更新日:2023年08月08日
グランドセイコー ヒストリカルコレクション セルフデーター復刻 限定モデル SBGV009の実機レビューをお届けします!
グランドセイコー ヒストリカルコレクション セルフデーター復刻 限定モデル SBGV009は、横37.2mmのステンレススチール製ケースにクォーツ Cal.9F82を搭載しています。お久しぶりの実機レビュー(汗)、今日は復刻モデルのご紹介です。
セルフデーターとは、日付表示機能のことをGSが独自にこのように呼んだのが始まり。創業1960年付近に作られた、いわゆる「二代目GS」モデルです。ではでは早速実機をレビューしていきましょう~!
ダイヤルはシルバーカラー。サンレイ仕上げで放射状に輝きます。12時下のSEIKOロゴもレトロで良いですね!ではディティールを見て参りましょう!
インデックスはシンプルなバータイプ。ダイヤルと相まって眩い程の輝きです。現行品よりやや細身に見えますが、GSウォッチを象徴するもののひとつ「太く力強いドーフィン針」というのは、この時代から始まっていたのですね。
柔らかく球面を描く、鏡面仕上げのベゼル。
57GSセルフデーターを忠実に再現したケース。鋭角のない、柔和な印象です。ケース正面からサイドに向かって広く鏡面をとっていて、セルフデーターの翌年に初代44GSが生まれたことを鑑みると、この頃からグランドセイコーは「輝くウォッチ」というのを模索していたのでしょう。
ストレートタイプのリューズ。
9時サイドから見たところ。ケース素材はステンレススチール。磨き分けが得意なGSですが、此度は復刻モデルということでほぼ全面鏡面仕上げ。
搭載ムーブメントは「9F82」。クォーツムーブメント最高峰とも名高い、グランドセイコーの「9F」クォーツあらゆるを以て高い精度で時刻を刻みます。その秘密はこれまで散々綴ってまいりましたので、今回は当モデルの元になった「二代目57GSセルフデーター」に搭載されていたムーブメントについて少しお話しようと思います。
クォーツのムーブメントについてご覧になりたい方は、下記のリンクを是非ご覧頂けますと嬉しいです!
こちらの実機は同じくSSブレスですが、当時はレザーベルトでした。
本日はグランドセイコーの復刻モデルをご紹介致しました。GSの歩んできた沿革を知るとまた、一層魅力的に見えますね。レトロな外観ですが、同社屈指の技術「ザラツ研磨」であったり、9Fクォーツを搭載してあったりと、現代に相応しいスペックでいてくれるところは大変嬉しいポイントですね(Chronometer表示まではさすがに大人の事情で再現不可だったのでしょうか…小声)。
ヴィンテージ・アンティーク好きには心にぐっとくるディティールが満載なのではないでしょうか?レザーベルトにチェンジすると更にムードが出て素敵ですね。こういったウォッチは、酸いも甘いもかみ分けてこられた先輩方は、勿論とっても素敵に着こなして頂けます。が、まだまだ毎日を忙しく過ごされる戦士たちが「敢えて」身に着けてもお洒落です。是非、年代問わず身に着けて頂きたいウォッチでした。
数量限定モデルは資産価値が高いのですが、海外を中心に人気が高まっています!今後の価格変動にも注目したいところです。姉妹サイトクエリでは販売しているモデルですので、気になった方は是非、チェックされてみて下さいね。
モデル | ヒストリカルコレクション セルフデーター復刻 限定モデル Historical Collection GS SelfDater Revival Limited Edition |
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型番(REF.) | SBGV009(9F82-0AB0) |
ケースサイズ | 横37.2mm |
ムーブメント | クォーツ Cal.9F82 |
防水 | 10気圧 日常生活強化防水 |
その他 | 2014年6月発売、数量限定1200本 裏蓋に限定シリアル有 |
定価(税込) | 375,000円 |
※掲載内容は2023年04月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。