更新日:2021年06月29日
ロレックス GMTマスターII コークベゼル Ref.16710の実機レビューをお届けします!
ロレックス(ROLEX) GMTマスターII REF. 16710 17年に渡って製造されたロングセラーモデル。長期の製造期間にマイナーチェンジを繰り返し、希少モデルにはプレミア価格がついています。今回は人気の赤黒ベゼルZ番を実機レビュー!
ロレックス GMTマスターII コークベゼル Ref.16710を実際に見てみましょう。
ロレックスらしい濡れたような質感のブラック文字盤。GMT針の赤がよく映えます。ダイアルは直径40mmですが、インデックスが控えめな大きさで上品な佇まい。
暗所ではこのような光り方をします。1999年頃に夜光塗料がトリチウムからスーパールミノバに変更になり、こちらはスーパーミノルバが施されています。
ベゼルは赤黒のコークベゼルで、その他に赤青のペプシベゼル、ブラックベゼルがあります。現状一番人気は赤青です。
風防の6時位置にうっすらと王冠の透かしが入っているのが確認できます。小さいため肉眼でも目を凝らさないと確認できません。2003年頃から王冠の透かしが入るようになりました。
また、「GMTマスターII」表記の「II」の上下がつながっているように見えます。つながっていない、上下に横線が入っていない「ll」をスティックダイアルと呼び、価格が上昇します。
ケースには埋め込み型のリューズが配置され、クラウンの下にケース素材がステンレススティールの証である棒線が刻まれています。
ほどよい厚みの中にはムーブメントCal.3185が搭載されています。シリアルナンバーZ7番代後半からM番の個体にCal.3186を搭載したモデルが存在します。全体から見ると約5%という希少モデルです。Cal.3186は現行Ref.116710にも使われ、耐磁性に優れるブルーパラクロム製ヒゲゼンマイが採用されていることが特徴。Ref.16710に新型ムーブメントの性能が合わさり、大変人気があります。
裏蓋はシンプルなタイプで、ブレスレットは3連。中留はタイル状になり、ロレックスの王冠が浮き彫りされています。
Ref.16710はシリアルによって価格が大きく変わり、赤黒ベゼルまたは黒ベゼルのZ番は最大買取価格120万円前後で取引されます。また、青赤ベゼルに関してはさらに10万円ほど上がります。
新型コロナウィルスによって一時相場が落ち込んだロレックスですが、徐々に勢いを取り戻し、コロナ渦の生産控えで需要に追い付かず、さらに相場が上昇しています。今後も注目の希少モデルでした!
モデル | GMTマスターII
Gmt MasterII |
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型番(Ref.) | 16710 |
ムーブメント | 自動巻きCal.3185 or Cal.3186 |
駆動時間 | 最大巻き上げ約48時間 |
振動数 | 28,800振動 |
防水 | 100 m |
ケースサイズ | 直径40mm×厚み12.8mm |
ケース素材 | ステンレススチール |
ブレス素材 | ステンレススチール |
ダイアル | ブラック |
主な機能 | 中央に時針、分針、秒針 瞬時に変わる日付表示、日付の早送り機能付き 秒針停止機能による正確な時刻設定 |
当時の参考定価 | 605,000円(税込み) 製造期間:1990年~2007年 |
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