更新日:2025年03月18日
バイオセラミック ムーンスウォッチ(BIOCERAMIC MOONSWATCH)は、カジュアルさで人気の時計ブランドのスウォッチ(SWATCH)と、高級腕時計ブランドのオメガ(OMEGA)がコラボレーションして2022年に生まれた、非常に人気のある腕時計シリーズです。宇宙をテーマにしたデザインが特徴で、特に若い世代から熱い支持を集めています。
2024年に登場したオメガ×スウォッチ 「BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE MOONPHASE」は、スヌーピーがムーンフェイズに現れるという魅力的なデザインと機能性から、多くの時計愛好家から注目を集めています。しかし、人気が高いため、入手が難しいという声も聞かれます。
今回は、「BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE MOONPHASE - FULL MOON SO33W700」を運よく入手することができましたので、購入レビューをお届けします。
バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥ ザ ムーンフェイズ フルムーン(BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE MOONPHASE FULL MOON) SO33W700
直径:42.00 mm 厚さ:13.75 mm、バイオセラミック製ケース、クォーツムーブメント(ムーンフェイズ表示機能付きクロノグラフ)、VELCRO® ストラップ、3気圧防水、2024年3月26日発売、定価 46,200 円(税込)。
「BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE MOONPHASE - FULL MOON SO33W700」(以下『白スヌーピー』)は、スウォッチとオメガのコラボレーションによって誕生した腕時計です。このモデルは、満月をモチーフにしたデザインと、ムーンフェイズ機能を搭載していることが特徴です。
ケース、ベゼル、リューズ、プッシュボタン、文字盤、ベルトに至るまで、オールホワイトのカラーリングで、満月の神秘的な輝きを表現しています。ムーンフェイズディスクには、スヌーピーがデザインされており、遊び心のあるアクセントになっています。
詳細については発売当時のブログでもご紹介しておりますので、そちらをご覧ください。
満月をモチーフにホワイト一色で統一した新作が登場!OMEGA X SWATCH コラボレーションが生まれてからちょうど2年となる2024年3月26日に発売。デザイン詳細や販売店舗などについて詳しくお伝えします。
それではさっそく白スヌーピー購入に至った経緯をご紹介します。
本作が発売されたのは2024年3月。バイオセラミック ムーンスウォッチに”ムーンフェイズ”機能が追加され、しかもなんとそこに「あの可愛らしいスヌーピーがいる!」ということで、沸き立つ心を抑えることができませんでした。
時計に詳しくない方は「なぜスヌーピー?」とお思いかもしれませんが、本家オメガのムーンウォッチ、「スピードマスター(Speedmaster)」に”スヌーピーアワードモデル”という人気モデルがあるのです。
今やコレクターズアイテムとしてなかなか買えないオメガの超人気モデル、スピードマスターに”スヌーピーアワードモデル”について詳しくお伝えします。
「白スヌーピー」はこの中でも人気の高い、2015年発売モデル「スピードマスター アポロ13号 45周年記念 スヌーピー アワード ref.311.32.42.30.04.003」を彷彿とさせるではないですか!
オメガ スピードマスター アポロ13号 45周年記念 スヌーピー アワード
「これは可愛い!」
そう思わざるを得ません。
しかも、「スピードマスター アポロ13号 45周年記念 スヌーピー アワード ref.311.32.42.30.04.003」は2024年10月現在、600~700万円前後で販売されています。とてもじゃないですが手が出ません。
その点、こちらのムーンスウォッチなら46,200円で手に入る・・・これは魅力的ではありませんか!
そもそも筆者はムーンスォッチの初代シリーズを数本所有しており、クォーツウォッチはもう十分、と思っていたのですが、これはやられた!という感覚でしたね。
そしてさらに追い打ちをかけるように(?)、本家オメガから「オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル 310.30.42.50.04.001 」がリリースされました。またしても白文字盤!
オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル 310.30.42.50.04.001
ただ、これまでの”ムーンスウォッチ狂騒曲”とでも言うべき騒ぎを知っていただけに、白スヌーピーを発売日すぐに買うことは難しいだろうと踏んで、しばらく様子を見ることにしました。こちらは「ムーンスウォッチ ミッション トゥ ムーンシャインゴールド(Mission to MoonShine Gold™)」のような限定モデルではないので、ほとぼりが冷めれば買えるだろう、と考えたのです。
案の定、発売当日は早くから行列ができ、あっという間に売り切れたようでしたね。
その後、何度かスウォッチストアを訪れては、「白いスヌーピーありますか?」と聞いてみたのですが、毎度「あー、今日はないですね~」とその場でお返事されて終わり。店員によって時に親切に、時に冷たく、「もう聞かれ飽きたよ」と言わんばかりの表情の方もいらっしゃいましたね・・・。心中お察しします。
一方、某フリマアプリを見れば転売の嵐、です。(悲しみ)
これはもう、時間が経って、嵐が過ぎ去るのを待つしかないだろう、と諦めもつき、そのうちスウォッチストアからも足が遠のいていきました。
さて、数か月ほど時は流れてとある日の午後、愛用していたムーンスウォッチの1本が止まってしまったため、久しぶりにスウォッチストアを訪れました。
スウォッチストア(※イメージです)
ご存知の方も多いかと思いますが、スウォッチ・ストアでは「バッテリー無料交換サービス」が提供されています。ぜひ利用したいところですね。
また、止まった原因が単なる電池切れであればよいのですが、故障だった場合、保証期間内で条件を満たしていれば本体を交換してもらえる場合があります。
スウォッチの保証期間は購入から2年間となっていますが、「SWATCH時計のバッテリー交換、アフターサービス、修理等について権限を与えられていない者に行わせた場合。SWATCH Ltd.の管理が及ばないところで時計の基の状態に変更を加えている場合。」は保証の対象外となってしまいますので、特に保証期間中であればスウォッチストアで電池交換を行うべきでしょう。
さて本題に戻ります。そうだ、と思い出し、「ムーンスウォッチのスヌーピーの白ありますか」と聞いてみたのです。すると・・・?
あまり期待はしていませんでしたが、店員の方在庫を確認してくださったところ、なんと在庫があったのです。
やはり購入の決め手は「スヌーピー」です。レギュラーのムーンウォッチや、わずかなディテールの違いのみのムーンシャインゴールドシリーズにはもはや食指が動きませんが、文字盤上にスヌーピーがいる、というのは(少なくとも筆者にとっては)大きな個性だと感じます。
白い箱入りの白スヌーピーとご対面です。傷や汚れなどがないかチェックし、お会計を済ませます。
ありましたね、在庫。最近SNSを見ていても購入報告がチラホラと見受けられますので、どうやら発売当初と比べるとかなり買いやすくなってきているようです。
11月2日には新しいムーンスウォッチシリーズが追加リリースされそうですし、型落ちとは言いませんが、供給も安定してきているのかもしれませんね。
それではさっそく開封の儀と参りましょう!じゃじゃーん!
ホワイトを基調としたデザインは、満月の神秘的な輝きを彷彿とさせます。寄ってみましょう。
スヌーピーがデザインされた2時位置のムーンフェイズディスクは、単なる機能を超えて、月へのロマンを感じさせるアート作品です。この時計の最大の長所です。
新月には見えなくなってしまうのも残念ですが、出てくるのを待つのもまた楽しみというものでしょうね。
それでは箱から取り出して、ガラスのシールを剥がします。
正面から見たところです。ケース、ベゼル、リューズ、ボタン、ベルト、すべてが白一色で統一されています。
ケースは直径が42mm、素材は3分の2がセラミック、3分の1がヒマシ油を原料にしたバイオ由来素材「バイオセラミック」です。Swatchによって開発され、特許取得済みです。
この時計の魅力の1つに「軽さ」があります。計測したところ、ベルトを装着した状態でたったの「29g」しかありませんでした。ケースやガラスの素材はもちろんですが、この「軽さ」に寄与しているのが、スウォッチが誇る高精度なクォーツムーブメントです。ストップウォッチ機能も備えており、スポーティな一面も持ち合わせています。ムーンフェイズ表示の精度も高く、実用性と美しさを両立しています。
高級時計の重厚感はありませんが、この軽さは長時間着用しても疲れない、という利点があります。艶消しのマットな質感がお洒落で、そこまでチープさを感じさせません。
ベゼルのタキメーター目盛の「90」の上に点がある、「ドットオーバー90(DON)」のディテールは、オメガのスピードマスター愛好家にとっては重要なポイントの1つです。
リューズにはOMEGAとSwatchのコラボレーションであることを示す「Ω(オメガ)」と「S(Swatchの頭文字)」のロゴマークがあしらわれています。
ぷっくりと盛り上がった様子の風防です。プラスチックガラスらしい、この厚みと軽さがなんともいいですね。
硬度が低く傷がつきやすいのが”玉に瑕”で、昨今の時計はサファイアクリスタルが主流ですが、本家オメガのスピードマスターもあえてプラスチックの一種である「ヘサライトクリスタルガラス」を残しているモデルがあります。プラスチックガラスのほうが割れにくく、傷がついても軽度なものなら研磨できる、と言った理由でプラ風防を好む、通な方もいらっしゃいます。
また、他のモデル同様、本家ムーンウォッチのヘサライト製風防中央にエッチングされるオメガ(Ω)ロゴの代わりに”SWATCH”の“S”の文字が描かれています。
こちらは非常に小さく薄っすらとしたもので、肉眼ではなかなか捉えづらいものですが、凝ったディテールですよね。
本作の裏蓋の電池カバー部分には、Snoopy の世界にインスパイアされた月が描かれています。月面に残された足跡が可愛いですね。
ベルトはアメリカのベルクロ社の「VELCRO®」ストラップ。いわゆる面ファスナー仕様です。(マジックテープとも言いますね、これも商標名ですが。)OMEGAロゴの下のループにベルトを通し、折り返してくっつけて留めます。
着脱が簡単という長所はありますが、着用感ではやや難あり、という評価です。ループの部分で折り返しているベルトがボリューム感が出すぎてしまう印象です。女性や、手首があまり細い方だとよりアンバランスに見えてしまうかもしれません。
ムーンスウォッチのベルト交換に関してはまた後日別でご紹介する予定ですが、すでに多くのブログや動画も上がっていますので、興味のある方は探してみるといいですね。A〇azonや楽〇と言った大手通販サイトで「ムーンスウォッチ 交換ベルト」と調べると多くの商品がhitします。素材はラバー、レザー、ナイロンなど、デザインも実に豊富で、いかにムーンスウォッチのベルトを交換する人が多いのかを物語っていますね。ただし、自分でベルト交換した場合、本体やストラップに傷をつけたりしてもあくまで自己責任となりますので、ご注意を。
さて、第一世代の白×赤「バイオセラミック ムーンスウォッチ ”火星” SO33R100」と並べてみました。
同じ「白系」ではありますが、本作はモノトーンで統一されており、よりシンプルな仕上がりだなと改めて感じます。そしてよくよく見ると、ベルトの「OMEGA」「SWATCH」ロゴが本作の方がより立体的なボリュームがありました。写真ではなかなか伝わらないポイントかと思いますが、耐久性を高めるためでしょうか。
清潔感のあるオールホワイトのほどよいポップさが、シンプルな着こなしにもアクセントとなりそうですね。最近スーツにスニーカーを合わせたファッションをよく見かけますが、この時計を着けるのも同じような効果が期待できそうです。
オメガ(OMEGA)とスウォッチ(Swatch)のコラボウォッチ「BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE MOONPHASE - FULL MOON」の購入体験記と実機レビューをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
本作は単なる時計ではなく、宇宙へのロマンを詰め込んだ芸術作品と言えるでしょう。着け倒すも良し、飾って眺めるも良し。時計愛好家はもちろん、スヌーピー好きの方、宇宙に興味のある方にもおすすめです。
「新月」を表現した対照的な”黒スヌーピー”「BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE MOONPHASE - NEW MOON 」もやはりムーンフェイズにスヌーピーがあしらわれています。どちらがお好みでしょうか。
新バージョンが早くも登場!”NEW MOON (ニュームーン、新月)”と名付けられた本作は、前作の白一色からすっかり反転したオールブラック仕様です!
一長一短あるのはどの時計も同じこと。色々と加味した上で、本当に欲しい時計か、と問いかけてみてください。
この記事が、皆様の時計選びの一助となれば幸いです。
モデル | バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥ ザ ムーンフェイズ フルムーン
BIOCERAMIC MOONSWATCH MISSION TO THE MOONPHASE FULL MOON |
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型番(Ref.) | SO33W700 |
ケース径 | 直径:42.00 mm 厚さ:13.75 mm |
ケース | Bioceramic(バイオセラミック) |
ムーブメント | クォーツ、ムーンフェイズ表示機能付きクロノグラフ |
ストラップ | VELCRO® (ベルクロ) |
防水性 | 3気圧 |
発売日 | 2024年3月26日発売 |
価格 | 46,200 円(税込) |
※掲載の情報は2024年10月調査のものです。価格は予告なく変更される場合があります。
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