更新日:2020年08月21日
7月20日より稼働をスタートした岩手県雫石町の「グランドセイコースタジオ 雫石」。 既存の雫石高級時計工房内に新設されたスタジオで、グランドセイコーの機械式時計を製造する工房としての役割はもちろん、ブランドの歴史、背景を知り楽しむことのできる展示スペース、組み立ての体験などができるコーナーや名峰・岩手山を望むラウンジが併設され、完全予約制で一般公開される予定です。
国立競技場の設計に携わった建築家、隈研吾氏が設計した木造建築で、自然との共生のなかで生み出されるグランドセイコーのものづくりを体感できる場所となっています。
エントランスホールでは機械式ムーブメント部品一覧やグランドセイコーの製造工程を展示しています。
明るい日が差し込む通路からは、ガラス越しに技能士たちが組立や精度調整を行う姿を見学可能です。
このグランドセイコースタジオ雫石でのみ販売されるのが、「グランドセイコースタジオ 雫石オリジナルモデル SBGH283」です。毎時36,000回という高速振動により、安定した精度を実現する自動巻きハイビートムーブメントCal.9S85を搭載。スタジオを取り囲む豊かな森の新緑をイメージした、縦のストライプ模様のグリーンカラーダイヤルを備えた特別なモデルです。40mm径のSS製のケースは、伝統的な44GSデザインを踏襲したデザインを採用しています。
裏蓋はシースルーバック仕様で、Cal.9S85のローターには、雫石工房限定であることを示す“Shizukuishi Limited”という文字が刻印されています。グランドセイコースタジオ雫石でしか購入できない、非常に希少性の高いモデルですが、限定数が設定されているわけではないとのこと。海外の一部メディアからは「せっかく日本限定なのになぜ『雫石』が漢字表記でないのか」という声もあるようですが、逆に日本人の立場からすると、漢字で刻印されていたらちょっとデザイン的に微妙かな~、とも思いますよね。
価格がまだ公式発表されていませんが、ほぼ同スペックの40mm径のSSケース、Cal.9S85搭載モデル「SBGH277」などが704,000円(税込)という設定ですので、このあたりの金額になるのではないでしょうか。
「グランドセイコー スタジオ 雫石オリジナルモデル SBGH283」の発売日はいつになるのか、気になるところですが、「グランドセイコースタジオ 雫石」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間、一般公開を見合わせています。予約受付の開始時期については、グランドセイコー公式Webサイトで確認を、とのこと。年内には一般公開&「グランドセイコー スタジオ 雫石オリジナルモデル SBGH283」販売開始を期待したいですね!
モデル | グランドセイコー スタジオ 雫石オリジナルモデル
Studio Shizukuishi Hi-Beat 36000 |
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型番(Ref.) | SBGH283 |
ケース径 | 40 mm |
ムーブメント | メカニカル 自動巻(手巻つき)Cal.9S85 |
駆動時間 | 最大巻上時約55時間持続 |
精度 | 静的精度:平均日差+5秒~-3秒
機能
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ダイヤル | グリーン |
ケース素材 | ステンレスティール |
ブレスレット | ステンレスティール |
限定情報 | グランドセイコースタジオ 雫石限定 |
価格 | - |