更新日:2023年01月07日
リーズナブルな価格帯でスポーツやアウトドアシーンで活躍する本格派の腕時計ブランド、「セイコー プロスペックス」。海外にもファンが多く、冒険家やプロフェッショナルダイバー達のプロユースに耐え得る本格的な機能が魅力です。1965年に国産初のダイバーズウォッチを誕生させたセイコーのDNAを色濃く反映し、「ツナ缶」「サムライ」「モンスター」「タートル」など人気モデルも数多く存在します。
2023年はセイコーが国産初の腕時計「ローレル」を生み出した年(※1913年)から数えて110周年の節目。『人に寄り添い、共に時を刻む』をテーマに、1965~1970年に「南極地域観測隊」の装備品として活躍した“伝説”のダイバーズウォッチ達が現代に次々とカムバック!特に、ホワイトシルバーダイヤルの2023年新作(※1月13日発売予定)「SBDC187」は、グランドセイコーの看板モデル“白樺”風のデザインを148,500円というお求めやすい低コストで楽しめます。
本ブログでは、セイコー特殊時計開発のマイルストーンとも言える、プロスペックスの「メカニカルダイバーズ 現代デザイン(1965 / 1968 / 1970 )Save the Oceanシリーズ」の魅力もたっぷりと語らせて頂きましょう。合わせて、プロスペックスのメカニカルダイバーズウォッチの歴史やエピソード、白樺(SLGH005)との違いもご紹介致します!
ダイバーズウォッチの代表格と言えば、スイス産のロレックス「サブマリーナ」やオメガ「シーマスター」などが有名ですが、プロも認める圧巻のスペックを誇るのが“国産ブランド”セイコーの「マリーンマスター」でしょう!
1965年には国産初の150m防水ダイバーズを発表。南極観測隊越冬隊員の装備品(※1966年から4回)として活躍。セイコーらしい「信頼性・安全性」の追求が始まります。
1975年には世界初のチタニウムケースを使用した飽和潜水仕様600m防水ダイバーズ初代「マリーンマスター」を完成。防水性を高めるために、黒色イオンプレーティング処理を施した二重構造のケースは、“ツナ缶”という愛称で親しまれています。特筆すべきは、スイスブランドのダイバーズウォッチが「ヘリウムガスを排出する構造」を採用しているのに対し、セイコーは「ヘリウムガスそのものをケース内に入れない」という発想を元に、進化を遂げていっている点でしょう。2014年9月には、JAMSTECの無人探査機「かいこう7000Ⅱ」に装着された1000mモデルは、深度3000mを超えても稼働する圧巻のスペックを誇ります。
そして、“プロ仕様(プロのスペック、X=無限の可能性)”のコンセプトを顕著に受け継いたのが後継ブランド、「プロスペックス」なのです。毎年のように実用的&魅力的なダイバーズウォッチを多数発表するセイコーグループ。その中で、わずか5年で定番となったコレクションがあります……プロスペックスの「Save The Ocean」シリーズです。
“海洋保護活動”をテーマに、2018年の“サムライ”SRPC93や“タートル”SRPC91、2020年の“キングサムライ”SBDY081や“キングタートル”SRPF77などの意欲作を次々と発表。2018年はザトウクジラ、2019年はサメ、2020年はマンタ、2021年はペンギン(の足跡)と、海洋生物にちなんだデザインで、世界中のダイバーズウォッチファンを虜にしていきます。2021年からはデザイン面に変化が見られ、「南極の氷河」をテーマにした文字盤デザインが中心となっていくのも面白いポイントです。
いずれのモデルにも共通しているのは、「大いなる海と世界中のダイバー達への感謝の気持ち」です。海洋ゴミを削減する「Marine Debris Program(マリンデブリプログラム)」や「国立極地研究所・水中考古学支援」など、国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)の「海の豊かさを守ろう(目標14)」を念頭に、Save the Ocean活動を通じ、セイコープロスペックスは様々な海洋保護活動支援を行っているのです。
<世界中のダイバー達が海のゴミを掃除> プラスチックゴミが原因の環境破壊は、年間130億ドル以上と言われています。海洋環境への被害を真っ先に目撃するダイバー達は、海洋ゴミの除去や発生源削減など多くの可能性を秘めています。世界最大のダイビングネットワーク「PADI」は、12万8,000人以上の会員を擁し、「Dive Against Debris®活動」を通じて、長期的なゴミ問題の解決に貢献しているのです。国土周辺を海に囲まれ、豊かな山林も数多く持つ日本。昔から、地震や台風などの天災に悩まされ、“自然から学び、共に歩む”歴史を培ってきました。「Save the Ocean」シリーズの限定モデルは、売り上げの一部を寄付することで、海洋保護活動に貢献しています。
自然を愛するセイコーは、他にも南極・北極について総合研究を行う「国立極地研究所」への支援も行っています。1966年~1969年には、南極地域観測隊の装備品として大活躍!南極大陸の“極限の地”に負けない最高峰のスペックの進化をご紹介致します。
1912年1月、白瀬 矗(しらせ のぶ)率いる「南極探検隊」が、南緯80度05分に到達。白瀬隊は惜しくも南極点に到達することはできませんでしたが、幅広い南極探検の知識を後世に残します。ノルウェーのアムンゼン隊(※世界初)が1911年12月、イギリスのスコット隊が1912年1月に南極点へ到達しており、ほぼ同時期。現在の南極大陸の地図には、「白瀬海岸」「白瀬氷河」が記載されており、現在の南極観測船「しらせ」は、白瀬隊の功績を讃えて命名されたものです。
その後、1956年に「第1次南極地域観測隊」の派遣が決定。現在まで65年以上(※南極観測船の引退が原因の中断もあるものの)に及び南極観測を続けた歴史があります。
南極大陸は雪や氷に覆われた過酷な環境です。極限化で問題なく使用できる機材は、世界最高峰の耐久性や動作性が求められます。1966年の南極地域観測隊の装備品に、セイコーの150m防水「ファーストダイバーズ(62MAS-010)」が選ばれるのは自然な流れでしょう。
冬季平均気温マイナス20℃を超える極限状況に、4度に渡って南極地域観測隊に提供されたセイコーのダイバーズウォッチ達は、信頼性や安全性がいかに高く評価されていたかの顕れとも言えます。
1968年には、国産初のメカニカルハイビート300m防水ダイバーズウォッチ(6159-7001)を発表。植村直己&松浦輝夫の1970年エベレスト登頂にも使用され、改めて堅牢性や信頼性が証明されます。
1978年には、世界初のクォーツ式600m防水ダイバーズが、冒険家の植村直己の北極探検に使用されます。更に同モデルは、1983年の潜水調査船「しんかい2000」の潜航にも同行。水深1,062mを耐え抜く驚愕の耐圧性能を実証します。その後もセイコーのダイバーズウォッチは革新的な技術を高めていき、ISO(国際標準化機構)やJIS(日本工業規格)の規格の手本となっていきます。
近年はスペックだけでなく、ダイヤルの美観も進化の一途を遂げています。型打ち文字盤を筆頭に、ユーザーの美的センスに訴える時計づくりを得意としているセイコーグループ。前述のサムライやタートル。南極の氷河を彷彿とさせるブルーグラデーションのダイヤルなど、文字盤の美しさでも“手に入れる喜び”を満たしてくれるのです。
そして2021年、約半世紀ぶりに「プロスペックス 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Ocean 限定モデル(Ref.SBDX049)」が、第63次南極地域観測隊へと寄贈。その性能と美しさで、隊員達の“心の支え”となるでしょう!
ゲリラ豪雨や酷暑など、温暖化の影響が原因と考えられる自然災害が多発する日本。地球規模の環境変動の研究は、そんな私達の「生活にどのような影響があるのか?」を極限の地で、日夜人知れずサポートしてくれているのです。
地球温暖化により減少が危惧されている南極の氷河。その繊細で壮大な美しさを巧みに表現したSBDC187のセールスポイントに迫ってみましょう!
◎デザイン性(白樺風の型打ち模様、1968 セイコーダイバーズ風のケースフォルム)これだけの「個性」に秀でたトータルバランスの良い限定モデルが税込148,500円……本当にコスパが良いですね!順を追って、掘り下げてご説明致します。
最大の特徴は、セイコーグループ得意の独特な型打ち模様でしょう!SBDC187は1968年リリースの「1968メカニカルハイビート 300mダイバーズ」のフォルムを継承しつつ、立体的な型打ち模様が特徴。地球温暖化の影響で、消え行く氷河に警鐘を鳴らす、縦に割けた“クレバス”“アイスブリッジ”の儚い大自然の神秘をホワイトシルバー&型打ちダイヤルで巧みに表現しています。
高級路線のグランドセイコーは、「雪白」「白樺」の白文字盤が世界的に大人気!前年にも「1970 メカニカルダイバーズ 現代デザインSave the Oceanモデル」SBDC169で、白文字盤をリリースしていますが、より上質感のあるホワイトシルバーなのが、今作のSBDC187の持ち味でしょう!
1968年に誕生した、セイコー最初期のダイバーズモデルが持つ特徴的な流線形のケースフォルム、4時位置のリューズなどのディテールを踏襲しつつも、現代的によりコンパクトで上質なデザインに仕上げた本作。オリジナルは恐らく「植村直己モデル」でお馴染みの「1970 メカニカルダイバーズ」の前身となった「セカンドダイバー前期型 Ref.6105-8000」と推定されます。
ケースフォルムはオリジナルモデルよりラグ周りがややコンパクトになっている印象ですね。
SBDC187はブレスレットやストラップもひと味違います。「メカニカルダイバーズ 現代デザインSave the Oceanモデル(1965/1968/1970)」は、3列メタルブレスレットなのに対し、今作はより腕馴染みが良い5列メタルブレスレットを採用。更に、「製紐(せいちゅう)」と呼ばれる日本の伝統技法で編み込まれたペットボトル再生原料を100%使用したファブリックストラップも付属。セイコーダイバーズウォッチの厳格な基準をクリアしたホワイト&グレーの氷河のような織り柄も魅力です。
同じセイコーでも、ブランドが異なれば「デザインの思想」に違いが見受けられます。アストロンに代表されるプロスペックスの「ダイヤシールド」加工にもご注目ください!グランドセイコーは、“実用時計の最高峰”のコンセプト通り、表面に傷がついても再研磨可能な、金属の「筋目」の質感と歪みなく磨き抜いた「鏡面仕上げ」が醍醐味。再研磨も視野に入れれば、“永続的”に美しさを長く楽しめるのもブランドの理念通りなのでしょう!フォーマルな服装と相性が良いのも特徴です。
一方、プロスペックスのダイヤシールド加工は、“傷をつきにくくする”ことを重視しています。日常生活の擦り傷や小傷から時計を守るセイコー独自の表面加工技術は、デザイン的にカジュアルなファッションにマッチしやすいのも魅力です。ただ、“傷がつかない”訳ではないので、年月の変化を愛着と捉え、文字盤の型打ち模様と合わせて“傷だらけのカッコ良さ”そのものを楽しめばよいと思います。
更に、メカニカルキャリバー6R35なのも実用面で魅力です。10万円クラスによく多い6R15ムーブメントが約50時間のパワーリザーブなのに対し、今作搭載の6R35は約70時間のロングパワーリザーブ!本格的なダイバーズウォッチをエントリークラスの15万円以下で楽しめる、セイコー腕時計110周年の集大成ですね!
白樺SLGH005に似た雰囲気を持つSBDC187。似ている点や違いを簡潔にご説明します。
価格帯が違うので、大雑把な特徴の比較でまとめましたが、よく見比べると白樺SLGH005の“作り込みの凄さ”が目立ちますね!とはいえ、15万円以下で「白樺っぽいデザイン+セイコー製本格ダイバーズウォッチ」を楽しめるのは大きな強みだと思います。秒針が青針なのもいいですね!
SNSの投稿に寄せられたコメントも合わせてご紹介します。
「美しい!欲しい!」
「作業着で仕事に使えるタフな時計。着けても恥ずかしくない値段とデザイン性」
「プロスペックスはダイバーズウォッチが人気……気になる」
「SBDC187 の文字盤が綺麗」
……ネット上の評判もちらほらと気になっている様子です!「カッコいい」というキーワードも目立ち、文字盤の出来を全体的に褒めていますね。
合わせて、海外のコメントもチェックしてみましょう!チャンネル登録者数約1.5万人の「Watch Once-over」さんが、SPB333(※海外版のRef.)の実機レビューをしているので、幾つか和訳要約したコメントをご紹介致します。
「限定モデルではないプロスペックスの白文字盤を持っていますが、本当に楽しいです!」
「手に入れるのが待ち遠しい!」
海外の評判も上々ですね!購入を検討している方は、様々な角度でSBDC187(SPB333)をチェックできるので、興味のある方はご覧になるといいですよ!
SBDC165、SBDC167、SBDC169の販売価格相場を調べてみました。
≪2022年6月新作SBDC165・SBDC167・SBDC169の相場動向≫
出品数が少ないのでご参考までに。データが少ないので言及はできませんが、若干白文字盤が人気ですね。海外のSEIKOウォッチ関連の動画を見ると、「白樺に似ている」というコメントもあるので、今作のSBDC187の相場動向にも有利に働きそうなのが特筆事項でしょう!
セイコーのダイバーズウォッチづくりの“原点”とも言える壮大な美しさを持つ南極大陸。110周年記念に相応しい性能と外観、値段の総合力は“お得感”がありますね。南極や北極、エベレストなど極限の地での使用を想定し、50年以上の進化を遂げてきた本格ダイバーズウォッチ……ドラマ・スペック・人気、どれも“お値段以上”でしたね。SBDC187は、税込価格148,500円。世界限定5,000本のうち国内800本です。
モデル | セイコー腕時計110周年記念限定モデル ダイバースキューバ Save the Ocean
Prospex Save the Ocean Seiko Watchmaking 110th Anniversary Limited Edition |
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型番(Ref.) | SBDC187 |
ケース径 | 横:41.0mm 縦:46.9mm 厚さ:12.3mm |
ケース素材 | ステンレス(ダイヤシールド) |
ムーブメント | メカニカル 自動巻(手巻つき)6R35 |
精度 | 日差+25秒~-15秒 |
駆動期間 | 最大巻上時約70時間持続 |
防水性 | 200m潜水用防水 |
機能・特徴 |
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重量 | 156.0g |
生産本数 | 世界限定:5,000本(うち国内:800本) |
発売日 | 2023年01月13日 発売予定 数量限定5000本(うち国内800本) ※セイコーグローバルブランドコアショップ専用モデル |
価格 | 148,500 円(税込) |
ここからは2022年に発表された「Save the Ocean Limited Edition 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン」SBDX049、「メカニカルダイバーズ 現代デザインSave the Oceanモデル(1965/1968/1970)」SBDC165、SBDC167、SBDC169も簡潔にご紹介致します。
プロスペックス Diver Scuba Save the Ocean Limited Edition 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン
横:42.6mm 縦:49.3mm 厚さ:13.1mm、メカニカル 自動巻(手巻つき)8L35(日差+15秒~-10秒、最大巻上時約50時間持続)、
200m潜水用防水、ポリエステル替えバンドつき、世界限定:1,300本(うち国内:300本 セイコーグローバルブランドコアショップ専用モデル)、506,000 円(税込)
≪SBDX049の特徴≫
約50年ぶりに「第63次南極地域観測隊」へ寄贈され、南極大陸へ赴くSBDX049。ブルーグラデーションの型打ち模様、「エバーブリリアントスチール」など、現代的にアップグレードされています。4時位置のリューズは手首の食い込みとロープの引っ掛かり減少を目的とし、オリジナルに忠実。ダイバーズウォッチの“顔”とも言えるベゼルも、グローブ操作可能なガッチリとしたデザインなのも特徴でしょう。
また、プロスペックスでもハイエンドコレクションにあたる「LX(ルクス)ライン」に採用された「着脱巻真パイプ構造」を本作は使用。ケース寿命とメンテナンス性を向上させています。
ムーブメントは「雫石高級時計工房」で製造されるダイバーズウォッチ専用ムーブメント「キャリバー8L35」を搭載。耐衝撃性や耐磁性にも秀でたハイエンドな限定モデルです。
SBDX049は、税込価格506,000円。世界限定1,300本のうち国内300本です。
プロスペックス Diver Scuba 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Oceanモデル
ステンレス(ダイヤシールド)、横:40.5mm 縦:47.6mm 厚さ:13.2mm、メカニカル 自動巻(手巻つき)、6R35(日差+25秒~-15秒、最大巻上時約70時間持続)、200m潜水用防水、セイコーグローバルブランドコアショップ専用モデル、148,500 円(税込)
≪SBDC165の特徴≫
国産初のダイバーズウォッチ「62MAS-010」のトリビュートモデルSBDC165。2020年に発売(※SBDC105、SBDC101、SBDC103、SBDC107)された4モデルの別バリエーションで、スペックはほぼ同等です。リューズ位置(&デイト表示)も3時位置なのがポイントで、まさに“王道”のダイバーズウォッチと言ったところでしょうか!型打ち模様のディープブルーとブラックの逆回転防止ベゼルの濃い目なコントラストがいいですね!
SBDC165は、税込価格148,500円。レギュラーモデルですが、「セイコーグローバルブランドコアショップ」のみの取り扱いとなります。
プロスペックス Diver Scuba 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Oceanモデル
ステンレス(ダイヤシールド)、横:42.0mm 縦:48.8mm 厚さ:12.5mm、メカニカル 自動巻(手巻つき)6R35(日差+25秒~-15秒、最大巻上時約70時間持続)、200m潜水用防水、セイコーグローバルブランドコアショップ専用モデル、148,500 円(税込)
≪SBDC167の特徴≫
世界最高水準の10振動ハイビートムーブメント&裏ぶたなしの300m防水ワンピース構造ケース、エベレスト登頂に同行など、多くの偉業を持つ「1968 メカニカルダイバーズ」オリジナルモデル。SBDC167は流行りのアイスブルー風カラー&型打ち模様の良いとこどり!直線と曲線のメリハリもくどくない、“正統派”なディテールですね!
SBDC167は、税込価格148,500円。こちらも、「セイコーグローバルブランドコアショップ」のみの取り扱いです。
プロスペックス Diver Scuba 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Oceanモデル
ステンレス(ダイヤシールド)、横:42.7mm 縦:46.6mm 厚さ:13.2mm、メカニカル 自動巻(手巻つき)6R35(日差+25秒~-15秒、最大巻上時約70時間持続)、200m潜水用防水、セイコーグローバルブランドコアショップ専用モデル、159,500 円(税込)
≪SBDC169の特徴≫
植村直己氏の北極圏12,000km犬ぞりの旅(1974年~76年)に携行された「1970 メカニカルダイバーズ(Ref.6105)」。SBDC169は、北極海の極寒の様子を表したホワイトダイヤルが持ち味です。Ref.6105は亀のように頑丈な見た目から“セイコータートル”と呼ばれたり、映画『地獄の黙示録』のマーティン・シーンが着用したことから、“キャプテン・ウィラード”の愛称もある人気デザイン。ホワイトカラー&白樺っぽい型打ち模様も組み合わせており、“欲張り”なデザイン要素なのが、セイコーファンにはたまりませんよね!?
SBDC169は、税込価格159,500円。こちらも、「セイコーグローバルブランドコアショップ」のみの取り扱いです。
南極の氷床の美しさを具現化したSBDC187。来年は110周年の節目の年ですし、「今後出そうなSave the Oceanシリーズ」を予測してみました!
≪Save the Oceanモデル候補≫
方向性で考えればどっちかが妥当でしょう。動物にちなんだ愛称、自然美どちらも得意なセイコーグループなので、動向が気になりますね!大穴狙いの“一点読み”もしてみました!
2021年にペンギンの足跡モデルを出していたので、「1970 メカニカルダイバーズ(Ref.6105)」に可愛らしい犬の足跡を型打ちしたダイヤルはどうでしょうか!?ホワイト系のカラーリングが続いているので……オリジナルに近い黒文字盤のグラデーションカラーと予想します。犬の足跡が肉球みたいで可愛らしい、デザインになりそうですね!?
Save the Oceanシリーズの2022&2023年モデルの面白さをまとめた今回の記事はいかがだったでしょうか?腕元を華やかに彩る“自然美”を表現したセイコーの型打ち文字盤。15万円前後からお求め出来るのは、ユーザーとしてはありがたい選択肢ですね!
ビジネスの場面で活躍するディテールではありませんが、ダイビングやトレッキング、サーフィンなどアウトドアシーンやスポーツシーンでも幅広く役立ちそうですね。冬服のコーディネートのワンポイントにするもよし、傷を気にせずガシガシ普段使いするもよし……Save the Oceanシリーズを楽しんで、ちょっぴり海へ貢献するのはどうでしょうか!?