更新日:2023年03月24日
グランドセイコー エレガンスコレクション 暮秋 SBGW287の実機レビューをお届けします!
グランドセイコー エレガンスコレクション 暮秋 SBGW287は、横37.3mmのステンレススチール製ケースに手巻き Cal.9S64を搭載しています。今日は昨秋発売のドレスウォッチにフォーカス!早速実機をレビューしていきましょう~!
ダイヤルは、グランドセイコーに珍しいワインレッドカラー。質感のある仕上がりは、10月初旬から11月頭くらいまでの時節「暮秋(ぼしゅう)」がテーマ。早速ディティールを見ていきましょう!
インデックスは金塊型のバータイプ。きらりと輝きますがダイヤルデザインの邪魔をしない絶妙な塩梅は、グランドセイコーの得意とするところ。秒針は、針先がガラスに当たらないように職人の手作業によって少し曲げられています。
滑らかな斜面を描くベゼル。
美しく輝く溶接型のベゼル。
ストレートタイプのリューズ。
9時サイドから見たところ。ケース素材はステンレススチール。ここに手巻きムーブメントが格納されています。薄型で装着感も良好です。
搭載ムーブメントは「9S64」。かつての9S54の後継機として生まれたキャリバーです。9Sメカニカルと言えば、アンクルとガンギ車にMEMS(メムス)という半導体製造に用いられる技術を用いて、ごくごく微細なパーツ改良を行い徹底的に精度と国産技術に拘ったムーブメントです。
手巻き付き自動巻きではハイビートの9S8系(マスターショップ以上限定)、ハイビート8デイズの9SA5とバリエーションが多いのですが、メカニカル手巻きは9S64とそれベースのキャリバーのみなのですよね。スプリングドライブにも手巻きキャリバーがありますので、メカニカル手巻きの更なるチューンナップは当分先なのでしょうか(技術者泣かせの発言ですね)。
話を戻しまして、勿論手巻きキャリバーのバリエーションが少ないからと言って精度が悪いとか、そういったことは一切ありません。前機よりもパワーリザーブを72時間に引き延ばしたことでトルクが減少、結果安定して高い精度で時刻を刻むことを可能にしました。裏蓋から鑑賞が可能です。ねじ止め式。
つややかなワニ革のベルト。ダイヤルと同じカラーで揃えられた、見た目も質感もリッチです!
本日は、GSの四季を描いたシリーズ「暮秋」をご紹介致しました。ワインレッドカラーにざらっとした質感を持たせたダイヤルに、薄型手巻きムーブメントの9S64。優雅な時を刻む姿が、日本独特の実りある秋を思わせる、何ともリュクスなウォッチでした。少し前にご紹介した「SBGW281」と時を同じくしてローンチされたモデルですが、全く対照的な仕上がりですね。こうしたカラーダイヤルへのアプローチも、各社ずいぶん増えたなと感じます。
レッドカラーというのはウォッチトレンドに上がることは少ないものの、一定数の人気があるように思います。レッド=情熱的、パワフルなどのアグレッシブなイメージを持つ一方で、艶やかで華のある印象も与えます。ウォッチのように全身に対して面積が少ない部分に取り入れると、アクセントになってとてもこなれた印象に。装いがシンプルな方にこそ、是非挑戦してみて頂きたいカラーです。
全国のグランドセイコー取扱店で購入可能なこちらのSBGW287、現在の市場価値は安定した水準を保っています。姉妹サイトクエリでは販売もしておりますので、気になった方はぜひ、クエリもご覧いただけると嬉しいです!
モデル | エレガンスコレクション 暮秋 Elegance Collection BOSHU |
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型番(REF.) | SBGW287(9S64-00Z0) |
ケースサイズ | 横37.3mm |
ムーブメント | 手巻き Cal.9S64 |
パワーリザーブ | 最大巻上時約72時間(約3日間)持続 |
防水 | 日常生活防水 |
その他 | 2022年11月発売 |
定価(税込) | 605,000円 |
※掲載内容は2023年03月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。