更新日:2023年10月10日

どっちを買うべき? 2023年ダイヤ入り新作「カルティエ タンクフランセーズ W4TA0020」と旧型「W4TA0008」の違いを徹底比較!

「タンク(TANK)」は、カルティエを代表するウォッチコレクションです。戦車をモチーフにした独特のデザインで、ケースの縦枠をキャタピラ、ケース本体を車体に見立てています。

1996年に登場した「タンクフランセーズ」は、ケースとメタルブレスが一体化したスマートなデザインが特徴的なシリーズです。スモールサイズ(SM)はレディースモデルとして注目され、現在も多くの女性に支持されています。
2023年1月にはデザインをリニューアルした7種の新作モデルが発売され、実は2023年3月に「タンクフランセーズ Ref. W4TA0020」がひっそりと追加発表されました。一部の旧型モデルは生産終了し、在庫限りで販売終了となります。

カルティエ タンクフランセーズ 2023年3月新作&旧型

本ブログでは、3月に発表されたサイドダイヤ入りのタンクフランセーズSMモデル新作「Ref. W4TA0020」と旧型「Ref. W4TA0008」の違いを比較していきます。どちらを購入するか迷っている方は、ぜひモデル選びの参考にしてください。

★関連記事★

女性に圧倒的人気ナンバーワンの腕時計「カルティエ タンクフランセーズ」とは?

カルティエの中でも最もポピュラーな腕時計「タンク フランセーズ」についてご紹介します

カルティエ タンクフランセーズSM Ref.W4TA0020

2023年3月に発表された新作「カルティエ タンクフランセーズSM Ref.W4TA0020」は、ケースの縦枠にブリリアントカットのダイヤモンドがセットされた華やかなモデルで、2023年9月発売予定です。スティール製ケースにシルバーダイヤルを合わせ、日常生活防水のクォーツ式ムーブメントを搭載しています。

タンクフランセーズはSM(スモール)・MM(ミディアム)・LM(ラージ)の3タイプで展開しており、こちらは最も小さいSMサイズです。

今回の新作は、現行モデル「W4TA0008」の後継機でもあります。スペックについては2023年1月に発売された「WSTA0065」と同様ですが、こちらにはダイヤモンドがセットされていません。

では、ここで新作「W4TA0020」と旧型(現行モデル)「W4TA0008」を比較してみましょう。2023年1月に発売されたダイヤ無しの新作「タンクフランセーズSM Ref. WSTA0065」と「Ref. W51008Q3」についても同様の違いが見られるため、参考にしてください。

★関連記事★

【2023年新作】カルティエ「タンク フランセーズ」刷新、2023年1月18日(水)より発売開始!旧型との違いも徹底比較!

新しくなった「タンク フランセーズ」のスペック・価格のほか、旧作との違い(変更点)にも触れつつ、旧作・新作選ぶならどっち?といった疑問にお答えして参ります!

価格の比較
型番 W4TA0008(旧型) W4TA0020(新型)
価格 ¥1,174,800 ¥1,240,800(予価)

当然ながら値段は新型の方が高くなっており、その価格差は約7万円ほど。小さいようで大きな差ですよね。

ケースサイズの比較
型番 W4TA0008(旧型) W4TA0020(新型)
ケースサイズ(SM) 25 mm × 20 mm、厚さ:6.76 mm 25.7mm × 21.2mm、厚さ:6.8mm

ケースサイズはどちらもレディース向けのSM(スモールモデル)です。縦・横・厚さともに新型の方がサイズアップしていますが、それほど大きな差はありません。

旧型と新型では、ケースのデザインもわずかに異なります。特にエンドリンク付近の形状が変化しており、新型ではケースとメタルブレスの間にほとんど隙間がありません。
ケースとブレスがより一体化し、全体的に滑らかで丸みを帯びた雰囲気となりました。旧型はエンドリンクに角度が付いており、新型よりもシャープな印象です。

カルティエ タンクフランセーズSM Ref.W4TA0020 実機写真

カルティエ タンクフランセーズSM Ref.W4TA0020 実機

また、新型のエンドリンクにはサテン仕上げの1パーツが採用されました。旧型は中央パーツがサテン仕上げ、両端がポリッシュ仕上げになっており、新型に比べてメリハリが感じられます。

そのほか、カルティエウォッチを象徴するリューズにもブラッシュアップが行われました。新型のリューズはケースサイドに埋め込まれるようにセッティングされ、ブルースピネルの表面もなだらかになっています。旧型に比べてリューズ全体の主張が弱いため、好みが分かれるところでしょう。

旧型のダイヤルが平坦であるのに対し、新型のダイヤルには立体感があります。ダイヤル外周およびミニッツトラックの周りに浅いくぼみが付けられ、インデックスもレリーフ状に変更されました。
また、旧型のダイヤルカラーはシルバー仕上げのシンプルなものでしたが、新型には放射状に輝くサンレイ仕上げが施され、よりシルバー感が出ています。このように、今回の新作はタンクの特徴や旧型の要素を引き継ぎつつ、より現代的で洗練されたデザインへと進化を遂げました。

Q&A 
「新作が出たら正規店では旧作を買えなくなる?」

新作が出たら正規店では旧作を買えなくなるのではないかと不安に思う方もいることでしょう。カルティエは新作が出てもすぐに旧作が倉庫送りになるわけではなく、店舗に在庫があれば古いモデルを購入・多店舗から取り寄せすることも可能です。また、国内に在庫がなくなってもスイスオーダーができる場合もあります。

今回の場合、新旧モデルを実際に比べて見てみたいという方は、2023年9月に新作が発売されるのを待つのもありか、とお考えかもしれませんが、旧作モデルの在庫はかなり少なくなっており、国内にはすでに数本しかないという状況の模様。また、昨今の状況を鑑みると、時間が経つほど価格改定(値上げ)の可能性が高まるという点も一応考慮しておいた方がいいかもしれません。

カルティエ タンクフランセーズ 石畳

できるだけ安く時計を購入したいのであれば、中古を視野に入れてもよいでしょう。ここでは中古品を選ぶメリット・デメリットを紹介します。

時計の中古品を選ぶ最大のメリットは、何よりも価格が安いことです。モデルにもよりますが、半額程度で販売されている品物もあるため、定価では手の届かない高級品を購入することもできます。例えば、旧型の「タンクフランセーズ W4TA0008」は中古で2023年6月現在75~80万円前後で販売されています。定価117万円ほどですから、40万円前後安く購入することができますね。

そのほか、新作発表により販売終了になったモデルや、中古品ならではの味わいを持つアンティーク・ヴィンテージモデルなど、新品では入手できない個体を選ぶことが可能です。

はじめから売却を想定して購入する場合は中古品がおすすめです。新品で買った個体も中古品で買った個体も、買取時には同じ「中古」の扱いになるため、できるだけ安価で販売されているものを選んだ方がお得でしょう。
また、一度人の手に渡ったものですので、故障や破損に際する精神的ダメージを軽減することもできるかもしれません。

中古品のデメリットは、まず真贋に不安があるという点です。高級腕時計は精巧なコピーや模倣品が多数製造されていますので、そうした偽物を掴まされないよう、販売店をよく見極めましょう。購入後の保証体制や、実際に利用した人の口コミをよくチェックすることが大切です。

また、状態が悪い時計はすぐに修理・オーバーホールが必要になる場合があります。せっかく安く購入できても修理代金がかさんでしまう可能性があるため、しっかりとメンテナンスを行っているショップを選ぶか、コンディションをしっかりと確認した上で最終判断を行いましょう。機能性はもちろんですが、ビジュアルが損なわれていないかどうかも大切なポイントです。

売却を検討している方は、傷や腐食、汚れ、色褪せなどの欠陥に加え、付属品(箱、ギャランティーカード、ブレス調整コマなど)の有無についても確認しておきましょう。付属品が欠けている場合、売却時に価値が下がることがあります。

さらに、正規メーカー以外が宝石を後付けする「アフターダイヤモンド」がカルティエの時計には散見されるため、注意が必要です。アフターダイヤの時計は売却の際に価値が下がるほか、正規のメンテナンスが受けられなくなってしまいます。
高級ブランドの時計にセッティングされている宝石は、一粒一粒の品質から石を固定する爪に至るまで統一性があるため、少しでも違和感がある個体は購入を控えるとよいでしょう。

そのほかのデメリットとして、新作はなかなか中古市場に出てこない場合があります。相場も安定しないため、発売後すぐに手に入れたいという方には向かないかもしれません。

新型・旧型にはそれぞれの良さがありますので、どちらがより自分の好みに合っているか、よく検討してみるとよいでしょう。9月発売モデルなのでまだ店頭には並んでいませんが、ダイヤなしの1月発表の新作「タンクフランセーズSM WSTA0065」とダイヤ入り現行モデル「W4TA0008」を比べて、だいたいのイメージを掴むことはできます。

カルティエは人気ブランドであり、タンクフランセーズは定番モデルとして、中古市場にも数多く流通しています。中には状態の良い個体も多く、タイミングが合えばかなりリーズナブルに購入することも可能です。できるだけ安く入手したいという方は、中古品の購入もおすすめします。

タンクはカルティエを代表するコレクションですが、他にも「パンテール」や「バロンブルー」、「パシャ」、また今年リニューアルした「ベニュワール」など豊富なラインナップが用意されていますので、ぜひお気に入りの時計選びを楽しんでください。

★関連記事★

カルティエ パンテールの人気おすすめモデル5選

パンテールの人気のおすすめモデルはもちろん、「パンテール」の意味や歴史、ウォッチの特徴など。パンテールの購入を検討されている方もぜひ!

時計買取のピアゾでは、時計の買取査定を行っています。業界屈指9社のトップバイヤーとオークション形式で交渉を行い、できるだけ高額での買取を目指していますので、お手元に不要な時計がある方はぜひお気軽にご相談ください。

★こちらもおすすめ★

カルティエ買取について

カルティエ買取 時計買取ピアゾでは腕時計買取を専門とする9社無料一括査定が受けられます!買取実績掲載中!

姉妹サイト時計販売QUERIにて、高級ブランド腕時計を好評発売中!

カルティエはもちろん、ロレックス、オメガ、タグホイヤー、オーデマ・ピゲなどの高級ブランド時計を独自ルートで激安価格にて販売中です!




最大9社に一括査定!最高額で賢く時計を売却しましょう

業者も利用するピアゾの時計一括査定サービスをぜひお試しください!

カンタン無料一括査定に申込む