更新日:2022年08月01日
「ロレックス(ROLEX)の2022年新作の発表はいつ?!」と気を揉んでいらっしゃる方も多いことと思いますが、すでに参加を表明している”Watches and Wonders Geneva”(ウォッチ・アンド・ワンダー ジュネーブ 2022、3月30日~4月5日開催)にて発表される可能性が非常に高いと思われます!スイスとの時差は8時間ありますので、どんなに早くても朝8時以降にはなるはずです。そして、早くも巷ではロレックスの来年新作の予想合戦が始まっています!果たしてロレックスの2022年新作はミルガウス?!エアキング?!それとも全く別のモデル?!早速考察していきましょう。
【2022年3月30日追記】ロレックス2022年新作発表!!最新情報はこちら!
【2022年3月29日追記】ロレックスより2022年新作のティザーが公開されました!
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来年の予想の前に、今年4月7日~13日に開催された”Watches and Wonders 2021”にて発表されたロレックスの新作について振り返ってみましょう。2021年のロレックス新作のハイライトは、エクスプローラーI 124270&124273、エクスプローラーII 226570でした。これは最近の「最新ムーブメントに乗せ換えてコレクションを一新」の流れに沿うもので、ほとんどの方にとっては予想通りだったことでしょう。
「エクスプローラーI」はムーブメントが Cal.3132 →新世代ムーブメント Cal.3230 に変更され、ケースサイズが39mmから36mmにサイズダウンし、さらに1世代前の114270のサイズ感に戻りました。リファレンスは214270→124270に変更されています。
ロレックス2021年新作 エクスプローラー 124270 124273
「エクスプローラーII」は、ムーブメントが Cal.3187から、GMTマスターIIにも搭載されている新世代ムーブメントCal.3285に変更。ケースサイズは42mmのまま変更なしで、リファレンスが216570 → 226570 に変わりました。
ロレックス2021年新作 エクスプローラーⅡ 226570
2021年のロレックス新作として、他にはGMTマスターⅡ 126710BLNR&126710BLROのオイスターブレスレットが復活、だとか、デイトジャストやデイトナに新しいダイヤルバリエーションを追加、などが挙げられますが、マイナーチェンジといったところですね。
この傾向は来年も続くと見られ、まだ新世代ムーブメントを搭載していないロレックスのコレクションは?と言うと、ミルガウスとエアキングなんですね。実はどちらも共通してCal.3131を搭載しています。そんなわけで、この2モデルのどちらか、または両方が刷新されて新作モデルが出る、という予想はほぼ皆さん一致するところです。それでは早速ロレックスの2022年新作について考察していきましょう!!
2022年モデルチェンジの予想の一番人気、ミルガウス。パラクロム製ヒゲゼンマイや強磁性合金製シールドなどにより最大1,000ガウスという高い耐磁性能を誇り、フランス語の1000(mille、ミル)と磁束密度の単位(ガウス)がモデル名の由来となっています。現行モデルのミルガウス 116400GVもそろそろ新しいムーブメントを載せて、”新しいミルガウス 126400GV”が登場してもよいのではないでしょうか?!ロレックス2022年新作としてミルガウスが出るとしたら、新型ムーブメントが搭載されるのは当然として、デザインはどうなるのか、が最大の関心事です。ヒントを探るべく、まずは初代ミルガウスから現行モデルに至るまでの歴史を簡単に振り返っておきましょう。
新しいミルガウスのデザインを予想するにあたり、新作で過去の意匠を部分的に復刻させる、というのはよくあるパターンですので、歴代のミルガウスについて触れておきたいと思います。まず、初代ミルガウス”Ref.6541”は磁力を表現したと言われるジグザグ形の秒針(通称:イナズマ針)を備え、回転ベゼルと固定式ベゼルの2種類をラインナップしていました。あまり評判がよろしくなかったようで、3年ほどで生産を終えたとか。
ロレックス ファースト ミルガウス 6541
続く第2世代のミルガウス”Ref.1019”はイナズマ針・回転ベゼルを廃止し、文字盤はブラックとシルバーの2色展開でした。これまたやはり「耐磁」というコンセプトが時代を先取りし過ぎた感があったのでしょうか、ミルガウス1019は1988年、R最終番を最後に生産終了となりました。
ロレックス ミルガウス 1019
20年近く経った2007年、ミルガウスは白または黒文字盤の”Ref.116400”と、ロレックスが長い年月をかけ独自開発したグリーンサファイア クリスタルを備えた黒文字盤のアニバーサリーモデル”116400GV”として突如復活します。
グリーンサファイア クリスタルは耐傷性・耐蝕性に優れ、ロレックスの数あるモデルの中でもミルガウスにのみ使用されています。クリスタル全体が薄いグリーンのグラデーションで、高い視認性を保ちつつ、斜めにカットされている面で光に変化する性質を持っています。
2014年にエレクトリックブルーの文字盤、”Zブルーダイアル”が登場する一方で、2015年には黒文字盤が、2016年には白文字盤が生産終了となり、現在ミルガウスはグリーンサファイア風防を備えたRef.116400GVのみとなっています。
ミルガウスの現行モデルの型番は116400GVのみで、ケースサイズは40mm、素材はステンレススティール、ダイヤルバリエーションがZ-BLUE ダイヤルとインテンス ブラックダイヤルの2種類で展開しています。2021年9月時点での参考定価は920,700 円(税込)です。
ロレックス ミルガウス 116400GV
現行ミルガウスのデザインは、1956年のオリジナルモデルから発想を得た、はっきりとしたラインと稲妻の形をしたオレンジの秒針とグリーンサファイアクリスタルガラスが特徴です。黒文字盤モデルは3時・6時・9時に秒針と同じオレンジ色のバーインデックスを配置しています。いずれのモデルもアワーマーカーには、暗闇でブルーの光を放つ発光素材が充填されています。
ロレックス ミルガウス 116400GV Z-ブルー
ミルガウスは耐磁性能に特化したシンプルな3針時計ですので、ムーブメントは現行のCal.3131から、最新のオイスターパーペチュアル36mm&41mmやエクスプローラーI 124270に搭載されているCal.3230ベースのムーブメントに変更するのが手っ取り早いでしょう。Cal.3131がcal.3030をベースとしていたように、Cal.3230をベースに耐磁性能を強化した新型ムーブメントCal.3231が登場するのではないでしょうか?!そうなると恐らく型番は126400GVになるでしょう。
Cal.3230の振動子は特許を取得した高性能パラフレックス ショック・アブソーバを備え、衝撃吸収性能が向上しています。また、香箱の構造とエスケープメントの効率を向上させたことにより、パワーリザーブが約48時間から約70時間へと大幅に延長されています。新型ムーブメント Cal.3231が登場するとしたら、Cal.3131がアンクルとガンギ車に常磁性素材のニッケル・リン合金を使用するなどしてさらに耐磁性・精度を向上させていたように、磁気に溢れた現代生活にピッタリのさらなる高耐磁性を備えた仕様となることを期待したいですね。
というのも、実は耐磁性能について言えば、ミルガウスの耐磁性能がその名の通り1000ガウス(=8万A/m)であるのに対し、1989年発表のIWC インヂュニア50万A/m(Ref.3508)は公式には50万A/m、実測では370万A/m以上、そしてオメガの「シーマスター アクアテラ 15,000ガウス」はムーブメントそのものに精選された非磁性素材を用いることによってなんと15,000ガウス(=120万A/m)という前代未聞の高耐磁性を実現しているのです。
オメガ シーマスター アクアテラ 15,000ガウス
遥かに上を行く超高耐磁時計が他ブランドから登場している状況、”王者”ロレックスとしては面白くなくないですか?!そこは戦うところじゃない??1,000ガウスじゃなくなったら「ミルガウス」じゃなくなっちゃますけれども、お菓子の”ミルフィーユ”だって実際はパイ生地1,000枚もないですし、そこは喩えとしてありか、などと思ってみたり。
新型ムーブメントを搭載したミルガウス新作126400GVの登場を予想しているわけですが、デザイン面も気になりますよね。今年エクスプローラーIがかつての36mmにサイズダウンするなど、時計業界全体を見渡しても”過去モデルの復刻”のような回帰傾向は顕著ですので、ミルガウス新作も例えば1stモデルに倣って回転ベゼルを復活させる、という予想も。
ここからはデザインのパターンを予想。初代同様にシンプルな黒いベゼルもいいですが、ちょっとひねってGMTっぽく黒と緑、青と緑の2トーンベゼルも面白いですけどね!
個人的には一度消えてしまった”116400GV ホワイトダイヤル”の復活に期待したいです。新作GMTマスターIIやデイトナは白文字盤が人気ですよね。グリーンサファイアクリスタル超しのホワイトダイヤルはどんな見え方なんでしょうか。
ちなみにこれまで新ムーブメントを搭載してモデルチェンジした新作は全て価格もアップしています。性能アップしているのですから当然と言えば当然です。ミルガウス116400GVの税込定価は920,700 円(2021年9月時点)ですが、ついに100万円を超えてしまうのでしょうか?!
さらに今年のEXIのロレゾールモデル登場という傾向を踏まえ、ミルガウスにもSS×YGコンビのロレゾールモデル Ref.126403GVが追加されるのでは?!との予想もアリ?!
個人的にはこのZ-ブルーダイヤルとゴールドの相性を見てみたいです。
現行のミルガウス 116400GVは税込み定価 920,700 円(2022年1月価格改定により1,014,200円に。)ですが、2021年9月現在、販売価格相場が定価以上に高騰しています。ここ数年の価格推移を見てみましょう。
ミルガウス 116400GV[ブラックダイヤル] は、2019年9月時点では定価にほど近い90万円前後で販売されていましたが、2021年3月頃から徐々に価格が上昇し始め、2021年9月ごろには、105~130万円前後まで到達しました。新作が出れば当然旧作はディスコン(生産終了)となるわけですが、「ロレックスのディスコンモデルは価格が上昇する」のがもはやセオリーとなっており、その期待感から価格は上昇し続けます。
2021年3月~2022年3月さらに2021年9月以降に注目すると、2021年12月中旬頃から急激に高騰しはじめ年末は170万円前後まで上昇。2022年2月にはなんと200万円を記録しています。次はZ-ブルーダイヤルも見てみましょう。
次はミルガウス 116400GV[Z-ブルーダイヤル]の販売価格推移を見てみます。こちらも2019年9月時点ではほぼ定価の90万円前後でしたが、2021年9月ごろにはやはり130~150万円前後にまで上昇しています。
ミルガウス 116400GV[Z-ブルーダイヤル]もブラックダイヤル同様、2021年12月中旬頃から更なるスピード感で高騰しはじめ、年末には180万円前後、2022年2月には220万円前後にまで到達しています。
2021年3月~2022年3月ロレックスの2021年の新作モデル発表は4月でした。その直前から、やはりミルガウスのモデルチェンジの噂が出始めたため、価格の上昇が始まりました。結局2021年にミルガウス新作は出ませんでしたが、来年こそは、という期待感からそのまま価格が上昇し続け、2021年12月には「2022年1月よりロレックスの定価改定」というニュースが飛び込み、駆け込み需要が増加。さらに新型コロナ・オミクロン株の急拡大やロシアのウクライナ侵攻などの世情が安定しない影響もあってか、2022年年初からロレックスが全体的に記録的な「バブル状態」(デイトナ116500LNの販売相場は500~600万円前後にまで!驚!)となっていることも相まって、物凄い高騰ぶりとなっています。
ロレックス2022年新作として呼び声高い、エアキング(Air-King)。現行モデルRef.116900はミルガウスと同様にCal.3131を搭載しています。こちらもムーブメントを一新して、”新しいエアキング 126900”がそろそろ登場するころでは?!と予想しています。現存するロレックスで最古のペットネーム(愛称)を持つモデルであり、ロレックスの中では比較的リーズナブルなため、”エントリーモデル”(入門機)として人気です。こちらも新型ムーブメントを搭載した新型が出る、と予想されています。まずはエアキングの歴史についておさらいしましょう。
1940年代後半、1930 年代の航空の黄金期にオマージュを捧げるため誕生したエアキング。Ref.4925、Ref.6552などを経て、現行にも引き継がれているデザインフォントの”Air-King”のロゴを配したロングセラーモデルRef.5500が登場し、さらにコンビモデルのRef.5501や、日付付きで『Air-King-Date』と冠したRef.5700などの派生モデルも次々に誕生します。現在のエアキングとは全く違うモデルのように見えますね。
1990年代、サファイヤクリスタル風防と28,800振動のハイビートムーブメントCal.3000を備えたRef.14000が登場。様々なダイヤルバリエーションが生まれ、2001年頃にはCal.3130を搭載した14000Mへとチェンジします。
2007年には完全クロノメーター化に伴い、ケース形状も一新してRef.114200(スムースベゼル)、Ref.114210(エンジンターンドベゼル)、Ref.114234(フルーテッドベゼル)が登場。ダイヤルやベゼルのバリエーションが増えました。
2014年頃まで販売されていましたが、ついにエアキングシリーズはオイスターパーペチュアルの34ミリシリーズに吸収され、全てのダイヤルからロゴが消え、事実上生産終了を迎えます。そのわずか2年後、2016年に現行モデルとなるRef.116900として復活するのです。
現行のエアキング Ref.116900のケースは40mm。100 m(330 フィート)防水のステンレススティール製ケースと3 列リンクのオイスターブレスレット、パワーリザーブ約 48 時間の高精度クロノメーター Cal.3131を搭載。2021年9月時点での参考定価は711,700円(税込)です。→2022年1月の価格改定により793,100円(税込)になりました。
オイスターパーペチュアル時代の34mmから6mmもサイズアップし、ロレックスのスポーツモデルのライン、つまり”プロフェッショナルウオッチ”としてラインナップされたのです。もっとも衝撃的だったのは、その”パイロットウォッチ然”としたダイヤルデザインでした。
「オイスターパーペチュアル」にラインナップされていたときの「3,6,9がアラビア数字」のアワーマーカーというシンプルなデザインから一転、いや、よく見れば「3,6,9がアラビア数字」はそのままなんですが、その間に「5刻み」の5~55のアラビア数字によるミニッツスケールがインデックスとして配置されたのです。これは戦闘機やロケット技術などを投入し、地上最速記録の樹立を目指して開発された超音速カー「ブラッドハウンドSSC(Super Sonic Car)」のコクピットに装備されているロレックス製クロノグラフを模したもの、と言われています。ロレックス公式には全く触れられていないのが不思議ですが、クラウンのイエローカラーも同じですね。航空時計を謳っているのに”車”だからでしょうか??
そしてもう一つ、パイロットウォッチの必須条件として、あらゆる磁場、磁力から計器を守るため、高い耐磁性が求められますが、エアキング 116900では先にご紹介した耐磁時計”ミルガウス”と同じCal.3131が採用されています。実はエアキングって実用性と価格のバランスが抜群にいい時計なんですね。
”新しいミルガウス”で予想したのと同じく、”新しいエアキング”ではムーブメントがCal.3131→Cal.3231(仮)へ変更され、新しいリファレンスRef.126900が誕生するのではないかと予想しています。
気になるのはデザインですね。プロフェッショナルモデルとなった以上、オイスターパーペチュアル時代やそれ以前のデザインに戻ることは考えにくいですし、もはやエアキングのアイデンティティを象徴する、この印象的なダイヤルデザインは是非とも残して頂きたい。というわけで奇をてらって流行りの(?)レインボーデザインなんて考えてみました!
エアキング Ref.114200に存在した”コンセントリック文字盤”が復活しても面白いな~と思いますが、レギュラーモデルに据えるにはちょっと攻めすぎですかね~。
現行エアキングは黒文字盤しかないので、かつてのようにカラーやベゼルのバリエーションを増やしても面白いかも。40mmなのでピンクダイヤルは難しいかもですが、ブルーやシルバーはあってもいいかもですね。ベゼルバリエーションだとなかなか見かけなくなったエンジンターンドベゼルとか。ちょっと地味ですかね。エクスプローラーIもロレゾールモデルが出たので、エアキングでロレゾールが出ても面白いかも。
現行のエアキングの参考定価は793,100円(税込)です。価格は最新のエクスプローラーI 124270と同じなんですよね。ムーブメントが刷新されてモデルチェンジすれば当然価格は上がるでしょう。
現行ミルガウスと同様、モデルチェンジ、ディスコンが噂される現行のエアキング 116900も2021年4月の新作発表直前からぐいぐいと販売価格の相場が上昇していることが分かります。エアキング 116900のここ2年の販売価格推移を追ってみましょう。
2019年9月~2021年9月現行のエアキング 116900の参考定価は税込711,700円(※2022年1月 793,100円に改定)で、2019年9月にはほぼ定価通りの相場感でしたが、2020年9月頃からじわじわと80万円を超え始め、ロレックス2021年新作発表直前に90万円を突破。結局新作は発表されなかったものの、ミルガウス同様「来年こそエアキングの新作が来る!」という確信を得た方が多いのか、さらに相場は上昇、2021年9月時点で、100万円~110万円前後で販売されていました。
2021年3月~2022年3月【2022年3月1日追記】さらにその後のエアキング 116900の価格推移を追うと、年内はさほど動きがなかったものの、2022年に入ると状況は一転。2022年1月は日に日に価格が上昇し、2月初旬には160万円~180万円前後にまで到達。驚異の高騰ぶりです。
エアキングも定価は70万円台ながら、実勢相場は100万円に届いてしまった時点でかなりの驚きでしたが、2022新作発表前に定価の倍以上の160~180万円にまで到達してしまいました。「エアキングはロレックスのエントリーモデル(入門機)」なんて言われていたのが本当に遠い遠ー--い昔のようですね。2022年にエアキングの新作が出たとしても、定価は恐らく80万円前後で止まるはず。ロレックスは新作が出る度にどんどん定価も上昇して行っていますので、いよいよ二ケタ万円台のプロフェッショナルモデルが稀少になっていきますね。
2020年新作として全面リニューアルし、新色キャンディカラーが追加されたオイスターパーペチュアル。ケースサイズは「28mm、31mm、34mm、36mm、41mm」の5サイズ展開となり、そのうち31mm、36mm、41mmサイズに5つの新色ラッカーダイヤルが登場し、現在プレミアがつくほどの人気となっています。サイズによりバリエーションが異なりますが、キャンディピンク、ターコイズブルー、イエロー、コーラルレッド、グリーンという新色はマーケットにかなり好意的に受け入れられたようです。
ロレックス オイスター パーペチュアル 31 ref.277200の現行ラインナップ
ロレックス オイスター パーペチュアル、実際どれほどのプレミアがついているのか見てみましょう。
オイスターパーペチュアル31 ref.277200 の実勢相場について調べてみましょう。277200の定価は570,900円(税込)で、2021年9月現在、277200のブルー、シルバー、ブラック、ピンクなど通常ダイヤルのものは650,000円~800,000円前後で販売されています。一方、277200のキャンディカラーモデルは、780,000円~1,300,000円前後で販売されています。特にキャンディピンクとターコイズブルーは100万円超えで、人気が高いようですね。
次にオイスターパーペチュアル36 ref.126000 の実勢相場はどうでしょうか。126000の定価は618,200円(税込)ですが、2021年9月現在、126000のブルー、シルバー、ブラックの通常ダイヤルのものは850,000円~1,000,000円前後で販売されています。一方、126000のキャンディカラーモデルは、1,180,000円~2,000,000円前後で販売されています。31mmモデル(ref.277200)と同様、キャンディピンクとターコイズブルーが人気です。
オイスターパーペチュアル41 ref.124300の定価は653,400円(税込)ですが、2021年9月現在、124300のブルー、シルバー、ブラックの通常ダイヤルのものは930,000円~1,150,000円前後、124300のキャンディカラーモデルは、1,1350,000円~2,500,000円前後で販売されています。
今度はキャンディカラーをラインナップしていない2サイズについて見てみましょう。まず「オイスターパーペチュアル 28mm ref.276200」は定価559,900円(税込)のところ、中古腕時計市場では2021年9月現在、540,000円~690,000円前後で販売されています。
「オイスターパーペチュアル 34mm ref.124200」は定価583,000円(税込)のところ、2021年9月現在、650,000円~780,000円前後で販売されています。
やはりキャンディーカラーのあるモデルよりはプレミア感が薄い状況であることが分かりますね。
ご紹介して参りましたように、オイスターパーペチュアルはいずれも定価以上のプレミア価格で取引されており、特にキャンディカラーモデルの人気は爆発的に高騰しています。正規店でも並行店でもなかなかお目にかかれない状況ですので、ロレックスには是非とも供給量を増やして頂きたいところ。となると、やはり期待したいのはいまだキャンディカラーがラインナップされていない、「オイスターパーペチュアル 28mm ref.276200」と「オイスターパーペチュアル 34mm ref.124200」への新色追加ですね!
28mmはもちろんですが、34mmも女性がつけるのに程よいサイズ感ですので、特に人気の高い、ティファニーを彷彿とさせるターコイズブルーは是非ともラインナップに加えて頂きたいのです・・・。(ただの願望です)
2020年に41mmへのサイズアップし、デイト、ノンデイトとも新世代ムーブメント(Cal.3230、Cal.3235)が搭載され、ブレスレットもわずかに幅広くするなどしてラインナップを一新したサブマリーナ。大幅なモデルチェンジはないでしょうが、カラーバリエーションの追加は可能性ゼロではないかと予想。
まずは2020年新作として発表されたサブマリーナのラインナップをおさらいしておきましょう。ケース素材は、サブマリーナノンデイトはSSモデル、サブマリーナデイトはSSまたはSS×YGコンビ、金無垢はイエローゴールドまたはホワイトゴールドで、カラーバリエーションはブラック、グリーン、ブルーなどの組み合わせで、合計8モデルとなっています。
グリーンサブ旧作 116610LVはベゼルと同じグリーン文字盤で”ハルク”と呼ばれた人気モデルでしたが、新作グリーンサブ 126610LVではブラックダイヤルとなり、つまりサブマリーナからグリーンダイヤルがなくなってしまったんですよね。ディスコンすると高騰するのがロレックスのパターンではあるのですが、お陰で2021年9月現在、116610LVの実勢相場は250~300万円前後と物凄い高騰ぶりを見せています。
ロレックスの2020年新作発表から1年以上経過しましたが、入手困難なサブマリーナ。ここで新作追加はちょっと可能性としては低い気もしますが、淡い期待を込めて新作予想を発表したいと思います!
絶賛相場爆上げ中のグリーンダイヤルの”ハルク”復活も期待したいところですが、それではちょっと面白くありませんので、アンティークロレックスからヒントを得て、違うカラーでの新作を予想してみましょう。
アンティークロレックスでは経年変化によってダイヤルカラーが退色した、いわゆる 「トロピカルダイヤル」と呼ばれる個体がオークションなどでも高額で取引されており、マニア垂涎の的となっています。
ロレックス サブマリーナデイト パープル”トロピカル”ダイヤル 16618
というわけで、ブルーが退色してグレーや紫っぽくなった”ブルートロピカル”にオマージュを込めた新作を作っちゃおう!というのが予想その1。現行のサブマリーナデイトにブルーダイヤルがあるのはSS以外、つまりコンビ 126613LB、イエローゴールド 126618LB、ホワイトゴールド 126619LBです。ヴァイオレットカダイヤル、なかなか綺麗ですよね。
さらにさらに、”グリーンダイヤル復活”も捨てがたい希望、なんですが、まぁまんまではつまらない、ということであえて、グリーンベゼルが退色した”ライムベゼル”と呼ばれる”サブマリーナ16610LV”をイメージした新作も予想!
いかがでしょう??パープル、素敵じゃないですか??ライムも爽やかでいいかな、なんて。どのブランドも流行のグリーンカラーのバリエーションを増やしてますからね。ロレックスにとってはコーポレートカラーでもあるわけですが。はてさて。
さて、現実的な予想として、現状サブマリーナのコンビ(ロレゾール)モデルにはブラックダイヤル&ベゼルの126613LN、ブルーダイヤル&ベゼルの126613LBがありますが、グリーンサブにもあっていいんじゃないの?!ということで、サブマリーナデイト126613LVの登場も待ち望まれますね。
現行のノンデイトのサブマリーナ Ref.124060はSSケースにブラックダイヤルの1モデルのみの展開です。というわけでこちらもSS×YGコンビのロレゾールモデル Ref.124063追加しませんか、というもうこれは提案ですw
冒頭でご紹介した通り、エクスプローラーIIは2021年新作としてリニューアルしたばかりですが、そのラインナップはSSモデルのリファレンス 226570のみで、ダイヤルカラーがブラックまたはホワイト、という2機種のみとなっています。同時にエクスプローラーIがロレゾールモデル124273を発表して衝撃が走りましたが、IにあるならIIにもあっていいじゃないか、というわけで、エクスプローラーIIにもロレゾールモデル 226573追加、という予想を立ててみました。
違和感ないですよね。スポロレの人気はすさまじいですから、正直何を出しても売れちゃうでしょうね・・・。さらに往年のロレックス エクスプローラーII Ref.16570の赤いGMT針をヒントに、現行エクスプローラーIIではオレンジカラーのGMT針を赤針を復活、そして赤シードのように、”EXPLORER II”のロゴを針と同じ赤にしてレア感を演出する新作なんてどうでしょう?
ここまで来たらとことん、ロレックス新作のありったけの可能性を探りましょう!今年新作として登場したエクスプローラーIは、36mmとケースサイズを縮小したことから、女性でも付けやすいサイズ感となりました。そして、キャンディーカラーの登場によるオイスターパーペチュアルの数十年ぶりと言っていいほどの人気の再燃、これらを総合して、エクスプローラーI キャンディーカラーの追加、を期待しています。オイパペでも特に人気の高い”ティファニーブルー”と”ピンク”が出たら、爆発的人気となること請け合いです。
また、EXIはSS×YGコンビのロレゾールモデル ref.124273が登場しましたが、さらに金無垢モデルのエクスプローラーI ref.124278が追加される可能性もあるのでは、と予想しました!
同じサイズ感のラインナップで比較すると、現行のデイトジャスト36にもロレゾールはありますが、実は金無垢モデルってないんですよね。36mmで金無垢モデルがあるのはデイデイトぐらい
ロレックス2022年新作予想モデルとして、エクスプローラーII、ミルガウスなど数々のロレゾール追加を上げて参りましたが、今回これが最後でしょう。現行のロレックス ディープシーはSSケースのRef.126660のみで、ダイヤルカラーはブラックまたはD-BLUEです。
SS×YGコンビのロレゾールモデル Ref.126663が出たらいいな、という予想です。
「デイトナビーチが復活か?!」ってピアゾ毎年言ってるよ!っとお叱りを受けそうですが、もうこれはスタッフの悲願ということでお許しください。2000年に発表されて人気を博した「コスモグラフ デイトナ ビーチ(COSMOGRAPH DAYTONA BEACH)」。18Kホワイトゴールドケースにカラフルなダイヤルが特徴です。これがバージョンアップして新作が出てほしいなぁ、という予想です。
デイトナ”ビーチ”新作については、こちらのブログ「ロレックス2021年新作を予想!デイトナ ビーチが復活?!」にて熱く語っておりますので、ぜひこちらをご一読くださいませ・・・。
ロレックスの2022年新作について、ピアゾスタッフによる予想をご紹介して参りましたが、いかがでしたでしょうか。ほかにも、国内外を含めありとあらゆる予想が飛び交っています。一部をご紹介しましょう。
大いに願望も含まれた新作予想。読んでいるだけでも楽しいですね!皆さんの予想はどうでしょう?!