量限定モデル 世界限定1200本、うち国内600本 |
定価(税込) | 880,000円 |
※掲載内容は2023年02月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。