更新日:2024年05月21日
ここ数年何度も価格改定を実施しているカルティエ(Cartier)ですが、2022年11月、2023年4月、2023年10月に続き、2024年5月21日にまたも値上げを実施しました。
現在こちらのページに掲載中の価格表は、2024年5月21日に価格改定したカルティエの人気主要モデルの新旧定価一覧表です!
2023年10月17日価格改定後の価格と2024年5月価格改定後の定価を比較した【最新版カルティエ人気モデル 定価一覧表】です。価格表示は税込みです。公式サイトの情報を元に掲載しておりますが、変更される可能性もございますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。
カルティエオンラインブティック(公式サイト) www.cartier.jp
画像 | 商品名/型番 | 仕様 | 改定前定価 | 2024年5月改定後最新定価 |
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サントス ドゥ カルティエ LM WSSA0071 |
SS 自動巻き |
1,174,800円 | 1,227,600 円 +52,800円 |
|
サントス ドゥ カルティエ LM WSSA0037 |
SS、ADLC加工 自動巻き |
1,227,600円 | 1,280,400 円 +52,800円 |
|
サントス ドゥ カルティエ LM W2SA0009 |
SS×YG 自動巻き |
1,755,600円 | 1,848,000 円 +92,400円 |
|
サントス ドゥ カルティエ LM WGSA0029 |
YG 自動巻き |
5,478,000円 | 5,781,600 円 +303,600円 |
|
サントス ドゥ カルティエ MM WSSA0029 |
SS 自動巻き |
1,069,200円 | 1,122,000 円 +52,800円 |
|
サントス ドゥ カルティエ MM W2SA0016 |
SS×YG 自動巻き |
1,557,600円 | 1,663,200 円 +105,600円 |
|
サントス-デュモン SM WSSA0023 |
SS クォーツ |
594,000円 | 616,000 円 +22,000円 |
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サントス-デュモン ウォッチ LM WSSA0022 |
SS クォーツ |
632,500円 | 660,000 円 +27,500円 |
|
サントス-デュモン ウォッチ XL WSSA0032 |
SS 手巻き |
946,000円 | 984,500 円 +38,500円 |
|
タンク フランセーズ SM WSTA0065 |
SS クォーツ |
555,500円 | 577,500 円 +22,000円 |
|
タンク フランセーズ SM WE110006 |
SS クォーツ |
803,000円 | 836,000 円 +33,000円 |
|
タンク フランセーズ SM W4TA0020 |
SS、ダイヤ クォーツ |
1,293,600円 | 1,346,400 円 +52,800円 |
|
タンク フランセーズ SM WGTA0114 |
YG クォーツ |
3,392,400円 | 3,524,400 円 +132,000円 |
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タンク フランセーズ SM WJTA0039 |
YG、ダイヤ クォーツ |
4,461,600円 | 4,646,400 円 +184,800円 |
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タンク フランセーズ MM WSTA0074 |
SS クォーツ |
698,500円 | 737,000 円 +38,500円 |
|
タンク フランセーズ MM WGTA0113 |
YG クォーツ |
3,946,800円 | 4,105,200 円 +158,400円 |
|
タンク フランセーズ MM WJTA0040 |
YG、ダイヤ クォーツ |
4,976,400円 | 5,161,200 円 +184,800円 |
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タンク フランセーズ LM WSTA0067 |
SS 自動巻き |
869,000円 | 902,000 円 +33,000円 |
|
タンク マスト SM WSTA0042 |
SS クォーツ |
500,500円 | 517,000 円 +16,500円 |
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タンク マスト SM WSTA0071 |
SS クォーツ |
500,500円 | 517,000 円 +16,500円 |
|
タンク マスト SM W4TA0016 |
SS、ダイヤ クォーツ |
913,000円 | 946,000 円 +33,000円 |
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タンク マスト LM WSTA0052 |
SS クォーツ |
583,000円 | 605,000 円 +22,000円 |
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タンク マスト XL WSTA0053 |
SS 自動巻き |
808,500円 | 841,500 円 +33,000円 |
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タンク ルイ カルティエ LM WGTA0011 |
PG 手巻き |
1,980,000円 | 2,059,200 円 +79,200円 |
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パシャ ドゥ カルティエ 41mm WSPA0009 |
SS 自動巻き |
1,122,000円 | 1,161,600 円 +39,600円 |
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パシャ ドゥ カルティエ 41mm W2PA0009 |
SS×YG 自動巻き |
1,808,400円 | 1,874,400 円 +66,000円 |
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パシャ ドゥ カルティエ クロノグラフ WSPA0018 |
SS 自動巻き |
1,570,800円 | 1,636,800 円 +66,000円 |
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パシャ ドゥ カルティエ 30mm WSPA0021 |
SS クォーツ |
803,000円 | 836,000 円 +33,000円 |
|
パシャ ドゥ カルティエ 30mm W2PA0007 |
SS×PG クォーツ |
1,333,200円 | 1,386,000 円 +52,800円 |
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パシャ ドゥ カルティエ 35mm WSPA0012 |
SS 自動巻き |
946,000円 | 984,500 円 +38,500円 |
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パシャ ドゥ カルティエ 35mm WSPA0013 |
SS 自動巻き |
1,029,600円 | 1,069,200 円 +39,600円 |
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パンテール ドゥ カルティエ ミニ WSPN0019 |
SS クォーツ |
495,000円 | 577,500 円 +82,500円 |
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パンテール ドゥ カルティエ SM WSPN0006 |
SS クォーツ |
627,000円 | 687,500 円 +60,500円 |
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パンテール ドゥ カルティエ SM W2PN0006 |
SS×YG クォーツ |
1,267,200円 | 1,320,000 円 +52,800円 |
|
パンテール ドゥ カルティエ SM W4PN0007 |
SS、ダイヤ クォーツ |
1,280,400円 | 1,333,200 円 +52,800円 |
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バロン ブルー 33mm WSBB0044 |
SS 自動巻き |
935,000円 | 973,500 円 +38,500円 |
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バロン ブルー 33mm W2BB0032 |
SS×YG 自動巻き |
1,452,000円 | 1,504,800 円 +52,800円 |
|
バロン ブルー 33mm W4BB0023 |
SS、ダイヤ 自動巻き |
1,808,400円 | 1,874,400 円 +66,000円 |
|
バロン ブルー 28mm W4BB0029 |
SS、ダイヤ クォーツ |
1,003,200円 | 1,042,800 円 +39,600円 |
カルティエは不動の人気を誇る「タンク・フランセーズ」の日本限定モデルを3月15日にリリースしました。
限定100本のみ、英国のウォッチ・オブ・スイスショールーム(ロンドン)でのみ購入可能なWGTA0213をご紹介します。
2022年にカルティエは5月、7月、11月と3回に渡り価格改定を実施し、7月は約8%~10%の値上がり、11月は約3~4%の値上げ、2023年4月の改定ではほとんど全部のモデルを対象に、平均7~10%程度の値上げとなり、ゴールドモデルでは10~40万円以上の値上げになったものもありました。
さらに2023年10月の改定では4~5%の値上げとなり、一部のモデルでは12~17%と大幅に値上げされたものもありました。
2024年5月の改定ではまた4~5%の値上げで、その数字だけを見ればさほど大きな値上がりではない印象を与えるものの、実は2022年初めごろの定価と比較すると約30~40%も上昇しているのです。恐るべし。
さて、ここでカルティエ人気モデルの価格改定による定価の推移を具体的に見てみましょう。
例えば人気の青文字盤の「サントス ドゥ カルティエ LM WSSA0030」は2022年11月の値上げでは¥998,800のまま価格据え置きとなっていましたが、2023年4月の価格改定で1,122,000円と+123,200円、約12%も値上げし、さらに2023年10月の改定で1,174,800円と+52,800円、約4%の値上げとなりました。
後継機となる「サントス ドゥ カルティエ LM WSSA0071」は2024年5月の改定で1,174,800円から円と+52,800円、約4%の値上げとなりました。
同じ「サントス ドゥ カルティエ LM」のコンビモデル、「サントス ドゥ カルティエ LM W2SA0009」を見ても、1,570,800円 → 1,689,600円 →1,755,600円→1,848,000円と、順調に(?)値上げされています。
他にも、女性に人気の「パシャ ドゥ カルティエ 30mm WSPA0021」(SS)は2022年11月の価格改定では720,500円 のまま価格変更なしでしたが、2023年4月の価格改定で770,000円、2023年10月の価格改定で803,000円、2024年5月の改定で836,000円まで値上げされました。
2023年1月に発売された「カルティエ タンクフランセーズ SM W51008Q3(生産終了、最終定価¥495,000)」の後継機となる新型「タンクフランセーズSM WSTA0065」も495,000円 → 533,500円 →555,500円 →577,500円と徐々に値上げとなっています。
また、コンビモデル「W51007Q4」は2023年4月改定後の定価が913,000円でしたが、2023年10月の改定後には公式サイトに掲載がなくなっており、廃盤となった模様。
新作タンクフランセーズについては関連ブログ(「【2023年新作】カルティエ(Cartier) 「タンク フランセーズ(TANK FRANÇAISE)」刷新、2023年1月18日(水)より発売開始!旧型との違いも徹底比較!」)や、「2023年ダイヤ入り新作「カルティエ タンクフランセーズ W4TA0020」と旧型「W4TA0008」の違いを徹底比較!」をご覧ください。
2024年5月の価格改定におけるカルティエウォッチの値上げ幅は前回同様、概ね約4~5%でした。ただし、一部大幅な値上げとなったモデルがあります。
女性に圧倒的に人気のパンテールの値上げという悲報。しかも40万円台でぎりぎり堪えていたスティール製パンテールミニは約17%も値上がりして、ついに50万円台に乗ってしまいました。
ここ数年、ハリー・ウィンストン、ヴァンクリーフ&アーペル、グラフ、ブシュロンなどハイジュエリーブランドが続々と価格改定を行っています。また、カルティエと同じリシュモン系の高級腕時計ブランドでは、パネライは2024年4月に、IWCは2023年11月に値上げしています。
最近発表された2023年のリシュモングループの決算資料を見ると、特にカルティエを中心に業績は好調ではありますが、定価の値上がりと為替を鑑みると、実はさほど「数が売れているわけではなさそう」という状況も見え隠れします。
一体いつまで値上げは続くのでしょうか?相次ぐ値上げ(価格改定)の背景には、金やダイヤモンドなどの原材料費の高騰や、ドル高円安の影響などがあります。これらの要素に変化がない限り、当面の間この価格上昇の傾向は天井が見えない状況です。
ただ「価格改定」は必ずしも「値上げだけ」とは限りません。例えば実はカルティエは2016年に一度「値下げ」をしています。(参考記事→「カルティエ、今日から定価を約10%値下げ!」
カルティエは公式サイトにて、
全世界において、商品価値にふさわしい安定した販売価格を提供するカルティエの方針のうえ、不定期で値上げや値下げなど改定をさせていただいております。 ---www.cartier.jp 「よくある質問」より
定価の値上げが止まらない!価格改定したブランドと値上げ時期・値上げ率を徹底調査!
カルティエの定価改定についてざっと振り返ってみます。
まず、2022年7月改定時のカルティエの定価値上げ幅を見てみると、安い価格帯のモデルほど値上がり率が大きい印象でした。
2022年5月改定前と7月改定後の比較になってしまいますが、例えば、ピンクゴールド製の「タンク ルイ カルティエ LM ref.WGTA0011」は1,597,200円(5月初旬時点)→1,742,400円(7月改定後)と、その差額は145,200円にもなりますが、割合で言えば9%。
一方、カルティエの中でも最安価格帯の「タンク マスト SM Ref.WSTA0042」は310,200円(5月初旬時点)→379,500円(7月改定後)と、差額だけ見れば69,300円と先ほどより少額になりますが、値上がり率は22%にもなりました。
ぱっと見の額面上のインパクトを抑えようということだったのでしょうか。30万円台で購入できるカルティエの腕時計がどんどん減っていってしまうなぁ、という感想を抱いていました。しかし2022年11月の価格改定で「タンク マスト SM Ref.WSTA0042」は約4%値上げして、396,000円となり、本当にギリギリ30万円台にとどまっていましたが、2023年4月の価格改定では429,000 円、2023年10月の価格改定でいきなり17%も値上げして、ついに50万円台に乗ってしまい、さらに2024年5月の改定で517,000円とまたじわりと値上げした、という状況です。
2022年11月のカルティエ価格改定は、一部モデルでは価格を変更せず据え置き、値上げしたモデルの定価値上げ率は約3~4%ほど、とその前(2022年7月)の改定時より値上げ幅は小さくなっていましたが、2023年4月の価格改定はまた全体的に約7~9%程度の値上げと、また比較的大幅な値上げとなりました。2023年10月の価格改定は上述の「タンクマスト」を除けば大体4~5%前後の値上げでした。
2024年5月の価格改定はSS製「パンテールミニ WSPN0019」などを除き、概ね大体4~5%前後の値上げでした。金無垢・ダイヤモデルは定価が高いだけに金額的にも数十万円の値上げとなっており、インパクトが大きいですね。
昨年から引き続き、ロシアのウクライナ侵攻など世界的な情勢により、ダイヤモンドや貴金属などの原材料費も、輸送費、人件費などの生産コスト、全てが高騰しています。インフレ・円安も相まって、多くの海外高級ブランドが日本定価の価格改定(値上げ)をせざるを得ず、消費者にとってはなかなか苦しい状況が続いています。
が、ご紹介した通り、リシュモン系ブランドは為替変動に伴い、時として「値下げ」の価格改定を行ったこともあります。世界情勢が落ち着いて、また値下げの時期が到来することを祈るばかりですね。
とはいえ高級品であるブランド腕時計の定価はここ数年上昇してばかりですので、
・なかなか手が届かない
・買おうと貯金しているうちに値上げされてしまった
と言った声もよくお聞きします。
「なるべく安くカルティエの腕時計を買いたい」という方は、カルティエの中古腕時計も検討してみてはいかがでしょうか。
「中古腕時計なんて不安だな」
「傷や故障が心配」
「保証は大丈夫?」
となかなか中古腕時計の購入に踏み切れない方も多いかと思いますが、高級腕時計はそもそも長年使えるようにしっかりと設計・製作されているものがほとんどで、きちんとメンテナンスされた高級腕時計を良心的な価格で販売している時計店は数多くあります。
また、「最新モデルでなくても型落ちで同じような時計があればいい」という方にも中古や並行輸入品の腕時計はお勧めです。
そういった選択肢もある、ということをぜひお心に留めておいて頂ければと思います。弊社も姉妹サイト 『ブランド時計販売のクエリ』にて中古・新品の高級腕時計を販売しておりますので、ご興味のある方は一度ご覧ください。
また、「新しい時計が欲しいけど資金が足りない」という方には、「今持っている時計を売る(下取りに出す)」という方法もお勧めします。新しい時計を買うと、数本をローテーションして使う方も当然多くいらっしゃいますが、「古い方の時計を使う頻度が減ってしまった」というのも複数時計を所持されている方の「あるある」です。人間の腕は1本ですからね。。。たまに両腕に着用されてる方もいらっしゃいますが、もしあまり使わない時計があるのでしたら、思い切って売却する、のも1つの手だということを覚えておいてくださいね。
そして、長年使わずに放置していると、時計内部の機械油が固まって劣化したり、クォーツであれば電池漏れして金属が腐食したりする場合もあり、いざ売却しようというときに査定額が下がってしまう場合があります。使わない時計は「さっさと売る」が正解です!
時計買取のピアゾでは、最大9社の一括査定により、一般的な時計買取相場以上の高価買取価格を引き出すことが可能です。カルティエはもちろん、他のブランドでも腕時計の売却を検討されている方はぜひピアゾの9社一括査定サービスをお試しください。