更新日:2026年07月23日
オメガ シーマスター プラネットオーシャン 600 コーアクシャル クロノメーター 2201.50.00の実機レビューをお届けします!
オメガ シーマスター プラネットオーシャン 600 コーアクシャル クロノメーター 2201.50.00は、横42mmのステンレススチール製ケースに自動巻き Cal.2500を搭載しています。今回は、オメガのダイバーズウォッチ史において非常に重要な転換点であり、現代でも根強い支持を集める名作をピックアップします。近年のオメガにはない、初代機特有の無骨さと洗練が同居したこのモデルについて、紐解いていきましょう!
本機は、映画『007 慰めの報酬』(2008年公開)において、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)が劇中で着用したことでも非常に有名なモデルです。前作『カジノ・ロワイヤル』で着用されたブラックラバー仕様の巨体(ビッグサイズ:45.5mm径)に対し、より実用性とドレッシーさを兼ね備えているブレス仕様ということで、多くのファンの心を掴みました。早速ディティールを見ていきましょう。
文字盤はマットなブラックで統一されており、光の反射を極限まで抑えています。インデックスは、12・6・9の数字にアラビア数字を採用。さらに、針には50~70年代のヴィンテージ・オメガの名作ダイバーズを想起させるソードハンド(剣針)が採用されています。
現行モデルのブロードアロー針とは異なり、シャープでソリッドな印象を与え、秒針の先端にのみ配された控えめなオレンジカラーが、黒とシルバーの世界観に絶妙なアクセントを添えています。
ベゼルはスチール製。現代のラグスポウォッチは多くがセラミックなんですよね。このスチールもまた良き。
オメガのスポーツモデルのラグは、しっかり存在感があり、エッジを取り去った鏡面部分がぐいっとひねってフロント側を向きます。
リューズからのカット。
9時側からのカット。スペック上のケース径は42mmですが、時計好きの間でよく知られている事実として、ベゼル自体の直径は約39.8mmとやや小さめに設計されています。これにより、装着時には実際の42mmよりも少し小ぶり(40mm、41mmクラス)な感覚で腕に馴染みます。また、ケースのサイドシェイプやラグの傾斜が非常に巧みで、約14.2mm~14.5mmあるケース厚を巧みにカモフラージュしています。
シャツの袖口にも引っかかることなくスムーズに収まるため、ダイバーズでありながらドレスウォッチ並みのエレガンスを秘めています。10時位置に配置されたヘリウムガスエスケープバルブは、現行モデルよりも控えめで小ぶりなサイズになっています。
心臓部に搭載されている「Cal.2500」は、オメガの信頼性高き汎用ムーブメント(ETA2892-A2ベース)をベースに、ジョージ・ダニエルズのコーアクシャル・エスケープメントを世界で初めて量産化・搭載した歴史的記念碑的ムーブメントです。機械式時計の弱点であった「脱進機における摩擦の軽減」を達成し、メンテナンスサイクルの長期化と高精度を両立させるという、現代オメガの基盤を作った伝説的なキャリバーです。その中でも本機に搭載されている後期型のバージョン(一般的にC2500の最終期やD2500世代)は、初期型で見られたマイナートラブルが改良され、COSC認定クロノメーター基準を安定してクリアする高い信頼性を誇ります。
ハイビート(28,800振動)のベースムーブメントあえて25,200振動へとスローダウンさせることで、コーアクシャル機構の効率と耐久性を最適化している点などは、ムーブメント構造にこだわるマニアックな視点からも非常に興味深いポイントです。
バックル部分。
本日は、オメガのシーマスタープラネットオーシャンの、生産終了モデルをご紹介いたしました。初代特有の、現代にはないスリムで計算されたケースの装着感映画のワンシーンを想起させる、無骨ながらも色気のあるマットブラックの文字盤とソードハンドに、オメガの革新の歴史そのものである「コーアクシャル Cal.2500」のロマン。これらが高い次元で融合したこのモデルは、数あるダイバーズウォッチの中でも「知る人ぞ知るマスターピース」として、所有欲を深く満たしてくれる一本です。
流行に左右されないオーセンティックなデザインでありながら、時計の歴史を語る上での確かな文脈を持つ――。こうしたバックボーンを感じながら時の流れに思いをはせるのも、腕時計の楽しみ方の一つと思っています。
オメガ シーマスター 600 プラネットオーシャン Ref.2201.50.00の買取相場は、近年の高級腕時計市場全体の高騰やオメガの定価引き上げに伴い、底堅い推移を見せています。数年前(2010年代半~後半)には13万~18万円前後だった買取相場は、現在では状態の良い美品や付属品完備の個体であれば250,000円~310,000円前後を記録するなど、堅実なリセールバリューを維持しています。
今後の見通しとしても、現行のセラミックモデルにはない「初代特有のマット文字盤と小ぶりな42mmケース」という替えがたい魅力があるため、ネオヴィンテージとしての評価がさらに高まる可能性が高いです。タタキ売りされるような相場の崩れは考えにくく、コンディションを保った個体であれば25万~30万円台の安定した相場が今後も手堅く継続すると予想されます。
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| モデル | シーマスター プラネットオーシャン 600 コーアクシャル クロノメーター Seamaster planetocean 600m co axial chronometer |
|---|---|
| 型番(REF.) | 2201.50.00 |
| ケースサイズ | 横42mm |
| ムーブメント | 自動巻き Cal.2500 |
| パワーリザーブ | 48時間 |
| 防水 | 600m防水 |
| その他 | 2005年~2013年まで製造 |
| 定価(税込) | 462,000円 |
※掲載内容は2026年07月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
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