更新日:2025年07月02日
2025年6月27日(金)に日本公開された映画『F1(R)/エフワン』は、世界中で社会現象を巻き起こした『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督とブラッド・ピットがタッグを組んだエンタテインメント大作。圧倒的なスピード表現と心揺さぶるドラマ“地上版「トップガン」”と早くも絶賛の声が相次いでいます。
そしてこの映画に登場する架空のレーシングチーム「APXGP」の公式スポンサーを務めているのがスイスの高級時計ブランド、「IWC シャフハウゼン(IWC SCHAFFHAUSEN )(以下、IWC)」。映画の中では、ブラッド・ピットをはじめとした登場人物たちがIWCの腕時計を着用しており、さらにIWCは映画「F1®」とのパートナーシップを記念して、新しいパイロット・クロノグラフ·ウォッチなど関連モデルを発表しています!
映画『F1/エフワン』とIWCの腕時計は、F1ファンや時計愛好家にとって熱い注目を集めています。本記事では、映画とIWCの関わり、ブラピが愛用する時計や映画に登場する着用モデル、関連モデルを解説し、購入を検討する方に役立つ情報をお届けします。なお、本ブログでは映画の内容に関する記述も含みますので、ぜひ鑑賞後にお読みいただくことを推奨いたします。
2025年6月27日に日本公開された『F1/エフワン』は、ジョセフ・コシンスキー監督(『トップガン マーヴェリック』)とプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー、主演ブラッド・ピットという超豪華布陣で制作されたレーシング映画で、臨場感あふれる映像と実車を用いた撮影、そして熱い人間ドラマが大きな話題となっています。
製作にはあの天才レーサー、ルイス・ハミルトンも名を連ね、F1の全面バックアップを得て制作された本作は、グランプリ開催中の世界各国の本物のサーキットコースを使い、映画史上類を見ない規模で撮影を敢行。数か月の厳しいトレーニングを積んだ出演者本人がF1マシンを実際に操縦するなど、限界までリアルを追求しています。もちろん、ルイス・ハミルトンは本人役で、ほかにもマックス・フェルスタッペンなど現役ドライバーが出演しています!また、アブダビでのレース会場では、観戦客の中に俳優クリス・ヘムズワースの姿も。
劇中に登場するマシンは、メルセデスAMG F1チームの協力を得て、F2マシンをベースに特別に製作されました。また、作中には実際のF1レースの映像が多数使用されており、臨場感あふれる映像美も見どころのひとつ。中でもロンドン郊外のシルバーストーン・サーキットで行われた撮影では、ブラッド・ピット本人が40万人の観客の前でマシンを運転したといいます。驚くべきことに、観客のほとんどが彼に気づかなかったそうです。そりゃ想像もしないですよね!!
ブラッド・ピットが演じるのは、常識破りの元カリスマF1レーサー、ソニー・ヘイズ。最弱チームと過酷な試練を乗り越え、命がけで頂点を目指すストーリーが胸熱で、とんでもない迫力映像の裏にある、感動と興奮の人間ドラマが見どころです。
音楽を担当したのは「DUNE/デューン」シリーズや『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、『トップガン マーヴェリック』など数々の名作を名曲で彩ってきた映画音楽界の重鎮ハンス・ジマーで、ハミルトンも自らエンジン音にまつわる音響まで徹底的にこだわったとか。その音の迫力はぜひ、IMAX及びラージフォーマットの4DX、Dolby Cinema(ドルビーシネマ)、ScreenXなどで味わいたいところですね!
映画の中で、ブラッド・ピット演じる主人公が所属するのは架空のF1チーム「APXGP」。このチームの公式スポンサーかつタイムキーパーを務めるのが、IWCです。撮影では120本を超えるIWCのウォッチが映画セットに持ち込まれ、時計以外にもマシンやスーツ、ヘルメットなどあらゆる場面でIWCのロゴが劇中で登場し、リアリティとブランドの存在感を強く印象付けています。IWC以外にも、「メルセデス・ベンツ」、「トミー ヒルフィガー」、「SharkNinja」など他のブランドなど有名ブランドが協力しています。
(C)2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
時計はこの映画において重要な小道具となっています。例えば、ピットクルー、メカニック、エンジニアには力強くテクニカルな印象を与える「パイロット・ウォッチ」を。ブラッド・ピット演じるソニー・ヘイズには、特別な個性を持つヴィンテージウォッチを、そしてダムソン・イドリスが演じる自信過剰な若手新人ドライバーのジョシュア・ピアースには、F1マシンに通じる高級感とパフォーマンスを兼ね備えた時計を、とそれを身に着けるさまざまな登場人物の個性を映し出しているのです。
本作を盛り上げるべく、公開直前の6月22日(日)には、本作のジャパンプレミアが華々しく開催され、ブラッド・ピット公認声優としても知られるソニー役の堀内賢雄さん、ルーキー・ジョシュア役の日本語吹替を担当する森本慎太郎さん、チームを支えるピットクルーの女性リーダー・ケイト役を演じる佐古真弓さんなど豪華キャストやゲスト集結のレッドカーペット&舞台挨拶が行われました。
また、6月25日(水)にブラッド・ピットの緊急来日が決定し、24日に発表された25日(水)&26日(木)都内劇場での舞台挨拶付き上映のチケットはたった3分で完売!熱狂的な歓迎を受けました。25日の舞台挨拶後には急遽レッドカーペットイベントも開催され、指定された列(F1の「F」、ソニー・ヘイズの「S」、ワーナーの「W」)の観客だけがその場で招待される、というファンなら卒倒しそうなサプライズも用意されていました。なんてニクい演出なんでしょうね!
筆者も26日の舞台挨拶に幸運にも参加できたのですが、堀内賢雄さんも登場し、会場は大盛り上がりでした!こちらの会場ではブラッドピットの「P」にちなんで、P列10番の座席の方にブラッドのサイン入りウェアと映画のポスターがプレゼントされていました。
この日、森本慎太郎さんはお越しになれませんでしたが、のちほどゲームセンターで一緒にゲームをしたり、プリクラを撮ったりと楽しく過ごされた様子がSNSに投稿されていました。
時計好きとしても有名なブラッド・ピット、今回の来日では劇中で着用していた時計が拝めるのかな、と期待を寄せましたが、彼の腕元に光るのはパテック・フィリップの「ノーチラス」でした。NYでのプレミアでは同じくパテック・フィリップの超レアなヴィンテージ「カラトラバ 2526」を着用していましたし、映画のプロモーションだからって合わせたりはしないんですね。
ブラピはノーチラスだけでも複数所持していますが、色味の感じから、愛用しているヴィンテージの「パテック フィリップ ノーチラス 3700 ”ジャンボ”」でしょうか。
IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)は1868年創業。ドイツにほど近いスイス北東部に位置するシャフハウゼンに本拠を置き、精密な自社製ムーブメントと洗練されたデザインで世界中の時計愛好家から高く評価されています。ドイツ語圏の文化の影響か、他のスイスブランドのような華やかさよりも、質実剛健なクラフツマンシップと実用性を感じさせる時計作りが特徴的で、それでいながらデザインはあくまでも 洗練されており、凛とした気品をたたえている唯一無二のブランドです。
現在のIWCのラインアップは、大きく6つに分けられます。「ポルトギーゼ」「ポートフィノ」「アクアタイマー」「パイロット・ウォッチ」「インヂュニア」「ダ・ヴィンチ」のいずれかで、「技術と精密性の追求」を哲学とするIWCは、毎年のようにシリーズの刷新を実施しています。
また、IWCは手厚いメンテナンス体制にも定評があります。通常の時計ブランドの修理部品保有期間は10年前後が一般的で、生産終了した時計はその後数年で修理の受付け終了となります。一方、IWCは世代を超えて受け継がれ、愛され続けることを目指し、1868年の創業以来製造されたどんな時代の時計にも対応する、としています。
また2019年より新たに「MY IWC」プログラムを導入し、国際保証は2年から8年へと延長されました。 こういった心強いサポート体制が、IWCを安心して使える大きな理由の1つとなっているのは間違いありません。
IWCと言えば、「パイロット・ウォッチ」や「ポルトギーゼ」のように、航空や航海のための高精度な計器製造にルーツを持つイメージがありますが、実はレースの世界でも長年にわたり関係を築いてきました。
2004年以来IWCとメルセデスAMGはパートナーシップを提携し、2013年からはメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームの公式エンジニアリングパートナーを務めています。2019年にはこのチームのために2つの特別なパイロット・ウォッチを限定エディションを製作。マットブラックの酸化ジルコニウムセラミックケース、カーボンファイバーの文字盤など、F1レースでも採用されているハイテク素材が使われています。
また、2018年、IWCは「IWCレーシングチーム」を発足し、自らが選んだマシン、1955年型メルセデス・ベンツ 300SL“ガルウィング”で由緒ある歴史的なレースイベントに参戦しています。
IWCはモータースポーツの分野において、単に公式計時という役割を果たすだけでなく、F1マシンにインスパイアされた素材・技術の導入など、F1の過酷な現場で求められる精度や耐久性を、時計製造にも反映しているのです。
ではいよいよ本題に入りましょう。
映画全体を通して、注意深く見ればIWCの時計が数多く登場することに気づくでしょう。実際、パイロット・ウォッチ・コレクションの時計が様々な登場人物の手首に数多く見られます。さらに、APX GPチームを記念した、黒とゴールドを基調とした新作もいくつかあります。そのうち3本はクロノグラフで、ドライバーにふさわしいスタイルです。そして主人公の腕には、時計ファンなら身を乗り出して見つめてしまいそうな時計がはめられています。
IWCが「APXGP」チームから着想を得て製作した3つのパイロット·クロノグラフと、関連モデルを中心にご紹介しましょう。
ちなみにIWCは『トップガン マーヴェリック』でも登場していましたね!興味のある方はこちらの記事もどうぞ!
『トップガン マーヴェリック』劇中に登場する時計に注目、さらに「トップガン」にまつわるエピソードや、一般発売されていないIWC パイロット・ウォッチのSFTIモデルなどをご紹介して参ります。
1本目にご紹介するのは、ブラッド・ピット演じるソニー・ヘイズが着用する時計にインスピレーションを得た2025年新作モデルの「インヂュニア」です。(ブラッド・ピットが実際に着用している時計はこちらではありません。)
インヂュニア・オートマティック 40 Ref.IW328908 ステンレススティール製ケース、直径40mm、厚さ10.7 mm、10気圧防水、IWC自社製 自動巻きキャリバー32111、パワーリザーブ120 時間、グリーンダイヤル、限定1000本、定価¥1,954,700
1000本限定のこのモデルは、ステンレススティール製ケースとブレスレットに、ゴールドのアプライドインデックスが際立つグリーンの「グリッド」パターン文字盤を組み合わせています。映画でソニー・ヘイズが着用するモデルと同じカラースキームとデザインを採用し、ゴールドの針やゴールドコーティングのメタルマーカーにはスーパールミノバ®が施されており、あらゆる光環境下でも高い視認性を確保します。
「インヂュニア」らしい特徴として、5本の実用的なネジでケースリングにしっかり固定されたベゼルや、ミドルリンクを介してケースに接続された一体型ブレスレット、そして快適な装着感をもたらすバタフライフォールディングクラスプが挙げられます。ムーブメントにはIWC自社製キャリバー32111を搭載し、最大120時間のパワーリザーブを実現。10気圧の防水性能も備えています。さらに、インヂュニア伝統の軟鉄製インナーケースがムーブメントを磁気からしっかりと守ります。
価格は1,954,700円で、レギュラーモデル(IW328901など)よりも178,200円高い設定となっています。
なお、この時計は映画のNYプレミアで、ブラッド・ピットではなく、実在のF1ドライバーでありメルセデス・ベンツのチームメンバーでもあるジョージ・ラッセルが着用していましたね。
劇中でブラッド・ピットが実際に着用しているのは、歴史的モデル「インヂュニアSL 1832」(通称ジャンボ)をベースにした特別仕様のオーダーメイドウォッチです。IWCと、ヴィンテージウォッチからオーダーメイドのタイムピースを製作するデザインスタジオ、クロイスター・ウォッチ・カンパニーとのコラボレーションにより、映画用時計として製作されました。
© Warner Bros. Pictures / Apple Original Films
「ソニー・ヘイズには、特別なビンテージ・ウォッチを着けて欲しいと思ったので、ジェラルド・ジェンタが手がけた『インヂュニアSL』に少し手を加えた時計がしっくりきました。彼の父親が使っていたものを譲り受けたというイメージで」 ----コシンスキー監督
実際に劇中では、ソニー・ヘイズが父親との写真の前にこの腕時計が置く、というシーンが何度も登場します。暗いベッドルームで文字盤の夜光を放っている様子などくっきりと映っていたり、何度かフォーカスされますので、ぜひ注目してみてくださいね。
時計界の巨匠、ジェラルド・ジェンタによる「インヂュニアSL 1832」は、独特な形状のケース、グリッドダイヤル、Hリンクスタイルの一体型ブレスレットを特徴とし、ラグスポの源流となったモデルの1つです。生産数はわずか1,000本あまりで、時計マニア垂涎のコレクターアイテムとなっています。
オリジナルの仕様から文字盤がグリーンへと変更されたこの時計を、2024年7月に開催されたハンガリーGPで着用しているブラッド・ピットの姿が目撃されており、時計ファンの間ではF1映画の撮影と関連性も指摘され、話題となっていました。
のちにこれはブラッド・ピット演じるソニー・ヘイズを象徴するグリーンをダイヤルに採用した、特注モデルだったことが判明した、というわけです。
ちなみにこのカスタムモデルはデイト表示をなくしてよりシンプルなフェイスに仕上げられていますが、IWCがリリースした限定新作モデルは、2023年刷新されたレギュラーモデル同様にデイト表示があります。
ジェンタのデザインコードを踏襲しつつ、120時間パワーリザーブを備える自社製の32111キャリバーを搭載、軟鉄製インナーケースによる優れた耐磁性、10気圧の防水性などを確保するなど、技術面では現代モデルらしくアップデートされた新型インヂュニア。果たして人気王道ラグスポの仲間入りとなるのか?!
厳密には登場する時計、というわけではありませんが、小ネタとして。
映画は世界三大耐久レースのひとつ、フロリダの「デイトナ24時間レース」から始まります。架空のレーシングチーム『チップ・ハート・レーシング』で夜間ドライバーを見事にこなし、優勝へと導いたソニー・ヘイズは、さっさと会場を後にしようとします。そのときシェー・ウィガム演じるチームオーナーから「時計はいらないのか?」と緑色の箱が掲げられますが、ソニーは(筆者の記憶でセリフは定かではありませんが)「自分のがある」と断ります。
緑色の箱、と言えば・・・あれですね、「デイトナ24時間レース」の優勝者に贈られる時計といえば、バックケースに"winner"の文字が刻まれたロレックスの「コスモグラフ デイトナ」ですよね?思わずニヤリ、としてしまった瞬間でした。
ロレックスはIWCと同様、いやそれ以上に、モータースポーツと関わりの深いブランドです。その歴史は1930年代初頭のレーシングドライバーのサー・マルコム・キャンベルが地上最速の世界記録を何度も樹立したころから始まり、三大耐久レース(ロレックス デイトナ 24時間レース、ル・マン24時間レース、セブリング12時間レース)やFIA世界耐久選手権(WEC)、ウェザーテック・スポーツカー選手権でパートナーやオフィシャルタイムピースとして支援しています。
そしてもちろんF1も。ロレックスは2013年から世界最高峰のモータースポーツ、F1のグローバルパートナー兼オフィシャルタイムピースを務めており、劇中では何度もロレックスのピットレーン クロックが映し出されます。
ロレックスのピットレーン クロック©Rolex/James Moy
もっとも、2025年からはLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンがロレックスと入れ替わる形でスポンサー契約を結んでいますので、2003年までF1の公式タイムキーパーを務めていたタグ・ホイヤーがF1の公式タイムキーパーに復帰し、ピットレーン クロックも交代となります。こちらはご存知「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」コレクションから着想を得たデザインとなっています。
ちょっと寂しいような気もしますね。
ダムソン・イドリス演じるジョシュア・ピアースには、F1マシンに通じる「高級感」と「パフォーマンス」を兼ね備えた時計を、ということで選ばたのがこちら。第一線で活躍しているとはいえ、新人ドライバーながらこんなゴールド製の高級ウォッチを身に着けるとは、さすがラグジュアリーなF1の世界、などと庶民な筆者は軽く衝撃を覚えました。(無知ですみません・・・)
パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 Ref.IW388309 18Kレッドゴールド製ケース、直径41mm、厚さ14.7 mm、10気圧防水、IWC自社製 自動巻きキャリバー69385、パワーリザーブ 46 時間、ブラックダイヤル、「EasX-CHANGE®」システムを採用したブラックのラバー・ストラップ、定価¥4,108,500
「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41」は、「パフォーマンス・クロノグラフ」コレクションで初めて登場した貴金属モデルです。ケース、リューズ、プッシャーには18Kレッドゴールドを採用し、ブラックの文字盤にはゴールドメッキのアプライドインデックスと針が組み合わされています。文字盤はブラックラッカー仕上げで、精緻な製造工程から生まれる美しい光沢が魅力です。
3時、6時、9時位置の積算計はそれぞれ個別に仕上げられ、細やかなプリントが施されています。インデックスやアラビア数字、12時位置の特徴的なトライアングルマークは手作業でポリッシュされ、取り付け後にスーパールミノバ®が塗布されており、優れた視認性を実現しています。
機能面では、タキメータースケール付きのセラミックベゼルを搭載。クロノグラフ機能と組み合わせることで、1kmあたりの平均速度を測定することができます。ムーブメントにはIWC自社製キャリバー69385を搭載し、ティント加工が施されたサファイアガラスのシースルーバックから、その精巧な動きを眺めることが可能です。
このクラシックなコラムホイール式クロノグラフムーブメントは、高い性能と信頼性、精度を追求して設計されており、最大12時間までのストップタイム計測に対応。IWCならではの縦型サブダイヤル配置を採用し、9時位置に時積算計、12時位置に分積算計を配置することで、直感的な視認性を実現しています。
また、双方向爪巻き上げシステムによって効率的にエネルギーを蓄え、主ゼンマイには46時間のパワーリザーブを供給します。ブラックのラバーストラップにはIWC独自のEasX-CHANGE®システムが採用されており、工具を使わずに簡単にストラップ交換が可能です。
IWCがAPXGPチームの公式スポンサーを務めていることを記念して製作された2サイズ展開のスティール製クロノグラフ、43mm径の「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ “APXGP”Ref.IW378009」と、41mm径の「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 “APXGP” Ref.IW388116」をご紹介します。こちらも架空のチーム「APXGP」の公式チームウォッチとして、劇中でチームメンバーが実際に着用しています。
映画に登場する「APXGP」チーム向けに設計され、ブラック、ゴールド、ホワイトをベースとしたデザインが特徴的です。ステンレススティール製ケースに、ホワイトの数字とゴールドカラーのミニッツマーカーがプリントされたブラックの文字盤が組み合わされます。
ゴールドメッキ仕上げの分針と時針、サブダイヤルの針には、ホワイトのスーパールミノバ®が塗布されています。また、着色サファイアガラスの裏蓋には「APXGP」チームロゴがゴールドでプリントされているのも特別感があって嬉しいポイントです。
ムーブメントには「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 Ref.IW388309」と同様にIWC自社製ムーブメント、キャリバー69385を搭載。
耐久性と防水性に優れたブラックのラバーストラップにも「APXGP」チームを記念した特別なレーザー刻印が施されています。ストラップには、IWCのEasX-CHANGE®システムが採用されており、工具なしにボタンを押すだけでストラップ交換が可能です。
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ “APXGP”Ref.IW378009 ステンレススティール製ケース、直径43mm、厚さ14.8 mm、10気圧防水、IWC自社製 自動巻きキャリバー69385、パワーリザーブ 46 時間、ブラックダイヤル、「EasX-CHANGE®」システムを採用したブラックのラバー・ストラップ、定価¥1,078,000
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 “APXGP” Ref.IW388116 ステンレススティール製ケース、直径41mm、厚さ14.5 mm、10気圧防水、IWC自社製 自動巻きキャリバー69385、パワーリザーブ 46 時間、ブラックダイヤル、「EasX-CHANGE®」システムを採用したブラックのラバー・ストラップ、定価¥1,052,700
ケリー・コンドン演じるAPXGPのテクニカル・ディレクター、ケイトが劇中で着用していたのはIWCパイロットウォッチの定番モデル、「パイロット・ウォッチ・マーク XX Ref.IW328202」です。ピットクルーのリーダーとして、チームのために最強マシンの開発に挑む役どころです。知性と強さ、そして美しさを兼ね備えた女性であるケリーのイメージにぴったりの時計です。
パイロット・ウォッチ・マーク XX Ref.IW328202 ステンレススティール製ケース、直径40mm、厚さ10.8 mm、10気圧防水、IWC自社製 自動巻きキャリバー32111、パワーリザーブ 120 時間、ブラックダイヤル、定価¥1,001,000
シンプルな美を追求した「マーク XX」は、IWCのパイロット・ウォッチにおけるデザインと機能性の本質を体現したモデルです。1948年に英国空軍のために開発された伝説的な「マーク 11」の系譜を継ぐこの時計は、高い精度と耐磁性を備え、計器としての役割を担ってきました。
「マーク XX」では、直径40mmのステンレススティールケースにブラックダイヤルを組み合わせ、ロジウムメッキの針とホワイトの数字、12時位置のトライアングル・インデックスが視認性を高めます。夜光塗料により、暗所でも時刻がはっきり確認できます。
ムーブメントには、最大120時間のパワーリザーブを持つIWC自社製キャリバー32111を搭載。耐衝撃性に優れたガラスと10気圧防水仕様で、日常でも安心して着用可能です。さらに、5連リンクのステンレススティール製ブレスレットは「EasX-CHANGE®」システムに対応しており、工具なしで交換が可能です。
なにせ現場には120本ものIWCの時計が持ち込まれたとのことですから、メインキャストのみならず実に多くのクルーたちがIWCを着用しています。いくつか画像とともにご紹介します。
パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 “AMG” IW388305
パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 “AMG” IW388304
ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー IW503605
↑こちらの「ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー」はハビエル・バルデム演じる「APXGP」のオーナー、ルーベンが着用していたような気がします!エグゼクティブらしい高級感と落ち着きが感じられる時計ですよね。
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ IW378002
さて、あなたはいくつ見つけられるでしょうか?
映画『F1/エフワン』におけるIWCの時計は、単なるマーケティング的なプロダクトプレイスメントを超えて、F1の世界観や登場人物の個性、ストーリーのリアリティを高める重要なアイテムとして登場します。実際に市販されるコラボモデルもあり、映画ファンや時計好きにとって見逃せないポイントとなっています。価格は決して安くありませんが、耐久性・資産価値・ブランドの哲学を考えると十分に適正と言えるでしょう。
劇中では時計だけなく、架空のチーム「APXGP」のスポンサーであるIWCのブランドのロゴがレーシングカー、ドライバーのレーシングスーツやヘルメット、チームのユニフォーム、さらにはガレージ内部にあしらわれていますので、それを探しながら観てみるのも一興ですね。
ちなみにライバルの(記憶が正しければ一人はフェラーリの)メカニックかチームリーダーの方でしょうか、インタビューのシーンでリシャール・ミルの時計を着用されていました。まだまだ注目ポイントが出てきそうな本作。ぜひ皆様も劇場でお楽しみください!
IWC買取 時計買取ピアゾでは腕時計買取を専門とする9社無料一括査定が受けられます!買取実績掲載中!
IWCはもちろん、ロレックス、オメガ、タグホイヤー、オーデマ・ピゲなどの高級ブランド時計を独自ルートで激安価格にて販売中です!