更新日:2024年12月23日

【グランドセイコー2024年新作】タイ限定50本“初日の出”SBGA513

2025年が間近に迫る2024年12月、“微笑みの国”タイから新年を祝うに相応しい50本限定“初日の出”SBGA513が発売されます。

2024年新作タイ限定モデルSBGA513は、諏訪湖から昇る初日の出がテーマ

グランドセイコー SBGA513/横40mm× 縦46.2mm×厚さ12.5mm、ステンレススティール製ケース、自動巻スプリングドライブ キャリバー9R65搭載。希望小売価格:229,000baht(約1,007,600円)

SBGA513は諏訪湖から昇る初日の出をモチーフにした作品なためで、青×金のコントラストが絶妙ですね。
「タイ 諏訪湖」と言えば、焼けるようにアツいバーガンディーレッド文字盤のスプリングドライブGMT “諏訪湖の夕暮れ” SBGE299が、2023年新作タイ限定モデルとして発売されています。2024年の最後に、SBGE299と正反対に近い諏訪湖モチーフモデルがリリースされましたね。本作は「The Fial Chapter(最終章)」と銘打たれていますので、その集大成のような完成度です。

情報が少なく、アバウトなニュアンスの和訳中心のため、紹介できる情報に限りはありますが、それでも壮大な日本アルプスから眺めるご来光のように美しい本作SBGA513。金色に輝く諏訪湖の神秘的な輝きに迫ります。

諏訪湖から望む初日の出の壮観さをイメージしたSBGA513。曇りなき晴天をイメージした濃い青色のダイヤルに、眩いばかりの黄金の差し色が眼福ですね。夜明け前の静まり返った夜空と朝の境目を、暗いトーンの色調で巧みに表現しています。日本の伝統色では、紫色を帯びた暗い上品な青色の「金青色(こんじょういろ)」が近そうですね、テーマ的にも。

晴天率が高く、美しい初日の出を拝めると知られる諏訪湖周辺。GSタイ版“初日の出”の鑑賞スポットをかいつまんでみました。

≪SBGA513のセールスポイント≫

  • 諏訪湖から見える初日の出がテーマ、湖面や青空に差し込む光をイメージしたうねり放射パターン
  • 「金青ダイヤル×タイ初の44GS 現代デザイン」
  • 9Rスプリングドライブムーブメント「キャリバー9R65」搭載

色味自体は目新しいカラーリングではありませんが、なかなかどうして総合力は高めな印象です。同色系統のレギュラーSLGA019のミナモパターン、銀座リミテッドエディション SBGA447の直線状の放射パターン、とも違う、渦を巻くような「うねり放射パターン」が軽妙ですね。特別感には欠けますが、(実機で見た際に)嚙めば嚙むほど味が出るスルメ系なカッコ良さを秘めていそうです。
神秘のヴェールに包まれた“初日の出”SBGA513。そのダイヤルの奥深さを堪能していきましょう。

一年に一度、元旦の早朝にのみ拝める初日の出。古くは、子孫繫栄や五穀豊穣をもたらす「年神様」が、日の出とともにやって来ると考えられ、初日の出と同時に年神様が降臨する、と信じられていたそうです。初日の出を拝む習慣は、明治時代以降と云われており、それ以前は東西南北を拝む「四方拝(しほうはい)」の儀式で元旦を祝っていた、と伝えられています。

スプリングドライブ誕生の地「信州 時の匠工房」東南に位置する諏訪湖エリアは、運が良いと雲海や富士山、八ヶ岳と一緒に美しい初日の出が見られると地元民にも評判だそうです。冬の時期は晴天率が高めなため、雨や濃霧が原因で初日の出が見ることができない、という事態にならないのも観光客にとってポイント高いですね。

「諏訪湖 初日の出」にまつわる予備知識はこのくらいにして、本作SBGA513のダイヤルを拝観してみましょう。

“初日の出”SBGA513の文字盤は夜明けの水面を彷彿させる金青色

暗く静まり返った諏訪湖の水平線を美しく照らす、青×金のコントラストが素晴らしい出来栄えです。夜明け付近の穏やかな湖面と柔らかな朝日の黄金色が、ほのかな温もりを感じさせるようです。
毎年元旦限定で、諏訪観光協会と諏訪市貸船組合の協力の元、諏訪湖遊覧船「初日の出号」が運航されますが、その絶景に勝るとも劣らない神秘的な情景が、SBGA513のダイヤルで具現化されています。

初日の出の黄金の輝きとスピリチュアルパワー

八ヶ岳の裾野から昇る、神秘的な初日の出。SBGA513は直線的な放射模様ではなく、うねりがある放射模様で絶景を描く

おそらく写真のような、諏訪湖を照らす神々しい初日の出の光をイメージしたのだと推察できます。諏訪湖周辺は健康長寿の「手摩乳命(※別名:手長大神)」、家内安全祈願の「足摩乳命(※足長大神)」など、ご利益が期待できるパワースポットも多く、初日の出を見た後は初詣で運気アップをはかるのもいいですね!ほわっと温かい気持ちになれます。

GSの開運ウォッチ“レッドドラゴン”SBGH323と“赤富士”SBGH327はマニアックな人気がある

新年、で思い出したのですが、ここ数年GSから開運グッズも望める“レッドドラゴン”SBGH323と“赤富士”SBGH327など、赤系統の文字盤が多数リリースされています。SBGA513のように、定番色(青・黒・白)で天の恵みを表現するモデルも増えていって欲しいですね。

更に掘り下げて、本作SBGA513と似通うモデルを「テーマ→色→模様」の順に見比べていきましょう。

大小31の川が流れ込む諏訪湖は、アニメの舞台、映画のロケ地としても有名で、その美観を再現した多くの諏訪湖モチーフGSウォッチが誕生しています。

諏訪湖の水面をミナモパターンで再現したSLGA007とSLGA021

夜明け前の穏やかな諏訪湖の水面をダイヤルに落とし込んだ「エボリューション9コレクション」のレギュラーモデルSLGA021。不規則な高低差を駆使した立体的な陰影のミナモパターンが、趣深いですね。

一方、創業140周年記念限定モデルSLGA007は、SLGA021より明るめのブルーをしており、ブランドロゴや針の色のゴールドが繊細な豪華さを醸し出しています。

諏訪湖と太陽の輝きをテーマにしたキラズリ文字盤のSBGA507&SBGA509

「ヘリテージコレクション」US限定モデル“Suset(日の入り、夕暮れ)”SBGA507&“Surise(日の出、朝日)”SBGA509も、Kirazuri(キラズリ)ダイヤルが美麗でした。海外では「“sparklig paitig”(きらめく絵画)」と翻訳されるダイナミックなスパンコールの輝きは、諏訪湖の情景を表現するのにうってつけな技法です。
仄暗い夕暮れを再現したダークなライトブルー系ダイヤルSBGA507、くすみピンクが可愛くてカッコいいSBGA509、どちらも千言万語を費やしても表現し得ない、絶妙な色合いを具現化しています。

その他、青系統で本作に似ているモデルも流し見していきましょう。

 SBGA447

2021年銀座限定モデル SBGA447は「44GS現代デザイン」を踏襲したケース&ブレスレット、濃淡の使い分けも美麗なパワーリザーブの水色、「華やかな銀座の夕暮れ」を表現した放射パターンダイヤル、少し大胆なゴールド使い、など本作SBGA513にも相通じる点が多く、一番似ているモデルと言えるかもしれません。SBGA447はインデックスバーや針がピンクゴールド色をチョイスしており、華やかな銀座に相応しいハイカラな洋装を演出できていますね!

黒・紺・舛花(ますはな)色のクロコダイルストラップに付け替えたSBGA501

パッと見では色使いがよく似ている、2024年銀座限定モデル第2弾 SBGA501。PVD薄膜を幾重にも重ねた「光学多層コーティング」は、黒青~紫に変化する微妙な色彩の変化を文字盤に加えます。ケース形状や素材(※SBGA501はチタン製)は違いますが、ダイヤルの雰囲気はかなり本作に似通っていますよね!?
参考イメージとして、黒・紺・舛花(ますはな)色のクロコダイルストラップに付け替えたSBGA501の写真を選んでみました。本作SBGA513も色味が似ているため、オプションの皮ベルトもよく似合いそうです。

スプリングドライブ 中国限定モデル SBGA433Gは青×金カラー

川瀬巴水の「松島双子島」に描かれた松島の月のように、青×金の組み合わせが美しい2020年新作中国限定モデルSBGA433G。パワーリザーブ表示が松島湾に浮かぶ名月を想起させる出来栄えです。本作SBGA513含め、ご紹介した同色青系のスプリングドライブは、「パワリザの色遣い」がモデルによって、ひと味もふた味も違うので、同じ青でも侮ることなかれ。

次に、グランドセイコーから既に発売されているダイヤルパターン(模様)が似たモデルを見比べていきましょう。本作に選ばれたうねり放射パターンは、ちょっとレアなローカル限定モデルが多めな傾向でした。

うねり放射パターンとシンプルな白文字盤の組み合わせが奥深い“枯山水”SBGY027

真っ先に思い浮かぶのは、“枯山水”SBGY027でしょうか。多彩な型打ち文字盤づくりを十八番としているグランドセイコー、SBGJ227やSBGJ261に採用された螺旋放射模様のピーコックパターン、「GS」「S⚡」のモノグラムを規則的に配置した放射状模様など、バラエティーに富んだ文字盤が次々と編み出されて続けています。
本作に用いられた、ぐるっと捻る「うねり放射パターン」は、あまり採用されないレアなダイヤル模様なため、SBGA513は色に特別な珍しさがない分、(ちょっとコアな)最高の模様を選んできたな、という心象です。SBGY027の実機レビューでもお伝えしましたが、文字盤を静かに動き回る秒針とうねり放射パターンの交差する様子は、「侘び・寂び」の精神を見い出せるほど、静謐な美しさに溢れていました。

“イーグル”SBGE263はダークブラウン文字盤のうねり放射パターン

2021年US限定エディション“イーグル”SBGE263は、鷲(ワシ)の力強さと威厳をダイヤルに反映。うねり放射パターンに黒茶色を掛け合わせ、勇猛な鷲のワイルドさを再現しています。金色のGMT針が鋭いくちばしっぽく見えるのも渋カッコイイですね!一富士二鷹三茄子、にかけた“ホーク(鷹)”の登場も心待ちにしています。

その他の国内ローカルモデルでは、鳥取砂丘の“風紋”をモチーフにした「中井脩」創業60周年25本限定SBGH025(※白文字盤)もうねり放射パターンを採用していました。今のところは原色(青黒白系)寄りの色遣いが多いので、流行り過ぎて定番色になりつつあるライトブルーやミントグリーン、薄ピンクと組み合わせるとどうなるのか?次回作のうねり放射パターンが気になって、もう幾つ寝るとお正月、になってしまいそうです。

・・・模様を意識しつつ、既にリリースされたタイ限定モデルをおさらいしてみましょう。

“諏訪湖の夕暮れ” SBGE299は真っ赤なダイヤルに直線的な放射パターン

諏訪湖の黄昏れ時(かたわれどき)を彷彿とさせる真っ赤なスプリングドライブGMTタイ限定モデルSBGE299。本作とは「タイ限定 諏訪湖」という共通事項がありますが、デザインコードやベクトルが全然違いますよね。こちらのモデルは扇子や団扇を連想させる“直線的な放射模様”が持ち味です。

筆者個人の感想ですが、本作SBGA513はスプリングドライブのパワーリザーブ表示針がトーン強めの青色で、静寂に染まる山影の美しさを感じさせます。ダイヤルを静かに滑るスイープ運針とパワリザのコントラストが、どんなナチュラルハーモニーを繰り広げるのか……まず入手できないとしても、ひと目拝んでみたいものです。

スプリングドライブGMT SBGE297は雪白文字盤に青と金の差し色がお洒落

雪よりも真っ白なホワイトダイヤルのタイバージョン、スプリングドライブGMT“雪白”SBGE297。穂高連峰の美しい雪原風景と信州の朝陽の対比を、雪白文字盤&金のGMT針、ブルーセラミックベゼル&青と白のチャプターリングで、“青×白の自然美”を創り出していました。まるで、サイカオ ・ビーチの白い砂浜と海のように美しい好対照ぶりでした。余談ですが、「タイと雪」の結びつきは意外と深く、「さっぽろ雪まつり」国際雪像コンクールを連覇する強豪国だった、という逸話も。

2022年発売のSBGH303、SBGY021、SBGY025は、イエローカラーダイヤルが魅力

“Koke-iro”SBGH303、“ami”SBGY021、“Hikari”SBGY025

2022年に発売されたエレガンスコレクションタイ限定モデル3作品は、どれも甲乙つけがたいイエローカラーが魅力です。本作SBGA513は諏訪湖の初日の出がテーマですし、“ami”SBGY021のように、日本の伝統的な和柄「青海波文様(せいがいはもんよう)」パターン&金色系カラーでも、一風変わった趣きを加えられたかもしれません。
「Golde Light(黄金の光)」の別名を持つ“Hikari”SBGY025の派生系岩手山パターンでも、太陽の輝きを表現できたはずですが、“枯山水”SBGY027のうねり放射パターンをあえて採用することで、初日の出の有難みを巧みに再現していますね。

本作SBGA513はスタンダードな色使いが特別感に欠けるものの、時計通も唸らせるGSらしい限定要素がギュッと凝縮されており、「写真よりも実機がカッコいいのではないか?」とピアゾ編集部では分析しています。
過去のタイ限定モデルの現状をかいつまんでご説明すると、“ami”SBGY021はプレミアがあまりついていない状況ですが、そもそもタイ限定モデル自体が中古市場であまり見かけない状況が続いており、価格以上の価値(プライス)を持っている可能性も推察できます。

タイ限定モデルは、2022年新作の3タイトルが、いきなりマニアックな黄色を攻めたりするなど、ダークホース的なポテンシャルを秘めています。「見かけない=資産価値が低い」というよりも、コレクターが手を離さない、蒐集癖を強く刺激している、などの可能性も否定できないため、万が一見かけた方は僥倖が起きていると素直に捉えた方が、グッと時計運を引き寄せそうです。

希少なうねり放射パターンに極上の金青色を組み合わせたSBGA513は、ケースサイズ横 40mm×縦 46.2mm×厚さ 12.5mm、ステンレススティールケースを使用、文字だけで書くと色々とスタンダードな組み合わせですね。

GSタイランド公式ページのヘリテージコレクションについて

タイ公式ページの[Heritage Collectio]検索結果の一部です。色味自体は、44GS現代デザイン最小36.5mmケースのSBGW299によく似ています。欲を言えば、このサイズでSBGA513のようなデザインのレギュラーとして出たら嬉しいですね、レアさは薄れてしまいますが。

 グランドセイコー タイ公式サイト

2024年12月現在の国内市場向けヘリテージコレクションのキャリバー9R65搭載モデル

ヘリテージコレクションのキャリバー9R65搭載モデルです。デザイン・素材・サイズなど、スペックがほぼ同じレギュラーのSBGA375が737,000円(税込)です。本作SBGA513の価格は229,000バーツで1,007,600円(※1円=4.4バーツ計算)、単純比較すると約30万円くらいの差が生じています。昨今の情勢を加味すると、このくらいの差は“ご当地価格”と割り切るしかないかもしれませんね。。。

北米限定モデル“霜降”SBGA471は704,000円(税込)とリーズナブル

同じく44GS 現代デザイン&同サイズの2022年北米限定モデル“霜降”SBGA471もキャリバー9R65を搭載していました。リリース時の発売価格6,000ドルはSBGA375の当時の定価704,000円(税込)とほぼ変わらない良心的な価格設定でした。
ちなみに、逆輸入モデルは現在セイコーブティックオンラインで同じ値段!!の704,000円(税込)で購入することが可能です (2024年12月時点)。見る人が見れば、お得なプライスです!

 グランドセイコー公式サイト

SBGA513は裏ぶた中央にプリントありの裏スケルトン

SBGA513はスプリングドライブ 自動巻きキャリバー9R65を搭載。シースルーバックを採用しています。良くも悪くも、普通な見た目ですね……強いて言えばですが、限定要素に尖らせたゴージャスな見た目にするのか、裏ぶた中央の「プリントあり獅子マーク」をなくして、質素な“用の美”を目指すのか、どちらかにして欲しかった気もします。表面は非の打ち所がない完成度でしたが、裏ぶたは少し中途半端なデザインが唯一の芸術点不足です。
皆様は、SBGA513にはどんな裏ぶたが相応しかったと思いますか?

SBGA513は価格は229,000バーツで約1,007,600円。今回は趣向を凝らし、タイ限定モデルにのみ絞り、当時の価格と共に、本作が安いか高いか比べていきましょう!

SBGH303&SBGY021&SBGY025の発売当時は1バーツ=3.8円で約100万円~130万円前後

2022年新作のイエローゴールド3部作SBGH303&SBGY021&SBGY025の値段から。
当時のレートで、“Koke-iro”SBGH303は約986,000円(259,900バーツ)、“ami”SBGY021は約1,316,000円(345,900バーツ)、“Hikari”SBGY025は約1,316,000円(345,900バーツ)、いずれも1バーツ=3.8円計算です。単純に値段のみで比べると、SBGA513はSBGH303 よりちょい高、くらいの価格ですね。

続いて、2023年新作のスプリングドライブGMT“雪白”SBGE297、“諏訪湖の夕暮れ” SBGE299はいずれも約1,025,000円(250,000バーツ)、こちらは1baht=4.1円計算でした。スペックの差はさておき、本作SBGA513とあまり値段の変わらない値段設定なため、(筆者個人の感想も混じりますが)“雪白”SBGE297がお買い得に感じますね。

グランドセイコーというブランドはとにかく手数とスピードが速く、欧州限定、北米限定、台湾限定、中国限定、香港限定、国内ローカル限定など、ピアゾスタッフでも完全には追いきれないペースで、見事な色使い・テクスチャーの“ご当地モデル”がリリースされています。
グランドセイコーブティックオンラインの海外逆輸入モデルをチェックするのは勿論、弊社姉妹サイトの『ブランド時計販売のクエリ』でも、時計通でも見たことも聞いたこともない掘り出し物を多数ご用意しておりますので、定期的なチェックをお勧めします。

“初日の出”SBGA513と一脈通じるGSウォッチをモデル解析していきましょう。色が似ている、模様が似ている、値段が似ている……様々な条件が思い当たりますが、本作とテーマを同じくする、ピアゾスタッフ厳選の海外ローカル限定モデルを見比べていきましょう。
新年繋がりの“レッドドラゴン”SBGH323から。

SBGA513とSBGH323を比較

≪SBGA513とSBGH323のデザインの違い≫

  • SBGA513は44GS現代デザインに対し、SBGH323は62GS現代デザインを採用
  • SBGA513は暗い金青色&うねり放射パターン、SBGH323は濃い赤色&直線状の放射パターン
  • SBGA513は自動巻きキャリバー9R65搭載でダイヤル左下付近に金色のパワーリザーブ表示あり(SBGH323は10振動のGSメカニカルキャリバー9S85)
  • SBGA513は諏訪湖の初日の出、SBGH323は「红龙金耀(レッドドラゴン・ゴールデングローリー)」の神秘的なパワーをテーマにしている

初日の出、のご利益にあやかり「ゆく年くる年」ではないですが、2023年の辰年を祝した“レッドドラゴン”SBGH323を選びました。意外(?)と似通っている部分が多いのではないでしょうか?
並べてみると、グランドセイコーの限定モデルって、ひと言では言い表せないカッコ良さ、奥深さが各ディテールに溢れていますよね……眺めているだけで、次はどんな新作が出るのだろう、とお年玉を貰っていた頃のようなワクワク感が蘇ります。

続いて、“Surise”SBGA509とも軽く見比べていきましょう。

SBGA509は諏訪湖から見える太陽をくすみピンクで再現

≪SBGA513とSBGA509の共通点と違い≫

  • どちらもステンレススティール製44GSケース、ケースサイズ横 40mm×縦 46.2mm×厚さ 12.5mm、キャリバー9R65搭載
  • SBGA513は濃い金青色のうねり放射パターン、SBGA509はローズピンクに近いキラズリダイヤル
  • SBGA509はパワーリザーブ表示も同色のピンク系
  • SBGA509は諏訪湖から昇る朝日がテーマ

元旦の早朝にのみ見える初日の出も、普段何気なく目にする朝日も、どちらも感情を揺さぶる美しさですね。SBGA509はゴールドの差し色がGSロゴのみ、とかなり控えめですが、本作SBGA513は秒針&パワリザにウットリするほどゴージャスな金色を配置しています。見る人の好みによって答えは違うと思いますが、筆者としてはパワーリザーブメーターの刺すような濃い青色が、実機だとどのような輝きを見せるのだろう……と新年2025年が待ち遠しくなりました。もうすぐ、また来年が始まりますね。

タイの時計ユーチューバーの方に寄せられた感想を抜粋しました。

「(購入出来たら)持っておくとよい」
「タイ限定モデルだけど、タイ要素は全然ない」
なかなかユニークなコメントが寄せられていました。

日本で古来から行われてきた伝統行事「初日の出」。見る場所、角度、シチュエーション、タイミング次第で様々な感動を授けてくれます。
ほどなく辰(たつ)年が暮れ、巳(み)年が始まるタイミングですが、相場 の世界に「辰巳天井」という格言もありますし、グランドセイコーの前途は“初日の出”SBGA513のように、輝かしい光に溢れているのかもしれません。少し気が早いですが、読者の皆様もどうぞ良いお年をお迎えください。

グランドセイコー SBGA513の仕様・価格
SBGA513の仕様とスペック
モデル ヘリテージコレクション タイ限定モデル 初日の出
Heritage Collection Thailand Limited Edition Hatsuhinode
型番(Ref.) SBGA513
ケースサイズ 横40mm× 縦46.2mm×厚さ12.5mm
ケース素材 ステンレススチール 裏ぶた:ステンレスとサファイアガラス
ムーブメント スプリングドライブ 自動巻(手巻つき) キャリバー9R65
精度 平均月差±10秒(日差±0.5秒相当)
駆動期間 約72時間(約3日間)
防水性 日常生活用強化防水(10気圧)
生産本数 50本限定
価格 229,000baht(約1,007,600円)

※販売開始時期・価格は予告なく変更される場合があります。

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