更新日:2022年12月13日
ロレックス オイスターパーペチュアル エアキング 116900の実機レビューをお届けします!
ロレックス オイスターパーペチュアル エアキング 116900は、40mmのステンレススチール製ケースに自動巻き Cal.3131を搭載しています。ロレックス実機シーズン、ピアゾにも到来~!今回は、剛健なエアキング。早速実機をレビューしていきましょう!
ブラックダイヤルは、マットな質感。光を吸い込みそうなほど深いブラックです。
ミニッツスケールが特徴のエアキング。12時位置にクロマライト(発光塗料)を塗布した、逆三角形のインデックス。そして通常なら1,2,3…と続くところが5,10,15…と、分の読み方に倣って記されます。パイロットウォッチということで、飛行士の視認性を優先した結果でしょう。
一見すると見慣れない文字盤に驚きますが、慣れると分がパッと分かる、便利な仕様です。
艶やかな鏡面仕上げのベゼル。ダイヤルサイズにしては幅を広くとっている印象です。
滑らかな曲線を描くラグ。下降している先端部分が長めにとってあることで、装着感を高めています。
ストレートタイプ、ガードなしのリューズ。
9時サイドから見たところ。ステンレススチール製です。
搭載ムーブメントは「3131」。3130系のムーブメントですが、より耐磁性に特化したキャリバーです。ミルガウスにも採用されていますね。
耐磁性を高めた秘密は3つ。まずは常磁性パーツ。アンクルとがんぎ車には常磁性のニッケル・リン合金を使用。そしてゼンマイにはブルーパラクロムヒゲゼンマイを採用します。これらの素材によって耐磁性を高めます。次はインナーケース。裏蓋を開けると、ムーブメントを保護するように強磁性の軟鉄性インナーケースが現れます。インナーケースの裏蓋もねじこみ式。そして最後はデイト表示を無くした事。デイト窓を閉じることで磁力の侵入を限りなく防ぐ仕様になっています。なんとも頼もしい、堅牢性の高さ!
裏蓋はお馴染みのソリッドバック。
バックルはフォールディング式に、独特のクラスプが付いたもの。これもロレックスのスポーツモデルにはよくある仕様ですね。エクステンション付きで5mm単位の微調整が可能です。ブレスは、表面がサテン、サイドが鏡面と堅牢なイメージ。
ロレックスのエントリーモデルであった「オイスターパーペチュアル」シリーズ。元々はエアキングとはペットネームなのですが、現在ではダイヤルにしっかりと刻まれていますし「エアキング」として独立したシリーズにもなっています。エアキングが誕生したのは、航空業界が盛り上がっていた1930~1940年代。ここには世界大戦なども含まれますね。「航空業界へのオマージュ」ということでローンチされました。
ロレックスの生み出すパイロットウォッチ、タフな実用性も然り、そして外観も他とは一線を画すクールさがありますよね。またエアキングのバックボーンを知ると、空への浪漫を感じて更に魅力的に映るかもしれません。デイトナ、GMTマスター、サブマリーナではなく、敢えての「エアキング」をセレクトする男性、女性なら惚れてしまいます!(あくまで主観です。笑)
スペックに徹底的にこだわるシリーズで、カラーバリエーションもごく少ないエアキングですが、ブラックダイヤルはどんな装いにも、(ハレの日以外の)場面にも、嫌味なく馴染むでしょう。加えてスマホやPCなどガジェットで溢れる現代、耐磁性というのは腕時計選びの大事な要素になってきています。磁気帯びを気にすることなく使えるスペックは、嬉しいポイントですね。
2022年に126900と世代交代し、生産終了した116900。ちなみに126900は3200系ムーブメントを搭載しパワーリザーブ70時間と大きく伸びているので、利便性では126900の方がわずかに上回っていますね。ですが生産終了したモデルは換金率が上昇する傾向があります。ご売却も是非視野に入れてみて下さいね。
モデル | オイスターパーペチュアル エアキング Oyster Perpetual AirKing |
---|---|
型番(REF.) | 116900 |
ケースサイズ | 40mm |
ムーブメント | 自動巻き Cal.3131 |
パワーリザーブ | 約48時間 |
防水 | 10気圧防水 |
その他 | 2016年以降製造、ランダムシリアル |
定価(税込) | 793,100円(税込、参考価格) |
※掲載内容は2022年12月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。