更新日:2022年09月07日
IWC トップガン ブラック文字盤 IW326901の実機レビューをお届けします!
IWC トップガン ブラック文字盤 IW326901は、横41mmのセラタニウム製ケースに自動巻き キャリバー32110を搭載しています。2022年はIWCのトップガンイヤー!ということで、早速実機をレビューしていきましょう!
ブラックカラーのダイヤルは、艶の無い仕上がり。少しざらっとしたテクスチャーで、ミリタリー気分を盛り上げます。IWCパイロットウォッチの証である、三角とドットを組み合わせたマークがアイコニックですね。
インデックスはプリントタイプ。蓄光塗料が塗布され、暗所でも安定した視認性を確保。フラットな顔立ちがパイロットウォッチらしい表情ですが、アラビア数字インデックスの書体が上品で、エレガントな要素もちゃんと垣間見えます。ここがIWCの凄い所。
レッドカラーの「TOP GUN」が効いています。
ケースにはIWC独自の素材「セラタニウム」を採用。 セラミックとチタニウムの合金で、両者の長所を掛け合わせたという、何ともハイスペックな素材です。さらっとした質感はソリッドな印象をもたらします。
ケース一体型タイプのラグは短めで、実用性重視のパイロットウォッチらしい外観。滑らかな曲線を描いています。
リューズガードがないデザインなので、巻き上げたときの感触が良好です。リューズはスポーツモデル定番の、ねじ込み式です。トップにはIWCのロゴが鎮座。
スマートな横顔です。厚さは11.4mmと標準的な厚み。
搭載ムーブメントは「32110」。脱進機を構成するガンギ車・アンクルにシリコンパーツを採用し、より耐磁性に優れたマニュファクチュールキャリバーです。ただしヒゲゼンマイがシリコン製ではないため、同社得意の軟鉄性耐磁インナーケースはそのまま採用しています。巻き上げは双方向。
ソリッドバックのため、IWCムーブメント最大の特徴ともいえる美しい装飾が見られないのが残念…!ですが、裏蓋にはクールな「TOP GUN」ロゴが見られます。
尾錠はクラシカルなベルトタイプ、ベルトは表側がファブリック、裏側がレザーです。軽いけれど、レザーの裏張りによってハリ感も保てます。ファブリック特有の、ケース本体に重心がかかり過ぎる(かと言ってきつく締めすぎると痛い)、ということもありません。
IWCは2022年を「トップガンの年」と謳っています。独自開発した「セラタニウム」や基幹である32000系ムーブメントなど、マニュファクチュールへの絶対的自信の現れでしょうか。新作が続々と発表されるなかで、オールブラックのトップガンIW389106なども最高にクールでした。こちらのIW326901はそのプロトタイプといった印象もありますが、ケース素材とムーブメントの性能を鑑みると、この価格は本当に良心的ですね。
相場や市場流通数はともに安定していますが、現在は使用価値の方が高いかもしれません。「違いの分かる男」ならば、是非一本欲しいところですね。
モデル | パイロット・ウォッチ・オートマティック “トップガン” PILOT'S WATCH AUTOMATIC ”TOP GUN” |
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型番(REF.) | IW326901 |
ケースサイズ | 横41mm |
ムーブメント | 自動巻き キャリバー32110 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水 | 6気圧防水 |
その他 | 2019年発売モデル |
定価(税込) | 797,500 円(税込価格) |
※掲載内容は2022年08月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。