更新日:2025年01月07日
2024年も残すところあとわずかとなり、世の中がクリスマス気分に浮かれる中、突如ロレックスの価格改定に関するリーク情報が出回ったのは数日前。リサーチの結果、日本国内のロレックス正規店の店舗でも2025年1月1日 価格改定という確定情報を確認いたしました!一部の商品と、アフターサービスパーツが対象となるようです。
この価格調整は、ロレックスが毎年初めに世界市場で価格を改定するという慣例に従ったものですが、今回はかなり大きな価格変動がありそうです。
なお、チューダー(TUDOR)も同じタイミングで価格改定を実施予定です。
金相場の上昇を受け、フル金無垢とゴールドのコンビモデルと、スティール製であってもデイトナは別で値上げが設定されているようです。本ブログでは現時点で判明している情報やSNSでの噂などについて速報でお伝えします。
ただし噂の真偽につきましては保証いたしかねますので、正確な情報・価格につきましてはロレックス公式サイト、正規店等でご自身にてご確認ください。
【2025.1.1追記】最新価格を知りたい方はこちらへ→「ロレックス最新定価一覧」を更新しました!
ロレックス(ROLEX)の人気モデルの最新版定価一覧表です。
価格改定(値上げ)したブランドと値上げ時期・値上げ率、価格推移などをまとめてご紹介。高級腕時計ブランドの価格改定の原因・背景や今後の見通しについても考察します。
スイス時計協会(FH)、モルガン・スタンレーなどのレポートをもとに、スイス時計業界の最新動向と推定販売収益によるランキングをご紹介します。
ネットに流出したとされる、2025年1月1日ロレックス値上げに関する海外のリーク情報の画像を見てみましょう。
”Dear Retailers,”とはじまり、さらに希望小売価格 (MSRP:Manufacturer's Suggested Retail Priceの略称。)という表現があることから、この文書がロレックス本部から”アメリカの小売業者”に向けて発せられたものだということが読み取れます。
(※アメリカでは独占禁止法により、再販売価格をメーカーが指定することを禁止しており、メーカーはあくまでも「定価」ではなく「希望小売価格」を提示するのみにとどまります。)
かなり具体的な数字が記されていますね。
こちらの流出資料の信ぴょう性がどれほどのものかは分かりませんが、以下、機械翻訳で内容を見てみましょう。
小売店の皆様へ
2025年1月1日より、ロレックス時計のジュネーブ出荷価格が下記の通り改定されることをお知らせいたします。
ロレックスデイトナモデルにつきましては、下記の通りとなります。
つきましては、以下の資料をご確認いただけますようお願い申し上げます。
かなり値上げの幅がマチマチだな、という印象ですね。デイトナの金無垢が突出している点が気になります。こちらはあくまでジュネーブ出荷額についての数字なので、実際の小売り価格にはさらに為替の調整も加わる可能性が高い、という点には注意が必要です。スイスフラン建ての価格が変更になったため、為替レートによって日本円での販売価格も変動する可能性がある、ということです。
価格改定に関して、実際にロレックス正規店にて以下の点については確認できました。
例えば人気モデルのスティール製デイトナ126500LNの定価は現在の2,176,900円から230万円台まで上がるようです。
また、SNSを見てみると、真偽のほどは定かではありませんが、「デイトナのSS製は+8%、コンビは+12%、フル無垢は約19~20%」「SSのGMTマスターIIは5~6%」という口コミ情報もありました。
世界的な金価格の上昇が背景にあるとはいえ、金無垢モデルの値上げ幅がえげつないことになりそうですね。
デイトナ、GMTマスター、サブマリーナー、エクスプローラーI、エクスプローラーIIなどの入手困難なプロフェッショナルモデルなど、人気モデルを中心に最新の定価を一覧にまとめ掲載しています。
ロレックスはここ数年、何度か「価格改定」という名の「値上げ」を実施しています。直近では2024年1月1日にほぼすべてのモデルにおいて概ね10%前後の値上げを実施し、続く2024年6月1日の価格改定ではゴールド系のモデルが約3~4%ほど値上げされました。そして今回2025年1月の値上げです。
ロレックスが定価の値上げをする理由は、主に以下の点が考えられます。
この中で特に金価格と円安について詳しくデータを見てみましょう。
今回は特にゴールドモデルでの値上げが著しく、金相場の影響が大きかったことが窺えます。
たしかに、2024年は地金大手の田中貴金属工業が10月30日に金の店頭販売価格を1グラム当たり1万5104円に設定し、国内の金小売価格の指標として初めて節目の1万5千円を超え、過去最高値を記録した、というニュースは衝撃的でしたね。
この1年で金価格はどれほど上がったのでしょうか。ここで2024年の金の価格推移を見てみましょう。田中貴金属が公表している金価格 店頭小売価格(税込)の月ごとの平均値をグラフにしたものです。
金の店頭小売価格(税込)の平均値が、2024年1月は10,584円だったのに対し、2024年12月は(まだあと数日を残すところですが)14,358円と、なんと35.6%も上昇しています。この数字を見ると、確かにゴールドモデルの値上げも致し方ない側面はあるのかな、とは思えますね。
ロレックスの定価値上げには、長引く円安も大きく影響しています。
対スイスフラン(CHF)で円安傾向が続いており、2023年1月時点では1CHFは140円台でしたが、2024年12月時点でなんとCHFは170円台。とんでもない暴落っぷりです。
かつては2大安全通貨と言われた円とスイスフランですが、先進国通貨を見渡してみれば最弱通貨は3年連続で円、かたやスイスフランは変わらず”最強通貨”と言われており、ここ10年ほどですっかり差がついてしまいました。この状況が大きく変わることはなかなか想像しづらいものがありますよね。
ロレックスの価格改定とその背景などについてお伝えしてまいりました。
ロレックスの大幅な定価値上がりに対して、「もう買えない」「ロレックスにそんな大金を払う価値はない」といった悲観的、否定的な声も聞こえてきています。
とはいえ、もちろんロレックス以外の高級腕時計ブランドも軒並み値上げはしていますので、正規店で定価で買いたいならさっさと購入したほうがよさそうです。
定価が上がれば中古価格も上がることは予想されますが、在庫がダブついているモデルの場合はさほど大きな値上げに踏み切れないケースもあるでしょう。 定価の値上げによって、いよいよ並行・中古価格と定価の差が縮まってきますね。定価で普通に買いたい人にとってももちろんですが、転売ヤーにとっては利幅が減るわけですからかなり残念なニュースでしょう。
事前予約が必要な店舗はどうしようもありませんが、これからあと数日、年末までロレックスは駆け込み需要でさらに争奪戦となりそうですね。
ロレックスの2025年新定価が判明しましたら、ピアゾの「ロレックス(ROLEX)最新定価一覧表」も更新いたしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。(※2025.1.1 更新済みです!)
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