更新日:2023年09月04日

【2023年最新版】カルティエ パンテールの人気おすすめモデル5選

上品で洗練された印象を持つカルティエ(Cartier)の腕時計は、女性を中心に、世界中の人々に愛用されています。中でも曲線的なフォルムが特徴の「パンテール(PANTHÈRE DE CARTIER WATCH)」は、とりわけ人気の高いコレクションです。カルティエのブランドアイコンであるパンテールモチーフは、時計以外の多くのアイテムにも使用されています。

パンテールウォッチ オールイエローゴールド 着用画像

この記事では、パンテールの人気のおすすめモデルはもちろん、カルティエにおける「パンテール」の意味や歴史、パンテールウォッチの特徴などをまとめています。パンテールの購入を検討されている方もぜひ参考にしてください。

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カルティエの時計を着用している有名人

カルティエは1847年に創業されたフランスの高級宝飾ブランドです。ここではカルティエの腕時計を着用している有名人と、その着用モデルを紹介しています。

パンテール(PANTHÈRE)とは、フランス語で『豹』を意味する言葉です。パンテールはカルティエのアイコンであり、リング、ネックレス、ブレスレット、イヤリング、時計、ハンドバッグなど、あらゆるクリエイションの題材に選ばれています。

カルティエ パンテール リング3点

豹の頭のモチーフをそのまま配置したものから、さりげなく豹の持つイメージを表現したものまで、そのデザインは様々です。例えばパンテールのリングは、リング本体で豹の曲線的な体を表現し、一端に頭部を配置しているものが多いです。また、豹柄のみのデザインや、豹の頭部をまるごとリングに落とし込んだものもあります。

猛然たる表情が野性味あふれる存在感を放ち、優雅でしなやかな肢体が気品を感じさせるパンテール。この唯一無二の美しさが、カルティエブランドをより魅力的な存在に押し上げています。

初代パンテール オニキス×ダイヤモンド、現行パンテールウォッチ SM PG×SS ダイヤベゼル

©️Cartier

カルティエのパンテールは、1914年に誕生しました。初代パンテールウォッチはラウンド型ケースにスクエア文字盤を組み合わせたもので、ダイヤとオニキスで豹柄を表したケースが特徴的です。当時はまだパンテールがブランドのアイコンになっておらず、デザインも現在とは大きく異なりました。

1933年以降、ジャンヌ・トゥーサンという女性デザイナーが高級宝飾部門のクリエイティブディレクターに就任したことをきっかけに、パンテールがシリーズ化されていきます。1983年には本格的に腕時計のコレクション化が行われました。次第にブランドアイコンとしての地位を確立し、高い人気を獲得しましたが、2008年にはウォッチの生産終了という憂き目に遭います。一説では、2004年に発表された「サントス ドゥ モワゼル」にデザインが酷似していることが原因ではないかと言われています。

約10年にわたり廃盤となっていたパンテールウォッチですが、細かなアップデートを行い、2017年に待望の復活を果たしました。現在もカルティエを象徴するコレクションとして、多くの人々に愛されています。

カルティエデザイナー ジャンヌ・トゥーサン ©️The Cecil Beaton Studio Archive at Sotheby’s

©️The Cecil Beaton Studio Archive at Sotheby’s

パンテールがシリーズ化され、カルティエのアイコンとなるまでには、ジャンヌ・トゥーサンという女性デザイナーの存在が深く関わっています。1877年にベルギーで生まれた彼女は、創業者の孫であるルイ・カルティエに才能を認められ、後に高級宝飾部門のクリエイティブディレクターに就任しました。一族外かつ女性の抜擢は異例のことで、ジャンヌの比類なき才能とセンスがうかがえます。

ジャンヌは毛皮をこよなく愛し、パンテールという愛称で親しまれていました。彼女はルイ・カルティエと恋人関係にあり、ビジネスパートナーとしても女性としても愛される存在でした。身分の違いから結婚することは叶いませんでしたが、ジャンヌは生涯カルティエのクリエイターとして働き続け、その名は今も語り継がれています。彼女が広めたパンテールもまた、誇り高き女性の象徴としてブランドを照らし続けています。

パンテール ドゥ カルティエ デザイン画

1983年からコレクション化したパンテールウォッチは、野性的かつ優雅なパンテールのイメージを抽象的に表現したものです。存在感のあるスクエア型のフェイスに、5つのコマを繋ぎ合わせたしなやかなブレスを合わせています。また、ケースサイドの曲線は伸びやかな豹の腕のラインを表しています。上品さと華やかさのバランスが良く、どの年齢層にもなじむデザインです。

素材はイエローゴールド、ピンクゴールド、ステンレススティール、コンビ(YG×SS、PG×SS)が展開されており、ベゼルにダイヤモンドを配置したモデルなど、様々なバリエーションがあります。オールゴールドなどは値が張るため、予算に応じて選ぶとよいでしょう。

パンテールを含むカルティエのクォーツ時計は、2~3年に一度の電池交換、5年に一度のオーバーホールが推奨されています。大切に扱えば長く着用できるものばかりです。

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1983年から2008年(生産終了)までのモデルと、2017年からの復刻後のモデルでは、どのような違いがあるのでしょうか。デザインはあまり変わらず、流行にとらわれないカルティエらしさ・従来のパンテールらしさが大事にされています。しかしよく比較してみると、細かいところでアップデートが行われているようです。ここでは復刻前後のパンテールウォッチの違いを解説します。

中古のパンテールを購入する場合にも、この違いを知っていれば少なくとも2008年以前までのモデルなのか、2017年以降の新しいモデルなのか、ということがパッと見て分かりますね。

ミニパンテール オールイエローゴールド 左・復刻前(リューズなし)/右・復刻後(リューズあり)

旧モデルのミニパンテールにはリューズが存在せず、裏蓋のボタンで時刻を調整する必要がありました。復刻後の新モデルにはリューズが装備されており、時間調整が楽になったほか、見た目も以前よりボリュームアップしています。

パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ SM スティール製 左・旧モデル(ヘアライン仕上げ)/右・新モデル(ポリッシュ仕上げ)

旧モデルは無数の細い傷を全面に付けたヘアライン仕上げでしたが、新モデルは全面を磨き上げたポリッシュ仕上げに変更されています。マットな質感がお好みの方は旧モデル、キラキラとした見た目がお好みの方は新モデルを選ぶとよいでしょう。

パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ スティール製2連ブレス・YG製カフウォッチ(マンシェット)

復刻後はブレスレットの種類が増えています。ブレスレットが長く、二重巻き(ダブルループ)・三重巻き(トリプルループ)のモデルが登場し、アクセサリーとしても腕時計を楽しめるようになりました。2019年に復刻したマンシェットはカフス型のモデルで、横幅の広いブレスが圧倒的な存在感を放っています。

カルティエ スティール製モデル MM 左・パンテール/右・サントス

パンテールとよく似ていると言われるのが、同じくカルティエの「サントス」というコレクションです。スクエア型のフェイスや文字盤デザインが類似しています。

サントスは飛行家アルベルト・サントス・デュモンの要請によって製作されました。パンテールに比べるとメンズライクな見た目で、ベゼルに施されたビスのサイズも大きめです。また、サントスのブレスレットは幾何学的でかっちりとしたイメージですが、パンテールのブレスレットはコマが小さく、豹のようなしなやかさ・優美さを表現しています。このように、よく比べてみるとはっきりとした違いが確認できます。

カルティエ スティール製モデル SM 左・パンテール/右・サントス ドゥ モワゼル

そのほか、2004年に発表された「サントス ドゥ モワゼル」も、パンテールに酷似したモデルです。こちらが発表された後の2008年にパンテールが生産終了し、パンテールが復刻した2017年に入れ替わりで「サントス ドゥ モワゼル」が生産終了となりました。このことから、カルティエ側もこれらの類似性に気づいていたのではないかと言われています。

パンテール ドゥ カルティエ 3サイズ比較 ミニ・SM・MM

パンテールには三種類のサイズが展開されています。腕時計は手首の6~7割の大きさが目安とされています。自分の手首に対するお好みのサイズ感を確認し、ぴったりのモデルを選びましょう。

シリーズの中で最も小さいミニパンテールの大きさは、21mm×25mmです。コンパクトなサイズ感で、アクセサリーのように着用することもできます。華奢な女性や、さりげなく身に着けたい方におすすめです。

パンテールSM(スモール)の大きさは、22mm×30mmです。ミニパンテールよりもひと回り大きく、存在感とアクセサリー感のバランスがほどよくなっています。

パンテールMM(ミディアム)の大きさは、27mm×37mmです。シリーズの中で最も大きく、しっかりとした存在感があります。文字盤が大きいため視認性が高く、操作性も良いです。ケースの厚さは6mmと薄めですので、ごつすぎるということはなく、パンテールのしなやかさも十分に確保されています。

ここではカルティエ パンテールのおすすめモデルを紹介します。
度重なる価格改定により、定価も中古価格も上昇傾向にあります。ここでは2023年4月に行われた価格改定後の公式サイトを参考にしておりますので、ご了承ください(2023年8月時点)。

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カルティエ人気モデルの定価一覧

カルティエの人気主要モデルの新旧定価一覧表に加え、昨今の腕時計の値上げに対する考察などをまとめています。

パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ ミニ スティール製

【パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ、Ref. WSPN0019、SS、19mm×25mm(ミニ)、クォーツ、定価478,500円、中古販売相場36万~46万円(2023年8月時点)】

パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ SM スティール製 シルバーダイヤル・ブラック&グレーダイヤル

【パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ、Ref. WSPN0006(シルバーダイヤル)/WSPN0010(ブラック&グレーダイヤル)、SS、23mm×30mm/22mm×30mm(SM)、クォーツ、日常生活防水、定価599,500円/638,000円、中古販売相場35万~51万円/51万~53万円(2023年8月時点)】

パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ SM SS×YGコンビ

【パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ、Ref. W2PN0006、SS×YG、23mm×30mm(SM)、クォーツ、日常生活防水、定価1,214,400円、中古販売相場96万~100万円(2023年8月時点)】

パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ SM ダイヤベゼル シルバーダイヤル・ブルー&ネイビーダイヤル

【パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ、Ref. W4PN0007(シルバーダイヤル)/W4PN0013(ブルー&ネイビーダイヤル)、SS、23mm×30mm/22mm×30mm(SM)、クォーツ、日常生活防水、ベゼルにブリリアントカットダイヤ36個、定価1,227,600円/1,254,000円、中古販売相場70万~99万円/100万~110万円(2023年8月時点)】

パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ SM SS×PGコンビ ダイヤベゼル

【パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ、Ref. W3PN0006、SS×PG、22mm×30mm(SM)、クォーツ、日常生活防水、ベゼルにブリリアントカットダイヤ36個、定価1,834,800円、中古販売相場130万~148万円(2023年8月時点)】

大胆さと優雅さを兼ね備えたパンテール(豹)は、カルティエに欠かせないアイコンです。パンテールをあしらったアイテムは数多く展開されており、中でもパンテールウォッチは高い人気を誇ります。一時は生産終了となりましたが、廃盤後も根強い人気があったためか、2017年に復活を果たしました。年代やシーンを選ばないため、いくつになってもどんな場所でも身に着けることができます。

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