更新日:2023年02月16日

Watches and Wonders Geneva 2023 (ウォッチ&ワンダー)の開催日程は?海南2022、上海2022も開催決定!?

2022年3月末から4月初めにジュネーブ会場で行われたロレックス、パテック・フィリップ、カルティエ、タグ・ホイヤー、グランドセイコーなど名だたる高級腕時計ブランドが新作を発表した、「Watches and Wonders Geneva 2022(ウォッチ&ワンダー ジュネーブ 2022)」の興奮がまだ冷めやらぬ中、2023年度の開催が決定しました!

※【2022年11月追記】こちらの情報は記事作成当時のものです。後日、Watches and Wondersは、2022年末のスケジュールと2023年の最初の日程を発表しました。この展示会は、今年は上海には寄らず、2022年12月から海南にて開催、2023年3月27日から4月2日までジュネーブに戻る予定だそうです。
上海はスキップされることとなりましたが、記録のため情報を掲載しておきます。最新情報は公式サイトをご確認ください。

★続報はこちら★
Watches and Wonders 2023

今回のブログでは、恐らくはロレックスやパテック・フィリップが2023年新作を発表するであろう、来年ジュネーブで開催予定の「Watches and Wonders 2023」の情報に加えて、2022 年末に中国で開催される、「Watches and Wonders Hainan(ウォッチ&ワンダー 海南)」と「Watches and Wonders Shanghai(ウォッチ&ワンダー 上海)」の情報をご紹介します。高級腕時計ブランドの最新情報が発信される重要なイベントの数々、ぜひ見落とすことのないよう、チェックしてみてくださいね!

最新の情報は 【Watches and Wonders公式サイト】 www.watchesandwonders.comにてご確認ください。

ハイナン 

「Watches and Wonders」は、世界最大の高級時計の見本市として知られていたSIHH(Salon International Haute Horlogerie、ジュネーブサロンとも呼ばれている)の後釜イベントとして、2020年から開催されてきました。今回は、ジュネーブで開かれる「Watches and Wonders 2023」に先駆けて、中国・海南島の海口市と三亜市の2か所で、「Watches and Wonders Hainan 2022」が開かれます。

三亜国際免税城

「Watches and Wonders Hainan 2022」の開催日程は、2022年10月3日~12月31日です。海南島南部に位置する三亜市、北部に位置する海口市で同時開催される予定で、それぞれ国内の主要な免税店である中国免税品集団(CDFG)と中国観光集団(CTG)が運営するショッピングコンプレックスで開催されます。

※【2022年11月追記】こちらの情報は記事作成当時のものです。後日、Watches and Wondersは、2022年末のスケジュールと2023年の最初の日程を発表しました。W&W海南 2022は 2022年12月2日~2023年2月28日で開催予定となっています。日程変更されることとなりましたが、記録のため当時の情報を掲載しておきます。最新情報は公式サイトをご確認ください。

「中国のハワイ」と称される三亜市の会場となるのは、一昨年、昨年に引き続いて「三亜国際免税城」です。2014年にオープンした三亜国際免税城は、年間約2億人が訪れる海南島最大の免税店であるだけではなく、世界有数の規模を誇る免税店で世界中のブランド企業から注目を集めています。一方、海口市で開かれる 「Watches and Wonders Hainan 2022」は、2022年9月にオープンする新しい複合商業施設が会場として使用される予定です。

「Watches and Wonders Hainan 2022」に出展するブランドは、専用ブースでまずメディア関係者とVIP顧客に新作を紹介した後、一般の時計愛好家たちにも公開します。2022年10月1日~7日は国慶節の大型連休に当たるため、イベントには中国国内の観光客が押し寄せる可能性も。
来場者たちは新作時計にいち早くアクセスできるほか、腕時計を組み立てるワークショップやパネルディスカッションにも参加できます。「Watches and Wonders Hainan 2022」は専門家や初心者を問わず、時計製造の知識を深めると同時に、時計製造の最新トレンドに触れるまたとない機会となるでしょう。

Watches and Wonders Hainan

「Watches and Wonders Hainan 2022」が開催されることはすでに告知されていますが、出展ブランドはまだ明らかにされていません。昨年、海南島三亜市で開催された「Watches and Wonders Sanya 2021」と同じであれば、以下の通りです。

  • A.LANGE & SÖHNE(A.ランゲ&ゾーネ)
  • BAUME & MERCIER(ボーム&メルシエ)
  • CARTIER(カルティエ)
  • GIRARD-PERREGAUX(ジラール・ペルゴ)
  • H. Moser & Cie.(H.モーザー)
  • HERMES(エルメス)
  • IWC SCHAFFHAUSEN(IWCシャフハウゼン)
  • JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)
  • MONTBLANC(モンブラン)
  • PANERAI(パネライ)
  • PIAGET(ピアジェ)
  • ROGER DUBUIS(ロジェ・デュブイ)
  • ULYSSE NARDIN(ユリス・ナルダン)
  • VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)

昨年のWatches and Wonders Sanya 2021にはリシュモン系ブランドを中心とした14のブランドが出展しました。今年の海南では、時期的に新作発表はないとしても、今年はロレックス、チューダー、パテック・フィリップなどの参加も期待したいところですが、ん-、まぁ正直なところ期待薄かな、と思っています。

上海 

2020年、2021年に引き続き、中国・上海で開かれる「Watches and Wonders Shanghai 2022」。すっかりお馴染みになった感がある上海での開催は、パンデミックの影響で経済的に打撃を受けた高級時計業界が、いかに中国の需要に支えられて回復したのかを物語っています。

西外灘アートセンター

「Watches and Wonders Shanghai 2022」の開催日程は、2022年11月23日~27日です。海南島の三亜と海口で行われる「Watches and Wonders Hainan 2022」が約3ヵ月間開催されるのに対して、上海で行われるイベントは5日間のみと短い期間となっています。

「Watches and Wonders Shanghai 2022」の会場に選ばれたのは、中国・上海の「西外灘アートセンター」です。中国最大の経済都市である上海の中でも、会場となった西外灘アートセンターがある黄浦江沿いの龍騰大道エリアは、美術館やギャラリーが立ち並ぶ文化の中心地となっています。飛行場跡の施設、格納庫をリノベーションした建物は、上海のアートフェア「West Bund Art & Design」が開催されることでも知られています。

  これまで上海で開催された「Watches and Wonders」は、完全招待制のイベントでした。今回の「Watches and Wonders Shanghai 2022」も招待制で、メディア関係者やVIPのほか、小売業者やコレクターが出席するようです。

Tank Louis Cartier 

昨年度の「Watches and Wonders Shanghai 2021」では、初参加となるロレックス、チューダー、ショパール、ユリス・ナルダンなどをはじめ、大小合わせて19ブランドが顔を揃えました。「Watches and Wonders Shanghai 2022」の出展ブランドはまだ不明ですが、もし昨年度と同じであれば下記の通りです。

  • A. Lange & Söhne(ランゲ&ゾーネ)
  • Armin Strom(アーミン・シュトローム)
  • Arnold & Son(アーノルド&サン)
  • Baume & Mercier(ボーム&メルシエ)
  • Cartier(カルティエ)
  • Chopard(ショパール)
  • Ferdinand Berthoud(フェルディナント・ベルトゥー)
  • H. Moser & Cie.(モーザー)
  • IWC Schaffhausen(アイ・ダブリュー・シー・シャフハウゼン)
  • Jaeger-LeCoultre(ジャガー・ルクルト)
  • Montblanc(モンブラン)
  • Panerai(パネライ)
  • Piaget(ピアジェ)
  • Purnell(パーネル)
  • Roger Dubuis(ロジェ・デュブイ)
  • Rolex(ロレックス)
  • Tudor(チューダー)
  • Ulysse Nardin(ユリス・ナルダン)
  • Vacheron Constantin(ヴァシュロン・コンスタンタン)

同じ中国でも、海南島で開かれる「Watches and Wonders」とは異なり、「Watches and Wonders Shanghai 2021」ではGIRARD-PERREGAUX(ジラール・ペルゴ)やHERMES(エルメス)の参加はありませんでした。その一方、上海ではArmin Strom(アーミン・シュトローム) Arnold & Son(アーノルド&サン)、Chopard(ショパール)、Ferdinand Berthoud(フェルディナント・ベルトゥー)、Purnell(パーネル)、Rolex(ロレックス)、Tudor(チューダー)が参加しています。上海限定の特別モデルを新作として発表するブランドもあるようですが、できれば今年開催される「Watches and Wonders Shanghai 2022」は、パテック・フィリップやタグホイヤーの参加も期待したいですね。

★昨年の様子はこちら★

Watches and Wonders Shanghai 2021(ウォッチ&ワンダー上海)を徹底レポート!

4月14日~18日にかけて中国・上海の西外灘アートセンター内にて開催された招待制のリアルイベントWatches and Wonders SHANGHAIをレポートします。

ジュネーブ 

パンデミックの影響ゆえに、昨年ようやくリアル開催されたスイス・ジュネーブの「Watches and Wonders」。活気に溢れた前年度に引き続き、今回の「Watches and Wonders Geneva 2023」もさらにすばらしい内容になっているのではないでしょうか。

Watches and Wonders Geneva  

「Watches and Wonders Geneva 2023」は、2023年3月27日~4月2日までジュネーブで開催される予定です。主催者側によると、現時点で発表されているのはあくまでも仮の開催日程であるため、場合によっては日程が変更される可能性があるとのこと。「Watches and Wonders Geneva 2023」の開催日程に関しては、今後の発表に要注目です。

【続報】→→→Watches and Wonders Geneva 2023 (ウォッチズアンドワンダーズ ジュネーブ2023)の開催日程・出展ブランドが発表!一般公開も決定。確定情報はこちらのブログへ。

「Watches and Wonders Geneva 2023」は、ジュネーブ空港から近い位置にある「パレクスポ展示場」で開催されます。パレクスポ展示場は、「Watches and Wonders」の前身である「SIHH(ジュネーブ・サロン)」が開催されていたときにも使用されていた会場で、国際的なモーターショーの「Geneva Motor Show(ジュネーブ・モーターショー)」の会場としても有名です。

主催者である高級時計財団(FHH)の発表によると、リアル開催となった「Watches and Wonders Geneva 2022」の期間中の来場者数は、全体で約2万2,000人でした。2021年度はオンライン開催でしたが、ロレックスやパテック・フィリップが参加し、大きなインパクトを与えました。続いてリアル開催された2022年度の「Watches and Wonders Geneva」は、出展するメインブランド数も増え、2019年に開催された「SIHH」に比べると、50%以上規模が拡大しています。

高級腕時計の資産価値が認められて投資対象となっている今、高級時計業界は成長を続けています。コロナ禍にも関わらず2万人以上を集める稀少なリアルイベントであるウォッチ&ワンダー。現在の高級腕時計の市場の動向を見ると、今回の「Watches and Wonders Geneva 2023」も含めて、今後のショーはさらに大きな成功を収めると考えられるでしょう。

ロレックス 126720VTNR GMTマスター Ⅱ 

2022年の秋から冬にかけて開催される海南島や上海と同じく、「Watches and Wonders Geneva 2023」の出展ブランドも現時点では未発表です。2022年、ジュネーブの会場にはCARTIER(カルティエ)やIWC SCHAFFHAUSEN(IWCシャフハウゼン)などのリシュモン・グループ傘下のブランドが参加したほか、独立系ブランドのロレックス、チューダー、ショパール、シャネル、グランドセイコー、そしてLVMHグループのゼニス、ウブロなども参加。グランドセイコーに至っては、2022年が「Watches and Wonders」への記念すべき初出展となりました。

2022年には、ビッグブランドと独立系ブランド合わせて39ブランドが出展しましたが、「Watches and Wonders Geneva 2023」では、さらに出展ブランドの数が増えるかもしれませんね。もし2023 年度も同じであるなら、主要な出展ブランドは下記のリストの通りとなるでしょう。

  • A. LANGE & SÖHNE(A.ランゲ&ゾーネ)
  • BAUME & MERCIER(ボーム&メルシエ)
  • CARTIER(カルティエ)
  • CHANEL(シャネル)
  • CHOPARD(ショパール)
  • GRAND SEIKO(グランドセイコー)
  • HERMÈS(エルメス)
  • HUBLOT(ウブロ)
  • IWC SCHAFFHAUSEN(IWCシャフハウゼン)
  • JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)
  • MONTBLANC(モンブラン)
  • ORIS(オリス)
  • PANERAI(パネライ)
  • PARMIGIANI FLEURIER(パルミジャーニ・フルリエ)
  • PATEK PHILIPPE(パテック・フィリップ)
  • PIAGET(ピアジェ)
  • ROGER DUBUIS(ロジェ・デュブイ)
  • ROLEX(ロレックス)
  • TAG HEUER(タグ・ホイヤー)
  • TUDOR(チューダー)
  • ULYSSE NARDIN(ユリス・ナルダン)
  • VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)
  • VAN CLEEF & ARPELS(ヴァン クリーフ&アーペル)
  • ZENITH(ゼニス)

オーデマ・ピゲやリシャール・ミルに加えて、スウォッチグループに属するオメガ、ブレゲ、ブランパン、ロンジン、ハミルトン、ティソ、スウォッチは、「Watches and Wonders」には参加せず、独自に新作を発表するようになりました。かつてのバーゼルワールドのように、これらのメジャーブランドがグループの垣根を越えて、「Watches and Wonders Geneva 2023」に参加してくれれば嬉しいですが、実現するのはなかなか難しいかもしれませんね。

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スイス・ジュネーブ

2022年秋から年末にかけて中国・海南島、上海で行われる「Watches and Wonders」。さらに2023年春にスイス・ジュネーブで開催される「Watches and Wonders Geneva 2023」では、ロレックスの新作発表に注目が集まり、最高の盛り上がりを見せてくれるのではないでしょうか。日程や出展ブランドの調整が行われており、まだ不明な点も多いですが、楽しみに続報を待ちたいですね!




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