更新日:2021年03月09日

【実機レビュー】ロレックス エクスプローラー REF.214270 希少旧文字盤

ロレックス エクスプローラー REF.214270 旧文字盤の実機レビューをお届けします!

ロレックス エクスプローラー 214270

REF.214270は“ 冒険者”の名を冠する探検家用プロフェッショナル・ウォッチ「エクスプローラーⅠ」。登山家の故エドモンド・ヒラリーのチームによる世界初のエベレスト登頂時の装備品としてオイスターパーペチュアルの特別モデルが携行され、その登頂時のデータや登山家からのフィードバックをもとに、エクスプローラーは1953年に誕生しました。大きなメルセデスハンド針や、3・6・9の視認性の良いアラビア・インデックスを用いたデザインは誕生当初から変わることなく、長きにわたる伝統的な意匠を継承しています。視認性を追求したシンプル、ロレックスらしい堅牢なケース、信頼性の高いムーブメント、「実用時計の王者」とロレックスが呼ばれてきたエレメント全てを詰め込んだ、弱点のないスポーツウォッチです。ロレックスの売上ランキングの常連であり、発売から60年を迎えるロングセラー商品。ロングセラーゆえに、マイナーチェンジを繰り返しているしているモデルでもあります。



マイナーチェンジによって生まれた希少文字盤

ロレックス エクスプローラー 214270 新旧

新文字盤は時分針を長く、かつ3・6・9のアラビアンインデックスにクロマライト夜光が塗布されています。前継機とのチェンジでケースが大きくなった際、時分針になんら変更が加えられておらず、やや物足りない印象を受けていたユーザーは少なくないようでした。「デザインのバランスがよくない」といった苦言もちらほら。そこでロレックスは2010年にリファレンスはそのままに、新文字盤に仕様変更。結果として完璧なデザインを獲得し、さらには探検家に何よりも大切な「どんな場所でも高い視認性を誇る」というアイデンティティを突き詰める結果となりました。現在は旧型文字盤のREF.214270に稀少性という面で注目度が集まっており、相場をジワジワ上げているというロレックスならではの現象も巻き起こしています。そんなREF.214270旧型文字盤を実機!

ロレックス エクスプローラー REF.214270 希少旧文字盤を実際に見てみましょう。

ロレックス エクスプローラー 214270 文字盤

回転ベゼルなどは持たず、またブラック文字盤に3・6・9のアラビア数字を、その他はバーインデックスをセッティングし、ベンツ針を組み合わせるという意匠で、無駄を省いていることがわかります。シルバーのアラビア数字はマットなブラック文字盤に馴染んで上品なイメージ。視認性重視で夜光仕様に変更されるのもプロフェッショナルウォッチとしてはうなずけますが、私的にこの旧文字盤はデザイン性が高いと思います!

ロレックス エクスプローラー 214270 文字盤 夜光

アラビア数字以外のインデックスと針が光ります。夜光塗料は従来のスーパールミノバからクロマライトに変わり、発光色がグリーンからブルーにかわり、長時間発光可能です。夜光部分が大きいので見やすいです。


ロレックス エクスプローラー 214270 ケースサイド

シンプルなベゼルから続くなだらかな曲線ケース。小ぶりなりゅうずにはロレックスの象徴である王冠マークが鎮座しています。


ロレックス エクスプローラー 214270 ケースサイド2

九時側のケースはフラットタイプで鏡面仕上げが光ります。性能の割にはケース自体が薄くスタリッシュなつくりであることがわかります。


ロレックス エクスプローラー 214270 ケースサイド3


なだらかに張り出したラグ部分もブレスのように3連になっており、ケースと結合されています。幅が控えめで上品ですね。


ロレックス エクスプローラー 214270 裏蓋

ロレックスらしいつるっとした裏蓋。肌当たりの良さはもちろん、無駄のない潔さを感じます。


ロレックス エクスプローラー 214270 ブレス

立体感のある重厚なバックル。イージーリンク機能によって一時的にブレスを5ミリほど緩めることが可能で、長さの微調整を行えます。総重量136グラムとずっしりときますが、細かく装着感を変えられるのがうれしいところ。


ロレックス エクスプローラー 214270 エベレスト

登山家の故エドモンド・ヒラリーをご存じでしょうか。エベレストには「ヒラリーステップ」という名前を冠した難所があるほどの登山家です。ヒラリー卿は1953年、世界で初めてエベレスト登頂に成功した人物。この時パーティーに同行していたカメラマンが、エクスプローラーIのプロトタイプ(オイスターパーペチュアル)を着用していました。そこでロレックスは「エベレストという過酷な環境下においても、時計本来の真価を発揮できる時計」としてエクスプローラーIを打ち出し、見事「堅牢」「高性能」といったイメージを世間に植え付けることに成功。
また、1997年に放映された月9ドラマ『ラブジェネレーション』で、木村拓哉さんがエクスプローラーI(当時はREF.14270)を身に着けていたことから一気に知名度が上がりました。それまで国内の相場では30万円程度であったエクスプローラーIですが、瞬く間に60万円まで急騰……。中古市場が大いににぎわいました。


ケース、ラグ、ブレス、どのパーツも耐久性が高く、一体感がありました。旧文字盤のシルバー色と漆黒に煌く文字盤のコントラストは非常にスタイリッシュ。希少価値とエクスプローラー自体の歴史と人気で、今後も価格の変動から目が離せない1本でした。



ロレックス エクスプローラー 214270
ロレックス エクスプローラー 214270 スペック
モデル エクスプローラー
EXPLORER
型番(Ref.) 214270
ムーブメント パーペチュアル、機械式、自動巻 Cal.3132
精度 日差 - 2 ~ + 2 秒(ケーシング後)
防水 100 m/330 フィート防水
主な機能 中央に時針、分針、秒針
秒針停止機能による正確な時刻設定
約48 時間パワーリザーブ
ダイヤル ブラック
ケース・ブレス素材 オイスタースチール
風防 傷防止サファイア
ケース径 39mm
リューズ スクリュー式、トゥインロック(二重密閉構造)
定価 687,500円(税込)
※定価は2021年3月現在のものです。予告なく変更される場合があります。

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