更新日:2023年03月13日

ロレックス GMTマスターⅡ 126711CHNR

ロレックス GMTマスターⅡ 126711CHNRの実機レビューをお届けします!

【実機レビュー】ロレックス GMTマスターⅡ 126711CHNR

ロレックス GMTマスターⅡ 126711CHNRは、40mmのステンレススチール、エバーローズゴールド製ケースに自動巻き Cal.3285を搭載しています。ロレックス実機レビューWEEK、お付き合いいただきありがとうございました!オトナなGMTマスターⅡ、早速実機をレビューしていきましょう!

ロレックス 126711CHNR 実機レビュー

ロレックス 126711CHNR 文字盤

ダイヤルは深みのあるブラックカラー。GMTマスターⅡというと、ぱきっとしたコントラストがスポーティなベゼルが印象的ですが、今回はブラック×ブラウン。海外ではまたも飲料水パッケージになぞらえて「ルートビア」、又はその色味から「カフェオレ」等とも呼ばれています。

ロレックス 126711CHNR 文字盤

インデックスは、スクエアと逆三角形、丸と組み合わさった、GMTマスターⅡの見慣れたインデックス。ルーレット刻印と、6時位置にロレックス社独自の高精度クロノメーター認定を受けた証が確認できます。

ロレックス 126711CHNR 文字盤

ベゼルにはロレックス独自の「セラクロム」という素材を用いています。前回ご紹介したヨットマスターⅡ116680でも使われていましたね。この絶妙なカラーリングはこれまでにない印象ですね。レフ番に記された「CH」「NR」は、それぞれフランス語で「Chocolat」「Noir」、カラーバリエーションを示します。両方向回転式です。

ロレックス 126711CHNR ラグ

ベゼルとケース、ベルトの一部には「エバーローズゴールド」、これもロレックス独自の18金素材が使われています。ブラウンとの組み合わせが上品です。

エバーローズゴールド

ロレックスが独自開発した18金素材で、2005年にデイトジャストに搭載されて以降、同社のウォッチ素材として採用されています。
18金と呼ばれる金属は、「75%純金、25%その他」で組成されていて、後者の25%に何をどういった配合で混ぜるかによって、仕上がった金属の硬度や色を変化させます。エバーローズゴールドは、この25%を従来の配合からアップデートし、プラチナをわずかに混ぜることによって変色を防ぎました。この技術はロレックス社によって特許が取得されています。

ロレックス 126711CHNR ケースサイド、リューズ

ストレートタイプ、ガードのついたリューズ。

ロレックス 126711CHNR ケースサイド

9時サイドから見たところ。

ロレックス 126711CHNR 裏蓋

搭載ムーブメントは「3285」。文字盤に確認できた通り、ロレックス独自の高精度クロノメーター認定をクリアしたムーブメントです。3200系キャリバーではお馴染みになってきた、脱進機の改善によるパワーリザーブ70時間という所も、使い勝手が良いですね。 ムーブメントの特徴としては、ローター部分にボールベアリング(玉軸受け)を採用し、滑らかな動作で自動巻きの効率を更に高めたこと。また特許取得の「パラフレックスショック・アブソーバ」という耐震機能を携え、耐衝撃性が格段にアップしていること。などなど、枚挙に暇がありません。これ以上の深堀りはまたどこか別の機会…ということにして、とにかく、ムーブメントとして最上級グレードなのです。

ロレックス 126711CHNR バックル

バックルはセーフティキャッチ付き、また5mm単位で動かせるエクステンションリンクも内臓していますバックルはセーフティキャッチ付き。スポーツモデルによく見られますね。また約5mmずつ微調整が出来るエクステンションリンクも採用しており、装着感においても妥協を許しません。

ロレックス GMTマスターⅡ 126711CHNR 評価

ロレックス実機レビューWEEK、大トリを飾ってくれたのは126711CHNRでした。2018年バーゼルワールドにてローンチのこちら、これまでにないカラーリングに時計界はあっと驚きました。GMTマスターⅡのデザインコードであるバイカラーのベゼル。従来ののペプシ、黒のコーク、最近では黒のスプライトといった、明瞭なコントラストのモデルをパッと思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?一変して落ち着いたカラーリングの126711CHNR、その愛称も「カフェオレ」とは…何とも大人の色香漂う、素敵なウォッチですね。エバーローズゴールド使いも洒落ていて、大人の余裕を感じさせるような、素晴らしい完成度でした。

ロレゾール、新型32系ムーブ搭載という事で、現在の定価は180万円。値上がり、値上がりを繰り返しこの価格になっていて、尚且つ店頭でぽっと買えるものではないというプレミア感が価格を更に引き上げるというクレイジーな現象が起きて久しいロレックスです。いかんせんちょっと高すぎる気もしますが、一級品であることには変わり有りません。そもそも新型肺炎の影響で需給バランスが崩壊したことが発端なのですから、一刻も早くマスクレスになって店頭で安心した価格で時計を買うことが出来る、そんな世の中になってほしいですね。

定価に対し280~300万円のプレミア価格が付いているこちら、換金率もかなり高めでございます!手元に残すか、手放すか、大変悩むところです。ご相談の際は、是非ピアゾへお問い合わせ下さいね!

ロレックス 126711CHNRの仕様・価格について

ロレックス 126711CHNR 仕様・価格
ロレックス 126711CHNR 仕様・価格
モデル GMTマスターⅡ
GMT MasterⅡ
型番(REF.) 126711CHNR
ケースサイズ 40mm
ムーブメント 自動巻き Cal.3285
パワーリザーブ 約70時間
防水 10気圧防水
その他 ランダムシリアル
定価(税込) 1,808,400円(税込、参考価格)

※掲載内容は2022年12月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。

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