更新日:2021年08月31日
ロレックス エクスプローラーII 16570の実機レビューをお届けします!
ロレックス(ROLEX) 「エクスプローラーⅡ」の第3世代であるREF. 16570は、生産期間20年以上のロングセラーモデル(現在生産終了)。エクスプローラーⅡ最後の40㎜モデルといわれ、その絶妙なサイズ感や機能性が人気を博しています。20年以上製造されていたので、マイナ―チェンジも多く、仕様によってレア度が異なります。今回はブラック文字盤を実機レビュー!
ロレックス エクスプローラーII 16570を実際に見てみましょう。
漆黒のダイアルに、エクスプローラーの特徴であるインデックスと針。インデックスは小ぶりで上品な印象。ブラックにGMTの赤い針が映えますね。
Ref.16570は白文字盤と黒文字盤の2種類で発売されました。ブラックは落ち着いた雰囲気、ホワイトは爽やかな印象で、どちらも甲乙つけがたい。
6時下位置の表記は製造年によってかわりますが、こちらは「SWISS MADE」。ドーム型ガラスの6時位置には、目をこらさないと見えないくらいの薄さと小ささでロレックスクラウンの透かしが入っています。
2007年頃(製造終盤)からインナーリングに「ROLEX」の文字が刻印されるようになりましたが、こちらには刻印はありません。
ケースと一体感のある同素材(ステンレススチール)のベゼルには、24までの目盛りが彫られ、黒が施されています。前継機(Ref.16550)に比べて数字の線が細く、彫りが浅くなり、スタイリッシュな印象です。
3時位置のサイクロップレンズの部分が大胆に盛り上がっています。これはロレックスが開発、特許を取得した日付表示確認のためのレンズで、日付表示を約2.5倍に拡大する事によって視認性を高めてくれます。ネーミングの由来はギリシャ神話に登場する一つ目の巨人であるサイクロプス。この高級機に突如現れる無遠慮な感じ、まさに一つ目巨人(実用性が感じられて嫌いじゃないです)。
埋め込み型のリューズは意外に小粒。クラウンの下には棒線が彫られています。これはエクスプローラーによくみられる、ケースとリューズの素材がステンレススティールという意味です。
9時側のケースはシンプル。製造初期にあったケースとブレスをつなぐラグの穴はありません。
厚さ12mmのケースの中に搭載されているCal.3185は2ヶ国の時間を把握できるGMT機能や、日付が瞬時に切り替わるクイックチェンジ機能などが備わっています。従来のキャリバーよりもよりメンテナンス性・安定性が向上したのですが、さらに2007年暮れ頃から搭載ムーブメントがCal.3186へとチェンジ。ヒゲゼンマイが「ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ」へと変更され、耐磁性・耐震性に優れ、より安定した精度を保持できるようになりました。
裏蓋はロレックスらしくシンプル。ブレスは3連で、バックルがタイル状のデザインになっているダブルロック。初期(1996年より前)はシングルロックの仕様でした。ラグとの連結部分はブレスが太く、バックルに向かってぐっと細くなっています。これによって手首を楽に動かせます。
エクスプローラーIIは洞窟探検用という特殊なコンセプトを元に開発されたモデルです。簡単な操作で機能性を発揮し、時計自体も堅牢。スタイリッシュなデザインも相まってロングセラーも納得のモデル。
現行の42㎜も存在感があって良いのですが、細身の腕にしっくりくるのはこの40㎜という声が多数! たしかにほどよいサイズ感で手首にフィットします。現在の中古市場では黒ダイアルは状態と仕様によって100万前後、さらに白ダイアルかつレア仕様ですと120~140万という感触です。
モデル | エクスプローラーII
EXPLORER II |
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型番(Ref.) | 16570 |
ムーブメント | 自動巻きクロノメーター Cal.3185 or Cal.3186 |
駆動時間 | 最大巻上時約48時間持続 |
振動数 | 28,800振動 |
防水 | 100m |
ケースサイズ | 直径40mm×厚12mm |
ケース・ブレス素材 | ステンレススチール |
ブレスタイプ | オイスターブレス |
ダイアル | ブラック |
主な機能 | ・GMT機能 ・日付カレンダー |
参考定価 | 567,000円(税込み)※販売年によって変動有 製造期間:1991年~2011年 |
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