更新日：2021年10月01日
ロレックス GMTマスターⅡ 「バットマン」ジュビリーブレスレット 126710BLNRの実機レビューをお届けします！
ロレックス GMTマスターⅡ 126710BLNRは2019年発表モデル。2色セラミックベゼルの「青黒ベゼル」仕様がモデルチェンジし、ムーブメントも70時間パワーリザーブを実現した新世代ムーブメント「Cal.3285」を搭載し、進化を遂げています。また、5列のジュビリーブレスレットになったのもポイントのひとつ。中央３列がポリッシュ、両端がサテン仕上げですが、エレガントな光を放っています。正規店ではなかなかお目にかかれないモデルを実機レビュー！
ロレックス GMTマスターⅡ ジュビリーブレスレット 126710BLNRを実際に見てみましょう。
ロレックスのスポーツラインの基本デザインを踏襲したインデックスは丸、三角、バーの形で、それぞれ夜光塗料が施されています。ブルーの光を放つ長時間継続の発光素材が採用され、さすがはプロフェッショナルウォッチ。
このモデルには時差が違う地域にいるときに本国の時刻と今いる地域の時刻、2箇所の時刻を表示できるGMT機能が搭載されています。24時間でダイアルを1周するGMT針は、ベゼルと色（青）を合わせていてスタイリッシュです。短針のデザインはロレックスを代表するようなベンツ針。ベンツ針は、時針の先がベンツのロゴによく似ているということで名付けられました。
黒と青のセラミック製「バットマン」ベゼルは、落ち着きつつ、爽やかな印象です。ベゼルの色分けによりGMT針の指す時刻の昼夜が一目で識別可能になり、短針を独立して操作できる機構を備えることで、GMT針とあわせて、異なる2カ国の時間表示を簡単に知ることができます。
埋め込み型のリューズ頭には3つのドットが彫られ、「トリプロック式」が採用されていることがわかります。トリプロック式リュウズとは、リュウズの裏側・ケースの内部にパッキンが埋め込まれている、高い防水性能を誇るリュウズ構造のことです。
9時側のケースからはオイスタースチールの美しさが堪能できます。オイスタースチールはハイテク産業や航空宇宙、化学産業で使用されているほど耐久性・研磨性・耐蝕性に秀でています。どれほど過酷な環境下でもその姿を美しく保ち続けてくれます。
裏蓋はシンプル。表側は立体感のあるジュビリーブレスレットですが、裏は平らでみっちりとコマがつまっています。これが手首にフィットし、軽やかな装着感を生み出します。
ジュビリーブレスレットは高級感のあるデザインと、心地よい装着感でファンが多いブレス。同じモデルでもジュビリーブレスレットならば手が伸びるというファンもいるほど。
2019年の発売で、内部機械の変更もさることながら、やはり目を引くのはジュビリーブレスレットの採用。スポーツモデルでありながらエレガンスウィッチの雰囲気となり、堅牢なオイスターブレスレット（3列）を携えていまだ高い人気を誇る「116710BLNR」と人気を二分する勢いです。
精度や耐衝撃性・耐磁性能も向上しているうえ、スイス公認クロノメーター検査協会（COSC）の認定を受けています。ロレックスは新作がなかなか正規店の店頭には並びません（というかスポーツモデル全体がほとんど店頭にありません）。こちらも例にもれずいまだに正規店には並ばず、巷では倍以上のプレミアム価格で販売されています。
| モデル | GMTマスターⅡ
GMT MASTER II |
|---|---|
| 型番（Ref.） | 126710BLNR |
| ムーブメント | 自動巻Cal.3285 |
| 駆動時間 | 約 70 時間 |
| 精度 | 日差 － 2 ～ ＋ 2 秒（ケーシング後） |
| 防水性 | 100 m／330 フィート防水 |
| ケースサイズ | 直径40 mm |
| ケース素材 | オイスタースチール |
| ベゼル | 両方向回転式、24 時間目盛り入り ブルー／ブラックのセラミック製セラクロムベゼルインサート |
| ダイアル | ブラック |
| ブレスタイプ | ジュビリー（Jubilee）、5 列リンク |
| 定価 | 1,072,500円 |
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