更新日:2022年10月06日
ロレックス オイスターパーペチュアル 124300の実機レビューをお届けします!
ロレックス オイスターパーペチュアル 124300は、41mm のステンレススチール製ケースに自動巻き Cal.3230を搭載しています。ロレックスの基本中の基本、オイスターパーペチュアル、通称オイパぺ!腕時計界の頂点に立つロレックスの実機、早速レビューしていきましょう!
ダイヤルはシルバーカラー。サンレイ仕上げで、放射状に光を放ちます。インデックス、針がゴールドカラーだからなのか、どことなく柔和な印象も受けます。
インデックスはバータイプ。外側にミニッツマーカーが配されているので、少し内側に短めの印象です。ダイヤルがシルバーカラーに、インデックス達がゴールドカラーという組み合わせはロレックスとしては新しい印象です。中抜けして見えるのは蓄光塗料が塗布されている為。旧型となった前機114300との違いは、6時位置の「SWISS MADE」の中間に、ブランドマークである王冠が加わったこと。ダイヤルリングのルーレット刻印が輝きます。
ベゼルは滑らかで少し膨らんだ形の鏡面仕上げ。ダイヤルの存在感を引き立てます。
ラグは滑らかな曲線を描きます。ダイヤルのサイズアップにより、前機114300より少しふくよかな印象。
リューズガードのないオーソドックスなタイプです。トップには王冠が鎮座。ねじ込み式で堅牢性を確保しています。
ケース厚は12mm。ダイヤルのサイズアップにもかかわらず、前機と同じ厚みなのはユーザーには嬉しいポイントです。素材は904Lステンレススチール。
搭載ムーブメントは「3230」。自動巻きのマニュファクチュールムーブメントです。脱進機には、ロレックスが特許を取得した耐磁性ニッケル・リン合金製のクロナジーエスケープメントが搭載。これには、スイスレバー方式の脱進機よりもエネルギー効率が15%ほど向上した上に、更に常磁性のブルーパラクロムヘアスプリング(ヒゲゼンマイ)を装備しています。そして香箱とこれらの優れた脱進機の設計変更により、前機に搭載された「3132」よりもパワーリザーブが48時間から70時間へと大幅アップ。ここが前機と最も異なる部分かも知れません。
裏蓋はソリッドバック。ロレックスのムーブメントが動く様を、いつか見てみたいものです…!
バックルはオイスターリンク、5mmのエクステンションリンクが付いたイージーリンク機能を採用しています。スポーツモデルと違って、着脱が容易なのがポイント。
ロレックスの”エントリーモデル”であった、オイスターパーペチュアル。購入しやすい価格とそのシンプルな外観、高い精度のムーブメントと、「ロレックスを買うならまず一本」と言っても過言ではなかった…筈でした。しかし2020年にローンチされたこちらの124300、これまでになかった斬新なカラーリングに、時計愛好家たちはあっと驚いたのです。バリエーションはターコイズブルー(別名ティファニー)、イエロー(別名ピカチュウ…と実にユニーク!)、グリーンなど。瞬く間に人々の心を捕らえて離さず、大人気かつ入手困難なモデルとなってしまいました。先述の有彩色のダイヤルは2022年で公式サイトから姿を消し、プレミア化していますね。ロレックスのコレクション変革は大成功だったと言えるでしょう(ユーザーからはまた遠くなってしまった気もしますが…)。
対してこちらのシルバーカラーは公式サイトにも掲載しており、安定した供給量を保っています。有彩色ダイヤル達に比べるとプレミア、とは決して言い難いのですが、腕時計として外観・中味とも優れた実用時計であることは明白です。どんな装いにもTPOにも似合いますし、一本持っていて損することはまずないと言えるでしょう。そのうちまた新しいモデルが登場し、価値がぐんと上がるかも?しれません。
ロレックスの飽くなき探求心と革新的な取り組みは、いつの時代もファンを楽しませてくれますね!
モデル | オイスターパーペチュアル Oyster Perpetual 41mm |
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型番(REF.) | 124300 |
ケースサイズ | 41mm |
ムーブメント | 自動巻き Cal.3230 |
パワーリザーブ | 約70時間 |
防水 | 10気圧防水 |
その他 | 2020年発売 |
定価(税込) | 723,800円(税込) |
※掲載内容は2022年09月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。