更新日:2024年12月23日
今年夏のパリ五輪にて、世界中のオメガファンの話題をさらった謎の未発表モデル「ノンデイトのシーマスター 300M ブラック文字盤」。様々なニュース記事、ブログで予想合戦が繰り広げられましたが、2024年11月21日に「シーマスター ダイバー 300M」(210.30.42.20.01.010ほか計4モデル)の公式情報が遂に公開されました。
概ね予想通り、な美しいディテールですね。パリオリンピック2024を観戦する、オメガ アンバサダー ダニエル・クレイグの腕元に、本作と同様の「黒文字盤&メッシュブレスレット」シーマスター 300Mが目撃されたエピソードが影響し、一部ファン達からは“ダニエル・クレイグ”と呼ばれたりもしています。わかりやすい良い呼び名ですね。
ダニエル・クレイグが着用していた黒アルミベゼル&メッシュブレスレットは、正式な発売を待ち望む声が多かったため、ジェームズ・ボンドの愛銃ワルサーPPKの銃口さながら、(人気も)火が噴きそうです。
通称「シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”」は、元007俳優だった頃のボンドウォッチ「ボンド映画60周年記念モデル」ブルー文字盤(210.30.42.20.03.002)の意匠を随所に受け継ぎ、しかも価格を税込1,001,000円に抑えるブラッシュアップぶりで、幅広い層に受け入れられていきそうな気配です。
本記事では、「ダニエル・クレイグ着用パリ五輪2024未発表モデル」予想記事と公式情報を照らし合わせ、本作シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”がどのようなキャリアアップを遂げたのか?ボンドウォッチとの共通点&変更点、気になる値段を中心に、多面的な視野で分析を進めます。みたびダニエル・クレイグが、未発表の「シーマスター ダイバー 300M(※ゴールドモデル?)」を着用していた噂についても検証致します。
1993年に初代モデルが誕生して以来、ロングセラーを誇る「シーマスター ダイバー300M」シリーズ。深海の探検からスマートフォンの電磁波まで耐えられる、確かな防水性能と超高耐磁性能は業界トップクラスの実用性を誇ります。ビジネスシーンでもマッチするエレガントなデザインは見目も好く、ダイバーズウォッチの中でも上位クラスの人気を維持し続けています。
波模様のウェーブパターン、ポップな印象を与える丸い形「○」のインデックス、プロダイバーも納得のヘリウムエスケープバルブ、などは愛好家達からすればお馴染みのシーマスター 300Mのアイデンティティーであり、なくてはならないデザインコードでしょう。
それらの基本情報を踏まえた上で、シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”のセールスポイントをまとめてみました。
≪シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”のセールスポイント≫
予想記事では、「ボンド映画60周年記念モデル」ブルー文字盤(210.30.42.20.03.002)とレギュラーモデルの黒文字盤(210.30.42.20.01.001)を混ぜたような外観、と仮説を立てましたが、思ったよりレギュラー要素は少なめでした。どちらかと言えば、『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場した007のウォッチ210.90.42.20.01.001(※トロピカル風インデックス、ブロードアローマークアリ)と、210.30.42.20.03.002をフュージョンしたようなデザインですね。レギュラーモデルでボンドウォッチっぽさがあるのは、ダイバーズウォッチ愛好家の財布のひもを緩くさせそうです!
それでは、007映画のようにテンポ良く、本作の魅力に迫りましょう。
ピアゾが作成した予想画像。「ボンド映画60周年記念モデル」をベゼル&カラー変更しただけでしたが、ほぼ瓜二つ!?
大まかな変更点をピックアップすると、ウェーブパターンの大小、秒針のカラーリングとドット(「●」)の位置、インデックスの目盛り表示、などが微妙に変更されていますね。予想記事を抜粋しながら、正解・不正解箇所を添削していきましょう。
レギュラーモデルの210.30.42.20.01.001は文字盤の波模様が本作よりも大きく広い。インデックス目盛りも微妙に違う
『ギザギザとやや縦筋を描く細かい光の反射をしており、波模様のダイヤルパターンは細かな形状に見えますね。
最新のコレクションに採用されているウェーブダイヤルは、間隔の大きい幅広な波模様が主流ですが、今回の“謎の黒いシーマスター”は、少し前の世代のモデルによく見られた間隔が狭い細かな波模様があり得そう』 (予想記事より)
ほぼ予想が当たりましたね。ボンド映画60周年記念モデル210.30.42.20.03.002や、「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」 の意匠をカラーチェンジしたものがディテールの基礎となっており、ウェーブパターンの形状やインデックス目盛りが同一です。
レギュラーの210.30.42.20.01.001が共通する箇所は、ダイヤルのカラーリング、ドットが先端にないロリポップ秒針、ベゼルの逆三角など。本作の秒針は先端の赤塗りがないため、そこは違いますが。
予想記事では、先端が黒色?っぽいモノトーンカラーにも見えなくはない……とお伝えしましたが、間違った箇所はそこくらいでした。第33回夏季オリンピックの匂わせ(?)画像から、メッシュブレスレットだという事実は安易に予想できましたが、タフさを漂わせる5連ブレスレットだとどうなったのか、イマジネーションが刺激されますね。
007ファンにはお馴染みのガンバレル・シークエンスを文字盤にデザインした210.90.42.20.01.001はプラチナゴールド製
『チタンかステンレスのどちらかだとは思いますが、色味だけで言えば、プラチナやゴールドもあり得ます』
『その他で気になったパーツは黒ベゼル。
“謎の黒いシーマスター”のベゼルは、レギュラーモデルの210.30.42.20.01.001に使用されているブラックセラミック製ベゼルっぽく見えましたが、あるいは本体がチタン製であれば、ボンド映画60周年記念モデル 210.30.42.20.03.002の陽極酸化処理を施したアルミニウムベゼルという可能性も』
こちらの分析も、概ね的を射ていましたね。セオリー通りにセラミック製ベゼルの可能性が高い、と踏んでいたのですが、よりボンドウォッチっぽさを増したアルミニウムベゼルorチタンベゼルを採用しています。青文字盤のボンド映画60周年記念エディション210.30.42.20.03.002、『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場した210.90.42.20.01.001もアルミベゼルです。
本作のケース素材はステンレススティールを使用しながら、「アルミベゼル=アンティークウォッチ、チタンベゼル=スタイリッシュ」と複数の方向性(選択肢)を提示しているのも、そつがないですね。どちらも違った味があるので、波模様の細かい本作とどのように馴染んでいるのか、実機レビューではベゼルにも注目したいところです。
オメガの伝統、逆三角形マーク「▼」の代わりに、60周年を意味する「60」の数字を添えた210.30.42.20.03.002
『ボンド映画60周年記念モデルの210.30.42.20.03.002は、「60」の数字が緑色に光る隠し要素がありましたが、未発表モデルは「30」の数字にサプライズがあったりするのでしょうか?』
新作はレギュラーモデルで、特別な仕掛けは特にありませんでしたね。筆者個人の主観も混じりますが、『007 女王陛下の007』50周年記念モデル210.22.42.20.01.004のようなシークレット要素が少しでもあったら、よりそそられたのですが仕方ないですね。
210.22.42.20.01.004は、ジェームズ・ボンドを象徴するガンバレルパターン、10時位置のインデックスバー「50」の隠し数字、毎月7日のみデイト窓の数字が映画007のフォントと同じ、など蒐集欲をバリバリ刺激するシークレット要素がてんこ盛りでした。
答え合わせも十分な頃合いですし、新作4モデルと歴代オメガ版ボンドウォッチを軽く見比べていきましょう。また記事後半ではレギュラー210.30.42.20.01.001、ロレックス サブマリーナー 124060をガッツリ比較しています。
⇒「シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”と210.30.42.20.01.001、サブマリーナー 124060を比較」へ
一番人気が予想される、黒アルミベゼル&メッシュブレスレットの210.30.42.20.01.010です。完成度高め、という感想は世代問わず抱くと思いますが、メッシュブレスレットに関しては年代で異なるイメージを持つのではないでしょうか?
40代以上の時計愛好家からすれば、昔の国産時計(※セイコーやシチズン)っぽい、おじ様歓喜の懐かしいセンスが心の琴線に触れそうです。どことなく懐かしい雰囲気が本作にはあるため、“古き良きヴィンテージウォッチ”好きの層を取り込めるかもしれませんね。
近年、様々な分野で昭和レトロブームが起きているので、若者達にはかえって新鮮に映る可能性もあり得ます。5連ブレスレットではなくメッシュを選択したのは、妙趣に富んだ選択かもしれませんね。
黒アルミベゼル&ラバーストラップの210.32.42.20.01.003。スケルトン仕様のソード針、丸くも尖り過ぎてもいないエッジの効いたダイビングベゼル、視認性に優れた丸型インデックスなど、お馴染みのデザインは、縦方向に凹んだ2本線のラバーストラップとも相性抜群です。
不思議なもので、ダイヤルは同じでも、バンドの趣きが変わっただけで、かなり印象の異なる時計に生まれ変わりますよね。色々とスッキリしていて、シュッとした顔立ちに見えますね。同系色でまとめたラバーストラップもアリな選択肢です。
シルバーチタンベゼル&メッシュブレスレットの210.30.42.20.06.002。グレード5チタン製のベゼルは、レーザー加工で立体的に浮き出たポジティブレリーフ仕様。12時位置のドット「○」は、ザラっとした味わいのチタンベゼルとよいコントラストをなしています。
セラミック特有のつるっとした艶感も格別ですが、本作のベゼルも絶妙な風合いを醸し出していますよね。微細な凹凸は、明るい場所、水の中を問わず、光の芸術を演出しそうです。メッシュブレスレットもパッと見た感じでは違和感が少なめですね。
次は、歴代オメガ ボンド関連モデルもチェックしていきましょう。
色合い、雰囲気、カッコ良さ……全ての面で、210.30.42.20.03.002に似ていますよね。うっとりするほどカッコいい007のOPを再現したボンドシルエットを堪能できるシースルーバックが本作ではどうなったのか?後ほどお知らせします。
⇒「シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”のムーブメント」へ
チタン & NATOストラップモデルの210.92.42.20.01.001です。ダニエル・クレイグの最後のジェームズ・ボンド作品 となった『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の記念モデルで、007&オメガファンにとって特別なモデルです。6時位置のブロードアロー(※矢印「↑」のマーク)、ダークブラウン・グレー・ベージュを組み合わせたNATOストラップなど、ミリタリーテイスト強めの意欲作でした。
余談ですが、ダニエル・クレイグが210.92.42.20.01.001の開発にあたってオメガに意見を求められた際に、「NATOストラップ」と即答したそうです。18歳の誕生日に父親からオメガウォッチをプレゼントされ、ヴィンテージ・オメガの愛好家となった、彼らしい素敵なエピソードですね。
2006年公開『007 カジノ・ロワイヤル』着用モデルはシーマスタープロダイバーズ 300M 2220.80.00&プラネットオーシャン 600M 2900.50.91です。こちらのベゼルやストラップのデザインをミックスさせても、本作“ダニエル・クレイグ”はカッコ良さそうですね。
シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”は、径42mm×厚さ13.8mm のSS製ケースです。レギュラーモデル210.30.42.20.01.001は42mm×13.6mmですので、サイズはほぼ変わらずでした。
ダイバー 300Mの現行モデル一覧です。SS製42mmケースサイズが主力ですね。ダイバーズウォッチのコレクションらしく、青文字盤がラインナップの中心だったのですが、少しずつブラックやシルバーグレー系も増えてきましたね。
よーく目を凝らすと、“ダニエル・クレイグ”4モデルは値段の面でも優秀です。ジェームズ・ボンドばりにそつのない仕事ぶりですよ!⇒「シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”の値段」へ
新作4モデルは、2017年発表以来マスター クロノメーター3針モデルの定番である「オメガ 8806」ムーブメントを搭載しています。デイト表示なし、のシースルーバックが特徴です。
“ダニエル・クレイグ”では、メッシュブレスレット&ひと昔前のウェーブパターンを採用していため、ヴィンテージ要素をプラスするためにソリッドバックもあり得るかな、と予想していたのですが、裏スケを選びました。オメガの超高性能ムーブメントを裏ぶたから堪能できるのは嬉しいですね。
サファイアクリスタル製の裏蓋に、黄金&黒色でボンド家の紋章をあしらった『女王陛下の007』公開50周年記念モデルSS製210.22.42.20.01.003&18KYG210.62.42.20.01.001は豪華絢爛な特別仕様
「表面:シンプル、裏面:最先端」というさじ加減は、オメガのエントリーモデル(入門機)として考えれば、最良の選択肢でしょう。
最大のライバルブランドであるロレックスは、入手難易度が高く、価格の下げ止まりも見られないため、オメガがミドルクラス(中価格帯)の高級ダイバーズウォッチ分野で、「レギュラーモデルらしいコストパフォーマンスに優れた新作」をリリースした点は、ケチのつけようがないアプローチだと分析しています。時計入門者が、複雑精緻な高級腕時計の世界を楽しむには、裏ぶたからその動きを観察するのが一番ですからね。
購入予定者にとっては一番の本題と予想される、新作シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”のクライマックスシーン、値段項目にご注目ください!
実用性を削らず、外観を研ぎ澄ました2024年新作シーマスターダイバー 300Mの本作。ジェームズ・ボンドのサイレンサー付愛銃さながら、静かに消費者の心を射抜きそうな威力です。
情報を整理すると、本作は「ボンド60周年記念 / 210.30.42.20.03.002」にスペックがかなり近いのですが、新作210.30.42.20.01.010は税込み1,001,000円、210.30.42.20.03.002は税込価格1,287,000円でしたので、30万円近いプライスダウンを本作では遂げています。細かな仕様(※裏ぶたの装飾や夜光、特別ボックスの有無)の差はあるにしても、まさかここまで安くなるとは……正直驚きました!
『(非ボンドウォッチ・非限定モデルと仮定した場合)“謎の黒いシーマスター”の値段予想は、SSで120~130万円前後、チタンで140~150万円ぐらいが妥協価格ギリギリのラインでしょうか。
210.30.42.20.01.001のように100万円以下だと、消費者目線では理想的な展開ですが、プラスアルファとなるボンドウォッチらしさもエッセンスとしてあれば、それはそれで嬉しいですし。
この当たりの欲張りなユーザー心理をどう鷲掴みしていくのか、オメガの手腕に乞うご期待です!』
予想記事が一番外したのは値段設定だった、という消費者にとっては嬉しいサプライズですね。ボンドウォッチらしいアクセントも随所に散りばめつつ、レギュラーの210.30.42.20.01.001の913,000円(税込)に近い約100万円とは大健闘でしょう。ラバーストラップモデルが同価格の913,000円、グレード5チタンベゼルでも値段が同じ、とは色々予想外でした。
ダニエル・クレイグが6代目ボンド役を引き受ける際に、壮絶な筋トレで9kgの肉体改造&超ヘビースモーカーから禁煙家へ転向したように、値段面でも“徹底した役作り”を本作は実施していますね、本当に凄い!!!
なお、シルバーチタンベゼル&メッシュブレスレット210.30.42.20.06.002は1,001,000円(税込)、シルバーチタンベゼル&ラバーストラップ(210.32.42.20.06.002)913,000円(税込)です。
少し穿った見方をすると、スイス高級時計業界の売り上げ不振も値段設定に影響した可能性がありそうです。情勢を整理してみましょう。
≪スイス高級時計業界と中国市場≫
こういった背景から戦略的に価格を抑えるしかなかった、とも捉えられますね。スイス時計の日本向け輸出は、1~2月で5.9%の伸びを続けているので、その好調ぶりがどこまで維持できるか、コンスタントに情報収集をしておいて損はなさそうです。本作シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”が日本市場ではどれだけ人気が出るのか、今後の動向に注目です。
それらの因果関係を頭の片隅に置きつつ、非ボンドモデルと見比べていきましょう。
レギュラーモデル210.30.42.20.01.001は、本作シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”の比較対象として、外せない立ち位置なため、まずはこちらから見比べていきましょう。
≪“ダニエル・クレイグ”210.30.42.20.01.010と210.30.42.20.01.001のデザインの違い≫
本作はメッシュブレスレットも影響して、クラシックな装いが強化されましたよね。210.30.42.20.01.001は差し色の“赤”がいい味を出していたのですが、新作ではシンプルなモノクロのあしらいに徹し、“新しさと懐かしさ”を共存させています。少し流行りの気配がある、ネオノスタルジックな雰囲気がたまりませんね。
「SEIKOブランド100周年」記事(※第七弾SBED013&第八弾SBXC158)でも似たような感想を述べましたが、「中身=ハイテク、見た目=ノスタルジック」なデザインは、時計業界でもぽつぽつと増えつつある状況です。知人や部下に、若い層の時計好きがいる方は「オメガのシーマスターの新作、メッシュブレスレットだけどどう思う?」と率直な感想を聞いてみても、センスを磨くのに役立ちそうです。
時計界にもノスタルジックブーム、懐古趣味は確かにあるので、その波と流れに乗り遅れないようにアンテナを張っておくとトレンドが掴めますよ!
≪210.30.42.20.01.010とサブマリーナー 124060のデザインの違い≫
本作“ダニエル・クレイグ”210.30.42.20.01.010と同タイプのノンデイト仕様ロレックス サブマリーナー 124060との比較も外せません。本作は“赤”のアクセントカラーがなくなり、サブマリーナーに色々と近づいた印象です。
価格(サブマリーナーの定価は1,318,900円)やブランドイメージも影響しているのかもしれませんが、「サブマリーナー=高級感、シーマスター=カジュアルさ」の違いが見受けられます。124060と比較しても、210.30.42.20.01.010は購買意欲がかき立てられる絶妙なデザイン&値段設定ですよね。
一方シルバーチタンベゼルはロレックスのヨットマスターロレジウムを彷彿とさせますね。
「ロレックス ヨットマスター 40 126622」はケース素材にスチールとプラチナを使用した100m防水モデルで、定価は1,732,500円です(2024年12月時点)。
2024年新作シーマスターについて、そろそろお開き・・・としたいところですが、クレイグが第15回ガバナーズ賞授賞式で、「シーマスター」の未発表モデルをまたも着用していたという情報をキャッチしました。今回もバレバレ(?)が予想されますが、左腕にご注目。
右手はしっかりとポケットが袖で隠れているのに対し、左の袖からはチラッと見えてますね、シーマスターが。プロフェッショナルな彼のことですから、この決めポーズを相当練習して、完璧な写真映りを計算しているはずです。精悍なヒゲをたくわえ、セクシー&ワイルドな新スタイルを確立しつつあるクレイグ。いつまでも色褪せない“ボンド魂”に感服です。
世界中の腕時計ユーチューバー達が魅力的な動画をアップロードしているので、気になったコメントを幾つかご紹介します。
「より高くなって、安っぽいミラネーゼブレスレットになった」
「安価なアルミベゼル、複雑でなくなった複雑機構・・・そして600ユーロ高い」
「39か40mmのケースサイズにして欲しかった」
デザインを中心に絶賛の嵐、と予想していたのですが、値段面で大どんでん返しが待っていました。賛否両論、こちらの動画では値段を中心に辛辣なコメントが目立ちました。
2023年11月「プラネット オメガ エキシビション」では、“幻のホワイトムーンウォッチ”をひっそりと披露し、各方面で耳目を集めたクレイグ。二度あることは三度ある、ではないですが、今回の極秘任務も大成功に終わりそうな勢いですね。
Z世代の若者を中心に、レトロブームは勢いを増しつつありますし、懐かしのコンテンツを巧みにブレンドしたデザインは、腕時計業界にもセンセーションを巻き起こしていく可能性もあり得ます。シーマスター 300M“ダニエル・クレイグ”が日本の20~30代にどれだけ受け入れられていくのか、これからの動向が楽しみですね。
モデル | シーマスター ダイバー300M |
---|---|
型番(Ref.) | SSブレスレット:210.30.42.20.01.010 ラバーストラップ:210.32.42.20.01.003 |
ケースサイズ | 42 mm × 49.7 mm 厚さ:13.8 mm |
素材 | ステンレススティール、シュウ酸アルマイト処理を施したブラックのアルミニウム製ベゼルリング |
ムーブメント | 自動巻き オメガ 8806 パワーリザーブ:55時間 |
防水 | 30 気圧 (300 メートル / 1000 フィート) |
ベルト | 210.30.42.20.01.010:ステンレススティール、フォールディングクラスプ 210.32.42.20.01.003:ブラックのラバーストラップ、フォールディングクラスプ |
ダイアル | ブラック |
クリスタル風防 | 内側に無反射処理を施した、ドーム型強化サファイアガラス |
機能 | 超高耐磁性能ムーブメント, クロノメーター, マスター クロノメーター認定, ヘリウムエスケープバルブ, ねじ込み式リュウズ, シースルーケースバック, 逆回転防止ベゼル |
重量 | 210.30.42.20.01.010:154g 210.32.42.20.01.003:119g |
価格(税込) | 210.30.42.20.01.010:1,001,000円(税込) 210.32.42.20.01.003:913,000円(税込) |
※掲載内容は2024年12月調査時点のものです。
モデル | シーマスター ダイバー300M |
---|---|
型番(Ref.) | SSブレスレット:210.30.42.20.06.002 ラバーストラップ: 210.32.42.20.06.002 |
ケースサイズ | 42 mm × 49.7 mm 厚さ:13.8 mm |
素材 | ステンレススティール グレード5チタン製のベゼル |
ムーブメント | 自動巻き オメガ 8806 パワーリザーブ:55時間 |
防水 | 30 気圧 (300 メートル / 1000 フィート) |
ベルト | 210.30.42.20.06.002:ステンレススティール、フォールディングクラスプ 210.32.42.20.06.002:グレーのラバーストラップ、フォールディングクラスプ |
ダイアル | グレー |
クリスタル風防 | 内側に無反射処理を施した、ドーム型強化サファイアガラス |
機能 | 超高耐磁性能ムーブメント, クロノメーター, マスター クロノメーター認定, ヘリウムエスケープバルブ, ねじ込み式リュウズ, シースルーケースバック, 逆回転防止ベゼル |
重量 | 210.30.42.20.06.002:158g 210.32.42.20.06.002:123g |
価格(税込) | 210.30.42.20.06.002:1,001,000円(税込) 210.32.42.20.06.002:913,000円(税込) |
※掲載内容は2024年12月調査時点のものです。
オメガ買取 時計買取ピアゾでは腕時計買取を専門とする9社無料一括査定が受けられます!買取実績掲載中!
オメガはもちろん、ロレックス、グランドセイコー、タグホイヤー、オーデマ・ピゲなどの高級ブランド時計を独自ルートで激安価格にて販売中です!