更新日:2021年10月22日
ロレックス コスモグラフ デイトナ 6263の実機レビューをお届けします!
ロレックス(ROLEX) コスモグラフ デイトナ 6263は、第3世代と呼ばれ、1970年から1988年の約18年間に製造されたモデルです。手巻きデイトナとしては最終型であり、歴代のデイトナのなかでも人気・希少価値ともに段違いのアンティークモデル。相場上昇が著しい1本を実機レビュー!
ロレックス 手巻きコスモグラフ デイトナ 6263 を実際に見てみましょう。
マットブラックダイアルはホワイトとのツートンカラー。シンプルでありながら、細いインデックスや針はシャープな印象。インデックスの先に施された控えめな夜光塗料もいい感じ。目盛りが多くメカニックな雰囲気ですが、3つのホワイトスモールダイアルが抜け感を演出しています。愛好家の間では完成したダイアルデザインと言われ、現行の人気モデルであるデイトナ116500LNが6263を参考にデザインされたという噂もあります。
風防はボックス型のプラスチック。細くて平らなベゼルも同様にプラスチック素材です。耐久性は弱いですが、軽量化に一役買っています。見た目や雰囲気もチープな感じで私的には好きです。このプラスチックベゼルはRef.6263以降使われていません。タキメーターの数字は50から200までで、3mmほどの細いベゼルに書き込まれています。
2つのプッシュボタンは押しやすく、その間には大粒のリューズが配置されています。手巻きなのでリューズの操作性は重要です。Ref.6263のリューズはリューズガードがないので苦も無く操作可能で、軽快な操作音を楽しめます。リューズ頭には3つのドットが彫られ、防水性の高さを表しています。
ケースは13mmほどで、手巻き Cal.727が搭載されています。ケース直径37mmほどと考えても驚くほど軽いです。重量は自動巻きとは雲泥の差ですね。
シンプルな裏蓋は防水仕様の為しっかりとはめ込まれています。
3列のオイスタ―ブレスは中が空洞で、実に軽い。バックルは留め金がシンプルなシングルロックで、以降のモデルではダブル、オイスタークラプスと変わっていきます。ダブル、オイスタークラプスとなると重量も増してきます。
本当に軽いので、驚きました! キャリバー、素材、ブレス構造すべてにおいて軽くするための策がとられているようです。37mmのケースは女性でも着用可能で、プラスチックのライトな雰囲気とロレックスの高性能・デザイン性が堪能できる1本です。
ここ数年で驚くほど相場が上昇した6263。2017年10月にポール・ニューマンが所有していたエキゾチックダイアル・ステンレスベゼル「6239」が約20億円で落札されたことも相場上昇の理由の一つ。6263は現在は1,000万円〜1,300万円あたりで取引されていますが、これからも上がることはあれどもさがることはない雰囲気です!
モデル | コスモグラフ デイトナ
COSMOGRAPH DAYTONA antique |
---|---|
型番(Ref.) | 6263 |
ムーブメント | 手巻き Cal.727 |
駆動時間 | 最大巻上時約 50 時間持続 |
振動数 | 毎時21,600回 |
防水 | 50M |
ケースサイズ | 直径37mm×厚13.5mm |
素材 | ステンレススチール |
風防 | プラスチック |
ダイアル | ブラック |
製造期間 | 1970~1988年 |
参考定価 | - |
ロレックス買取 時計買取ピアゾでは腕時計買取を専門とする9社無料一括査定が受けられます!買取実績掲載中!