ロレックス デイトナ Ref.116500LN買取なら時計9社一括査定で高く売る

悠久の時計史の中でも渾然と輝き、伝説的な存在になり今もオークションで続々とロレックス史に名を残さんと高値更新を続けているアンティークデイトナモデル。そのアンティークデイトナref6239やref6241,ref6240が誕生したのち、その後継機としてref6264やref6263のプラベゼル仕様のロレックスが誕生しました。このデイトナ6263と6264シリーズには、絶対的な人気を今でも誇るデイトナポールニューマンモデルがある事でもしられています。

時は、半世紀以上過ぎて2016年。 往年のロレックスポールニューマンモデル（6263,6264,6264/8,等）の血を受け継ぎ、新たなロレックスデイトナの歴史が始まります。

ロレックスデイトナ116500LNは、アンティークプラベゼルデイトナへの最高のオマージュと現代の革新性が見事に融合した腕時計として2016年バーゼルワールドで発表されました。

プラベゼル部分の表現を、最新の技術ブラックモノブロックセラクロム製に置き換えたベゼルから文字盤デザインの完成度は秀逸の一言に尽きると思います。

カラーバリエーションは黒文字盤と白文字盤タイプの2カラーで共に人気を博しそうな一本となっていますが、黒ベゼルに真っ白な白文字盤スタイルの明暗がハッキリ別れた白文字盤タイプの方が視覚的な印象が強く、グーグル等で116500LNと検索を掛けるとよく白文字盤スタイルの方が出てきます。

これは116500LNにデイトナポールニューマンの面影をロレックスファンの方が本能的に捉えている証拠ではないでしょうか？
従来のロレックスデイトナ116520や16520等は黒文字盤タイプの方が人気が高く、買取価格や販売価格も黒文字盤の方が高く取引されていましたが、今回の116500LNは白文字盤タイプの方が高い人気を誇っているようです。

歴代デイトナの魂を見事に昇華させ、新しいデイトナとして生まれ変わった116500LN。 ロレックスデイトナの新しい歴史の幕開けを予感させる一本に仕上がっており、この新型ロレックスデイトナ116500LN発表と同時に116520の生産終了が発表されており、デイトナの歴史の中で完璧な権威継承がされたと言えます。

ロレックスデイトナ116500LNの搭載キャリバーcal.4130とは？

搭載キャリバーには前衛モデルにも搭載されていた高精度クロノメーターCOSC認定cal.4130を搭載しています。 このcal.4130はロレックスによる完全自社製造キャリバーとして日差±2秒程度の高い精度を誇っているムーブメントになります。ヒゲゼンマイも従来のパラクロム合金からブルーパラクラムヒゲゼンマイに変更されており、対磁性と従来の物より10倍の衝撃に耐えれるような仕様になっている。このブルーパラクラムヒゲゼンマイは文字通り青色のゼンマイになっているのだが、このブルーカラーは耐久性を高めるための焼きによる強化膜が青色になっている理由である。

また、部品数もゼニス社のエルプリメロを使っていた時と比べると6割減という驚異的な削減を図っており、その部品数が空いた事によるスペースをゼンマイを長くし対応する事によって、パワーリザーブ機能も72時間という進化を遂げた。

現在も歯車の形状変更などの細かい進化と改良が施されている、ロレックスの技術を詰め込んだムーブメントがcal.4130なのである。

116500LNのケース素材はただのステンレスではない904Lスチールとは？

ステンレススティールと言ってもロレックスがデイトナ116500LNに使用している904Ｌスチールとは、普通のステンレスではなくハイテク産業や宇宙工学分野に使用されている耐蝕性に非常に強いＳＳ素材を使用しています。

この904Lスチールとは、普通のＳＳ素材よりもクロム含有量が21％と多くする事により、防錆性や腐食に強いといった特徴があります。更にこの904Lスチールを不動態被膜で保護する事により、その素材性能を極限まで引き出しているのが特徴の一つといえます。俗にいう高級ブランド腕時計の殆どがクロム含有量が調節された「316Ｌスチール」をつかっているのですが、言うまでもなく904Ｌスチールの方がステンレス素材としては優れています。

この904Ｌスチールを時計素材として使用したのは時計業界ではロレックスが初めてでした。