更新日:2021年09月07日
ロレックス GMTマスターII 16710の実機レビューをお届けします!
17年に渡って製造され、10年以上前に生産が終了したロレックス(ROLEX) GMTマスターII REF. 16710。相場に陰りが見えない人気モデルは、製造期間中にマイナーチェンジを繰り返し、希少モデルにはプレミア価格がついています。1999年ごろに製造されたA番を実機レビュー! 当時の参考定価:605,000円(税込み)
ロレックス GMTマスターII 黒ベゼルA番 16710を実際に見てみましょう。
漆黒の文字盤に、GMTの赤針が映えています。先端の三角形も視認性抜群です。40ミリのダイアルサイズはちょうどよく、女性でも着用可能だと思います。時・分針はユニークな形で、シンプルなダイアルと調和がとれています。2003年頃から風防の6時位置に王冠の透かしが入ったのですが、A番(1999年頃製造)には入っていません。
インデックスは小ぶりで上品。どの形もシルバー枠の中にスーパールミノバがきれいに施され、ゆがみがありません。3時に位置するロレックスが開発・特許取得しているサイクロップレンズが存在感がありますね。 ベゼル部分は一番傷つきやすいので、気をつけて使用していてもどうしても傷はできるもの。1999年(約20年前)につくられたモデルだと思うと、こちらはむしろ傷が少ないほう。ステンレススチールの耐久性にこだわっているロレックスならでは。Ref.16710のベゼルは黒・赤/黒・赤/青のバージョンが存在します。
暗所ではこのように光ります。画像よりも実物の方が光量があり、まわりが明るくなるようです。Ref.16710は1998年~1999年に夜光塗料がトリチウムからスーパールミノバに変更されました。こちらはスーパールミノバ仕様で、トリチウムを使用している場合は6時位置のバーインデックス部分に「SWISS-T<25」と表記されます。
ベゼルのカッティングが見事ですね。埋め込み型のリューズのトップにはクラウンとその下に「-」が浮き彫りされています。「-」はケース素材がステンレススティールということを表しています。
9時側のケースはシンプル。ケースとブレスをつなぐラグの部分にバネ棒用の穴が開いています。これは2003年以降のモデルからは塞がりました。塞がったことで自分でブレスレットを変えたい人には不向きな仕様になってしまい、穴有を好む方も多いです。
裏蓋はロレックスらしくシンプルです。ブレスレットは3連で中留はタイル状になり、ロレックスの王冠が浮き彫りされています。
今回実機したRef.16710のA番は1990年~2007年の製造期間の中でも中期のモデル。スティックダイアルやCal.3186(製造後期にCal.3185→Cal.3186に変更)ではないものの、なかなかレアな仕様なのではないでしょうか。ベゼルは赤/青が人気がありますが、このオールブラックの佇まいは落ち着いていて素敵です。相場も下がること知らず、現時点はじわじわと上昇傾向にあります。ファンにはたまらない1本です!
モデル | GMTマスターII
GMT MasterII |
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型番(Ref.) | 16710 |
ムーブメント | 自動巻きCal.3185 or Cal.3186 |
駆動時間 | 最大巻き上げ約48時間 |
振動数 | 28,800振動 |
防水 | 100 m |
ケースサイズ | 直径40mm×厚み12.8mm |
ケース素材 | ステンレススチール |
ブレス素材 | ステンレススチール |
ダイアル | ブラック |
主な機能 | ・中央に時針、分針、秒針 ・瞬時に変わる日付表示、日付の早送り機能付き ・秒針停止機能による正確な時刻設定 |
参考定価 | 605,000円(税込み) 製造期間:1990年~2007年 |
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