更新日:2024年12月17日
腕時計は男性の嗜みであるというイメージが強いですが、女性にも実用およびファッションアクセントとして、腕時計の需要が高まっています。
腕時計の価格帯は幅広く、安価なファッションウォッチであれば数千円から購入できますが、「いつかは“一生モノ”の腕時計を」と考える方にはやはり長く使える高級ブランドの腕時計をお勧めします。
「高級腕時計」と聞いて思い浮かぶのは、どんなブランドでしょうか?
女性の憧れが詰まったカルティエ、シャネルやヴァン・クリーフ&アーペルといったハイブランドから、資産価値にも注目を集めるロレックス、オメガ、パテック・フィリップ、フランク・ミュラーといった時計専業ブランドまで、実に数えきれないほど多くのブランドが時計製造に携わっています。
後悔しない時計選びの第一歩は、まず様々なブランドとその特徴を知ることから。
今回は女性に人気の高級腕時計ブランド23選と、それぞれの人気モデルをたっぷり&詳しくご紹介します。忖度なし!ピアゾ編集スタッフの独断と好み?!も大いに加味されていますが、ぜひ時計選びの参考になさってくださいね。
スイス時計協会(FH)の年次レポートと、「モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)」らによるスイス時計業界の調査レポートをもとに、スイス時計業界の最新動向や、推定販売収益のブランド別ランキングを紹介します。
1976年に発売された「マスト ドゥ カルティエ(マストタンク)」の魅力や歴史を紹介するとともに、モデルの選び方やお手入れ方法、市場価値について解説しています。
カルティエはレディースウォッチにおいて圧倒的人気を誇る高級ブランドです。知名度はもちろん、特徴的かつ品のあるデザインが多くの女性の心をつかんでいます。
中でも、直線を活かした知性的なデザインをもつタンク・フランセーズや、華やかなブレスレットを備えたパンテールが2トップに君臨。ラウンド型のバロンブルーや2021年に発表されたタンクマストのほか、「マストタンク」などの小型かつリーズナブルなヴィンテージウォッチも需要が高いです。
カルティエの腕時計を着用している有名人と、その着用モデルについて紹介します。
1976年に発売された「マスト ドゥ カルティエ(マストタンク)」の魅力や歴史を紹介するとともに、モデルの選び方やお手入れ方法、市場価値について解説しています。
タンク・フランセーズは、カルティエにとって代表的な「タンク」シリーズの一つです。文字盤を戦車の車体、ケースサイドをキャタピラに見立てるというベースを守りつつ、女性らしさをまとったデザインに仕上げています。文字盤はスクエア型に近く、タンクマストなどに比べて直線的・知性的なケースサイドが特徴です。ケース・ブレスは滑らかなラインを描いており、アクセサリーのようにすっと腕に馴染みます。
ゴールドやダイヤを用いないシンプルなモデルは、ビジネスにもプライベートにも合わせやすいでしょう。リューズに埋め込まれたブルースピネルと、ブルースティール製の針がアクセントを加えています。ステンレススティールを使用しているため、高級時計としては比較的安価で購入できるのも嬉しいポイントです。
女性人気の高いカルティエの中でも特に厚い支持を得ている「タンク フランセーズ」の特徴や、具体的なモデル選びのポイント、人気のおすすめモデルなどを紹介します。
パンテールは、カルティエのブランドアイコンである「パンテール(豹)」をモチーフにしたコレクションです。曲線的なフォルムと華やかな5連ブレスが印象的で、ケース側面は腕を伸ばした豹のしなやかなラインを表現しています。パンテールは2008年に一時生産終了しましたが、2017年に復刻を果たしました。復刻に伴い細かなアップデートが行われ、新モデルのブレスレットには全面ポリッシュ仕上げが施されています。画像はステンレススティール製ですが、ゴールドウォッチにも劣らない華のある一本です。
カルティエ パンテールの歴史や特徴、復刻前後の違い、類似モデル「サントス」との違い、おすすめモデルなどを紹介します。
バロンブルーはフランス語で「青い風船」を意味しており、風船のような膨らみをもつラウンド型ケースが特徴的なコレクションです。リューズはケースの内側に窪むような形で配置されており、トップには深いブルーのカボションがセッティングされています。王道かつシンプルなステンレススティールモデルは使えるシーンが多く、重宝することでしょう。ゴールドのコンビモデルや、インデックス・ベゼルにダイヤをあしらった華やかなモデルもラインナップされています。
時計界の絶対的王者であり、圧倒的知名度を誇るロレックス。ブランディングはもちろん、腕時計の実用性や品質、デザインの独自性を追求しており、世界中の著名人から厚い支持を得ています。リセールバリューが高いことから、資産として購入される方も多いです。
女性用としては「レディデイトジャスト」や「オイスターパーペチュアル」が定番ですが、デイトナやエクスプローラーなどのプロフェッショナルウォッチをマスキュリンに着こなす有名人の姿も見られます。
デイトジャストはロレックスの3大発明である「デイトジャスト」「自動巻き(パーペチュアル)」「オイスターケース」の全てを併せ持つコレクションです。3時位置にはサイクロップレンズおよび日付表示が配置されています。このレンズはロレックスが開発・特許を取得したもので、日付を約2.5倍の大きさに拡大し、視認性を高めています。
バリエーションの多さも魅力の一つで、様々な装いに身を包む女性にはぴったりです。
画像左は28mmのレディデイトジャストで、オイスタースチールとホワイトゴールドのコンビモデルです。サンレイ仕上げが施されたダークグレーの文字盤にダイヤモンドのインデックスをあしらい、華のあるジュビリーブレスとフルーテッドベゼルを合わせました。
デイトジャストのサイズは複数展開で、28mm径の「レディデイトジャスト」が女性向けと言われていますが、31mm径のボーイズサイズもおすすめです。画像右は31mmモデルの一つで、色褪せにくい独自合金「エバーローズゴールド」を使用しています。また、オーベルジーヌカラーのダイヤルにローマンインデックスを組み合わせました。6時のインデックスにダイヤがセッティングされているのもポイントの一つです。ブレスレットは無垢モデルにしか使用しないプレジデントブレスを採用し、高級感あるビジュアルに仕上げています。
ケース素材や文字盤色をはじめ、ブレス、ベゼル、インデックスに至るまで様々な組み合わせが存在しており、お気に入りの一本を探すのも楽しいでしょう。
女性人気の高いロレックス・レディデイトジャスト(28mm以下)およびボーイズサイズのデイトジャスト(31mm・36mm)について、歴史や特徴、歴代モデルや中古販売相場、人気モデルランキングなどを紹介します。
ロレックス デイトジャストの腕時計を着用している有名人と、その着用モデルについて紹介します。
無駄を削ぎ落し、ロレックスらしさを詰め込んだ「オイスターパーペチュアル」。耐蝕性の高いオイスタースチールを用い、牡蠣の殻のように堅牢なオイスターケース、3連リンクのオイスターブレスレット、特許取得のパーペチュアルローターを用いた自動巻き機構を備えています。
こちらはラッカーによるターコイズカラーの文字盤を使用しており、非常に市場価値の高いモデルです。明るく爽やかな色味で、男女を問わず人気があります。
「女性のファッションの解放・自由で自立した女性像」をコンセプトに、オートクチュールやジュエリー、香水、コスメ、財布、ハンドバッグなど幅広いファッションアイテムを展開しているシャネル。近年は独自の世界観を打ち出した新作を発表するなど、時計事業にも力を注いでいます。
代表コレクション「J12」はファッション性と存在感を兼ね備えたデザインで、男女ともに愛用者が多いです。そのほか、シャネル初のウォッチコレクション「プルミエール」や、マスキュリンとフェミニンを融合させた「ボーイ・フレンド」なども人気があります。
シャネルを着用している有名人と、その着用モデルについて紹介します。
シャネルの代表コレクション「J12」は、高耐性で光沢のあるセラミックを使用しています。ラウンド型の文字盤中心には十字のマークを描き、中心を留めるような形で細身の3針を配置。一目見てそれと分かるアイコニックなデザインです。
J12にはホワイトセラミックとブラックセラミックの2種類があり、異なるサイズやインデックス、ベゼルなどを組み合わせて様々なモデルを展開しています。こちらはホワイトモデルにアラビアンインデックス、ブラックモデルにダイヤモンドインデックスを使用し、両方に逆回転防止ベゼルを装着しています。細かな違いはありますが、J12のベースが守られていることが分かりますね。
このほか、創業者ココ・シャネルのモチーフを文字盤に置いた「マドモアゼル J12 ラパウザ」など、特殊なモデルも発表されています。
シャネル初のウォッチコレクションである「プルミエール」。シャネルの本店が置かれているパリのヴァンドーム広場から着想し、エメラルドのような八角形のケースを使用しています。文字盤からインデックスを排除することで、シンプルかつエレガントなデザインに仕上がりました。
こちらの「プルミエール リボン」は、イエローゴールド×チタンケースにブラックのラッカーダイヤル、ヴェルベットタッチのラバーストラップを組み合わせた一本です。プルミエールの中でも特にシンプルかつシックなデザインで、あらゆるシーンでの活躍が期待できます。
フランスの高級ジュエリーブランド「ヴァンクリーフ&アーペル」。四つ葉を模った「アルハンブラ」モチーフは女性の憧れであり、ジュエリー・時計事業ともにメゾンを代表するシリーズです。また、時計制作の技術とジュエリーのインスピレーションを融合した「ペルレ」や、緻密な装飾によって盤上に物語を描き出す「ポエティックコンプリケーション」など、魅力的なタイムピースが数多く展開されています。
ヴァンクリーフ&アーペルの時計を着用している有名人と、その着用モデルについて紹介します。
「アルハンブラウォッチ」は、メゾンのアイコンであるクローバーのケースを使用しています。特に女性の間で知名度が高く、シンプルながらステータスを感じさせるコレクションです。ケースサイズは30mm未満の小ぶりなものが多く、華奢な女性の腕によく似合います。
画像左はブラックのオニキス文字盤を採用しており、大人の雰囲気漂う一本です。さらに豪華なイエローゴールドのケースを合わせ、コントラストを強調しました。画像右は、ホワイトのマザーオブパール文字盤にローズゴールドケースを合わせた上品なモデル。ケースと文字盤の間には、さりげなくダイヤモンドがセッティングされています。
ヴァン・クリーフ&アーペル 「アルハンブラ ウォッチ」徹底解説!歴史から誕生の背景、アルハンブラウォッチの選び方やこだわりなどたっぷり紹介していきます。
ゴールドや宝飾をあしらったラウンド型のウォッチコレクション「ペルレ」。こちらはローズゴールドのビーズをふんだんに使用し、23mmという小ぶりながら立体感・存在感のあるデザインに仕上げています。また、文字盤には一つひとつ表情の異なるホワイトマザーオブパールを採用し、さらに放射状のギョーシェ彫りを施しました。そのほか、ダイヤモンドを敷き詰めたモデルやペンダント型のウォッチもラインナップされています。
文字盤上に物語を描き出し、詩情豊かに時を紡ぎ出す「ポエティックコンプリケーション」コレクション。カラフルで多様なエナメル加工や、宝石を美しく見せるセッティング技術など、メゾンの卓越した装飾技術を活かし、絵画のように美しく繊細な作品を作り出しています。また、装飾だけではなく時計制作の技術を活かし、見ていて心躍るような楽しい仕掛けが施されています。
こちらの「レディ フェアリー ウォッチ」では、雲の上に優雅に佇む妖精の姿が描かれています。雲の隙間から顔を覗かせる月が時を表し、妖精の魔法の杖が分を指し示す仕様です。マザーオブパールの星空には繊細なギョーシェ装飾が施されており、妖精はサファイアとダイヤモンドのドレスを身にまとっています。眺めているだけで非日常を味わえるような、特別な一本です。
「Watches and Wonders Geneva 2024」で発表された、ヴァンクリーフ&アーペルの新作について紹介します。
世界三大時計ブランドの一つであり、その地位の高さから“雲上ブランド“とも呼ばれるパテック・フィリップ。セレブ御用達の超高級ブランドで、技術力や知名度・ステータス性はもちろん、奥深い伝統や歴史を有しています。社内で高い地位に就いているエグゼクティブ女性が愛用しているイメージで、『VERY』などの女性誌でも紹介されています。
女性専用コレクションの「TWENTY~4」はもちろん、正統派ドレスウォッチの「カラトラバ」も人気があります。また、スポーティなデザインの「ノーチラス」や「アクアノート」も比較的小ぶりなサイズまで展開しています。特にノーチラスはビジネスライクな印象で、エグゼクティブの女性にはぴったりでしょう。
パテック・フィリップの時計を身に着けている有名人と、その着用モデルを紹介します。
レディースウォッチコレクション「TWENTY~4」は、現代的で活動的な女性の生活を彩るというコンセプトで誕生しました。2018年にはラウンド型の「TWENTY~4 オートマチック」が発表され、角型のクォーツモデルと合わせて人気を集めています。エレガントかつスタイリッシュなデザインは、ビジネスシーンからパーティーシーン、プライベートまで幅広く活躍することでしょう。
画像左が新たに発表された「TWENTY~4 オートマチック」で、ラウンド型のローズゴールドケースに縦横サテン仕上げのシルバーグレーダイヤルを合わせています。二重にセッティングされたダイヤモンドベゼルが華やかな印象です。
画像右は従来の角型ケースモデルで、ケースからブレスが一直線に繋がるマンシェットタイプの時計です。アールデコ様式にインスピレーションを得た独特のケースフォルムを採用しています。ステンレススティールにオリーブグリーン文字盤という控えめな組み合わせですが、サイドのダイヤモンドがさりげなく華を添えています。
カラトラバは、ブランドのエンブレムであるカラトラバ十字から名をとったウォッチコレクションです。ラウンド型をベースに、クラシカルで洗練されたデザインが魅力で、パテック・フィリップを代表するドレスウォッチとして知られています。
こちらはローズゴールドケースに鮮やかなパープル文字盤、ダイヤモンドベゼルを合わせており、女性らしく華やかなモデルです。文字盤とカーフスキンバンドの色味に統一感がありますね。文字盤には同心円状のエンボス・パターンおよび50層ものラック加工が施されており、シンプルなデザインに豊かな表情が生まれています。
ラグジュアリースポーツウォッチ、通称「ラグスポ」の代表格として知られるノーチラス。潜水艦「ノーチラス号」の船窓をイメージした八角形のケースに、水平線を思わせるタペストリーパターンが特徴的なコレクションです。
こちらは婦人用の「レディス・オートマチック・ノーチラス」で、ケース径(10時から4時方向)は35.2mmです。全身をローズゴールドで統一し、ゴールド・オパーリンダイヤルを合わせて煌びやかに仕上げています。堂々たる佇まいで、貫禄さえ感じますね。
オーデマ・ピゲは、世界三大時計および雲上ブランドの一つです。創業から一族経営を貫き、歴史や伝統を重んじながら、高級ブランドとしての地位を守ってきました。技術力も申し分なく、これまで数多くの複雑機構を開発・製造しています。
ブランドを代表する「ロイヤルオーク」は、1970年代のクォーツショックを乗り越えるカギとなった特別なコレクションです。クラス感もあるため、ビジュアルだけでなくステータスにこだわる方にもぴったりでしょう。
オーデマ・ピゲの腕時計を着用している有名人と、その着用モデルを紹介します。
世界三大時計ブランドであるオーデマ・ピゲの歴史やエピソード、魅力を紹介するとともに、モデルの選び方や定番モデルの特徴などを解説しています。
ロイヤルオークは元々、1970年代のクォーツショックを乗り越えるべく打ち出された商品です。当時では考えられなかった「ステンレススティールの高級時計」「厚みのある大ぶりな腕時計」という二つの要素を取り入れており、デカ厚ブームの火付け役とも言われています。また、ラグジュアリーな見た目とスポーツウォッチの性能を兼ね備えたラグスポの先駆けでもあります。
デザインは、イギリスの軍艦「ロイヤルオーク」の船窓を模した八角形のベゼルにネジを、文字盤にはタペストリーパターンを施しています。2024年新作の「ロイヤル オーク ミニ」はケース径23mmの小ぶりなモデルで、華奢な女性にもぴったりです。ピンクゴールドカラーの文字盤にはプチタペストリーの模様を付けています。また、ケース・ブレスのピンクゴールドには微細な鍛金加工を施し、輝きの強いフロステッドゴールドに仕上げました。そのほか、33mm~34mm程度のボーイズサイズも複数ラインナップされています。
1997年発売の「ミニ ロイヤル オーク(※20mm)」を現代的に解釈した23mmの「ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ」が登場!
オメガはアポロ11号の月面着陸やオリンピックの公式タイムキーパーに採用されるなど、精度や耐久性において絶対的な信頼を持つブランドです。技術力や知名度も申し分ない上に、高級時計としては比較的安価で購入することができます。
レディースラインの「コンステレーション」や「デ・ヴィル」をはじめ、オメガの時計は上品かつエレガントなデザインが多いです。サイズやカラー、素材のバリエーションも豊富なので、一人ひとりにぴったりの一本を見つけることができるでしょう。
オメガを着用している有名人と、その着用モデルをご紹介します。
クラシカルでエレガントなデザインが魅力のコンステレーション。その名は「星座」を意味しており、6時位置には星のシンボルが配置されています。裏蓋には、オメガが好成績を収めてきた天文台コンクールにちなんだマークが刻まれています。
こちらは、赤みを帯びたセドナゴールドとステンレススティールのコンビモデルです。ブルーのアベンチュリン文字盤にダイヤモンドをセッティングし、美しい星空を表現しています。近年はデザインをモダンにアップデートし、ケース両サイドの4本の「爪」もスリムになりました。また、ケース上下の「ハーフムーン」がブレスへのラインを滑らかに整えています。こちらはケース径29mmですが、コンステレーションはさらに小ぶりな25mmモデルまで展開されており、好みに合わせて選ぶことが可能です。
モダンでエレガント、それでいて実用的なラウンド型ウォッチ、「デ・ヴィル」コレクション。2024年6月現在は、特徴的なブレスやラグジュアリーな雰囲気が持ち味の「レディマティック」や、クラシカルな薄型ケースで大人びた印象を与える「トレゾア」、スリムなデザインでバリエーション豊かな「プレステージ」、そして「トゥールビヨン」の4種で展開されています。
こちらはプレステージの一本で、ステンレススティールにホワイトのマザーオブパール文字盤を合わせています。ブレスレットは細かな7連リンクを採用しており、SSながら華やかな印象のモデルです。
馬具工房としてスタートしたエルメスは、その技術を活かして皮革製品の製造に取り組んできました。今では一流ファッションブランドとして世界中に名を知られるようになり、ジュエリーやウォッチなど幅広いジャンルに手を広げています。「バーキン」や「ケリー」などのバッグ製品やシルクスカーフが有名です。
時計製品はバッグなどと比べると入手難易度が低く、リセールバリューもあまり高くありません。中古市場だと驚くほど安く買えることもあるため、要チェックです。かつて多くの人が所持していたクリッパーが生産終了したほか、ケリーウォッチは新作がほとんど流通していませんが、昔のモデルの中古は比較的安く購入することができます。2024年6月現在はケープコッド、ナンタケット、Hウォッチあたりのコレクションが主流です。2024年は新作「エルメス カット」も登場しましたが、主力になるかどうかは微妙なところです。
エルメスの腕時計を着用している有名人と、その着用モデルについて紹介します。
スクエア型の文字盤と曲線的な長方形のケースを組み合わせたケープコッド。ラグ部分はエルメスの人気アイテム「シェーヌ・ダンクル(ブレスレット)」を模っており、上下合わせて一対になるようにデザインされています。
こちらはステンレススティールケースにホワイトのマザーオブパール文字盤を合わせ、インデックスにアラビア数字とダイヤモンドを使用したモデル。皮革製品を扱うエルメスならではの高品質なレザーストラップを合わせています。
ナンタケットもケープコッドと同じく、船の錨鎖「シェーヌ・ダンクル」をモチーフに設計されています。ケープコッドよりも細身かつ縦長のケースを使用しており、スマートな印象です。ブレスレットのように腕に馴染むため、コーディネートのアクセントとして選ばれる方も多いでしょう。
こちらはステンレススティールにシルバーオパーリン文字盤を合わせたシンプルなモデル。鎖が絡み合う立体的なブレスレットが、腕元をしなやかに飾り立てます。
エルメスのイニシャル「H」を大胆に落とし込んだケースが特徴的なHウォッチ。一目でそれと分かるデザインは、エルメスを愛するすべてのユーザーにとって魅力的でしょう。デザインのベースは固定されていますが、文字盤やケース装飾、ブレスレットには豊かなバリエーションがあります。
こちらはH型のステンレススティールケースにホワイトマザーオブパールの文字盤、オレンジのレザーストラップを合わせたモデル。エルメスらしいパキッとしたカラーが目を引きますね。文字盤にはダイヤモンドのインデックスが配置され、中央には放射状の装飾が施されています。
エルメスのケリーバッグに付いている錠前(カデナ)をモチーフにした腕時計「ケリー(Kelly)」。レザーベルトに南京錠デザインのモデルは中古腕時計市場にも比較的手頃な値段で多数流通しています。
2022年新作にメタルブレスレットモデルが発表され、これは人気が出そうだなと注目しておりましたが、現在はオンラインサイトにも掲載されておらず、中古市場にもほぼ流通していませんので、今後の動向が気になるところです。
スイスのジュウ渓谷で生まれた名門ブランド「ジャガー・ルクルト」。デザインから製造に至るまで、すべての工程を自社一貫で行う完全マニュファクチュールとして知られています。厳格な基準をもって高品質なムーブメントを生産しており、雲上ブランドからの信頼も厚いです。
ジャガー・ルクルトと言えば、反転式のケースを備えた「レベルソ」が男女ともに人気です。女性向けコレクションとしては、ラウンド型ケースに華やかな装飾が目を引く「ランデヴー」があります。
ジャガー・ルクルトの腕時計を愛用する有名人と、その着用モデルについて紹介しています。
180度回転式のレクタンギュラーケースが特徴的な「レベルソ」コレクション。元々は文字盤や風防を衝撃から守るために設計されたものですが、現在は表裏で別々の文字盤を備えたモデルもラインナップされています。アールデコ様式にならった幾何学的・直線的なデザインが特徴的です。
こちらはピンクゴールドケースに、シルバーグレーのサンレイ・ギョーシェ文字盤を合わせたモデル。ケースを反転させると、太陽の装飾が施されたバーガンディの文字盤が姿を現します。ケース上下のダイヤモンドのゴドロン装飾も華やかで、パーティーシーンにもぴったりな一本です。
ジャガー・ルクルトの代表コレクション「レベルソ」について、歴史や特徴、魅力、バリエーション、モデルの選び方まで詳しくまとめています。
女性らしいエレガンスを追求したレディースコレクション「ランデヴー」。文字盤の繊細な装飾や煌びやかな宝石たちが、女性の腕元を魅惑的に彩ります。視認性が高く、普段使いとしても重宝されるデザインです。
こちらはステンレススティールケースにダイヤモンドベゼル、シルバーグレーの文字盤を合わせたモデル。文字盤には内周・外周に分けて放射状のギョーシェ彫りを施しています。シルバーを基調としたシンプルなカラーリングで、針およびムーンフェイズの青色がアクセントです。
イタリアのジュエリーブランドであるブルガリは、古代ローマの様式を参考に独自のイタリアンスタイルを確立しています。ジュエリーのほか、財布やバッグ、香水などに手を広げており、近年は時計事業にも力を入れているようです。
レディースウォッチにおいては個性的で艶やかなモデルを多数取り揃えており、ブランド名を冠した「ブルガリブルガリ」や、蛇の形がアイコニックな「セルペンティ」、可愛らしさを備えた「ルチェア」などが人気を集めています。古代ローマの遺跡コロッセオからインスピレーションを得た「ビーゼロワン」は、恐らく生産終了となりましたが、中古市場では様々なモデルが取引されています。円筒状のケース側面に施された螺旋のデザインや、リューズを排除した独特のフォルムが特徴的なコレクションです。
ブルガリを着用している有名人と、その着用モデルについて紹介します。
ブルガリのシンボルである蛇を腕時計全体で表現した「セルペンティ」。ケース・文字盤が蛇の頭部、しなやかなブレスレットが胴体を表しています。ブレスレットは二重巻きや三重巻きのモデルも存在しており、その姿はまさに腕に絡みつく蛇のようです。蛇は知性や生命力、官能の象徴とも言われており、セルペンティもまた艶めかしい魅力を持っています。
こちらは「セルペンティ トゥボガス ウォッチ」のシングルスパイラルモデル。ステンレススティールとピンクゴールドの縞模様が、うねるような蛇の動きを見事に表現しています。頭部にはギョーシェ・ソレイユ仕上げを施したブラック・オパーリンダイヤルを配置。さらに両サイドをダイヤモンドで飾り立てており、存在感は抜群です。リューズのトップには鮮やかなピンク・ルベライトをあしらっています。
ベゼルリングに「BVLGALI」のブランドネームを刻印したアイコニックなコレクション「ブルガリブルガリ」。ベゼルの文字は古代ローマのコインを参考にしています。文字盤のデザインは上品でシンプルなものが多く、実用性の高さにおいてもおすすめの時計です。
こちらはステンレスのケース・ブレスにラッカー仕上げのブラックダイヤルを合わせた王道モデル。23mmという小ぶりなサイズに控えめなカラーリングで、幅広いシーンでの活躍が期待できますね。リューズのルベライトが全体にアクセントを加えています。
古代ローマの日時計にインスピレーションを得ており、独創的なブレスレットや光をイメージした文字盤が特徴的な「ルチェア」。その他のコレクションよりも可愛らしいデザインが多く、リューズのルベライトも女性らしさを引き立ててくれます。
こちらの「ルチェア スカリエ インタルシオ」は日本限定モデルの一つです。ステンレススティールとピンクゴールドのケース・ブレスに、マザーオブパールのマルケトリ(象嵌)によって輝く太陽を表現した文字盤を合わせています。ブレスレットはブルガリのシンボルである蛇のとぐろをイメージしてデザインされたものです。リューズには赤く映えるシンセティックルベライトおよびラウンドカットダイヤモンドがセッティングされています。
「フランク・ミュラー」は、時計制作において類まれなる才能を発揮した同氏によって創業されたブランドです。その技術を用いてトゥールビヨンなどの超複雑機構を開発したほか、独創的なデザインで世界中から注目を集める存在となりました。
ブランドを象徴する「トノウ・カーベックス」や、レクタンギュラーケースの「ロングアイランド」など、レディースモデルも多数販売されています。一世を風靡したブランドで知名度は高めですが、正直なところ、現在のリセールバリューはあまり上がっていません。
フランク・ミュラーを身に着けている有名人と、その着用モデルについて紹介します。
フランク・ミュラーで最も人気が高く、ブランドを象徴するコレクションである「トノウ カーベックス」。トノウ(樽)型のケースは独自の3次曲線を用いて設計されており、どこから見ても曲線を感じられるフォルムが特徴的です。文字盤には、アラビア数字を放射状に変形させた独自書体「ビザン数字」が使用されており、一目見るだけでフランク・ミュラーの時計であることが分かります。
こちらはステンレススティールケースに、波状のフランケ模様が施されたシルバー文字盤を合わせたモデル。特徴的なビザン数字のインデックスは黒字ではっきりと描かれており、時刻の視認性も高いです。男女ともに合わせられるシンプルなデザインは、様々なシーンで重宝することでしょう。
トノウ・カーベックスに次ぐ人気コレクション「ロングアイランド」。手首に沿うように湾曲したレクタンギュラーケースが特徴的です。文字盤いっぱいに配置されたビザン数字にオーバル型のミニッツトラックを合わせ、独創性と実用性を両立したデザインに仕上げています。
こちらはステンレススティールのケース・ブレスにシルバーダイヤルを合わせたシンプルなモデル。宝石やゴールドなどの装飾がない分、フランク・ミュラーの独特の魅力を存分に堪能できる味わい深い一本です。
革新的な発想で独自の路線を進み続けるウブロ。1979年創業という比較的新しいブランドでありながら、ファッション業界や著名人からの評価が高く、「成功者が身につける時計」とも言われています。
「ウブロ」は船の舷窓を意味しており、ウブロの時計はビス留めされた窓のようなベゼルを装備しています。シンプルで洗練されたデザインの「クラシック・フュージョン」は女性誌にも度々登場しており、男女のペアウォッチとしてもおすすめです。また、異素材を組み合わせた「ビッグ・バン」も代表的なコレクションの一つです。
ウブロ を愛用している有名人とそのモデルについて徹底リサーチ!
クラシカルなデザインにエレガントな雰囲気をまとわせ、ウブロらしさを随所に施した「クラシック・フュージョン」。舷窓をイメージした丸いベゼルにH型のビスのデザインが特徴的です。3針のシンプルなモデルからクロノグラフ、ムーンフェイズまで豊富なバリエーションが展開されています。
こちらは軽量かつ腐食耐性の強いチタニウムケースに、ブラックのラバーストラップを合わせたモデル。ブラックのサンレイダイヤルを取り囲むベゼルには、ダイヤモンドが丁寧にセッティングされています。3針のシンプルなデザインですが、立体的な針やインデックスがウブロのイノベーティブなイメージを引き立てています。
異素材を融合したウブロの代表コレクション「ビッグ・バン」。そのテイストを守りつつ再解釈を加えた「スピリット オブ ビッグ・バン」は、トノー型ケースの独特のフォルムやメカニカルなデザインが特徴的です。女性向けの上品なモデルも多数ラインナップされています。
こちらのモデルは、プラチナを加えて赤みを引き出した独自素材「キングゴールド」を使用しています。滑らかなラインは腕馴染みがよく、アクセサリーのように身に着けられるでしょう。ホワイトの文字盤とラバーストラップが上品かつ爽やかな印象で、ベゼルのダイヤモンドが華を添えています。
ブライトリングは航空業界との繋がりが深く、これまで数多くのパイロットウォッチを生み出してきました。「時計ではなく、計器」というコンセプトのもと、実用性を重視したプロフェッショナルウォッチを幅広く展開しています。
メンズウォッチでは、世界で初めて文字盤外周に回転計算尺を装備した「クロノマット」が有名です。女性向けとしては計器然としたデザインが美しい「ナビタイマー」や、カラフルでスポーティなダイバーズウォッチ「スーパーオーシャン」などがあります。
ブライトリングの腕時計を愛用する有名人と、その着用モデルについて紹介しています。
飛行機の操縦に適したパイロットウォッチ「ナビタイマー」。あらゆる計算機能や回転計算尺を備えており、ブライトリングの代表コレクションとして世界中から人気を集めています。近年ではクロノグラフを持たないシリーズも展開されており、ビジネスシーンでの活躍も期待できます。
こちらはステンレススティールとレッドゴールドのコンビに、ホワイトマザーオブパールの文字盤を合わせたモデル。32mmという小ぶりなサイズに収めるため、ナビタイマー特有の計算尺が省略されています。ベゼルのビーズ装飾と12Pのダイヤモンドインデックスが華やかな印象です。
ブライトリング初のダイバーズウォッチ「スーパーオーシャン」。ダイバーの救命に特化した視認性の高いデザインで、存在感のある回転ベゼルに蓄光塗料を施した立体的なインデックスを備えています。セラミックインレイベゼルや鮮やかなダイヤルを用いた現代的なモデルも展開中です。
こちらは全体をホワイトカラーで統一した爽やかなモデル。ステンレススティールケースにホワイトダイヤル、光沢のある逆回転防止ベゼル、ファブリック調のラバーストラップを合わせています。男女ともに身に着けられるユニセックスなルックスです。
1832年に設立された老舗ブランド「ロンジン」。比較的安価かつバリエーション豊かなモデルを取り揃えており、高級時計は初めてという方にもぴったりです。日本での認知度はそれほど高くありませんが、実は2023年世界売上ランキングでも7位に食い込むほどの人気ブランド。レディースウォッチはクラシカルでエレガントなデザインが多く、あらゆる場面での活躍が期待できるでしょう。
女性人気の高いコレクションには、カルティエのタンクに似たレクタンギュラーケースの「ドルチェヴィータ」や、古典的なデザインに極薄型ケースを合わせた「ラ グランクラシックドゥ ロンジン」などがあります。
ロンジンを着用している有名人と、その着用モデルについて紹介します。
「豊かな人生」という意味を持つドルチェヴィータは、丸みを帯びたレクタンギュラーケースが特徴的なコレクションです。カルティエのタンクにも似ていますが、ドルチェヴィータは女性を意識してデザインされており、細身で柔らかな雰囲気をまとっています。
こちらはステンレススティールのケース・ブレスにシルバーダイヤルを合わせた王道の一本です。ダイヤルには波打つようなフランケ模様が施されており、アラビアンインデックス、レイルウェイのミニッツトラック、ブルースティールの針が配置されています。
極薄型のラウンド型ケースに洗練されたクラシカルな文字盤を合わせた「ラ グランクラシック ドゥ ロンジン」。華美すぎないエレガントなデザインで、サイズ展開も豊富なため、男女を問わず合わせやすいコレクションです。
こちらはステンレススティールにブルーのサンレイダイヤルが映える美しいモデル。12ポイントのダイヤモンドが星のように輝き、繊細な9連ブレスとともに華やかさを演出しています。
春の夜に浮かぶ銀色の月と消えゆく星々をイメージした魅惑的なコレクション「プリマルナ」。柔らかな膨らみを持つラウンド型ケースが印象的です。
こちらはステンレススティールの本体にホワイトマザーオブパールの文字盤を合わせたモデル。角度によって表情が変わる繊細な文字盤に、ダイヤモンドインデックスが星のように煌めき、ブルースティールの針が彩りを加えています。
優れた時計制作技術を持ち、現在ではジュエリーブランドとしても名を馳せるショパール。メゾンが持つ技術を融合し、芸術的なジュエリーウォッチを数多く生み出しています。
文字盤の中でダイヤモンドが転がる「ハッピースポーツ」は人気が高く、がっしりとしたフォルムのラグスポモデル、「アルパインイーグル」はペアウォッチとして選ばれているようです。
ショパールの時計を身につけている有名人と、その着用モデルについて紹介します。
「ハッピースポーツ」は女性たちの自由な生き方を反映したコレクションです。柔らかなラウンド型ケースや華やかな装飾が女性らしさを演出しつつ、文字盤の上で踊るように動くダイヤモンドが自由を象徴しています。文字盤カラーやストラップはバリエーション豊富で、ハート型・星型のダイヤモンドやルビーが封入されているモデルもあります。
こちらは、ステンレススティールケースにブルーのレザーストラップ、ギョーシェ彫りが施されたシルバーダイヤルを合わせたモデルです。優れた加工・装飾技術により、SSモデルながら高級感のあるデザインに仕上がりました。風防と文字盤の間にはサファイアクリスタルがはめ込まれており、その上を5粒のダイヤモンドが軽やかに踊ります。
「ハッピーダイヤモンド」は文字盤を取り囲む二重のリングと、文字盤の周りを軽やかに舞うムービングダイヤモンドが印象的なコレクションです。ハッピースポーツと同様に自由や自立の精神を表現しており、文字盤外周の透明な空間が解放感を抱かせます。ダイヤモンドは透明なサファイアクリスタルに挟まれており、まるで肌に触れているかのような不思議な感覚を楽しめます。
こちらはローズゴールドのケースにマザーオブパールの文字盤を合わせ、5粒のダイヤモンドを挟み込んだモデル。文字盤にはソレイユのギョーシェ彫りが施されています。また、二重巻きの柔らかなレザーストラップが腕元を華やかに彩ってくれます。
タグ・ホイヤーはクロノグラフメーカーとして高い地位を得ており、正確な計時を必要とするモータースポーツと深いつながりを持っています。レディースウォッチにおいても、スポーツウォッチの力強さとフェミニンさを併せ持つデザインが多く、男女のペアウォッチとして選ばれることも多いです。知名度に対してリーズナブルな価格設定も魅力的で、綺麗めデザインの「カレラ」、スポーティーな「アクアレーサー」は特に人気があります。
タグ・ホイヤーの腕時計を着用している有名人と、その着用モデルを紹介します。
伝説的なレース「カレラ・パン アメリカーナ・メキシコ」のオマージュモデルとして誕生した「カレラ」コレクション。どこかシャープさを感じさせるラウンド型ケースに、人間工学に基づいて設計されたH型ブレスレットを組み込んでいます。
こちらはステンレススティールとローズゴールドのコンビモデルで、繊細な表情を見せるホワイトマザーオブパールの文字盤を合わせています。11Pインデックスのほか、フランジ部分にぎっしりと並べられたダイヤモンドが美しいですね。
タグ・ホイヤー カレラの魅力や歴史、モデル選びのポイント、おすすめモデルなどをまとめて紹介します。
タグ・ホイヤーのプロフェッショナルダイバーズウォッチ「アクアレーサー」。回転式ベゼルを備えたスポーツモデルですが、デザインは上品でスタイリッシュな印象を受けます。
こちらはステンレススティールにライトシルバーのダイヤルを合わせたワントーンモデルです。ケースやブレスにはサテン・ポリッシュ仕上げ、ダイヤルにはサンレイブラッシュド仕上げを施し、質感に変化をつけています。防水性200mのダイバーズウォッチですが、場所を選ばず身に着けられるシンプルな一本です。
2017年にブランド独立化を果たし、国産時計最高峰として世界に挑戦し続けるグランドセイコー。主張しすぎないデザインはビジネスシーンにぴったりで、特にエグゼクティブの女性におすすめです。世界屈指の精度・信頼性を誇る国産時計ということで、一本は持っておいても損はないでしょう。
グランドセイコーの時計は、主に「スポーツコレクション」「エレガンスコレクション」「ヘリテージコレクション」の三つに分かれており、中でも流麗なフォルムの「エレガンスコレクション」が女性の人気を集めています。
もしグランドセイコーよりもカジュアルで可愛らしい雰囲気やコスパを求めるなら、セイコーの「ルキア」もおすすめです。
グランドセイコーを身に着けている有名人と、その着用モデルについて紹介します。
ケースのベゼルをなくし、ケースサイドに流麗なアーチを取り付けたエレガンスコレクション。ブランドのデザイン理念「セイコースタイル」を守りつつ、グラマラスで女性的なフォルムを実現しました。
こちらはステンレススティールに日本色である「淡藤色」の文字盤を合わせ、サイドのアーチにダイヤモンドをセッティングしたモデル。ダイヤモンドは美しく流れるように、中心と端で大きさや留め方が工夫されています。上品で慎ましやかな女性を思わせるデザインです。
誰もが知るハイジュエラーであり、時計制作の分野においても注目を集める「ハリー・ウィンストン」。宝飾技術を活かしたジュエリーウォッチはもちろん、「オーパス」シリーズなど革新的な複雑時計にも力を注いでいます。ジュエラーということもあり、価格帯も高いものばかりです。
ハリー・ウィンストンは女性向けのモデルが多いですが、中でもアヴェニューやエメラルドなど、身に着けやすいモデルが人気を集めています。
ハリー・ウィンストンの本店が置かれているニューヨークの5番街「フィフス・アヴェニュー」にちなんで名づけられたコレクション。名前だけではなくデザインコードも取り入れており、小ぶりのレクタンギュラーケースに華々しい装飾が施されています。
こちらはホワイトゴールドのケースに輝かしいダイヤモンドを散りばめた高級感あるモデル。控えめなダークグレーのレザーストラップが気品を感じさせます。マザーオブパールの文字盤の中心にはエメラルド型のミニッツトラックを配し、その内側には花開くようなギョーシェ装飾を施しました。6時位置にはムーンフェイズが配置されており、月の満ち欠けとともにロマンティックな時を刻み続けます。
創業者ハリー・ウィンストンが愛したエメラルドカットのシャープなラインをケースデザインに反映し、華々しい宝飾を施したエメラルドコレクション。
こちらのモデルはイエローゴールドのケースにダイヤモンドをセッティングし、美しいマザーオブパールの文字盤とホワイトのサテンストラップを合わせています。文字盤は12時位置にブランドロゴ、3・6・9時位置にダイヤモンドインデックスを配置したのみで、コレクションの中でもシンプルかつ上品なデザインです。
エレガントかつクラシカルなラウンド型ウォッチ「ミッドナイト」。スタイリッシュでシンプルなものから文字盤に独創的な装飾を施したものまで、幅広いモデルがラインナップされており、男女を問わず選ばれるコレクションです。
こちらはホワイトゴールドのケースに深いブルーのサンレイダイヤルを合わせ、空を舞う雪のようにダイヤモンドを散りばめたロマンティックなモデル。ベゼルやラグにも余すことなくダイヤがセッティングされており、ダイヤル・ストラップとのコントラストが美しい一本です。
最高の素材の追求や最先端技術の活用など、これまでの時計作りの常識を塗り替えてきたリシャール・ミル。生産本数の少なさから、すべてのモデルが超高級価格帯で展開されています。比較的新しいブランドでありながら、近年セレブの間で人気が高まっているようです。
リシャール・ミルのレディースウォッチは、小ぶりや細身、柔和といった女性らしさを押し出したものではありません。メンズウォッチと変わらず、存在感と高級感のある革新的なモデルが揃っています。
こちらはカラーサファイアのブロックから削り出した透明なケースを使用し、スケルトン仕様のムーブメントを強調したモデル。画像のピンクサファイアのほか、グリーン、ブルー、ブラウンサファイアのモデルもラインナップされています。ムーブメントには無数のダイヤモンドを、文字盤にはマザーオブパール、ジャスパー(碧玉)、ダイヤモンドをセッティング。豪華な見た目や存在感に加え、複雑で専門性の高い時計内部への好奇心を掻き立てる一本です。ケースはリシャール・ミルならではのトノー型で、ブランドを象徴するネジが留められています。
ブレゲは世界五大時計ブランドの一つに選ばれるほどの名門ブランドです。「トゥールビヨン」「パーペチュアルカレンダー」といった複雑機構の開発・改良に関わっており、その功績や技術力から厚い信頼を得ています。また、ブレゲ針・ギョーシェ彫りなどの意匠を用い、個性的かつ高貴で品格のあるデザインを数多く生み出しています。
男性人気の高いブレゲですが、レディースラインの「クイーン・オブ・ネイプルズ」や、洗練されたデザインの「クラシック」など、品格を求める女性にぴったりの時計が多数ラインナップされています。
ブレゲを身に着けている有名人と、その着用モデルについて紹介します。
ブレゲのレディースコレクション「クイーン・オブ・ネイプルズ」は、ナポリ王妃・カロリーヌのためにブレゲが制作したブレスレットウォッチを参考にデザインされました。卓越した装飾技術を用い、曲線的な卵型のケースに独自の世界観が表現されています。
こちらは、ローズゴールドのケースにダイヤモンドをぐるりとセッティングし、豊かな表情を持つマザーオブパールを合わせた魅惑的なモデルです。文字盤の下部にはシルバーのインダイヤルとスモールセコンドを配置し、6時位置にはムーンフェイズとパワーリザーブを配置しています。ドレスウォッチのような華やかさを保ちつつ、高い機能性を持つ一本です。
ラウンド型ケースに洗練されたデザインが特徴の「クラシック」。その名の通りクラシカルでシンプルなモデルや、様々な要素をバランスよく配置した個性的なモデルまで様々です。
こちらはホワイトゴールドのケースに白文字盤を合わせ、アラビアンインデックスやムーンフェイズをすっきりと配置したモデル。白地に青いブレゲ針が爽やかな印象ですね。ベゼルとラグには隙間なくダイヤモンドをセッティングし、ブレスはラグジュアリーなタイプを合わせています。
世界最古の高級時計ブランドであり、世界三大時計の一つでもある「ヴァシュロン・コンスタンタン」。視認性・実用性が高く、エレガントで洗練されたタイムピースを展開しています。雲上ブランドということでなかなか手の届くお値段ではありませんが、長い歴史と品格を備えた特別な一本は誰もが憧れるところでしょう。
ヴァシュロン・コンスタンタンの時計は、男女ともに身に着けられる上品なデザインが多いです。女性向けコレクションの「エジェリー」をはじめ、薄型でクラシカルな「パトリモニー」も人気があります。男性とペアウォッチとするなら、人気のラグスポシリーズ「オーヴァーシーズ」もアリですね。
ヴァシュロン・コンスタンタンを身に着けている有名人と、その着用モデルについて紹介します。
オートクチュール(高級仕立服)とオートオルロジュリー(高級時計)の世界を融合し、女性のひと時を優美に彩るエジュリーコレクション。シルクの上を流れるようなインデックス、文字盤を華々しく飾るプリーツパターンなど、細部までこだわりを持ってデザインされています。
こちらはラウンド型のピンクゴールドケースに、ライラックカラーのマザーオブパールを合わせた幻想的なモデル。オートクチュールの繊細なプリーツモチーフが女性らしさを強調し、2時位置に添えられたムーンフェイズが夢のような世界観を作り出しています。同じく2時位置のリューズには白く艶めくムーンストーンをセッティング。ベゼルやムーンフェイズ外周には、星のように輝くブリリアントカットダイヤモンドが配置されています。ストラップはパープルのアリゲーターレザーで、ダークブルーおよびパープルのカーフレザーにも交換可能です。
パトリモニーは、無駄のない美しさや時計としての純粋なスタイルを追求したラウンド型のウォッチコレクションです。視認性が高く洗練されたデザインで、男女を問わず人気があります。
こちらはローズゴールドのケースにブラッシュピンクのグラデーション文字盤を合わせた、女性らしい柔らかな雰囲気が特徴のモデル。文字盤には3針と日付表示のみを配置しており、視認性も抜群です。文字盤外周にはダイヤモンドのミニッツトラックが配置され、さりげなく華を添えています。
ショーメはパリ5大宝飾店の中で最も長い歴史を持つブランドです。1780年、ナポレオン・ボナポルト御用達のジュエラーだったマリ=エティエンヌ・ニトによって創業されました。卓越した宝飾技術を時計制作に活かし、華やかなタイムピースを生み出しています。
メゾンのミューズである皇后ジョゼフィーヌからインスピレーションを得た「ジョゼフィーヌ」や、その娘であるオルタンスに敬意を込めた「オルタンシア」、ダイバーズウォッチとジュエリーを融合した「クラスワン」など、レディースウォッチのラインナップは豊富です。
メゾン最初の顧客であり、ナポレオンの皇后であるジョゼフィーヌからインスピレーションを得た「ジョゼフィーヌ」コレクション。彼女が愛したペアシェイプを再解釈し、雫型のケースを採用しています。
こちらはピンクゴールドのケースにホワイトサンブラッシュ仕上げのダイヤルを合わせ、ペアシェイプダイヤのような多面的なエングレービングを施したモデル。ブラックレザーのバングルには、アイコニックなエグレットのVシェイプがデザインされています。
皇后ジョゼフィーヌの娘であるオルタンスに敬意を込めて名付けられた「オルタンシア」は、爽やかなそよ風や自然の美しさを讃えてデザインされたジュエリーウォッチです。ラウンド型の小ぶりなケースに、ダイヤモンドや花のレリーフが飾られています。ブレスレットはワンタッチで交換できるため、様々なスタイルを気軽に楽しむことができます。
こちらはステンレススティールケースに鮮やかなグリーンのラッカー文字盤を合わせたモデル。ベゼルにはダイヤモンドがぐるりとセッティングされ、オルタンシア(紫陽花)の花が添えられています。ブレスレットはステンレススティール製のミラネーゼメッシュブレスです。
ムーブメントや部品の製造から始まり、独創的な腕時計やジュエリーを生み出してきたピアジェ。超薄型ムーブメントの開発に成功したほか、宝飾技術を活かしたジュエリーウォッチも数多く展開されています。
レディースウォッチとしては、上下に流れるようなベゼルデザインが印象的な「ライムライト」、くるくると回るベゼルが特徴の「ポセション」などが人気です。
ピアジェを身に着けている有名人と、その着用モデルについて紹介します。
上下に向かってゆるやかに伸びるベゼルが印象的な「ライムライト」。ハイジュエリーとウォッチメイキングの技術を融合したピアジェを代表するコレクションです。ブレスレットやダイヤルに緻密な「パレス装飾」が施されたモデルや、カラフルな宝石をセッティングしたモデルなど、様々なバリエーションがあります。
こちらはロジウム加工が施されたホワイトゴールドを素材とし、ベゼルにダイヤモンド、ダイヤルにローマンインデックスを配したモデル。ブレスレットは網目の細かいミラネーゼブレスを合わせています。色味がシルバーで統一されているため、ラグジュアリーでありながら上品な印象です。
ポセションは、ピアジェが展開する同名のリングアクセサリーから派生したウォッチコレクションです。指でくるくると回せるリングに着想を得て、時計においても回転式ベゼルを採用しています。ダイヤルデザインは非常にシンプルなものが多いです。
こちらはステンレススティールケースにグレーの文字盤、ライトブルーのレザーストラップを合わせたモデル。回転ベゼルおよびインデックスにはダイヤモンドがセッティングされています。ゴールドモデルなどに比べて控えめな印象で、普段使いもしやすいでしょう。
こうしてみると、一流ブランドの多くがレディースウォッチやスモールサイズを展開し、より幅広い層にアプローチしようと取り組んでいることが分かります。メンズ・レディースという垣根にとらわれず、自分らしさを引き立てる一本を探すのもよいでしょう。
これだけ様々なハイブランドが揃う中で、意外に手頃な価格帯で人気のグッチ(GUCCI)や、モード界を牽引し、女性人気も高いディオール(DIOR)の時計業界での評価は、まだあまり高くありません。ただ、ディオールは近年ハイジュエリー系統でかなり良い時計を制作しているため、今後評価が上がってくる可能性も秘めています。同じくLVMHグループのルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)も、代表作「タンブール」は男性に人気がありますが、レディースウォッチには今のところあまり力を入れていないように見受けられます。ルイ・ヴィトンでウォッチ部門のディレクターを務めるジャン・アルノー氏は複雑時計や新しいタンブールの開発に意欲的ですが、レディース部門でも手腕を発揮してもらいたいものです。
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