更新日:2024年01月10日
約10%の値上げ、というニュースで幕を開けた2024年のロレックス(ROLEX)ですが、こちら朗報!心躍るような素晴らしい新作モデルの話題が飛び込んできました!
ロレックスの新しいデイデイトは、2024年に15周年を迎えるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのパートナーシップを記念したもので、36mmの特別なタイムピースとなっています。
弦楽器にインスパイアされた美しいエナメル文字盤。パテック・フィリップでもヴァシュロン・コンスタンタンでもなく、ロレックスからこのようなモデルが発売されることは極めて珍しい(いや初?)ことです。
ロレックスのスペシャルエディションというだけでいかに希少であるかを考えると、この限定モデルはかなり興味深いですね。
本作についてさっそく集められた限りの情報を皆様に共有して参りたいと思います!
ロレックスは「パーペチュアル・アーツ・イニシアチブ」と銘打ち、芸術的卓越性を未来へ受け継ぐべく、世界中のあらゆるアーティストや団体、劇場などを支援しています。
その活動の1つとして、2008年以来、ロレックスは世界最高峰のオーケストラとして名高いウィーン・フィルの独占パートナーとなり、2009年からスポンサーを務める毎年恒例のニューイヤーコンサートのライブストリーミングは世界中に配信されています。
ロレックス公式サイト「ロレックス メントー&プロトジェ アート・イニシアチヴ」
そしてロレックスのこの希少な新作デイデイトに関する話題は、ロレックスがニューヨーク・タイムズの広告にこの時計を掲載した12月下旬に始まりました。以下がその広告画像です。
ニューヨーク・タイムズの広告掲載内容をざっと和訳します。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサート普遍的な音楽への敬意を表したオイスター パーペチュアル デイデイト 36 の限定新作
ロレックスにとって、常に時計を改良し続けるだけでは十分ではありません。ロレックスは、最高級の品質を誇るタイムピースの製造における成功を、卓越した芸術を推進するためのインスピレーションとして捉えています。そして今、この世界的な文化へのコミットメントは、特に新年のお祝いの際に、音楽の素晴らしさを呼び起こすユニークな文字盤を備えた、特別なオイスターパーペチュアル デイデイト36の誕生によって象徴されています。
ヴァイオリンにインスパイアされて
50年以上にわたり、オイスター・ブランドは一流のアーティストや文化機関との長期的なパートナーシップを育んできました。これらの関係は現在、音楽、映画、建築、ロレックスのメンタリング・プログラムなど幅広い芸術のポートフォリオであるパーペチュアル・アーツ・イニシアチブに引き継がれています。ロレックスは、世界最高の交響楽団のひとつであるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のエクスクルーシヴ・パートナーであり、また同楽団の伝統的なニューイヤーコンサートの独占スポンサーでもあります。90カ国以上で数百万人に放送されるこのイベントは、シュトラウス・ファミリーの陽気な音楽で新年の幕開けを告げるものです。2024年1月1日にウィーンで開催されるこの毎年恒例のコンサートに合わせて、オイスター・パーペチュアル・デイデイト36に洗練された音楽的解釈を加えました。1956年に発表された「デイ・デイト」は、12時位置に曜日表示、3時位置に日付表示と、その表示が際立っています。 3時位置に日付が表示されます。18Kイエローゴールド製で、ヴァイオリンとそのヴォリュートを象った精巧な文字盤は、グラン・フー・エナメルのシャンルベ技法による装飾が施されています。イエローゴールドの地金に直接彫り込まれたヴァイオリンのデザインは、ブランドのシンボルカラーであるグリーンの濃淡で手作業で彩られています。他のデイデイトモデルと同様、この新作も時計製造技術の最先端を行くキャリバー3255を搭載し、曜日、日付、時、分、秒の表示を可能にしています。オイスターパーペチュアル デイデイト36は、他のロレックスの時計と同様、腕に装着した際の優れた性能を保証するスーパークロノメーター認定を受けています。
~中略~
音楽の継承 1世紀以上にわたり、ロレックスは時計製造のノウハウを世代から世代へと受け継いできました。ロレックスの世界的な文化に対するコミットメントも同じ原則に基づいています。そして今、このデイデイト36の新しいミュージカルバージョンに込められたのは、何世代にもわたるミュージシャンへのオマージュであり、魂を高揚させる創造性の力を称えるものです。
なおこの広告はロレックスが製作したものだそう。
それでは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサート普遍的な音楽への敬意を表した限定モデル「オイスター パーペチュアル デイデイト 36」について詳しく見ていきましょう。
この「ロレックス デイデイト”ウィーン・フィル”」について分かっていることは以下の通りです。
なお、生産本数・価格、そして一般発売されるのかどうか、はまだ公式に発表されていません。
なんと言ってもこの絵画のようなエナメル文字盤!パテック・フィリップのワールドタイムや”希少なハンド・クラフト”コレクションを始め、ヴァシュロン・コンスタンタン、ピアジェ、ヴァン クリーフ&アーペル、エルメスなどでは見かけますが、 今までロレックスにこれほどアーティスティックなグラン・フー・エナメル文字盤のモデルってありましたっけ?少なくとも筆者の記憶にはありません。
ヴァイオリンとそのヴォリュート(渦巻き部分)をグリーンの色調で表現したこの18Kイエローゴールド製デイデイト36のエナメル文字盤は、クラシック音楽への鮮やかな賛辞を表している
”ヴァイオリン”というクラシカルな楽器をモチーフにしつつ、このモダンアートのような仕上がり。センスが良すぎますね!
一部メディアでは「ヴァイオリン」ではなく「チェロ」、との報道も見かけましたが、この広告を見る限りはヴァイオリンみたいです。実際のところ大きさの違いはあれど構造はほぼ同じなんで、どっちでもいいんじゃないかと思いますが。
パテック フィリップの(Patek Philippe)希少な ハンドクラフトを集めてご紹介します。
価格が公表されていませんので、参考までにイエローゴールド製デイデイト36 Ref.128238の現行モデルを見てみましょう。
左から順に価格を掲載します。
本作にはダイヤモンドはセットされていませんが、エナメルダイヤルという非常に高い技術と膨大な時間を要する時計だけに、もし一般に発売されるとしたら価格設定はかなり高額になることが予想されますね。
ニューイヤーコンサートでは一部の音楽家の手首に着用されていたとか。
スポンサーを務めるイベントの限定モデル、ということであれば、昨年リリースされた「コスモグラフ デイトナ Ref. 126529LN ル・マン24時間レース100周年記念」が記憶に新しいところ。
「ル・マン 24時間耐久レース」で2001年からオフィシャル・タイムキーパーを務めるロレックスが、その100周年を記念したホワイトゴールドモデル「コスモグラフ デイトナ Ref. 126529LN 」を発表
これほどに美しいモデル、ぜひとも一般発売を期待したいところですが、入手難易度はMAXでしょう。
インスタグラムに着用動画を投稿されている方もいらっしゃったようで・・・
羨ましい限りです!!
いかがでしたでしょうか。時計界の王者ロレックスと、世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのコラボレーション。胸躍る新作ですね。今後ロレックスはこういったエナメル文字盤モデルをリリースしていくのでしょうか。
ちなみにロレックスはウィーン・フィル以外にも、ザルツブルク音楽祭、ウィットサン音楽祭に加え、ウィーンの楽友協会、ミラノのスカラ座、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、ニューヨークのメトロポリタン・オペラ、パリのオペラ座、ブエノスアイレスのコロン劇場、北京の国立舞台芸術センター(NCPA)、モンテカルロのオペラ座、ハンブルクのエルプフィルハーモニーなど、ロレックスは世界中の一流文化団体を支援しています。
ニューヨークのメトロポリタン・オペラ
オペラやバレエをモチーフにしたモデルなどもリリースされたら面白いですね!今後に期待しましょう。