更新日:2026年06月02日

【2026年新作】セイコー創業145周年限定ダイバーズ完全ガイド|HBC005J vs HBB001J、どちらを選ぶべきか?

セイコー プロスペックス 創業145周年記念限定モデル HBC005J・HBB001J
セイコー プロスペックス 創業145周年記念限定モデル2種。左:HBC005J(ダイバーズ 1965 ヘリテージ)、右:HBB001J(メカニカル)

2026年6月10日(水)、セイコー プロスペックスより創業145周年の節目を飾る限定ダイバーズウオッチ2種が同時リリースされます。「セイコー・ブルー」に着想を得た深みのあるブルーを纏ったこのペアは、海外の権威ある時計メディアからも大きな注目を集めています。

価格は83,600円と192,500円——約2.3倍の価格差がある2本のモデル。どちらも「限定」「ブルー」「ダイバーズ」という共通のキーワードを持ちながら、内側の哲学は大きく異なります。購入を迷っているあなたのために、スペック・価格差の理由・既存モデルとの比較・海外評価まで、あらゆる角度から掘り下げていきます。

1881年、服部金太郎が東京・銀座に「服部時計店」を創業して145年。1913年の国産初腕時計「ローレル」の誕生から、1965年の国産初ダイバーズウオッチ、そして1969年の世界初クオーツ腕時計「アストロン」へと続く革新の歴史は、セイコーの誇りそのものです。

セイコー 創業145周年記念限定モデル第二弾

セイコー 創業145周年記念限定モデル第二弾は「セイコー・ブルー」から着想を得たブルーをアクセントカラーとして採用している

今回の2本が纏う「セイコー・ブルー」は、その輝かしい1960年代に制定され、時代とともに磨き上げられてきたブランドカラー。単なるカラーリングではなく、"革新と挑戦"の時代を象徴するDNAとして、両モデルのベゼル表示板と秒針に宿っています。

セイコー プロスペックス HBC005J ダイバーズ 1965 ヘリテージ 限定モデル
HBC005J — 国産初ダイバーズの遺伝子を受け継ぐ、上質なヘリテージダイバー
モデル名 プロスペックス ダイバーズ 1965 ヘリテージ 限定モデル
型番(Ref.) HBC005J
ケース素材 ステンレススチール(ダイヤシールド加工)
ケースサイズ 横 40.0mm × 縦 46.4mm × 厚さ 13.0mm
ムーブメント Cal. 6R55
駆動方式 自動巻き(手巻きつき)
精度 日差 +25秒〜−15秒
パワーリザーブ 約72時間(3日間)
石数 24石
振動数 21,600振動/時(6振動/秒)
ガラス カーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)
防水性 300m空気潜水用防水
重さ 174.0g
中留 ワンプッシュダブルロック ダイバーアジャスター方式
限定数量 世界限定4,000本(国内1,500本)
販売チャネル セイコーグローバルブランドコアショップ専用
日本定価(税込) ¥192,500
海外参考価格 USD $1,400 / EUR €1,500
発売日 2026年6月10日(水)
HBC005J 注目ポイント

1965年への敬意を現代技術で昇華

HBC005Jのベースは「ダイバーズ 1965 ヘリテージ」。1965年に誕生した国産初ダイバーズウオッチ(62MAS)の設計思想を受け継ぐ、コンパクトで完成されたケースシルエットが最大の魅力です。外径40mmという抑えたサイズながら、存在感と品格を両立しています。

搭載ムーブメント「6R55」の実力

心臓部のキャリバー6R55は、セイコーの中堅ラインを牽引する自動巻きムーブメント。最長72時間(3日間)のパワーリザーブを誇り、週末を跨いでも巻き直し不要という実用性の高さが光ります。日差 +25秒〜−15秒という精度も、機械式としては十分に信頼できる水準です。

素材・仕上げのグレード

ケースとブレスレットにはセイコー独自の表面処理「ダイヤシールド」を施し、日常的な擦り傷から美しい仕上げを守ります。ガラスはカーブサファイア(内面無反射コーティング付き)を採用。視認性と耐傷性を両立した、上位グレードにふさわしい仕様です。

快適装着を支えるアジャスター機構

HBC005J ケース・ブレスレット詳細
使いやすさを追求したダイバーアジャスター中留。6段階の微調整が可能。

中留には「ダイバーアジャスター方式」を採用。ボタンを両側から押すだけで最大約15mmの長さ調整が可能(約2.5mm刻み・6段階)。潜水時の気圧変化や日常の腕周りの変化にも対応し、常に最適なフィット感を保てます。

セイコー プロスペックス HBB001J メカニカル限定モデル
HBB001J — シャープで武骨な「サムライ」デザインに、限定仕様のツートンベゼルが映える
モデル名 プロスペックス メカニカル 限定モデル(サムライ)
型番(Ref.) HBB001J
ケース素材 ステンレススチール
ケースサイズ 横 41.7mm × 縦 49.5mm × 厚さ 12.3mm
ムーブメント Cal. 4R35
駆動方式 自動巻き(手巻きつき)
精度 日差 +45秒〜−35秒
パワーリザーブ 約41時間
石数 23石
振動数 21,600振動/時(6振動/秒)
ガラス ハードレックス
防水性 200m空気潜水用防水
重さ 170.0g
中留 ダブルロック中留
限定数量 世界限定9,999本(国内1,500本)
販売チャネル 一般正規販売店でも購入可能
日本定価(税込) ¥83,600
海外参考価格 USD $595 / EUR €650
発売日 2026年6月10日(水)
HBB001J ベゼル・ケース詳細
限定仕様のブルー×シルバーのツートンベゼルが「サムライ」の武骨さにアクセントを添える

サムライらしいシャープなデザイン哲学

HBB001Jのベースはセイコーの人気スポーツモデル「サムライ(Samurai)」。刀でそぎ落としたかのような平面構成を強調したラグデザイン、切れのある角張ったケースシルエット、中駒にも面取りを入れたブレスレットなど、「武」を感じさせるデザイン語法が徹底されています。

限定仕様ならではのツートンベゼル

通常のサムライとの最大の差別化ポイントがこのベゼル。ブルーとシルバーを組み合わせたツートンカラーの逆回転防止ベゼルは、限定モデルだけに許された特別仕様です。「セイコー・ブルー」に着想を得た深みのあるブルーと、シルバーのコンビネーションが腕元に爽やかで洗練された印象を与えます。

デイトカレンダー機能搭載

HBB001Jはキャリバー4R35を搭載し、日付表示(デイト)機能を備えています。HBC005Jにも4:30位置にデイト表示はありますが、4R35搭載のHBB001Jは精度こそ日差 +45秒〜−35秒と広めながら、手頃な価格帯で機能性をしっかりカバーします。

スタイリッシュかつ入手しやすい

世界9,999本限定と比較的多い生産本数に加え、一般正規販売店でも購入できるため、入手ハードルが低い点も魅力です。「サムライ」フォルムのファンにとっては、この特別カラーをまとったモデルを手にする絶好のチャンスといえます。

HBC005Jは1965年の62MASへの「敬意」から生まれたヘリテージデザイン。オーガニックで丸みを帯びたケースシルエット、ホワイトシルバーの爽やかなダイヤル、そして深みのある単色ブルーベゼルがひとつの和として統合されています。ミリタリー系やクラシック系が好きな方に刺さるデザインです。

対してHBB001Jは現代的なスポーツウオッチとしての「シャープさ」を追求するサムライの世界観。直線的でエッジの効いたケース・ラグ、ツートンベゼルの現代的ダイナミズムが際立ちます。ストリートスタイルやスポーツルックにも馴染む、より汎用性の高いデザインです。

2本の価格差は実に10万円以上。この違いを生み出す主な要素は以下の通りです。

HBC005J vs HBB001J
比較項目 HBC005J(¥192,500) HBB001J(¥83,600)
ケースサイズ 横:40.0mm 横:41.7mm
ムーブメント Cal. 6R55(上位) Cal. 4R35(エントリー)
パワーリザーブ 約72時間 約41時間
精度 日差+25〜−15秒 日差+45〜−35秒
ガラス カーブサファイア(無反射コーティング) ハードレックス
ケース表面処理 ダイヤシールド 通常ステンレス
防水性能 300m 200m
中留 ワンプッシュダブルロック
ダイバーアジャスター方式(最大15mm調整)
ワンプッシュダブルロック
ダイバーエクステンダー方式
限定本数 世界4,000本 世界9,999本
購入チャネル グローバルブランドコアショップ専用 一般正規販売店でも購入可

ムーブメントのグレード差、ガラス素材の違い(サファイア vs ハードレックス)、ダイヤシールド表面処理、そして希少性(4,000本 vs 9,999本)が価格差を正当化する主要因です。より高い防水性能(300m vs 200m)や精度も、本格ダイバーとしての格を示しています。

HBC005Jは40mmとほどよいサイズ感で、ラグ間46.4mm。HBB001Jは41.7mm・ラグ間49.5mmとやや大きく、スポーティーな存在感を好む方や手首が大きめの方にフィットします。

HBC005Jのベースとなる通常ラインの近似モデルが「SBDC197」(¥176,000)です。どちらもコアショップ専用モデルで、Cal. 6R55・ダイヤシールド・300m防水・カーブサファイアガラスという基本スペックを共有しています。

HBC005JとSBDC197
比較項目 HBC005J(限定) SBDC197(通常)
価格 ¥192,500 ¥176,000
ムーブメント Cal. 6R55 Cal. 6R55
ベゼルカラー 限定ブルー(セイコー・ブルー着想) ブラック等(通常カラー)
ガラス カーブサファイア(内面無反射) カーブサファイア(内面無反射)
防水性 300m 300m
表面処理 ダイヤシールド ダイヤシールド
中留方式 ワンプッシュダブルロック ダイバーアジャスター方式 ワンプッシュダブルロック ダイバーエクステンダー方式
限定性 世界4,000本(記念刻印入り) 非限定
販売チャネル コアショップ専用 コアショップ専用
発売 2026年6月 既発売

スペックがほぼ共通の両モデルで、大きな実用上の差として注目したいのが中留の方式です。SBDC197の「ダイバーエクステンダー方式」はバックルのサイドボタンを押してコマを引き出すことで長さを伸ばす仕組みですが、HBC005Jに採用された「ダイバーアジャスター方式」はさらに進化した機構で、最大約15mmの長さ調整を2.5mm刻み・6段階で行えます。ウェットスーツの上への装着や、気圧変化に伴う腕周りの変化への対応が格段にスムーズで、本格ダイビングユースにより高い実用性を発揮します。

価格差は¥16,500(約9%)。この差は「創業145周年記念の特別ブルーカラー」「世界4,000本の限定希少性」「裏蓋LIMITED EDITION表記」、そして「上位のアジャスター機構」に対するプレミアム分です。限定コレクションとしての希少性に加え、実用上の装着利便性も加味すれば、十分に納得できるアップグレードといえます。

HBB001Jのベースとなるサムライ系の現行ラインナップで、ケースサイズ・ムーブメント・防水性能を共有する近似モデルとして「SBDY131」(¥83,600)と「SBDY135 PADI Special Edition」(¥86,900)が挙げられます。

HBB001J、SBDY131、SBDY135
比較項目 HBB001J(145周年限定) SBDY131(通常) SBDY135(PADI SE)
価格 ¥83,600 ¥83,600 ¥86,900
ムーブメント Cal. 4R35 Cal. 4R35 Cal. 4R35
ケースサイズ 41.7mm / 49.5mm 41.7mm / 49.5mm 41.7mm / 49.5mm
厚さ 12.3mm 12.3mm 12.3mm
ガラス ハードレックス ハードレックス ハードレックス
防水性 200m 200m 200m
中留 ダブルロック中留 ダブルロック中留 ダブルロック中留
ベゼル ツートン ブルー×シルバー(限定) ブラック等(単色) PADIカラー(赤・青)
特別表記 裏蓋「LIMITED EDITION」 なし 裏蓋「SPECIAL EDITION」
限定性 世界9,999本(国内1,500本) 非限定 非限定

ムーブメント・ケース・ガラス・中留にいたるまで、3モデルのハードウエアスペックは実質的に同一です。つまりHBB001Jは、同じ「器」に「145周年限定ツートンブルーベゼル」「裏蓋LIMITED EDITION表記」「国内1,500本の希少性」を乗せたモデルと理解できます。

価格面ではHBB001J(¥83,600)はSBDY131と全く同価格、SBDY135より¥3,300安い設定。スペックが完全に共通でありながら、限定プレミアムが上乗せされていないのは購入者にとって素直に魅力的なポイントです。

純粋に実用スペックの向上を求めるなら、同系統でCal. 6R35(パワーリザーブ約70時間、精度±15秒)を搭載する上位グレードへの検討も視野に入りますが、6R55の1世代前のムーブメントで、中古品がメインとなってきます。精度やパワーリザーブの性能などにあまりこだわりがなく、このカラーとこの価格で145周年の記念を刻みたいという方には、HBB001Jは申し分ない選択肢といえます。

このペアは発表直後から海外の主要時計メディアが一斉に取り上げ、いずれも好意的な評価を示しています。

Fratello WatchesはライターJorg Weppelink氏による実機レビューを掲載。「ホワイトとブルーの組み合わせは普段好んで選ぶカラーではなかったが、このダイバーでは見事に機能している。サムライのチャームはファンが愛する魅力そのもの」とコメントし、両モデルの個性を認めつつポジティブな印象を記しています。

Monochrome Watches は、HBC005Jについて「62MASへの直系モデルであり、清潔感と輝きのある新解釈。1965 Heritageのクリーンなブライター仕様として際立っている」と評価。HBB001Jは「サムライという名のついた象徴的なプラットフォームを活かした好作」と記しています。

HiConsumption はHBC005Jでは、62MASのDNAを受け継いだフォルムと、記念モデルならではの美しいカラーリングを高く評価。HBB001については「よりシャープでお手頃な兄弟モデル」と記しています。

Teddy Baldassarre は、HBC005のベースが「SPB143から始まった1965フォーマットの洗練された進化形」であることを指摘しつつ、価格以上の優れた装着感を実現している、と評価。また、「サムライは2024年のリデザイン以降、Red Samuraiで注目を集めたプラットフォーム」という文脈でHBB001Jを位置付けつつ、はるかに遊び心のあるデザインと機能性の両立について評価しています。

総じて海外評価のポイントは「伝統的なデザイン言語を活かしながら、セイコー・ブルーで清潔感と記念感を見事に表現した」という点に集約されており、価格帯それぞれにおける「コストパフォーマンスの優位性」もポジティブに評価されています。

こんな方にはHBC005J(¥192,500)

  • 1960年代の62MASを源流とするヘリテージデザインに惹かれる方
  • より高いムーブメント精度・長いパワーリザーブを求める方
  • 300m防水・ダイヤシールド・サファイアガラスといった本格仕様にこだわる方
  • 世界4,000本という希少性と記念コレクション性を重視する方

こんな方にはHBB001J(¥83,600)

  • 直線的でシャープな「サムライ」デザインに惹かれる方
  • 予算を抑えながら145周年限定ブルーカラーを手にしたい方
  • ツートンベゼルというオリジナリティある仕様が好みの方
  • 比較的大きなケース(41.7mm)で存在感を出したい方

セイコー創業145周年を飾る2本の限定ダイバーズは、同じ「セイコー・ブルー」を纏いながら、まったく異なる個性と価値を持っています。

HBC005Jは1965年のレガシーを最先端の素材・ムーブメントで再現した、ヘリテージと機能性の結晶。世界4,000本という限定数ではさほどのプレミアは期待できないものの、セイコーダイバーズのベストバイの一角を担える完成度です。

HBB001Jは「サムライ」というセイコーの人気アイコンに、145周年限定のツートンブルーベゼルを纏わせた個性派。83,600円という手の届きやすい価格で限定コレクションに加われる入口として、幅広いファン層に刺さる一本です。

両モデルとも2026年6月10日(水)発売。国内販売本数はどちらも1,500本と限られています。特にHBC005Jはグローバルブランドコアショップ専用のため、取り扱い店舗が限られています。購入を検討している方はお早めに。

項目 HBC005J HBB001J
ベースデザイン 1965 ヘリテージ(62MAS後継) メカニカル(サムライ)
ムーブメント Cal. 6R55 Cal. 4R35
パワーリザーブ 約72時間 約41時間
精度 日差+25〜−15秒 日差+45〜−35秒
ケースサイズ 40.0mm 41.7mm
ガラス カーブサファイア(無反射コーティング) ハードレックス
防水性 300m 200m
表面処理 ダイヤシールド
ベゼル 単色ブルー ツートン ブルー×シルバー
限定数量 世界4,000本(国内1,500本) 世界9,999本(国内1,500本)
購入チャネル グローバルブランドコアショップ専用 一般正規販売店でも購入可
日本定価(税込) ¥192,500 ¥83,600

本記事の情報は2026年5月時点のものです。価格・発売日・仕様は予告なく変更となる場合があります。購入前に公式サイトおよび取扱店舗にてご確認ください。

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