更新日:2024年09月18日
ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ デュアルタイム 7920V/210A-B334の実機レビューをお届けします!
ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ デュアルタイム 7920V/210A-B334は、横41mmのステンレススチール製ケースに自動巻き Cal.5110DT/2を搭載しています。
連休明け、そして連休ボケしてしまいそうな週の始まり、火曜日。目も覚めるようなオーヴァーシーズが到着しましたよ!早速実機をレビューしていきましょう。
ダイヤルはサンレイ仕上げが美しく輝くブルー。早速ディティールを見ていきましょう!
6時位置のインダイヤルにポインターデイトを構え、9時位置にAM、PM表示。GMT針と三針にミニッツトラックが仕上げ方を変えて外側と内側に2つ。更に、12時位置にはマルタ十字が!
オーヴァーシーズを象徴するベゼル。突起が6つありますが、こちらもマルタ十字をモチーフにしています。過去のモデルは8葉だったので、世代によって印象が異なります。
ケース一体型のラグ。かつてオーヴァーシーズのデザイナーが、あのジェラルド・ジェンタ氏ではないかと噂されたこともありましたが、その元はこのパーツでしょうか?オーヴァーシーズの前身となったRef.222のデザイナーは、ヨルグ・イゼック氏。ロレックスのデザイン部門に所属し独立、ブレゲの「マリーン」やタグホイヤーの「キリウム」なども彼のデザインによるものです。
リューズから見たところ。4時位置のプッシュボタンで、6時位置の日付調整をします。
9時位置からのカット。ケース素材はステンレススチールを採用しています。
搭載ムーブメントは「5110DT/2」。28,800振動/時、パワーリザーブ60時間が基本スペック。2つの香箱と22Kローターによって、ロングパワーリザーブと高い巻き上げ効率を実現しています。15気圧防水というと少し物足りない気がしなくもないですが、そもそも選手ではない方が素潜りするなら100m未満が限界なのかなと思いますので、通常使用には全く問題が無いですよね。
余談ですが、1976年にダイバーのジャック・マイヨール氏が人類史上初めて100m以上の素潜りに成功した時に装着していた腕時計がオメガの「シーマスター120m」。20世紀後半というのは、ダイバーズウォッチの黎明期であり、多くのウォッチブランドが技術力を高めあっていた時代でした。
オーヴァーシーズの特徴としてもう一つ。アジャスタブルなブレスが何とも魅力的!レザーにラバー、全部違う印象を魅せてくれますね。ここにもマルタ十字を発見!
本日は、筆者待望の「オーヴァ―シーズ」をご紹介いたしました。ヴァシュロンというと、エレガントなドレスウォッチやマニュファクチュールを前面に押し出したコンプリケーションなど華やかな印象が強いのでは?そんなヴァシュロンが作ったラグスポウォッチ。ちょっと玄人志向な一本ではありますが、その上品さを欠かない完成度の高さにじわりじわりと人気を高めていきました。
定番を外したい方や、一世一代の資産として、是非おすすめの一本。今のところ、オーヴァーシーズの人気は右肩上がり。大いに期待して良いと思います。詳細な価格が気になる方は、ピアゾの一括査定サービスを是非ご検討くださいね!
モデル | オーヴァーシーズ デュアルタイム Overseas Dualtime |
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型番(REF.) | 7920V/210A-B334 |
ケースサイズ | 横41mm |
ムーブメント | 自動巻き Cal.5110DT/2 |
パワーリザーブ | 60時間 |
防水 | 15気圧防水 |
その他 | 2023年発売モデル |
定価(税込) | 4,620,000円 |
※掲載内容は2024年09月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。