更新日:2023年07月19日
ロレックス新作が発表される2023年3月27日まであと数日と迫り、今年も待ちに待ったロレックス新作予告ティザーが3/23夕刻に公開されました!
早速巷では映像を見て考察が飛び交っていますが、ピアゾでもじっくりシーンを一つ一つコマ送りで検証して参りたいと思います!
ロレックス2023年新作については以下の記事もご覧ください。
Watches and Wonders Geneva 2023で発表されたロレックス新作の全体像と、廃盤(廃番、ディスコン)となったモデルについてご紹介します。
まずはYoutubeやTwitter、Instagramなどに投稿されたティザー動画を見てみましょう。
今年はエクスプローラーとサブマリーナーが70周年、デイトナが60周年というアニバーサリーイヤーで、記念モデルの新作が登場することも大いに期待されています。目まぐるしく変わる映像。ゆっくりシーンごとに切り取ってみましょう。
昨年も「海」の映像から始まって、ゴールドのヨットマスター登場を匂わせていましたが、今年も「海」なのかなんなのか、それもとっても冷たそうな氷まじりの海と思しき映像から始まっています。そして現れた時計の映像。
アラビア数字の「6」とその他のバーインデックス、サークルつきの秒針、もうこれはエクスプローラーI(Explorer 1)としか思えませんね。しかしエクスプローラーIで海とか水って意外です。どちらかと洞窟探検とかそっちのイメージ。まぁ現行モデルの「ロレックス エクスプローラーI Ref.124270」も100 m防水のオイスターケースで防水性も十分あるんですが、腐食に強いチタンモデルがでるとか?
現行モデルはSSモデルの「ロレックス エクスプローラーI Ref.124270」(写真左)と、SS×YGのロレゾール「ロレックス エクスプローラーI Ref.124273」(写真右)です。エクスプローラー70周年記念モデルは素材変え?サイズ変更?チタンモデルが出たら型番は124277でしょうか。
でもミルガウスは??新作ないの?まさかこれ、ミルガウスの新しいダイヤル?イナズマ針なくなっちゃう?!さすがにそれはないか・・・。
続く映像にある"FROM THE SLIGHTEST"の文字。急にFROM?~からってナニ?と思ったら後の映像で”TO THE GREATEST”って出ますので、繋がっているフレーズっぽいです。”FROM THE SLIGHTEST TO THE GREATEST”なら、「微々たるものから大きなものまで」とでもいう意味でしょうか。今回も前回のディープシー 136660ぐらいどこが変わったんだか分からないぐらい(←失礼)のマイナーチェンジから、大胆な新作まであるぞ、ということ示唆しているのでしょうか。
"FROM THE SLIGHTEST"の部分だけ取り出せば、 "(made) from the slightest"ってことかな、と深読みできなくもないですよね(だいぶ無理やりだけど)。”THE SLIGHTEST”は、「最軽量(の)」。"made of~"は見た目で材料が何か分かる時に使う表現ですが、目で見た時に材料が分からない場合は、"made from~"を使います。一見して材料は特定できないけど、”THE SLIGHTEST”=「最軽量の」ということはやっぱりチタンでは?!なんて。
問題はこの言葉が前の時計か次に出てくる時計か、どちらについて表現しているのか、分からないってことです。次の映像はこちら。
周囲に深い刻みの入ったベゼル上にほんの一瞬映る、立体感があるように見える数字、と来ればサブマリーナではなくヨットマスターっぽいですよね。
左)ヨットマスター 右)サブマリーナ
ちなみにディープシーは2022年の11月という意表を突くタイミングでロレックス初のフルチタンモデル、「ロレックス ディープシー チャレンジ RLXチタン 126067」を発表済みです。
2022年新作 ロレックス Ref.126067 ディープシー チャレンジ RLXチタン、11,000mという史上最高の防水性と、50mmという巨大ケース!
新作予想記事でもご紹介していますが、ロレックス・アンバサダーで、イギリス人セーラーのベン・エインズリーがチタン製ヨットマスター42のプロトタイプモデルを着用していることは周知の事実。意外性がなく面白くはないですが、これが満を持して発売される、というのは大いにあり得ます。
こちらは2022年新作のゴールド製ヨットマスター42。
新しいヨットマスター42のチタンモデル 226657、の誕生でしょうか?!複数モデルへのチタン適用の可能性も。
さて続きまして砂漠?砂?の映像が出てきます。
”DETAIL”の文字。ディテール。これだけでは正直なんのこっちゃですが、続く映像はこちら。
オレンジのグラデーションっぽい色味、かつてロレックスのデイトジャストに”タイガーアイ”と呼ばれたオレンジ&ブラウン系ダイヤルがありましたが、それともまた違った風合いですね。別のサイズの画像も見てみましょう。
うーん、ダイヤルの際にあるロレックスの王冠、デイデイトは除外できますが、→いや、角度によってはあり得るか、やっぱりデイトジャストですかね。オイスターパーペチュアルの可能性もゼロではありませんが。昨年のフラワーモチーフに引き続き、レディデイトジャスト新作の線もありですね。
やっぱり砂漠。オレンジ系の”サンドダイヤル”でも出すんでしょうか。
そして”TO THE GREATEST”の文字。オレンジ系の鉱石でも、トパーズの最高級品である”インペリアルトパーズダイヤル”とかどうでしょう。
そして続いての映像は打って変わって太陽光注ぐ都会的な街並み。背の高いビルだかタワマンだかが乱立していて、右奥、遠くに富士山のようなシルエットの山も見えて、なんならこれ日本だったりして?
”INSPIRATION”、「インスピレーション」の文字の意味するところは?謎ですが、続く映像はヨットのよう。
ヨットマスターを暗示してます?さらに海の上に”EXCELLENCE”の文字。ロレックスではよく見かける「卓越性」という言葉ですね。
からのー、どーん。ブルーグリーンっぽいダイヤルの映像が流れます。
クラウンもロゴも針もゴールドっぽい。これは一体?丸みのある針、厚みのあるインデックス・・・デイトジャストっぽくもありますが、スカイドゥエラーもあり?
ヒント足りません!次行きましょう。急にSSのオイスターブレスレット?
右側の影が思わせぶり。ミルガウスかな?サブ?
次はこちら。
ベゼルに「8」と「10」、その間に丸い点(エクスプローラーIIだと三角)があるということは、GMTマスター2(GMT MASTER II)でしょう。セラクロムベゼル、インデックスのドット周り、針にもゴールド使い。GMTマスターII と言えば2トーンベゼルですが、こちらはグレーっぽくも見えますね。現行モデルのGMTマスターのゴールドモデルはホワイトゴールド、エバーローズゴールドとそのロレゾールのみですので、イエローゴールドモデルが投入される可能性もあり?
次はがらりと雰囲気がクラシカルなゴールド製のケースとリューズが大写しになります。
ドームとフルーテッドを組み合わせたベゼル、外側に向かって広がるリューズの形状は、ロレックスのドレスモデル最高級ラインのチェリーニ(Cellini)の特徴です。
チェリーニ ムーンフェイズ Ref.50535 引用元: www.rolex.com
現行は上のエバーローズゴールドの「チェリーニ ムーンフェイズ Ref.50535」のみですが、こちらの映像ではイエローゴールドに見えますね。同じモデルの素材違いか、他のコンプリケーションか、果たして。
そしてついに来ました!!道路を走っているように見える映像。白いのはセンターライン?
続いてアイスブルーっぽいダイヤルを走り抜けるかのような疾走感溢れる映像。まるでサーキット。文字盤外周部のルーレット刻印がまるで観客席のよう。・・・そう、これはデイトナですよね?!ね!?60周年のデイトナ?!
既にアイスブルー文字盤のデイトナはプラチナモデル Ref.116506などがありますが、新作ではまさか、SS・・・?!それとも新ムーブメント?!期待は膨らみますね!
そしていよいよ動画は終盤へ。
雪煙の立つ情景に”CHALLENGE”の文字。そして次は雪山。
すみません、山には詳しくないので分かりませんが、モンブランとかでしょうか?チャレンジ、雪山。その意味するところは・・・?
最後に、YouTubeの映像は削除されてしまったりするので、Instagramの投稿も貼っておきます。余談ですが、縦長なのでyoutubeで見えないところも見えたりします。逆も然り、です。
ロレックスの新作予告ティザー動画についてじっくりご紹介して参りましたが、新作発表は3月27日。楽しみに待ちましょう。