更新日:2021年09月21日

一生モノの腕時計の掃除、洗浄、保管お手入れとメンテナンス方法まとめ

腕時計お手入れメンテナンスまとめ

一生モノの大切な腕時計を汚れたまま放置していませんか? 腕時計は肌に密着しているため、汗や皮脂、ホコリなどで日に日に汚れていきます。腕時計の汚れは、見た目が悪くなるだけでなく、時計の変色やサビ、カビの原因にもなるので注意が必要です。

今回は腕時計のお手入れに関する掃除や保管方法、自宅で出来る簡単なメンテナンス方法と腕時計を掃除する際の注意点をまとめてみました。更に、高級ブランド腕時計を高く買い取ってもらう秘訣も伝授させて頂きます。
大切な腕時計だからこそ、しっかりとした適切なお手入れをマスターして、いつも清潔で快適な状態を目指しましょう。

目次

腕時計の汚れの原因

腕時計の汚れの原因はズバリ、皮脂や汗の汚れです。腕時計は衣服と同じで、肌に密着して使用するため、皮脂や汗の汚れが発生してしまいます。ケースやバンドの汚れをそのまま放置しておくと、サビや時計の変色、カビなどを引き起こしてしまいます。

常日頃からのちょっとしたお手入れや掃除が、時計の寿命や肌へのトラブル対策にも繋がるので、適切なお手入れ方法をマスターしましょう。

   汗や汚れが腕時計のサビや痛みの原因に

ワイシャツの袖口が汚れてしまう場合、サビが発生している恐れがあります。日頃、発生してしまう皮脂や汗、水分をふき取らず放置してしまうと、金属が水や酸素に触れてしまい「サビ」という化学反応を起こします。

サビに強いステンレススティールも同様です。汚れがケースとベゼルの間や裏側の溝などの細部に溜まってしまうと、金属本体を守る「酸化被膜」という膜が皮脂や汗などで壊れてしまい、サビが発生してしまいます。

時計を外した際には、柔らかい布やクロスなどで汗と水分をサッとふき取るだけで、ケースやバンド、裏蓋とケースの隙間を湿気から守るパッキンの寿命も変わってきます。

汗や汚れが腕時計のかぶれの原因にも

腕時計が大好きなのにかぶれやすい体質の方は、腕時計の汚れやサビ、カビが原因で、かゆみやかぶれを引き起こしている可能性があります。腕時計に汚れや水気が残ったままにしておくと、雑菌が繁殖してしまい肌トラブルや悪臭にも繋がります。

対策として、腕時計を着用したら乾いたクロスで汚れや水気をふき取り、風通しの良い場所に、しっかりと乾燥させる習慣が重要です。また、金属にかぶれやすい体質の方は、「耐メタルアレルギー」「耐ニッケルアレルギー」仕様の腕時計もお勧めです。

金属アレルギーの方にお勧めの腕時計

腕時計を愛用したいのに、金属アレルギーが原因でなかなか楽しめない方には、金属アレルギーになりにくい素材を知った上で、腕時計をチョイスするのも重要です。

サビにくい長所を持つ腕時計の素材として一番使われるステンレススチールは、金属アレルギーを引き起こしやすいデメリットもあります。汗をかくと金属の成分が溶け出してしまい、体内のタンパク質と溶け出した金属が結合した結果、かゆみの原因となるアレルゲンへ変化してしまいます。

アレルギーになりやすい金属の代表例は、ニッケルやコバルト、クロムやスズ、銅や水銀などがあります。逆に、医療用のメスにも使用されるサージカルステンレスやチタン、プラチナなどはアレルギー反応を起こしにくい金属として、腕時計選びの選択肢の一つとして考えるのもお勧めです。

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金属アレルギーを起こしにくい金属素材を使用した最新の耐アレルギー腕時計モデル

近年の腕時計は、金属アレルギーの方が少しでも腕時計を楽しめるように、金属素材そのものも日進月歩の進化を遂げています。代表的な素材のチタンは、軽くてサビにくく金属アレルギーも起きにくい魅力を持っています。

しかし、純チタン(グレード2)は加工の難易度の高さから質感や仕上げに高級感を出しづらいデメリットがありました。多くの腕時計ブランドは、チタンの特性を活かしたまま、質感と仕上げに高級感を出せるチタン合金(グレード5)の改良を日夜続けています。

ここでは腕時計好きの方必見の金属アレルギーを起こしにくい金属素材を使用した最新の腕時計モデルをご紹介します。

・特殊合金セラタニウム® のIWC ビッグ・パイロット・ウォッチ・ショックアブソーバー XPL IW357201

新素材の開発と加工に力を入れてきた時計業界の新素材のパイオニアと言えば、IWCシャフハウゼンです。1980年代には「チタニウム・クロノグラフ」と軍用チタン製ダイバーズ「オーシャン2000」を発表しています。

そして、チタンの軽さとセラミックの傷つきにくさをハイブリッドした「セラタニウム® 」を開発。DLCコーティングのようにセラミックを表面塗布することなく、特別製造したチタニウム合金を炉で焼成することで、素材の表面をセラミック化させています。その結果、腕時計に衝撃を受けた際でも表面が剝がれない特性も生み出しています。

歯医者さんの治療でもよく使われるセラミックは、材質が陶器のため金属アレルギーを起こしにくい特質があります。セラミックは安定性の高い物質なので、経年劣化をしにくいのも大きな長所です。

IWC ビッグ・パイロット・ウォッチ・ショックアブソーバー XPL IW357201は、年間生産数10本に限定されている特別なモデルなので、腕時計愛好家の方にお勧めです。/p>

・ブライトチタンのグランドセイコー SBGH291

1975年に世界初のチタン製ダイバーウォッチを市販化させたセイコーもチタンの改良と進化に卓越しています。セイコーが開発した高機能性を持つ「ブライトチタン」は、純チタンの約1.5倍の硬度と純チタンでは出せない高級感溢れる光沢を両立させています。

セイコーならではの洗練された気品を感じさせるルックスは、金属アレルギーの方にもお勧めできる最新の腕時計のモデルです。

他にも、ウブロやカシオ、リシャールミルやオメガなどもチタン製の腕時計モデルを得意としています。気になる方はご自身の体質と目的に合わせて、気になるメーカーの耐アレルギー腕時計モデルをチョイスするのをお勧めします。

正しい保管で腕時計の寿命を伸ばす

大切な腕時計をしっかりと保管するのも正しいお手入れ方法の一つです。保管方法一つで、大切な腕時計の寿命やトラブル防止にも役立つので、正しい保管場所と保管方法をマスターしましょう。

腕時計の素材別の保管方法は勿論、普段から愛用する腕時計の短期間の保管方法、しばらく使用する機会のない長期間の保管も合わせて、ご紹介します。

腕時計の正しい保管方法の基本

腕時計を外した際に、そのまま置きっぱなしにしてしまうと、時計にダメージが蓄積してしまう恐れがあります。時計は精密機械なため、長期間ダメージが蓄積すると時計内部に不調を引き起こしてしまいます。腕時計にダメージが溜まる保管方法を避けることが、腕時計の寿命を伸ばすために必要不可欠なのです。

・高温多湿を避ける 腕時計は繊細な精密機械です。気温や湿気の変動が激しい場所や高温多湿な場所で保管すると、サビや故障の原因になるのでご注意ください。

・直射日光を避ける

直射日光の当たる場所で腕時計を保管すると、文字盤の日焼けや革ベルトの痛みを招きます。直射日光の当たらない場所で保管するようにしましょう。

腕時計の磁気帯びに注意

正しい腕時計の保管方法として要注意なのが、磁気を強く発生する製品の周囲から、大切な腕時計を遠ざけるように保管する必要があります。

スマートフォンやパソコン、テレビやスピーカー、家具のマグネット、磁気式健康グッズなど多くの磁気製品に私達の生活は囲まれています。もし、大切な腕時計を磁気製品のすぐ側や機器の上に放置してしまうと、磁気帯びが原因で「狂い、ズレ、止まった、動かない」などのトラブルを誘発してしまうのでご注意ください。

対策はシンプルで、5~10センチ以上磁気製品から遠ざけて、腕時計を保管するようにすれば、磁気の影響を受けにくくなります。

腕時計の種類別お勧め保管方法

機械式、クォーツなど、時計の種類によって、保管方法も多少異なるのでご注意ください。特に長期の保管の場合は、不具合や故障に繋がる恐れもあるので、重要なポイントに絞ってご説明します。

・機械式時計の注意点

機械式時計は手動巻き、自動巻き問わず、定期的に時計を動かすのが特に重要です。長期間動かさずにそのまま保管すると、腕時計内部の潤滑油が固まってしまい、内部パーツのトラブルや故障の原因となってしまいます。 数ヶ月に一度は巻き上げるようにしましょう。ワインディングマシーン(ゼンマイ自動巻き上げ機能)があると、より保管が楽になるのでお勧めです。

・クォーツ時計の注意点

電池を入れっぱなしにしたまま、長期保管すると液漏れが原因で故障に繋がる恐れがあります。液漏れが起こると内部パーツや文字盤が腐食してしまい、酷いケースだと故障してしまいます。

クォーツ時計を使用しない場合は、電池を抜いて埃をなるべく被らないように保管するのがポイントです。合わせて、たまには保管ケースから出してセルフメンテナンスをすると、潤滑油のトラブルも防げます。

・ソーラー時計の注意点

ソーラー時計は太陽光で充電する仕組みなので、例外的に日光に文字盤を当てるのが大切です。暗い場所に長期間保管すると不具合の原因になる可能性があるので注意しましょう。 日が当たる窓際がお勧めですが、時計が熱くなり過ぎる直射日光が強い場所は、避けるのが賢明です。

・電波時計の注意点

電波時計は電波を受信する仕組みなので、電波が届きにくい地下の保管は避けるのがベターです。また、磁気製品の側は磁気帯び以外にも電波受信の妨害も受けるので避けましょう。

腕時計の素材別お勧め保管方法

腕時計の素材によって、お手入れと保管方法は異なります。

・金属バンド

金属バンドはサビを防ぐのが重要です。汗や皮脂汚れはサビの原因になりますので、よく拭いてから保管するようにしましょう。

・革バンド

革バンドは金属バンド以上に汗や皮脂汚れに弱く、革そのものも傷みやすい傾向があります。よく拭いた後に、風通しの良い場所で保管する習慣が大切です。直射日光が原因の変色にも注意です。

・ウレタンバンド

ウレタンバンドも他の素材に比べると水に強いですが、温度変化や光に弱い性質があります。他の素材と同様に、湿気や直射日光は大敵です。

腕時計を保管する際に忘れてはいけない重要なポイントは、付属品は全て捨てずに保管する癖をつけるのが大切です。カスタマイズしたい程の一生モノの愛機なら別ですが、色々なブランドの時計をコレクションしたい場合は、時計の買取も大事な選択肢の一つです。

腕時計の付属品、保証書も保管しておけば高価買取に

買取を勧める大きな理由の一つとして、高級ブランドの腕時計はオーバーホールや修理費用が数万円~数十万円と高額なためです。また、近所の時計修理店で割安で修理した場合、純正品以外のパーツで修理してしまった結果、気づかぬうちに価値が大きく下がってしまうケースも存在します。

色々な時計をファッションとして楽しんだ後に、高く売ってまた新しいオシャレなブランド時計を手に入れるスタイルも充実した腕時計ライフです。

そのために、日頃から愛用の腕時計をしっかりお手入れすること。いざ手放すための準備として、付属品や保証書、説明書とベルトのコマ(長さを調節するパーツ)なども合わせて大事に保管しましょう。特に、保証書と箱は忘れずに保管しておくことを勧めます。

腕時計のお手軽メンテナンス方法

大切な腕時計は日頃のちょっとしたお手入れで、サビやカビの予防、更に腕時計の寿命まで変わってきます。しかし、誤った知識で研磨や洗浄をしてしまった場合、変色やサビ、加工や塗装が剝げたり、外装の傷やパッキンの劣化などのリスクも存在します。
ここではお手軽で簡単な毎日できる腕時計のメンテナンス方法をご紹介します。

日々のお手軽腕時計掃除の重要性

「腕時計の汚れの原因」で詳しく述べた通り、皮脂や汗などの汚れはサビやカビの原因となります。それ以外にも、革ベルトは特にですが、ケアを怠ると雑菌が原因の悪臭にも悩まされてしまいます。

皮膚の弱い方は、かぶれのリスクを減らすためにも日々のお手入れは重要です。

腕時計はクロスの拭き掃除と陰干し(自然乾燥)が基本

「難しい洗浄は大切な腕時計にしたくない!」
「腕時計を毎日着けたいのに、忙しくて毎日メンテナンスが難しい!」
そんな方も含めて、日々の腕時計のお手入れは、クロスの拭き掃除と陰干し(自然乾燥)が基本です。前述の通り、腕時計は汚れや水分を放置したままにすると、サビや劣化を招いてしまいます。

腕時計を外した後は、乾いた柔らかいクロスや布で腕時計を拭くだけでもサビやカビの防止にかなり役立ちます。更に、風通しの良い場所で保管する癖や夏場に通気性をよくするために、指一本分ゆるませるとなお効果的です。冬場なら長袖の上から時計を着けるのも汚れの防止に役立ちます。

腕時計の掃除に重曹?

革ベルトに代表される夏場の嫌な臭いに、大切な腕時計が悩まされていませんか?
汗や汚れなどの雑菌の繫殖防止に効果的なアイテムの一つとして、重曹を使うのもお勧めです。

汗や皮脂などの酸性の汚れを弱アルカリ性の重曹は中和させる性質を持っています。また、重曹には除湿効果もあるため、湿気を好んで繁殖する雑菌達の静菌作用も期待できます。

■革ベルトの簡単脱臭方法■

  1. 重曹とジッパー付の袋やビニール袋を用意します
  2. 重曹を包むハンカチやストッキングなどの目の細かい布で包むものを用意します
  3. 大さじ2~3杯の重曹を布で包み、革ベルトと一緒にビニール袋に入れます
  4. 数日置いておく(匂いが軽減されお勧めです)

重曹は天然素材の革製品のお手入れと相性が良く、革ジャンやバッグ、革靴などのカビ対策や消臭対策として、親しまれているお手入れ方法です。ただ、アルミや真鍮、銅などの一部の素材は、重曹と化学反応を起こし変色する恐れもあるのでご注意ください。

重曹でお手入れする際は、メーカーへ問い合わせや説明書をよく読んだ上で、愛用の腕時計に適しているかどうか事前によく確認しておきましょう。

腕時計の自宅でのメンテナンスにお勧めの掃除グッズ

自宅で出来るお勧めの腕時計掃除グッズは、セーム革製のクロスです。セーム革は鹿やヤギから採れる革製品で、柔らかく耐水性に優れているので、腕時計の汚れや水分を拭き取るのに適しています。そのため、時計の表面に傷をつけず、静電気も起きにくいため掃除の際の埃対策にもなります。

中には、クロスに超微粒子研磨剤や艶出しワックスが含まれているものもありますが、ケース素材(ステンレス、ゴールド、プラチナ等)によって、適さない恐れもあるのでしっかりとご確認ください。シャネルやカルティエに多い金メッキ(※時計の裏蓋に”GP=Gold Plate”と表示されているケースが多数)が、剥げてしまう場合もあるので特に注意が必要です。

自宅でお手入れする際は、メーカーや説明書をよく読んだ上で、愛用の腕時計に適したお手入れ方法を事前によく確認しておくのが大切です。

腕時計の隙間にこびりついた汚れを自分でセルフメンテナンスする際は、綿棒や木製の爪楊枝、柔らかい歯ブラシを使った掃除もお勧めです。なぞるように優しいタッチでかき落とせば、面白いように汚れも取れます。

くれぐれも腕時計に傷をつけないように、丁寧なセルフケアを心がけください。自分では落としづらいこびりついた汚れが目立ってきた場合は、プロに音波洗浄を頼むのもマストな選択肢です。

腕時計を自分で洗浄と本格的な掃除をする際の注意点

腕時計を長く使用していると、拭き取るだけでは取り切れない汚れも溜まってしまいます。そういった汚れを洗浄クリーニングしたい方も多くいらっしゃると思います。

結論をお伝えしますが、将来的に腕時計の高価買取を目指す場合は、メタルブレスレット部分の洗浄以外、洗浄クリーニングはあまりお勧めできません。

ポピュラーな洗浄方法として、重曹で作った洗浄液や眼鏡洗浄剤、ポリデントのような入れ歯洗浄剤で、こびりついた汚れをクリーニング方法があります。しかし、腕時計の素材や加工、塗装は製品ごとにまちまちです。素材次第では重曹や各種洗浄液と相性が良くないケースも多々あるので、強くお勧め出来ないのです。

自宅で本格的な洗浄をしたい場合は、事前にメーカーへ問い合わせ確認するのとプロの腕時計クリーニング業者に相談するのが賢明です。

腕時計を洗浄するときの注意点

自宅で腕時計を洗浄する場合は、必ず確認してほしい点が二点存在します。

  • 素材と洗浄方法の相性
  • 防水レベル
の二つは必ず確認するようにしましょう。

一つ目の「素材と洗浄方法の相性」は、上記でも簡単にご説明しましたが、金属によってはサビや傷、革製品なら変色や劣化などのリスクが出てしまいます。化学薬品を使った洗浄を行う場合、金属も素材によっては(特にベンジン、シンナー、アルコール、洗剤等の有機溶剤)で洗うと化学変化で腕時計の素材が劣化する危険性もあります。

二つ目の防水レベルは、防水加工の腕時計も例外ではありません。 つい、腕時計を着けたままシャワーを浴びて一緒に洗ったりしてしまう方もいらっしゃると思いますが、水圧と温度、洗剤と素材の相性の面でお勧めできません。

防水性の高い腕時計でも、メーカーの注意書きで代表されるように「水道水は水圧が高く、ダイバーズウオッチでも防水性能以上の負荷がかかり防水不良になるおそれがあります(※SEIKO防水性能より抜粋)」と記載されています。 また、お湯の温度が原因で予期せぬパッキンの変形を招き、防水性能を低下させるリスクもあるので、ご注意ください。

石鹼やシャンプーなどの界面活性剤は、ゴム製のパッキンと相性が悪く、化学反応が原因で時計内部に水を浸透させやすくなってしまうので、特に注意が必要です。何気ない手洗いや洗顔、家事や洗濯などの水仕事で、石鹸や洗剤がパッキンにダメージを与えてしまい、パッキンの劣化を速めている可能性もあるので、合わせて見直すのをお勧めします。

洗浄をした後は水分残しによるサビとシミに注意

金属に水滴が残ったままだとサビの原因になり、革はシミが残ったりカビの発生の原因となってしまいます。腕時計は精巧なパーツを組み合わせた精密機械なので、ドライヤーを使って近距離で乾かしたりすると、腕時計内部に悪影響を及ぼす危険性があるので気を付けるようにしましょう。

腕時計を自分で洗浄した際には、風通しの良い場所でしっかり陰干しをするのが最重要です。

腕時計の本格的な掃除をする際の注意点

腕時計を自分で分解して、しっかり掃除をする場合も注意が必要です。バネ棒外しでケースとブレスレットを外す時がわかりやすいですが、ベルト着脱時に外装に傷をつけてしまう可能性があるので、基本的に分解掃除もお勧めしません。

更に、誤って裏蓋を開けて分解してしまった場合、保証期間内であってもメーカーの保証が受けられなくなるので気をつけましょう。

ワンタッチで外せる掃除もしやすい有名ブランドの腕時計

腕時計の掃除でお悩みの方は、腕時計の掃除もしやすいワンタッチでベルト(バンド)を交換できる時計はいかがでしょうか? 一般的な腕時計のモデルの大多数がベルト交換をする場合、ばね棒外しなどの工具を使って、取り替えなければいけません。前述の通り、傷をつけるリスクは避けられません。

ワンタッチでベルト(バンド)を交換できる時計なら、普段の掃除が簡単なだけでなく、気分や服装によってワンタッチで簡単に好きなバンドに付け替えることもできます。メタルブレスレットを定期洗浄したい方や気分やスタイルでベルトを楽しみたい方にお勧めです。有名ブランドのワンタッチ交換システム腕時計を二つご紹介します。

カルティエ「サントス・ドゥ・カルティエ」(の一部のモデル)

ベルト交換の自在性を生み出すワンタッチ交換システムの火付け役は、2002年登場のカルティエ(Cartier) の「ロードスター」です。その後、2018年のSIHH(SALON INTERNATIONAL DE LA HAUTE HORLOGERIE=国際高級時計サロン)で、生まれ変わったサントス・ドゥ・カルティエをお披露目。

中でも、工具なしで簡単にベルト交換できる「クイックスイッチ機構」と1コマの調整も簡単な「スマートリンク機構」で、機能面でも話題をさらいました。また、新しいパシャ ドゥ カルティエ ウォッチにもこの「クイックスイッチ機構」が搭載されています。

パネライ「ルミノール・ドゥエ」

2016年登場のパネライ「ルミノール・ドゥエ」も「クイックリリースシステム」を搭載しています。洗練されたエレガントなデザインを自分好みに、あらゆるシーンで着せ替えて楽しむことが出来ます。 (※一部、クイックリリースシステム搭載をしていないルミノール・ドゥエのモデルもございます)

腕時計のやってはいけない洗浄、お手入れセルフメンテナンスNG例

他にも自宅での洗浄やお手入れ方法として、やってはいけないNG例をご紹介します。腕時計の劣化や故障、セルフメンテナンスが原因で腕時計の資産価値ダウンまでありえるので、事前に学んでおきましょう。

マグネット工具に注意

バネ棒外しの代用品として、マイナスドライバーなどのマグネット工具を使用する方もいますが、腕時計が磁気帯びしてしまうリスクがあるので避けましょう。

腕時計の研磨や傷消しは専門家にお任せ

腕時計の傷が目立つようになった頃は、自分で研磨(セルフ研磨)や傷消しをして対処したいと考える方もいると思いますが、プロに任せるのが妥当です。

傷消しや研磨は、細かい傷をつけることで傷を目立たせなくする行為です。仕上がりが難しいのは勿論、ガラスやケースなどに新たな傷を作ってしまう可能性もあるので、セルフ研磨や傷消しはプロに任せるようにしましょう。価値の高い腕時計をセルフ研磨した結果、買取の価値が大幅に下がってしまったケースも存在します。

腕時計のサビ落としも専門家にお任せ

ステンレスのサビ落としも同様です。ピンポイントでサビを落とせるアイテムも市販されていますが、こちらも避けるのが賢明です。サビ取りを自分でやったはいいものの結局自分では落とせないサビだったケースも存在もします。

そして一番のリスクは、眼に見えない裏蓋やリューズの奥で深刻なサビが進行しているのに、気づかず放置してしまうリスクもあるからです。セルフサビ落としを念入りにやっていたのに、眼に見えない箇所のサビが原因で、腕時計が故障してしまい高額な修理費用になってしまっては目も当てられません。

サビが目立ち始めた頃には、本格的なメンテナンスのタイミングと捉えて、プロに任せるのをお勧めします。

腕時計と音波洗浄

腕時計の洗浄方法の一つに、プロも取り入れている音波洗浄があります。眼に見えない部分や細かい汚れに対して、ミクロな微細振動で効果的に洗い流すことが出来ます。

しかし、超音波洗浄機の振動は繊細な腕時計内部に深刻なダメージを与えた結果、故障の原因になってしまう可能性もあるのでご注意ください。

日本トップクラスのユーチューバーであるセイキンさんの動画がわかりやすいですが、超音波洗浄機に腕時計を本体ごと入れると、超音波洗浄機のミクロな微細振動が、腕時計内部のムーブメントを壊してしまったケースが存在します。繰り返し本体ごと超音波洗浄機を利用する行為は避けるのが妥当です。

また、腕時計はケースや裏蓋、バンドの材質、腕時計の加工や塗装は製品ごとに違うため、プロの専門家のアドバイスを受けてから、家庭用音波洗浄機を利用するようにしましょう。

腕時計の汚れ詰まりが目立つようになった頃は、プロに音波洗浄を頼むのもお勧めです。腕時計の洗浄は数千円とリーズナブルな価格なので、手軽に利用しやすいのも利点です。

オーバーホール(分解掃除)が必要な腕時計のコンディションチェックにも繋がるので、大切な腕時計を故障やトラブルから守るために、定期的なプロの音波洗浄を利用するのをお勧めします。

オーバーホールが必要になった場合は、腕時計を買取で手放すのも有効な選択肢です。正規修理は費用が高額な点と修理費用の安い修理店だと純正品以外のパーツで修理した結果、オーバーホールを出したのに価値が下がってしまうからです。

大切な腕時計がオーバーホールを必要とした場合は、大切な腕時計の価値を落としてしまう前に、まずはお気軽にご相談ください。 ピアゾでは独自修理工房を持つ買取業者に修理を安く依頼できたり、パーツ取りで修理費が不要の取引をおこなう場合もあるので、無駄な出費やリスクを避けるためにも、オーバーホールをせずにまずはお問い合わせ頂くことをお勧めします。

腕時計のメンテナンスやお手入れ方法は、素材や加工などの違いによってケースバイケースな部分が多く、特定の洗浄方法や掃除方法を強くお勧めすることはできません。日々可能な簡単な時計のお手入れの基本は以下の2つ。

  • 柔らかいクロスでこまめに拭き掃除
  • しっかりと陰干し

日々楽しみながら二つの腕時計掃除の基本を手軽にするだけで、サビやカビの防止、腕時計の寿命を延ばすことが可能です。一歩進んだ本格的な掃除や洗浄、お手入れをする場合は事前に、メーカーへ問い合わせや説明書をよく読んだ上で、愛用の腕時計に適しているかどうかよく確認しておくが大切です。合わせて、腕時計の汚れ詰まりが目立つ頃は、腕時計のコンディションチェックも兼ねてプロに本格的な洗浄を頼むのも効果的です。

くれぐれも「やってはいけない洗浄お手入れNG例」で詳しく述べた腕時計のセルフ研磨やサビ落としは、大切な腕時計の価値を大きく損なってしまうリスクも高いので、買取も視野に入れた場合は避けることをお勧めします。

もし、オーバーホールが必要になった場合は、腕時計の分岐点と捉え、無駄な出費やリスクを背負う前にお気軽にご相談ください。高級ブランドの腕時計は、オーバーホールや修理費用が数万円~数十万円と高額なため、大切な腕時計の資産価値が高いうちに、高額で買い取ってもらうのも有効な手段です。

ピアゾでは独自の修理工房を持っている買取業者と取引をしているため、修理費のローコスト、高額買取を目指せます。最大9社に一括査定することで、大切な時計達の査定額比較と高額買取も見込めます。




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