更新日:2023年08月25日
グランドセイコー ヘリテージコレクション メカニカルハイビート36000 SBGH220の実機レビューをお届けします!
グランドセイコー ヘリテージコレクション メカニカルハイビート36000 SBGH220は、横38mmの18金イエローゴールド製ケースに手巻き付き自動巻き Cal.9S85を搭載しています。
皆の憧れ、金無垢ウォッチ!早速実機をレビューしていきましょう。
ダイヤルは柔らかい印象のホワイトカラー。ケースは、18金イエローゴールド!胸が高鳴ります。早速ディティールを見てまいりましょう。
インデックスは細身のバータイプ。アップライトロゴ、ミニッツトラック、ドーフィン針…ここまでは通常のメカニカルモデルと一緒かなと思いきや、6時位置の「SPECIAL」とは!?
これは、1970年代に同社が行っていた「GSS規格(グランドセイコースペシャル規格」という、精度を計る審査。GS規格より更なる上を目指していたというもので、それをパスするとこの「SPECIAL」がダイヤルに刻まれました。過去へのオマージュということですね。精度については後述していきます!
斜面を描き、一度角度を変えてから、ケースに対して直角に落ちていきます。
現行のメタルモデルと比較して、やや短め。それにしてもラグジュアリー!
リューズ側のカット。
9時サイドから見たところ。
搭載ムーブメントは「9S85」。国内だとマスターショップモデルのみに搭載される、9Sメカニカルのハイビートムーブメントです。パワーリザーブは約55時間、36,000振動/時。40数年ぶりにGSに復活した自社自動巻きムーブメント、細かなパーツの素材や製造過程の変更を経て満を持して完成しました。
9S系ムーブに共通して用いられている技術「MEMS(メムス)。半導体の製造に使われる技術で、0.001mm単位の調整が可能です。MEMSによってがんぎ車とてん輪の形状を歳設計、ぜんまいの素材を耐久性の高いスプロンに。よってハイビートでありながら、55時間の持続時間とメンテナンス性を向上させました。ハイビートの「チチチチチ…」と針を刻む様は、技術革新の偉大さを思い知らされるような、圧巻の動きです。
今作の9S85精度についても触れておくと、通常+5~-3秒のところを+4~-2秒まで縮めました。たったの2秒?いいえ、膨大な時間と素晴らしい叡智のうえに成る、重みある2秒です。ローターが金獅子なのも良いですね!
バックルまでゴールドなんて!アガります。
本日は、GSの金無垢モデルをご紹介いたしました。金無垢というと、かなり派手だったり、あでやかだったりと、価格面も相まって中々手が出にくい印象をお持ちの方も多いのではと思います。ですがそこはさすがのグランドセイコー。全く嫌味なく誰にでも似合い、なおかつ金の重厚感とステイタスは確実に感じられる、そんな一本でした。以前のブログでも述べましたが、オーナーの心に寄り添うコレクションは、グランドセイコーならでは。購入したい方も一見さんも、是非一度店舗に行ってご覧になられてはいかがでしょうか。
こちらの金無垢ウォッチは価格変動も大きく読みづらい現状。気になった方は是非、ピアゾまでお問い合わせくださいね。
モデル | ヘリテージコレクション メカニカルハイビート36000 Heritage Collection Mechanical HiBeat 36000 |
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型番(REF.) | SBGH220 |
ケースサイズ | 横38mm |
ムーブメント | 手巻き付き自動巻き Cal.9S85 |
パワーリザーブ | 最大巻上時約55時間持続 |
防水 | 10気圧 日常生活強化用防水 |
その他 | 2018年発売、GSブティック・サロンおよびマスターショップ限定モデル |
定価(税込) | 3,025,000円 |
※掲載内容は2023年08月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。