更新日:2026年08月20日
ブライトリング トップタイム B31 38mm AB3113281A1A1の実機レビューをお届けします!
ブライトリング トップタイム B31 38mm AB3113281A1A1は、38mmのステンレススチール製ケースに自動巻き Cal.B31を搭載しています。
今回は、近年のブライトリングが推し進める「ヘリテージの再解釈」と「マニュファクチュール化の深化」を象徴する、非常に興味深いタイムピースを取り上げます。歴史的なバックボーンと、ブランド初の試みが凝縮されたこの一本について、深く紐解いていきましょう!
「トップタイム」といえば、1964年に当時の若年層やスタイリッシュな世代に向けて発表された、同社を代表する名作クロノグラフの系譜。あの映画『007 サンダーボール作戦』でジェームズ・ボンドが着用した改造モデル(ガイガーカウンター付き)としても、ヴィンテージ市場やポップカルチャーの文脈で絶大な支持を集めてきた伝説的なコレクションです。
しかし今回はあえてクロノグラフを外し、「時刻表示のみ(タイム・オンリー)」の3針モデルとして再構築された点にあります。早速ディティールを見ていきましょう。
クラシックカーのダッシュボードにインスパイアされたダイヤル文字盤カラーは、清潔感溢れるホワイトをベースに、爽快なスカイブルーを絶妙に配したツートーン仕様。このデザインコードは、1960~70年代のクラシックカーやスピードメーター、ダッシュボードクロックから直接的なインスピレーションを得ています。
ミニマルでありながらも退屈させない絶妙なレトロモダン感を醸し出しており、視認性を高めるために配置された鮮やかなオレンジの秒針が、全体を引き締める絶妙なアクセントとして機能しています。
少し立ち上がったボックス型ガラスがまたヴィンテージ感じられる仕上がり!
ラグは直線部分が目立ちます。全体的に丸みのある仕上がりなので、バランスが取れてよいですね。
リューズからのカット。
9時側からのカット。近年のトレンドである「ダウンサイジング」の流れを汲み、ケース径は現代のラグスポ・文脈においても絶妙な38mmに設定されています。厚みも約10.30mmと非常にスリムに抑えられており、腕元への収まりは抜群です。このプロサイズは、1960年代のオリジナル・トップタイムが持っていたオーセンティックな佇まいを完璧に再現しています。
搭載されているのは、前述の通り約4年の歳月をかけて開発されたブライトリング初となる完全自社製3針ムーブメント「Cal.B31」です。これまでの同社の3針モデルはETAやセリッタをベースにしたムーブメントを多く採用してきましたが、近年進められているマニュファクチュール化の波の中で、このB31は「日常使いにおける究極の信頼性と耐環境性」を追求して設計されました。
パワーリザーブ約78時間(約3日間)、週末に時計を外して置いておいても、月曜日の朝にそのまま正確な時間を刻み続けてくれる、現代のライフスタイルに不可欠なロングパワーリザーブを実現しています。毎時28,800振動(4Hz)、COSC公認クロノメーター取得。10気圧防水。
流麗な3連のステンレススチールブレスレット。スポーティでありながらドレッシーな気品も漂わせます。また、トップタイムのアイデンティティである「モータースポーツの文脈」をさらに強調したい場合は、ヴィンテージのレーシンググローブをモチーフにしたパンチング加工のカーフストラップ(※当社で取り扱いはありません)に換装して楽しむことも可能です。
本日は、ブライトリングのトップタイムをご紹介いたしました。細部に宿る遊び心とクラシックな美学の調和こそが、このモデル最大のヴィジュアル的な魅力!新開発のCal.B31を搭載しているということで、この時計が単なるレトロデザインの復刻モデルではないことが明確になります。
華美な複雑機構をあえて削ぎ落とし、時計の本質である「正確な時刻の読み取り」と「身に着ける歓び」にフォーカス。重厚長大になりがちな近年のスポーツウォッチ市場において、この38mmという小ぶりなサイズ感、そしてレトロカーの計器を思わせる洒脱なダイヤルデザインは、既存の枠にとらわれない確かな審美眼を持つ大人の男性・女性の腕元に、最高の個性を添えてくれるでしょう。すでに数々の名機を見てきた時計通の方にこそ、ぜひ袖を通してその軽やかさとメカニカルなこだわりを体感していただきたい、今最も注目すべきタイムピースです。
2025年の発表以来、時計市場における本機の買取価格相場は、未使用品・極美品をメインにおおむね40万円から46万円前後(定価の約6割弱)のレンジで比較的安定した推移を見せています。華やかなクロノグラフ仕様が主流だったトップタイムにおいて、あえて実用的な3針+新自社製ムーブメント「Cal.B31」を搭載した本作は、通好みの選択肢として一定の支持を得ています。爆発的なプレミア化こそしないものの、ブランドが注力するマニュファクチュール化の潮流を汲んでいるため、大崩れしない底堅い相場を維持しています。
今後は、38mmという現代的なダウンサイジングトレンドに合致したサイズ感や、ロングパワーリザーブ(約78時間)による実用性の高さが再評価される可能性があります。タマ数が急増するモデルではないため、中古市場への流通量が適度にコントロールされれば、相場は現状維持から微増傾向で推移することが期待されます。流行に左右されない「大人の定番」として、長く安心して所有できるタイムピースと言えます。
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| モデル | トップタイム B31 38mm Toptime B31 |
|---|---|
| 型番(REF.) | AB3113281A1A1(AB3113) |
| ケースサイズ | 38mm |
| ムーブメント | 自動巻き Cal.B31 |
| パワーリザーブ | 78時間 |
| 防水 | 10気圧防水 |
| その他 | 2025年発売モデル |
| 定価(税込) | 902,000円 |
※掲載内容は2026年08月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
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