更新日:2023年02月25日
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1875年の創業以来、ル・ブラッシュで家族経営を貫き続けるオーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET)。世界三大時計ブランドの地位に相応しい、熟練クラフトマンの時計製造技術は惚れ惚れするものがあり、歴史的にも“小型化・薄型化”の分野で卓越した実績を残しています。
「ロイヤルオーク誕生50周年」の2022年に、“怒涛の新作ラッシュ”を仕掛けたオーデマ・ピゲ。今年も「ロイヤル オーク オフショア誕生30周年」の節目を祝うように、「コア コレクション」から17モデル、「コンプリケーション」から12モデルと“激動の新作一転攻勢”が始まっています。
今回は「看板モデルのロイヤルオークに流行色ターコイズを使用」「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲに初のステンレススティールを採用」「エクストラシンにホワイトゴールド&グレイン文字盤」など、大きな変化も随所に見られ、話題も盛り沢山!ファンならずとも今後が楽しみな“変化の51年目”となりそうです。注目モデルのCODE11.59、エクストラシン、ロイヤルオークを中心に、オーデマ・ピゲの2023年新作の魅力や面白さを余すことなくご説明致します。
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2019年に新コレクションとして仲間入りしたCODE11.59。1972年誕生のロイヤルオーク以来の大型コレクションですが、いよいよ「12時の針」を刻む瞬間が訪れるかもしれません。「Cの文字=チャレンジ、Oの文字=自分自身、Dの文字=大胆な、E=進化」の意味、日付が変わる「11.59(変化の直前)」のメッセージが込められたCODE 11.59。デビュー以来、多彩なダイヤルのカラーバリエーション、ブラックセラミックのインナーケースと18Kゴールドケースを組み合わせたマルチ構造ケース(26393NR.OO.A002CA.01)を採用するなど、“過去から未来への挑戦”を象徴するラインナップです。
2023年の新作は、オーデマ・ピゲ“十八番のステンレススティールモデル”にCODE 11.59を抜擢!!ステンレス素材へ変更するに当たって、波紋状のグラデーション文字盤&新たなアワーマーカーに刷新するなど、よりシックにスポーティーに「カッコいいディテール」へと変貌を遂げています。CODE 11.59 オートマチック ステンレススティール(3モデル)、CODE 11.59 クロノグラフ ステンレススティール(3モデル)の見どころを詳しく解説致します!
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合計29モデルのニューコレクションの数々を発表したオーデマ・ピゲ。目を惹くのは、誕生以来ゴールド素材(※前述したように、ゴールド&セラミックのコンビモデルはあり)のみで展開していたCODE 11.59が、オートマティック&クロノグラフの双方でステンレススティールに生まれ変わったのは、時計業界にとって大きなトピックスです。2022年12月の新作として、“世界三大時計ブランド筆頭”のパテック・フィリップが、看板機種ノーチラスをゴールド素材へと生まれ変わらせていますが、“独立独歩の起業精神”のオーデマ・ピゲもCODE 11.59を中心に独自のアンサーを提示した状況です。
まずは、“オーデマピゲ2023年新作の切り込み隊長”的存在の「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック」3モデル(ナイトブルー、モノクログリーン、スモークベージュ)についてご説明致します。
≪CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック2023年新作の見どころ≫
薄いベゼル&八角形のミドルケース、アーチ型シルエットの風防、内側を肉抜きしたラグ(※ベルトとブレスを固定する箇所)など、CODE11.59らしい伝統も守りつつ、現代的なデザイン面の進化を上積みしています。
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掘り下げて説明すると、今作は特にデザイン面やディテールに大きな変化が見られます。ラッカー仕上げのグラデーションがかった文字盤が醍醐味だったCODE11.59。2023年の新作は、そのイメージを払拭……波紋のように広がる放射状の円模様は、数百の穴が散りばめられており、角度や光の加減で波模様にも似た独特の表情を演出。アーチ型シルエットのサファイアクリスタルは、12時位置から6時位置へ緩やかなカーブを描き、より奥行きやアウトラインを強調し、視覚効果を高めています。
過去のモデルが登場した際には、一部では“奇抜なドレスウォッチ”という揶揄もありましたが、今作で“正統派なスポーツテイスト”をプラスして、よりトータルバランスがよくなりましたね……上品な意匠でありながら、どこか奇想天外な味付けがいいですね!“元祖ラグスポ”のロイヤルオーク(RO)を生み出した、オーデマ・ピゲらしい絶妙なバランス感覚(※初代ROのドレッシーでスポーティーなさじ加減は画期的チョイス)は、流石の一言です!
ナイトブルーの15210ST.OO.A348KB.01は、グレーのインナーベゼルとの組み合わせがいいですね!ロイヤルオークもそうでしたが、ブルーカラーはリセールバリューでも要注目です。3モデルに共通していますが、SS素材をベゼル、ミドルケース、バックケース、ピンバックルに活かしつつ、ホワイトゴールドのアワーマーカーと針(※蓄光処理もあり)で、芸が細かい“輝きの違い”を施しているのもポイントです!税込価格3,135,000円。発売時期は4月を予定しています。
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CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック Ref. 15210ST.OO.A348KB.01
ステンレススティールケース、41mm、「ナイトブルー、クラウド50」カラーのダイヤル、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアワーマーカーと針、グレーのインナーベゼル、ブルーラバー加工のストラップ、ステンレススティールのピンバックル。自社製自動巻き キャリバー4302搭載。パワーリザーブ:70 時間。¥3,135,000 (税込)
モノクログリーンの15210ST.OO.A056KB.01は、インナーベゼルも緑がかって統一感があり、グリーンラバーストラップ(※各文字盤カラーと同色)とよくマッチしていますね!
税込価格3,135,000円。発売時期は4月を予定しています。
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CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック Ref.15210ST.OO.A056KB.01
ステンレススティールケース、41mm、グリーンダイヤル、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアワーマーカーと針、グリーンのインナーベゼル、グリーンラバー加工のストラップ、ステンレススティールのピンバックル。自社製自動巻き キャリバー4302搭載。パワーリザーブ:70 時間。¥3,135,000 (税込)
スモークベージュの15210QT.OO.A064KB.01のみ、ブラックセラミックミドルケースを採用しているのも悩ましいですね……3色の中では一番、CODE11.59の伝統芸“グラデーションの美しさ”を推しているのも特筆事項でしょう!一見すると地味な印象のあるベージュ色を外側に向かって黒色を濃くすることで、絶妙なコントラストを醸し出しています。税込価格3,465,000円。発売時期は6月を予定しています。
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CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック Ref. 15210QT.OO.A064KB.01
ステンレススティールケース、41mm、スモークベージュのダイヤル、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアワーマーカーと針、ブラックインナーベゼル、ベージュラバー加工のストラップ、ステンレススティールのピンバックル。自社製自動巻き キャリバー4302搭載。パワーリザーブ:70 時間。¥3,465,000 (税込)
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前述の3針オートマティックと同色の3モデルが追加された「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」。こちらもまた、渦を巻くような波紋状の丸模様文字盤と3つ目のクロノグラフカウンターの組み合わせが巧みですね……しかも、それぞれが異なる趣きで勝負しており、甲乙つけがたいどころか、“甲乙丙どれもイケメンな”本格派高級クロノグラフなのがたまりません。クロノグラフの3つ目のカラーリングに注目してみましょう!
≪CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ2023年新作の見どころ≫
タキメータースケールがインナーベゼルにあることで、“レーシーさ”より“モダンさ”が際立ち、高級感ある装いのクロノグラフへと変貌を遂げています……この辺の巧みなトータルコーディネート能力が、雲上ブランドならではの底力なのかもしれませんね。
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ピアゾ編集部の主観だと、ロジウムカラーを活かしたモノクログリーンクロノグラフが一番カッコいい気もしますが……スモークベージュクロノグラフの6時位置のブラックカウンターもスタイリッシュですよね。ナイトブルークロノグラフも非の打ち所がない、アースティックさがありますし。
オートマティック&クロノグラフどちらにも言えることですが、“万人受け”しそうなディテールは、リセールバリューで考えても好材料かもしれませんよ!?
現在、オーデマ・ピゲの新基幹ムーブメントとして活躍する3針自動巻きの「Cal.4302」と一体型クロノグラフ「Cal.4401」。パワーリザーブを約60時間から70時間へ向上させ、トルクも先代機「Cal.3120」の約2.5倍へとパワーアップ!実用性を大幅に改善させています。Cal.4401は2019年当初、CODE11.59にのみ(※ロイヤルオークに載せるよりも数段難しい)搭載する力の入れようでした。ちなみに、両機の基礎設計が始まった頃のムーブメント開発責任者が、浜口尚大氏という日本人の時計師だったとご存知でしょうか!?
高校卒業後、単身スイスに渡り時計修行を積み、2008年にオーデマ・ピゲの設計主任。2012年からはヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ(※パルミジャーニ・フルリエのムーブメント製作部門)社の副社長兼開発製造責任者に就任しています!異色の経歴と異例の出世ですね、凄い!!
オーデマ・ピゲのシグネチャーカラー、「ナイトブルー、クラウド50」の26393ST.OO.A348KB.01。スタンプ加工の丸模様が、文字盤上を優雅に彩り、クロノグラフカウンターでカッコ良さを付加していますね……くどくないディテールなのは、モダンなテイストでまとめているからかもしれません。税込価格4,345,000円。発売時期は4月を予定しています。
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CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ Ref.26393ST.OO.A348KB.01
ステンレススティールケース、41mm、「ナイトブルー、クラウド50」カラーのダイヤル、ブルーカウンターとグレー外周リング、6時位置にグレーカウンター、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーと針、グレーのインナーベゼル、ブルーラバー加工のストラップ、ステンレススティールのピンバックル。自社製自動巻き キャリバー4401搭載。パワーリザーブ:70 時間。¥4,345,000 (税込)
モノクログリーンの26393ST.OO.A056KB.01は、WG(ホワイトゴールド)素材のアプライドアワーマーカー&3針、グリーンカウンターのロジウムカラーの絶妙さが目を惹きますね!大人の色気や落ち着き……成熟したやんちゃさも感じさせる仕上がりです。税込価格4,620,000円。発売時期は6月を予定しています。
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CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ Ref.26393ST.OO.A056KB.01
ステンレススティールケース、41mm、グリーンダイヤル、グリーンカウンターとロジウムカラー外周リング、6時位置にグリーンカウンター、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーと針、グリーンのインナーベゼル、グリーンラバー加工のストラップ、ステンレススティールのピンバックル。自社製自動巻き キャリバー4401搭載。パワーリザーブ:70 時間。¥4,345,000 (税込)
スモークベージュの26393QT.OO.A064KB.01は、要所でブラックカラーがアクセントとなっていて、八角形のブラックセラミックミドルケースが堂々とした存在感があります。税込価格4,620,000円。発売時期は6月を予定しています。
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CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ Ref.26393ST.OO.A056KB.01
ステンレススティールケース、41mm、スモークベージュダイヤル、ベージュカウンターとブラック外周リング、6時位置にブラックカウンター、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーと針、ブラックインナーベゼル、ベージュラバー加工のストラップ、ステンレススティールのピンバックル。自社製自動巻き キャリバー4401搭載。パワーリザーブ:70 時間。¥4,620,000 (税込)
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複雑機構の分野でも不動の地位を築きながら、“小型化・薄型化”も両立させてきたオーデマ・ピゲ。2023年新作の中で、色濃くオーデマ・ピゲのDNAが反映されているのは、ロイヤル オーク “ジャンボ”エクストラ シン(16202BC.OO.1240BC.02)なのかもしません。
2012年誕生(ロイヤルオーク40周年)のロイヤル オーク “ジャンボ”エクストラ シンRef.15202を筆頭に、初代ロイヤルオークを現代的に“より薄く”進化させてきました。初代ロイヤルオークと同じ「39mmのケース径」という“不文律”はそのままに、厚さをわずか8.1mmの極薄仕様へ閉じ込め、大人気高級ムーブメントCal.2121(※パテック・フィリップやヴァシュロン・コンスタンタンも採用した名機)をCal.7171へバージョンアップ……オーデマピゲの本気を常に感じさせる、技術の粋が尽くされた特別コレクションなのです。
また、非常に手の込んだモデルのため、生産本数が少ないのが影響し、“プレミア化”しやすいのもロイヤル オーク “ジャンボ”エクストラ シンの特徴。先代の15202ST.OO.1240ST.01(ナイトブルー文字盤&タペストリー模様、定価3,850,000円)は、2023年2月現在1000万円~1200万円前後(新品未使用・中古込み)で中古市場を賑わせています。後ほど、その他のロイヤル オーク “ジャンボ”エクストラ シンの相場も解説致します。
2023年新作は、ファンからすれば念願のホワイトゴールド素材の追加に加え、銀河のように美しいグレインダイヤルでリニューアルされました!その魅力や価値を補足説明致します。
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≪2023年新作ロイヤル オーク “ジャンボ”エクストラ シンの見どころ≫
ピンポイントで、人気に火がつきそうな要素を結集させていますね!1972年に当時、高級腕時計ではタブー視されていた「ステンレス素材」で、“ラグジュアリースポーツ”という新たな概念を生み出したロイヤルオーク。パテックフィリップが先手を取るように、“今までとほぼ同じ不変的な”ノーチラスをホワイトゴールド製Ref.5811/1Gで、2022年12月にリリースしていましたが……ロイヤル オーク “ジャンボ”エクストラ シンもWG素材で対抗。リセールバリュー面でも双方にとって、追い風となりそうです。
16202BC.OO.1240BC.02の特徴をまとめると、「今までのロイヤルオークでありながら、新しいロイヤルオーク要素が詰まっている」点が最大の魅力なのかもしません。③で述べたように、1992年製Ref.14802を大幅にリバイバルしています。夜空と銀河の組み合わせが最良のように、16202BC.OO.1240BC.02もミッドナイトブルーの文字盤というキャンパスに、“星空”のような粒感のあるテクスチャーを散りばめています。
お馴染みのタペストリー模様&プラチナ(orステンレス)製という手堅い選択肢も用意されている中、更なる革新を追い求めて……「ロイヤルオークであって、ロイヤルオークでない(※非タペストリー模様&ホワイトゴールドなど)」矛盾した輝きの両立にも成功し、ロイヤル オーク “ジャンボ”エクストラ シンをより“特別な存在”へと引き上げています!シンプルさと奥深さが内在している16202BC.OO.1240BC.02。まるで宇宙のように、神秘的な色彩センスです。
16202BC.OO.1240BC.02は、税込価格9,735,000円です。生産本数は未定、発売時期は2月を予定(ブティック限定)しています。
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ロイヤル オーク “ジャンボ”エクストラ シン Ref.16202BC.OO.1240BC.02 ブティック限定モデル
18Kホワイトゴールドケース、39 mm、ブルーグレインダイヤル、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤルオーク針、18Kホワイトゴールドブレスレット、APフォールディングバックル、自社製自動巻き キャリバー7121搭載、パワーリザーブ:55 時間 ¥9,735,000 (税込)
記事後半でも、ロイヤルオーク&CODE11.59の中古相場をお伝えしますが、番外編としてひと足早くエクストラシンの相場 をお伝え致します。ロイヤルオーク&CODE11.59の資産価値を見極めるための予備知識として、お役立てください。
オーデマピゲの最新定価は上記リンクもご参照ください。どれも異次元の高騰傾向ですね……安定して3倍以上のリセールバリューをキープしています。15202PT.OO.1240PT.01&16202PT.OO.1240PT.01も非タペストリー模様だったので、3年連続でリリースしているのは意外な結果ですね!捉えようによっては、非タペストリー模様のエクストラシンは存在価値を徐々に高めていっている状況なのかもしません。ほとんど市場に出回らない希少性の高さを背景に、デザイン性・話題性・資産価値……16202BC.OO.1240BC.02も全ての面で実勢相場にプラスとして影響していきそうです。
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去年の新作発表でライトブルー(アイスブルー風)ダイヤル&37mmの「ロイヤル オーク オートマティックRef. 15550ST.OO.1356ST.04)」をお披露目したオーデマ・ピゲ。ロイヤルオーク50周年に相応しい集大成に続けと、2023年の新作も“流行りのターコイズ文字盤”“41mmや39mmではなく37mm”“ステンレス素材からゴールド素材”数々の話題性あるトピックスを引っさげ、「新生ロイヤルオーク」へリニューアル。“節目の51年目”なのかもしません。
WG製ノーチラスを製作・発表するに当たって、ティエリー・スターン(パテック・フィリップCEO)氏は、「一つのモデルが優勢になりすぎると危険です。人々の好みは突然変わる可能性があり、提供する選択肢がなくなるからです」とラグスポブームへの懸念材料を提示していましたが……対するオーデマピゲは、エクストラシン&CODE11.59で強烈なカウンターパンチを飛ばしつつ、看板機種のロイヤルオークでも“多様性”で迎え撃つ形となりましたね。手を替え品を替え、万全の準備を期してリリースできる開発能力は、まさに神業です!!
イエローゴールド&ターコイズの15550BA.OO.1356BA.01を中心に、「51年目になって、どこが変わったのか?」その良さと味わい深さをご説明致します。ロイヤルオーク生誕40周年の2012年、1977年の金無垢ロイヤルオークなど、オーデマ・ピゲの“隠れた伝統と歴史”もかいつまんで解説致します。
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≪2023年新作ロイヤル オーク オートマティックの見どころ≫
去年のアニバーサリーアップデートに続き、37mmコレクションが“多種多様”な充実ぶりを見せていますね。CODE 11.59が2019年に天然石文字盤のソーダライト(Ref. 15210BC.OO.A021CR.01)やオニキス(Ref. 15210BC.OO.A002KB.02)をリリースしていましたが……まさか、看板機種のロイヤルオークが「ストーンダイヤル&イエローゴールド&37mm」として生まれ変わるとはビックリです! 「ロイヤルオークは、やっぱり39mmで出て欲しい!」と思う、聡い読者の方もいらっしゃると思いますが、オーデマ・ピゲの真意は別のところにあるのかもしれません。“37mmの意味”は、後ほどご説明致します!
ロイヤルオークの定番と言えば「ステンレススティール&青文字盤&タペストリー模様&39mm」の組み合わせが王道(本流)だと思いますが、主流から外れた傍流的伝統を掛け合わせ……ここまでの“超正統派ロイヤルオーク”を完成させるとは、天晴れなお手並みです!
「ターコイズカラー」は時計業界で、ここ数年のトレンドカラーの一つですが、“本物の鉱石”を使用して、極上のターコイズ文字盤と上品なイエローゴールドを融合。生誕51年目の年にピッタリな“特別なロイヤルオーク”感を満載して、“新・伝統”をリリースしたのです……YG製の針とインデックス。ミニッツトラックと「SWISS MADE」の黒い印字は文字盤をさりげなく華美に彩り、タペストリー装飾がなくても「ああ、ロイヤルオークだな!」と所有者の感動を刺激する“造形美”を完成させています!
2012年からCEOとしてオーデマ・ピゲを急成長させたフランソワ-アンリ・ベナミアス氏。元プロゴルファーという異色のキャリアを持ち、わずか10年で「収益を4倍、従業員数を2倍」に成長させた輝かしい実績を併せ持ちます。オーデマ・ピゲのコアとも言える“伝統”についての哲学を要約抜粋してみました!
「人々は基本的に変化を好まないから、変化を急いではいけません」
「変えるべき点を一つだけ変えてみて、皆が『大丈夫』と納得した上で、また一つ変えていく。少しずつ時間をかけて大きな変化にしていくのです」
アスリートならではのアプローチですね!他にも、「成功した時こそ、日々の仕事を着実にこなし、おざなりなことをしないように気をつける」とも語っています。読者の方もご賛同してもらえると思いますが、今作のロイヤルオーク&CODE11.59の丁寧かつエレガントな仕事ぶりを見れば、いち時計ファンとして「大丈夫、いや完璧です!」と太鼓判を押したくなりますよね!?これからもオーデマ・ピゲは、慎重かつ大胆に心躍る“変化”を遂げていきそうですね!
15550BA.OO.1356BA.01は、税込価格7,645,000円です。発売時期は4月を予定しています。
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ロイヤル オーク オートマチックRef.15550BA.OO.1356BA.01
18Kイエローゴールドケース、37 mm、ターコイズダイヤル、蓄光処理を施したイエローゴールドアプライドアワーマーカーとロイヤルオーク針、18Kイエローゴールドブレスレット、APフォールディングバックル、自社製自動巻き キャリバー5900搭載、パワーリザーブ:60 時間、¥7,645,000 (税込)
ロイヤルオークが本物のターコイズ鉱石を使用して、ターコイズブルーダイヤルを完成させた影響力は、腕時計の流行を加速させる可能性が高そうです。近年の人気色を見てみると、「ブルー⇒グリーン⇒アイスブルー・ターコイズブルー」と青緑色系統がもっぱらの流行色です。トレンドをけん引するのは、2020年のロレックス「オイスター パーペチュアル 41」のターコイズブルーRef.124300。2021年170本限定モデルのパテック・フィリップ「ノーチラス ”ティファニーブルー”」Ref.5711/1A-018に至っては、約7億円の落札価格という絶大なインパクトを残し、ターコイズブルー人気を決定づけたと言えます。
他にも、有力ブランドから続々とリリースされているので、おさらいも兼ねて気になるモデルを抜粋致します!
≪ターコイズブルー文字盤の人気モデル≫
並べてみると、錚々たる顔ぶれですね……上記のモデルの資産価値について、気になる方は今後の趨勢を見極めておくと15550BA.OO.1356BA.01のリセールバリューの予測に役立つかもしれません。
1921年の世界最薄(わずか1.32mm)懐中時計、1986年の世界最小最薄のトゥールビヨン搭載腕時計など、“小型化・薄型化”を追求してきたオーデマ・ピゲ。代表機ロイヤルオークもゴールド製モデルを強化しているので、ドレスウォッチ要素が強まる34mm&37mmにサイズダウンを推し進めるのは、オーデマ・ピゲらしい“正解”なのかもしません。
近年、各有名ブランドでトレンドな傾向のあるジェンダーレスなケースサイズ(33~38mmの小径モデル)。初代ロイヤルオークが39mmの“ジャンボ”サイズで、当時(※エレガントな雰囲気の30mm前後が主流)のセレブリティー達を魅了したように、平成後期の“デカ厚ブーム”で見慣れた41mmの大型なロイヤルオークではなく、令和の時代は34mm&37mm“リトル”ロイヤルオークへスモールサイズ化していき、“潮流を本流”にしていく前触れなのかもしれません。実用時計のメジャーブランド、ロレックスやオメガがサイズアップの傾向を見せるのとは対照的な流れなのが、高級腕時計業界の面白いところでしょう!
初代ロイヤルオークは、50年以上通用する“クラシックデザイン”を完成させた上で、39mmという“現代のジャストサイズ”でリリースした多大な功績を残しています。同じデザインでも、41mmのロイヤルオークは「存在感」があり、39mmだとエレガントな雰囲気を漂わせ……34mmの小さなサイズになれば、「レトロ感」のあるヴィンテージ調へ早変わりします。その小ぶりな気品を腕に纏えば、現代にアンティークウォッチが甦ったような、タイムスリップ感覚を味わえるのも、新生ロイヤルオークのとっておきの魅力。先程のオーデマ・ピゲ社長ベナミアス氏の発言にもある通り、段階を踏んで時流に沿った34mm&37mmの両方でリリースすることで、「ちょっとずつロイヤルオークを変化させていく狙い」があるのでしょう!
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1950年代の社交界にタイムワープして見せびらかしたいほど美しい、高潔なスモークブルーダイヤル&18Kホワイトゴールドケース。八角形のベゼルを彩る32個(※34mm約1.44カラット、37mm約1.66カラット)のバゲットカットダイヤモンド。文字盤を優雅に調和させる12個のバゲットカットダイヤモンド(約0.24カラット)のアワーマーカーとホワイトゴールド製のロイヤルオーク針のコラボレーション……2020年にも、ロイヤルオーク オートマティック(77351ST.ZZ.1261ST.01)で34mmのステンレススティール&ダイヤモンドウォッチを手掛けていましたが、アイコン的な八角形ベゼルには長方形型のバゲットカットされたダイヤモンドとWG製のボディーがより似合うと直感させるディテールです!
2022年末にCPO(認定中古品)プログラムを発表し、世界中の時計愛好家を驚かせたロレックス。オーデマ・ピゲも独自の認定中古品プログラムを年内に開始するというニュース、グレーマーケットも慌ただしい一年になりそうです。
新品の10倍~20倍の規模と言われる高級時計の中古市場。オーデマ・ピゲは2018年の頃から、スイス・シンガポール・日本・アメリカの4か国を中心に、いち早く中古市場のテスト準備を進めていたので、満を持してといったところでしょう。中古品も自社で取り扱うことで「品質の低下防止・価格の適正化」を促し、長期的なブランド価値の維持と向上に繋げる狙いが見えます。実現するには“労力と資金的な問題”が課題と言われ、多くの有名ブランドが二の足を踏んでいたグレーマーケット……“独立系企業”の家族経営を貫いてきたオーデマ・ピゲだからできる、大胆なチャレンジに期待が高まります!
34mmサイズの77451BC.ZZ.1261BC.01は税込価格13,860,000円(予定価格)です。ブティック限定、発売時期は3月を予定しています。
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ロイヤル オーク オートマチック Ref.77451BC.ZZ.1261BC.01
18Kホワイトゴールドケース、ベゼルにバゲットカットダイヤモンドをセット、34 mm、グランド タペストリー模様のスモークブルーダイヤル、バゲットカットダイヤモンドのアワーマーカー、蓄光処理を施したホワイトゴールドのロイヤルオーク針、18Kホワイトゴールドブレスレット、APフォールディングバックル。32個のバゲットカットダイヤモンド、約1.44カラット(ベゼル)、12個のバゲットカットダイヤモンド、約0.24カラット(アワーマーカー)。自社製自動巻き キャリバー5800搭載、パワーリザーブ:50 時間。¥13,860,000(税込予価)。
37mmサイズの15551BC.ZZ.1356BC.01は税込価格14,630,000円です。ブティック限定、発売時期は3月を予定しています。
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ロイヤル オーク オートマチック Ref.15551BC.ZZ.1356BC.01、ブティック限定モデル
18Kホワイトゴールドケース、ベゼルにバゲットカットダイヤモンドをセット、37mm、グランド タペストリー模様のスモークブルーダイヤル、バゲットカットダイヤモンドのアワーマーカー、蓄光処理を施したホワイトゴールドのロイヤルオーク針、18Kホワイトゴールドブレスレット、APフォールディングバックル、自社製自動巻き キャリバー5900搭載、パワーリザーブ:60 時間。¥14,630,000(税込予価)。
前述したモデル達が、“大胆な変化と革新”の良さを前面に出しているのに対し、15510BC.OO.1320BC.02はグランドタペストリー模様&41mm&スモークブルーダイヤルなどの“守るべき伝統”を引き継ぎ、ホワイトゴールド製で“順当な正統進化”を遂げています。
「奇をてらい過ぎず、遵守すべきものはしっかりと守る」初代ロイヤルオークがラグジュアリーでスポーティーな“ちょうどいい”センスの良さで一世を風靡したように、オーデマ・ピゲの“押し引きのバランス感覚”は図抜けたものがありますよね!?
15510BC.OO.1320BC.02が、日本先行販売なのも、「日本人ならその良さや感覚が理解できる」と隠れたメッセージが込められているのかもしれません。税込価格7,920,000円、5月発売を予定しています。
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ロイヤル オーク オートマチック Ref.15510BC.OO.1320BC.02
18Kホワイトゴールドケース、41 mm、グランド タペストリー模様のスモークブルーダイヤル、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤルオーク針、
18Kホワイトゴールドブレスレット、APフォールディングバックル、自社製自動巻き キャリバー4302搭載、パワーリザーブ:70 時間。¥7,920,000 (税込)。
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これまで見たことのない斬新な組み合わせで、時計業界を震撼させるAP(オーデマ・ピゲ)。ある意味、一番APっぽくない“威風堂々”な雰囲気のロイヤルオーク オフショアも30周年を迎え、ますますワイルドな魅力を増しています。
「ビースト(野獣)」の異名で知られるロイヤルオーク オフショアコレクションは、90年代の“デカ厚ブーム”で知られるビッグウォッチのトレンドを凝縮させた“力強く逞しい”その存在感が持ち味。可能性の限界に挑戦した「俺をもっと見てくれ!」と言わんばかりのディテールから主張を感じさせる“獣の咆哮”にも注目してみましょう!
≪2023年新作ロイヤルオーク オフショアの見どころ≫
時代が追い付くのを待つように、野獣は破壊的なイノベーションの歩みを止めません。20年後、30年後……“ジャンボウォッチ”ブームが再度来るのを確信しているような“己を信じる強さ”こそが、ロイヤルオーク オフショアのアイデンティティーなのですから。
引用: www.audemarspiguet.com
ライオンのたてがみと黒ヒョウの体つきをミックスしたようなブラックセラミック×イエローゴールド製の26420CE.OO.A127CR.01。ブラックアリゲーターストラップと野獣の皮膚のようにパワフルなメガタペストリー模様の組み合わせは、野生動物のようなクールさと威圧感がオーラとして見えてきそうな迫力です!!
26420CE.OO.A127CR.01は、税込価格7,480,000 円。発売時期は2月を予定しています。
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ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ Ref.26420CE.OO.A127CR.01
ブラックセラミックケースとベゼル、ブラックセラミックプッシュボタンとネジ込み式リューズ、イエローゴールドのプッシュボタンガードとリンク、43 mm、メガ タペストリー模様のブラックダイヤル、ブラックカウンターと外周リング、イエローゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤル オーク針にブラックコーティング、ブラックインナーベゼル。交換可能なブラックアリゲーターストラップ、18Kイエローゴールドピンバックル、ブラックラバーストラップが付属。自社製自動巻き キャリバー4401搭載、パワーリザーブ:70 時間。¥7,480,000 (税込)。
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1993年誕生の初代ロイヤル オーク オフショアのディテールに忠実なフルセラミック製の“真っ黒な”26238CE.OO.1300CE.01。縦3つ目のクロノグラフ、プチタペストリー装飾、3時位置のサイクロプスレンズなどの“伝統”はそのままに、42mm×15.3mmのストロングデザインでアニバーサリーイヤーを祝福。加工が難しいので知られるセラミック素材は、ロイヤルオークらしい“直線美”と息をのむほど美しい丁寧な仕上げが施されているのもポイントです。ステンレススティール&ゴールド、プラチナ素材の加工技術でも超一流ブランドのAPですが、“黒い宝石”と見紛うばかりのセラミック加工技術は圧巻ですね!!
26238CE.OO.1300CE.01は、税込価格10,450,000 円。ブティック限定発売、時期は2月を予定しています。
以前に、メジャーリーグのレジェンドプレイヤー、イチロー選手がロイヤルオーク オフショア クロノグラフRef. 25940SKを着用しているニュースをお届けしましたが、タフなハートとボディーを求められるスポーツ選手や芸能人の方達にもロイヤルオーク オフショアは人気です。派手で個性的なデザインは、“人気商売”の有名人の方達にピッタリですね!
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ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ Ref.26238CE.OO.1300CE.01、ブティック限定モデル
ブラックセラミックケース、反射防止加工サファイアクリスタルとチタンサファイアケースバック、ブラックセラミックプッシュボタンとネジ込み式リューズ、42 mm、プチ タペストリー模様のブラックダイヤル、ブラックカウンターと外周リング、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアワーマーカーとロイヤル オーク針、ブラックインナーベゼル。ブラックセラミックブレスレット、チタンAPフォールディングバックル。自社製自動巻き キャリバー4404搭載、パワーリザーブ:70 時間。¥10,450,000(予価)。
オーデマ・ピゲの多種多様なバラエティー溢れる新作攻勢は、まだまだ終わりません!ロイヤルオークからはクロノグラフ3モデル、トゥールビヨン1モデルもリリースしています。ピアゾ編集部独自の見解ですが、APは「ロイヤルとバラエティー」というキーワードを戦略的にマーケティングしているのかも?(注釈:マーケティング用語で、自社の熱狂的なファンを「ロイヤルユーザー」と呼び、様々なブランドの商品を購入する消費者の行動特性を「バラエティシーキング」と言います)
チャールズ2世の命を救ったイングリッシュオークの伝説になぞらえて、「ロイヤルオーク」という世界中に愛される“大樹”を懇切丁寧に育ててきたオーデマ・ピゲ……CODE 11.59やオフショア、クロノグラフやトゥールビヨンなどのバラエティーを充実させることで、“幹や枝葉も”より太く立派になるように育てているのでしょう。その他のコアコレクション4モデル、コンプリケーション12モデルも合わせてどうぞ!!
77451BC.ZZ.1261BC.01(34mm)&15551BC.ZZ.1356BC.01(37mm)でも述べたように、ジェムセッティング技術も御家芸としているオーデマ・ピゲ。50周年の去年には、合計約800個のバゲットカットストーンを隅々(※ベゼル、ブレスレット、リューズ)まで散りばめたハイジュエリーレインボーウォッチも発表しています。
2023年新作のロイヤル オーク クロノグラフ(26715BC.ZZ.1356BC.01)は、ロイヤル オーク オートマティック77451BC.ZZ.1261BC.01&15551BC.ZZ.1356BC.01のデザインの美しさに、3つ目のブルーカウンターをバランスよく配置。デイト表示の代わりに、3時&9時位置に小さなバゲットカットダイヤモンドをトッピングしています。
26715BC.ZZ.1356BC.01は価格要問い合わせ。ブティック限定、発売時期は3月を予定しています。
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ロイヤル オーク クロノグラフ Ref.26715BC.ZZ.1356BC.01 ブティック限定モデル
18Kホワイトゴールドケース、ベゼルにバゲットカットダイヤモンドをセット、38 mm、グランド タペストリー模様のスモークブルーダイヤル、ブルーカウンターと外周リング、バゲットカットダイヤモンドのアワーマーカー、蓄光処理を施したホワイトゴールドのロイヤルオーク針、18Kホワイトゴールドブレスレット、APフォールディングバックル。自社製自動巻き キャリバー2385搭載、パワーリザーブ:40 時間。価格要問い合わせ。
41mmクロノグラフからは、ブルーのタペストリー模様&アイスブルー風3つ目カウンターがリリース。こちらはベゼルに32個のバゲットカットサファイア(約3.32カラット)をあしらえた“青のコントラスト”は、まさに豪華絢爛!三位一体のロイヤルオークブルーの芸術とパンダ顔の愛らしさがたまりませんね!!
26240BC.SS.1320BC.01は価格要問い合わせ。日本先行発売、発売時期は5月を予定しています。
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ロイヤル オーク クロノグラフ Ref.26240BC.SS.1320BC.01
18Kホワイトゴールドケース、18Kホワイトゴールドベゼルにバゲットカットサファイアをセット、41mm、グランド タペストリー模様のブルーダイヤル、ライトブルーカウンター、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤルオーク針。18Kホワイトゴールドブレスレット、APフォールディングバックル
。自社製自動巻き キャリバー4401搭載、パワーリザーブ:70 時間。価格要問い合わせ。
26240BC.GG.1324BC.02もアイスブルー風パンダ顔が特徴的ですが、26240BC.SS.1320BC.01よりも青のトーンを落としたスモークブルー文字盤。それらを極上に引き立たせるフロステッドホワイトゴールドにご注目ください。2021年新作の12色レインボージェムベゼルが鮮やかな「ロイヤル オーク フロステッドゴールド ダブル バランスホイール オープンワーク(15412BC.YG.1224BC.03-A)」にも用いられた鍛金加工技術は、ゴールドの表面(ケース&ブレスレット)にダイヤモンドチップで極小の凹凸をつけ、ダイヤモンドダストのような光の輝きを演出します。
2016年から採用されているジュエリー技法、フロステッドゴールドと爽やかなライトブルーの瀟洒な佇まいは、新たなロイヤルユーザーを発掘してしまいそうです!
26240BC.GG.1324BC.02は11,275,000円(税込価格)を予定。日本先行発売、発売時期は5月を予定しています。
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ロイヤル オーク クロノグラフ Ref.26240BC.GG.1324BC.02
鍛金加工による18Kホワイトゴールドケース、41mm、グランド タペストリー模様のスモークブルーダイヤル、ライトブルーカウンター、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤルオーク針。鍛金加工による18Kホワイトゴールドブレスレット、APフォールディングバックル。自社製自動巻き キャリバー4401搭載、パワーリザーブ:70 時間。¥11,275,000(予価)。
カタログにも載らず、いつの間にかひっそりと販売されていたロイヤル オーク フライング トゥールビヨンの26730BC.GG.1320BC.01 (ホワイトゴールド) & 26730OR.GG.1320OR.01 (ピンクゴールド)。前述のフロステッドゴールドをベゼルに、2019年発売のミレネリー同様、ゴルフボール状にハンマーで打ち付けたディンプル加工文字盤で、控えめに名品を仕上げていました。
それにも関わらず、今年5月にも新作を発表するのですから、凄いリリース力ですよね!フライングトゥールビヨン「Cal.2950」とスモークブルー文字盤、18Kホワイトゴールドベゼルに彩られた32個のバゲットカットダイヤモンド(約2.85カラット)が絶妙にマッチした26730BC.ZZ.1320BC.02。日本先行発売、価格は要お問い合わせです。
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ロイヤルオーク フライング トゥールビヨン Ref.26730BC.ZZ.1320BC.02
18Kホワイトゴールドケース、18Kホワイトゴールドベゼルにバゲットカットダイヤモンドをセット、41mm、グランド タペストリー模様のスモークブルーダイヤル、バゲットカットダイヤモンドのアプライドアワーマーカー、蓄光処理を施したロイヤルオーク針。18Kホワイトゴールドブレスレット、APフォールディングバックル。自社製自動巻き キャリバー2950搭載、パワーリザーブ:65 時間。価格要問い合わせ。
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ロイヤルオークを主軸に据えた“珠玉の果実達”以外にも、オーデマ・ピゲの“根幹”とも言えるコンプリケーション分野もますます隆盛を極めています。1882年以来、グランド コンプリカシオンウォッチ(※ミニッツリピーター、スプリットセコンドクロノグラフ、パーペチュアルカレンダーを同時搭載した超複雑機構)を途絶えることなく作り続けた“コンプリケーション分野のスペシャリスト”オーデマ・ピゲ。12モデルの魅力を簡単にご紹介致します。
≪コンプリケーション12モデルの概要≫
全てが上手く噛み合い、上り調子のオーデマ・ピゲ。フランソワ–アンリ・ベナミアス氏が2012年に就任する際、オーデマ家とピゲ家一族が「目先の数字を挙げるよりも、200年後に継続するための正しい準備をしてほしい!」と背中を後押しした功績が大きいのかもしれません。コロナパンデミックで2ヶ月間オフィスや工場を閉鎖しても、誰一人人員カットをしなかったエピソードは、ベナミアス氏の熱弁も合わさりグッときますよ!2020年の売り上げが、他ブランドが20%~50%減の中、オーデマ・ピゲがわずか4%減で踏み止まったのは、“家の土台”である「人」そのものを第一にしてきたのが成功の要因なのでしょう!
オーデマ・ピゲの2023年新作について、「海外はどうとらえているか?」和訳要約コメント付きで、多数の動画をご紹介致します。まずは、ドイツの解説動画をどうぞ!!
「これだけのリリースを準備できるのが信じられない!」
「ターコイズのロイヤルオークが人気が出そう!」
「Code 11.59が素材、価格でも魅力的」
「APほどデザインとイノベーションを体現したブランドは他にはない!」
まだ反響が薄いせいか、全体的に意見も割れている状況です。総合的に見ると、オーデマ・ピゲ自体を賞賛している内容が目立つ印象です。
注目株のCode 11.59のステンレススティールの海外動画もご紹介致します。
「新作のちょっとした変化が、この時計の勝因になりそう」
「長い道のりを経て、カッコいい時計に生まれ変わった」
「ダニエルウェリントンとティソがコラボしたような素晴らしさ!」
リリース発表の日が浅いのも影響し、国内SNSでも有益なコメントが少なく、これからに期待といったところでしょうか。
従来モデルと比べると、デザイン性や素材の変化も多く、その適正価値を正確に掴みにくいオーデマ・ピゲの2023年新作達……「古きを温ねて新しきを知る」の論語に倣い、クロノ24でロイヤルオーク&CODE11.59の定番モデルの相場を調べてみました。単純比較はしづらいので、おおよその目安として捉えください。
関連性の高そうなモデルをピックアップしてみました!全体的にロイヤルオークバブルも落ち着き、今後の見通しが難しいのが正直な感想です。移り変わりの激しい過渡期なせいか、「ピンクゴールド製よりSS素材が人気」「ベゼルにジェムセッティングがない方が相場では有利」と強く言い切れない、あやふやな相場がしばらく続きそうです……早急に結論を出さず、今作の動向や傾向を見守りつつ、じっくりと腰を据えて判断するのが良さそうです。「初代の系譜=39mm、先行機の定番サイズ=41mm、新定番=37mm」どのサイズが相場で強いか。「タペストリー模様の有無が中古市場でどう反映されているか?」総合的に見極めるのはお忘れなく!
今年の夏~冬の頃には、CODE11.59の新旧定番モデルの相場がどうなっているか、今から楽しみですね……現在は先代モデル達は、定価プラスアルファ程度のリセールバリューですが、“怒涛のSS新作ラッシュ”が「吉と出るか凶と出るか」「12時の針を動かし市場をも激動させてしまうのか」一流の相場師や博打うちでも予想が難しいかもしれません。「ロイヤルオークのステンレススティールorゴールド素材、CODE11.59のSS&セラミックorゴールド」の相互関係がどうなっていくか、「相場のことは相場にきけ」の精神で気長に見守っていくのが賢明でしょう!
『オーデマ ピゲはいつも片足を伝統の上に、もう一方の足を未来の時計作りとデザインにしっかりと据えている』
公式HPの文言通り、50年培った“伝統”を片足に、未来の時計づくりという“革新”を51年目の一歩として、力強く踏みしめているような力作揃いでしたね!1972年にフレキシブルな感性で、ラグジュアリースポーツの概念を生み出したロイヤルオーク。新たな50年も未知のスタイルを日々模索し、挑戦への歩みは止まることがないでしょう!
CODE11.59を猛プッシュし、「12時の針」の訪れを感じさせるのと同様、エクストラシンやオフショア、代表機ロイヤルオークからも、万民に響く“ゆっくりとした大きな変化”の歯車の音まで、聞こえてきそうです。革新と伝統という“二つの高潔な精神”が、オーデマ・ピゲのタイムピース達ひとつひとつの美しさの秘訣なのかもしれません!?
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