更新日:2024年10月30日
オメガ×スウォッチのコラボモデル、ムーンスウォッチ(Moon Swatch)のムーンフェイズ”モデルがさらに進化し、世界初のアースフェイズ表示を搭載した新作が登場しました。
BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO EARTHPHASE(バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥ アースフェイズ)は価格 ¥ 47,300、日本国内は札幌、原宿、銀座、横浜、名古屋、京都、神戸、松山のスウォッチ8店舗で2024年11月2日(土)発売予定です。
BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE SUPER EARTHPHASE Ref.SO33M700 ライトグレーバイオセラミック製ケース、42.00 mm、クォーツムーブメント、ブラックのVELCRO®ストラップ、47,300円(税込)、2024年11月2日発売予定
スヌーピーとコラボした「Bioceramic MoonSwatch MISSION TO THE MOONPHASE - FULL MOON」の満月、「BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE MOONPHASE - NEW MOON 」の新月、その後3色の 「BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION ON EARTH」シリーズを挟みつつ、「BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE SUPER BLUEMOONPHASE」のスーパーブルームーンと「ムーンフェイズ」モデルが続いていましたが、今回は”月から見た地球”という新しいテーマのもと、”アースフェイズ”という聞きなれない機構が追加されました。一体どんなモデルに仕上がっているのでしょうか?
本ブログでは「Bioceramic MoonSwatch MISSION TO THE SUPER BLUE EARTHPHASE」の詳細や発売店舗、前作との違いなどについてお伝えします。
スウォッチ公式サイト|Bioceramic MoonSwatchコレクション:MISSION TO EARTHPHASE
2022年にオメガとスウォッチのコラボレーションで誕生した「ムーンスウォッチ(MOONSWATCH)」は、”宇宙”をデザインモチーフにしており、オメガのアイコニックなモデル「スピードマスター クロノグラフ」をベースに、スウォッチ独自の素材である「バイオセラミック」製ケース、マジックテープ式のベルクロストラップを備え、本家とはまた違うカジュアルさも魅力の腕時計シリーズです。
今回の新作テーマは「月から見た地球」で、「MISSION TO EARTHPHASE(ミッション トゥ アースフェイズ)」と命名されています。
この非限定クロノグラフは、ライトグレーのBioceramic製ケースとクラウン、プッシャー、そしてライトグレーの対比ステッチとBioceramic製ループが付いたブラックのVELCRO®ストラップが特徴で、月面のような粒状の質感を持つグレーの文字盤になっています。このタイムピースには、洗練されたブラックの色合いのタキメーター目盛と、新しく作られたライトグレーのマーカーが付いています。月と地球を讃えて、ムーンフェイズとアースフェイズ(特許取得済み)の両方の機能を備えているのが特徴です。2時位置のサブダイヤルの中で回転するムーンフェイズディスクに、Super-LumiNova®(ホワイトの発光)を施した2つの特大サイズの月が描かれています。10時位置のサブダイヤルにあるアースフェイズ機能は色付きです。海は紫外線が当たるとブルーに発光するUVインクでコーティングされていて、この世のものとは思えないタッチを加えています。バッテリーカバーには月の画像が見られ、人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロングの足跡が描かれています。このコレクションのすべての時計の文字盤には、OMEGA X Swatchの文字、アイコニックなSpeedmasterのロゴ、そしてMoonSwatchのロゴが見られます。またボックス型バイオ由来素材グラス構造、グラス中央にはSwatchのロゴを参照した「S」のエッチング加工、文字盤の外側のリングとへこんだサブダイヤルには繊細で洗練された円の模様、シャープでスムーズなラグ構造、そしてもちろんユニークなBioceramicのタッチ。これらが全モデルに共通です。アワーマーカー、時針と分針、クロノグラフ秒針の先端は、ライトグレーのグレード A Super-LumiNova®でコーティングされ、暗闇で完璧に光ります(グリーンの発光)。Bioceramic MoonSwatch MISSION TO EARTHPHASEは11月2日より世界中の厳選されたSwatchストアで購入可能です。
世界で初めてアースフェイズを搭載したMISSION TO EARTHPHASEをご覧ください!11月2日より世界中の厳選されたSwatchストアで購入可能です。#MoonSwatch #OMEGAxSwatch #Swatch https://t.co/FNrYbJjwyS pic.twitter.com/AIBnUk9x5i
— swatch_jp (@swatch_jp) October 29, 2024
なお、本作でも、バイオセラミック素材による非対称的なケース、文字盤のOMEGA X Swatchの文字、Speedmasterのロゴ、MoonSwatchのロゴや、グラスの中央に「S」の字がエッチング加工されたボックス型バイオ由来素材ガラス、「ドットオーバー90」のタキメーター目盛、暗闇でグリーンに発光する「Super-LumiNova®」が施された時針と分針、アワーマーカー、クォーツクロノグラフムーブメントは従来と同じ仕様となっています。
さっそく特徴を詳しく見てまいりましょう。
MISSION TO EARTHPHASEは、アースフェイズ表示を備えた唯一の時計で、希少で特別なタイムピースです。ムーンフェイズ表示も備えているので、文字盤に両方の表示がある最初の時計でもあります。宇宙の驚異と地球の美しさが完璧に融合したこのタイムピースの2つのフェイズ表示は、ユニークなディテールで作られています。
これまでのムーンスウォッチ ムーンフェイズモデルでは、10時位置にクロノグラフ機能の60分積算計がありましたが、本作ではその部分が特許を取得した新機能である”アースフェイズ表示”に置き換えられています。
アースフェイズは、月から見た私たちの青い惑星の美しさを鮮やかな色彩で映し出します。アースフェイズの海は、紫外線が当たるとブルーに光るUVインクでコーティングされていて、この世のものとは思えないくらい魅惑的な効果を生み出しています。月が地球を向いている魅力的な眺めを強調するために、月のクレーターがデジタルプリントを使って作られています。
気分はデコボコとしたクレーターのある月面に立ち、遠くの地球を眺めている宇宙飛行士ですね。そしてこの”地球”は、”地球から見た月”と同じように月から見れば満ち欠けするのです。
地球から月の満ち欠けが観察できるのとちょうど同じように、地球も月から見ると満ち欠けを示します。月と地球はどちらも満ち欠けの周期が約29.5日 ですが、その順序は逆です。つまり、例えば地球から「満月」が見える時には、月からは「新地球」が観測されることになり、地球から「新月」が見える時にはその逆になります。このため、MISSION TO EARTHPHASEのアースフェイズはムーンフェイズとは反対方向に回転します。
地球が完全な姿を現せば月が消え、その逆もまた然り、と回転するディスクを備えた二つのインダイヤルでそれぞれが対照的な動きをするわけですね。
そして今回も”紫外線マジック”は健在です。(”スヌーピー”ではコミック・ストリップの有名な引用が、スーパーブルームーンでは“SUPER BLUE MOON”の文字が浮かび上がる仕掛けでした)。地球の青い海の部分は紫外線が当たるとブルーに発光します。
月の方にはホワイトに発光するSuper-LumiNova®が施されており、暗闇では白く発光します。
文字盤上のシリーズ共通の“OMEGA X Swatch”の文字、アイコニックな“Speedmaster”のロゴ、そして“MoonSwatch”のロゴももちろん健在です。
Bioceramic MoonSwatch MISSION TO THE SUPER BLUE EARTHPHASE は、従来モデルと同様に、Swatchが特許を取得しているBioceramic(バイオセラミック) で作られています。Bioceramicは3 分の2 がセラミック、3 分の1 がヒマシ油を原料にした独特のブレンドです。つや消しのマットな色と、サラサラとした感触も特徴的な素材です。
ドットオーバー90もそろそろお馴染みの仕様に
ライトグレーのカラーは「BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE MOON」や一部のディテールを変えながら毎月のようにリリースされた「MISSION TO MOONSHINE GOLD」シリーズとほぼ同じでしょう。
「ムーンスウォッチ ミッション トゥ ムーンシャインゴールド」
ムーンスウォッチはバッテリーカバーも見どころの1つです。本作では人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロングの足跡が描かれている、とのこと。え、ちょっとどこか分かりませんが、皆さん見えますか?
モデル | バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥ アースフェイズ
BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE SUPER BLUE EARTHPHASE |
---|---|
型番(Ref.) | SO33M700 |
ケースサイズ | 直径:42.00 mm × 厚さ:13.75 mm |
ケース | ライトグレーBioceramic製のケース、クラウン、プッシャー |
ムーブメント | クロノグラフ(秒のみ)、ムーンフェイズおよびアースフェイズ(特許取得済み)表示付き |
ストラップ | コントラストを成すライトグレーのトップステッチが付いたブラックのVELCRO®ストラップ、Bioceramicのループ |
防水性能 | 3気圧 |
発売日 | 2024年11月2日(土) |
販売店舗 | 一部のスウォッチストア |
価格(税込) | 47,300円(税込) |
※掲載内容は2024年10月調査時点のものです。
「Bioceramic MoonSwatch MISSION TO EARTHPHASE」の販売店舗を見てみましょう。今回は国内8店舗のみで、渋谷、大阪などでは販売されないようですね。記事執筆時点での情報ですので、変更される可能性もあります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
さて毎度大きな話題となるオメガ×スォッチコラボのムーンスウォッチ新作をご紹介いたしました。
特許取得の新機能”アースフェイズ”が今回の最大のウリですね。ここにどれだけの価値を見出せるか、その答えはあなた自身の中にあります。ベーシックで安定した人気の”ムーン”系デザインを選んだのも妥当なところでしょう。
資産価値、という意味では、現時点では微妙なところです。本作は定価がわずかながらまた従来モデルより上がりましたし、これまでのモデルもフリマサイトで、定価以下がよくて定価にややプラス、程度で売られていますので、手数料や送料を含めるとほぼ利益はないんじゃないかと思います。自分で使いたい人が買うべき時計かな、という印象です。
宇宙にロマンを感じるならば、本家オメガ スピードマスターのムーンフェイズもおすすめです。例えば「オメガ スピードマスター ムーンフェイズ 304.30.44.52.01.001」は定価 1,782,000円(2024年10月時点)。ステンレススティール製ケースに、ブラックセラミック製ベゼルリングを備え、METAS認定のマスター クロノメーターで、15,000ガウス以上の耐磁性能を誇るキャリバー オメガ 9904を搭載しています。
オメガ スピードマスター ムーンフェイズ 304.30.44.52.01.001
ムーフェイズの美しさも格別。興味のある方はぜひ本家オメガの時計も見てみてくださいね・・・。
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