野球界の国・地域別対抗戦とも言われる「ワールド・ベースボール・クラシック2023(WBC 2023)」。普段は別々のチームでプレーしている精鋭選手が一堂に会し、国・地域を背負った熱き戦いが繰り広げられます。日本代表チーム『侍ジャパン』のメンバーは、1月6日に先行発表された12人に続き、1月26日に30人が正式発表され、大きな話題を呼びました。メジャーリーグで大活躍を続ける大谷翔平選手の参加も決まっており、ファンの期待は高まるばかりでしょう。強化試合も含め、日本関連試合のチケットはすでに完売しています。具体的なチケット倍率は不明ですが、国民の関心の高さがうかがえます。

世界中に注目を集める本大会ですが、この記事では『侍ジャパン』のメンバーが愛用している腕時計に焦点を当てていきます。また、WBC2023の開催概要や侍ジャパンの試合日程・メンバーリストも紹介していますので、WBCに興味がある方はぜひご覧ください。

WBCとは「ワールド・ベースボール・クラシック（World Baseball Classic）」の略称で、国・地域ごとにチームを組んで行われる野球の世界大会です。海外で活躍するメジャーリーガーが参戦する唯一の大会でもあり、高い注目度を誇ります。第1回は2006年、第2回は2009年に行われ、その後4年ごとに開催されてきましたが、新型コロナウイルスの影響により、2021年に予定されていた大会は2年延期となりました。その第5回大会がいよいよ2023年に開催されるほか、2026年には第6回大会も予定されています。

前回大会(2017年)はアメリカ代表が優勝しましたが、日本代表は今回三度目の優勝を目指し、最強の布陣を整えています。選手たちの活躍が今から楽しみですね。

ここでは、WBC2023がいつどこで行われるのか、その試合方式などについて紹介します。
WBC2023の開催日程は、2023年3月8日から3月21日の14日間です。1次ラウンドは3月8日から15日にかけて行われ、準々決勝は15日から18日、準決勝は19日から20日、決勝は21日に行われます。

開催地は日本・アメリカ・台湾に分散されています。日本会場は東京ドーム、アメリカ会場はチェイス・フィールドおよびローンデポ・パーク、台湾会場は台中インターコンチネンタル野球場です。

1次ラウンドの出場国は20か国で、それらがA・B・C・Dの4プールに分かれています。各プールの顔ぶれは以下の通りです。

試合方式としては、まずプール内の5か国が総当たりで試合を行います。その後、各プールの上位2か国、すなわち計8か国が決勝トーナメントに進出します。準々決勝、準決勝、決勝を経て勝ち上がったチームが優勝です。

WBC2023のグローバルスポンサーには「NIPPON EXPRESS ホールディングス(株)」「　コナミデジタルエンタテインメント」が就任しています。また、日本代表である侍ジャパンのオフィシャルパートナーおよび冠スポンサーは、中古車買取サービス「カーネクスト」です。2月・3月に行われる壮行試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023」の特別協賛でもあります。

侍ジャパンの主な試合日程は、以下の通りです(2023年1月時点)。新たに1/25、アマゾンプライムビデオは「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール」日本戦、米国で行われる準決勝、決勝のPrime Videoでのライブ配信が決定し、さらに東京プール開催に先立って行われる強化試合（大阪、3月7日のみ）はPrime Videoでの独占ライブ配信が決定した、と発表されました。
解説は稲葉篤紀氏（前日本代表監督）、井端弘和氏（元日本代表）、里崎智也氏（元日本代表）、福留孝介氏（元日本代表）、スタジオコメンテーターに辻発彦氏（2006年WORLD BASEBALL CLASSIC™日本代表コーチ）です。また、MCはお笑いコンビEXITの兼近大樹氏と中川絵美里氏（スポーツキャスター）、実況は斉藤一美氏（文化放送）を予定しているとのこと。

2023年1月6日、侍ジャパンの栗山英樹監督より、WBC2023に臨む12人の選手が先行発表され、さらに1月26日、登録予定メンバー30人が正式に発表されました。
WBCの選手枠は例年より二人多い30人となり、そのうちピッチャーは14人以上、捕手は二人以上の登録が義務付けられています。選手登録の締切は2月7日です。

侍ジャパンの招集メンバーについては、以下の表を確認してください。

ここで、WBC2023に招集された侍ジャパンのメンバーが愛用している腕時計を紹介します。

ダルビッシュ有選手はサンディエゴ・パドレス所属のピッチャーです。東北高等学校では1年生の秋からエースとして背番号1番を与えられ、様々な記録を打ち立ててきました。甲子園には2年春から3年夏まで4季連続で出場し、完封勝利も経験しています。2004年には北海道日本ハムファイターズから単独1位指名を受けて契約し、一軍に昇格してからすぐにその才能を発揮してきました。

2008年の北京オリンピックおよび2009年のWBCでは日本代表にも選出され、WBCの決勝では抑え投手・勝利投手となっています。2012年にはテキサス・レンジャーズと契約してMLBデビューを果たし、2017年にロサンゼルス・ドジャース、2018年にシカゴ・カブスへと移籍した後、2021年にサンディエゴ・パドレスと契約しました。2013年には最多奪三振、2020年には最多勝利を獲得しています。

ダルビッシュ有選手は、セイコー　アストロン クロノグラフ　2014年限定モデル　Ref. SBXB001を着用されていました。定価は33万円です。ダルビッシュ選手はセイコーのイメージキャラクターを務めていたこともあり、好きなブランドとしてセイコーを挙げていました。
こちらはセイコーの代表シリーズ「アストロン」で、GPS衛星を補足して時刻信号を受信するため、常に「究極の精度」を維持できる高性能時計です。チタン製のケース・ブレスに、堅牢なセラミックベゼルを組み合わせています。文字盤のホワイトとブラックセラミックスのコントラストが美しいモデルです。ワールドタイムベゼルを使用して各都市の時刻を確認することもできます。ケースサイズは45mm、防水性能は100mです。

こちらはセイコー　アストロン クロノグラフ　Ref. SBXB003で、定価は264,000円です。擦り傷や小傷から時計を守る「ダイヤシールド」が施されたチタンケースに、セラミックベゼルおよびブラックダイヤルを組み合わせています。
各都市の名前が記されたワールドタイムベゼルは、電子式リューズを使用して手軽に操作可能です。インデックスにはメタルパーツを使用しており、ダイヤル内側に食い込むような力強さが感じられます。ケースサイズは45mm、防水性能は100mです。

こちらはセイコー　アストロン GPSソーラー デュアルタイム　Ref. SBXB041で、定価は253,000円です。チタン製のケース・ブレスにセラミックベゼルを組み合わせたモデルで、アクセントの赤針を除き、全体がモノトーンで統一されています。ケースサイズは45mm、防水性能は100mです。

こちらはセイコー　アストロン　Ref. SAST003で、参考定価は206,250円です。ケースには高い強度を誇るブライトチタンを採用し、ベゼルにはブラックセラミックスを使用しています。「ASTRON」の透かしが入った分針と、光沢のあるブラックダイヤルが特徴的です。
インナーベゼルはワールドタイム仕様となっており、世界の各都市の時刻を確認することができます。ケースサイズは47mm、防水性能は100mです。

こちらは、ロジェ・デュブイ　エクスカリバー クロノグラフ　Ref. EX45-78-90-00/01R00/Bで、参考定価は2,919,000円です。ラウンド型のステンレススティールケースに黒いストラップを組み合わせたモデルで、ベゼルには細かく刻みが入っています。
ロジェ・デュブイらしい個性あふれるデザインで、世界限定280本の販売です。白文字盤には放射状に変形したローマンインデックスが描かれ、中心には二つのインダイヤルが配置されています。また表面だけではなく、シースルーバックからも芸術的なムーブメントを覗くことができます。ケースサイズ45mm、防水性能100mの自動巻き時計です。

こちらは、ウブロ　ビッグバン ジーンズ セラミック　Ref. 301.CI.2770.NR.JEANSで、参考定価は1,749,000円です。ブラックセラミックのケースとジーンズ素材を組み合わせており、ビジュアルや質感に個性が感じられます。
ブルーのジーンズ素材とブラックのインダイヤルの組み合わせも独特で、人とは一風変わった時計をお求めの方にはぴったりのモデルでしょう。ケースサイズ44mm、防水性能100mの自動巻き時計です。

大谷翔平選手はロサンゼルス・エンゼルスのピッチャー(二刀流)です。投打ともに高い能力を誇る「二刀流」の代名詞のような存在で、世界中から注目を集めています。大谷選手は小学三年生の頃からリトルリーグでプレーを行い、全国大会にも出場してきました。2012年にはメジャーリーグへの挑戦を表明していましたが、ドラフトでは北海道日本ハムファイターズから1位指名を受けます。
MLBで活躍するにはNPBで経験を積んだ方が有利なことや、二刀流育成プランなどを提示され、最終的に日ハムに合意・入団を決意しました。
背番号はダルビッシュ有選手が付けていた11番です。2014年にはプロ入り後初の完封勝利を果たし、パ・リーグ史上最速の投球(球速160km/h)を見せるなど、様々な記録を塗り替えていきます。2016年にはパ・リーグにて、史上初の投打ベストナインを受賞しました。

2017年11月には2012年以来のMLB挑戦を表明し、各球団に質問状を送付。それらの書類を精査して7球団に絞り込んだ後、12月にエンゼルスとの契約合意を発表しました。背番号は17番です。2018年4月にはMLB史上4人目となる3試合連続本塁打を達成し、最年少で「プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク」にも選ばれました。日本人として17年ぶり4人目となるア・リーグ新人王を受賞するなど、メジャーでもあらゆる記録を打ち立てています。

2020年からは二刀流選手(Two-Way Player)のルールが組み込まれ、大谷選手はMLB初の二刀流適用選手となりました。2021年にはMLBオールスターゲームに初選出され、「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれています。また、日本人としてはイチロー選手(2001年)以来のMVPを満票で獲得。多数の本塁打を放つ大谷選手の威力を恐れ、申告敬遠が行われることも多くなりました。2022年には同一シーズンで二桁勝利および二桁本塁打を達成するなど、その勢いは止まるところを知りません。

WBCの試合放送中にも「セイコー プロスペックス」のCMに出演していますよね。着用モデルといういわけではありませんが、主に登場しているのは「プロスペックス Diver Scuba 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Oceanモデル SBDC165」ですね。

こちらはセイコー　アストロン 5Xシリーズ デュアルタイム　大谷翔平2019限定モデル　Ref. SBXC017で、定価は264,000円です。2018年にア・リーグ新人王を獲得した大谷選手への期待を込めてデザインされたモデルで、ロサンゼルス・エンゼルスのチームカラーである赤をアクセントに用いています。
型番の末尾は大谷選手の背番号「17」であり、販売数も1700本限定です。裏蓋にはシリアルナンバーと大谷選手のサインが刻まれています。ベゼルはワールドタイム仕様で、これを使用して各都市の時刻を確認することが可能です。エンゼルスのホームタウンであるアナハイムは赤字になっています。ケースサイズは42.9mm、防水性能は100mです。

こちらはセイコー　アストロン　大谷翔平2022限定モデル　Ref. SBXC115で、定価は275,000円です。2019年同様、限定1700本の販売で、裏蓋にはシリアルナンバーとサインが刻まれています。
また、文字盤の色味はMLBオールスターゲーム2021(アメリカン・リーグ)にて大谷選手が着用していたユニフォームを参考にしています。ネイビーブルーのダイヤルに赤の秒針がアクセントです。GPS受信状況を表す9時位置のインダイヤルには、背番号「17」が浮かび上がって見えます。
外装はケース・ブレスともにステンレススティール製で、小傷や擦り傷を防ぐダイヤシールド済みです。ガラスの表裏には反射を抑えるスーパークリアコーティングが施されており、文字盤の視認性も増しています。ケースサイズは42.7mm、防水性能は100mです。

こちらはセイコー　アストロン ネクスター　大谷翔平2022限定モデル　Ref. SBXC125で、定価は308,000円です。大谷選手の二桁勝利＆二桁本塁打を記念して、特別にデザインされました。全体がグレー・赤・黒で構成されていますが、これはエンゼルスのビジターユニフォームを参考にしています。
国内限定1700本の販売で、裏蓋はシリアルナンバーとサイン入りです。9時位置のインダイヤルには背番号「17」が浮かび上がっています。
ケースには軽さと錆びにくさが魅力のチタンを使用しており、着け心地も快適です。インデックスにはルミブライトが充填されており、夜間での視認性も確保されています。ケースサイズは41.3mm、防水性能は100mです。

こちらはセイコー　アストロン デュアルタイム GPSソーラーウォッチ　Ref. SBXB041で、定価は253,000円です。材質は、ケースおよびブレスにチタンを、ベゼルとブレス中央にのみブラックセラミックスを採用しました。黒を基調とした力強いデザインで、アクセントとして赤針が使用されています。
ワールドタイムベゼルを使用して40タイムゾーンの時刻を読み取れるほか、2時位置で曜日、10時位置で補足衛星数などを確認することが可能です。デュアルタイム機能も搭載しており、海外で活躍する人にはぴったりの時計でしょう。ケースサイズは45mm、防水性能は100mです。

こちらはカーティス(CARTIS & Co.)　ビッグタイムワールド　Ref. SW4Y-Bで、販売相場は41万円前後です。パッと目を引くイエローの文字盤に、黒縁の三つのインダイヤルが配置されています。独特のデザインもさることながら、最も特徴的なのはそのサイズ感です。大谷選手が着用されていたのは最も大きい57mmのモデルで、鍛えられた腕からもはみ出るほどの大きさなのだとか。大谷選手はこちらの時計を、日ハムの先輩である中田翔選手からプレゼントされたそうです。

こちらはグランドセイコー　ブラックセラミックス　リミテッドコレクション　Ref. SBGC017で、定価は1,512,000円です。高い強度や加工品質を誇るジルコニア・セラミックスを採用したオールブラックモデルで、インナーケースにはブライトチタンを使用しています。
深いグリーンのダイヤルには信州の森を表現したもみの木パターンが施されており、グランドセイコーらしい奥行きのあるデザインが魅力的です。日付表示やパワーリザーブ表示のほか、GMT機能やストップウォッチ機能も兼ね備えています。ケースサイズ46.4mmの自動巻き時計です。

そのほか、セイコーは2021年12月、広告出演契約を結ぶロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手に、2021年シーズンのMLBア・リーグ™MVP受賞を記念して、「グランドセイコー SLGH005」を贈呈しています。「白樺」の愛称でお馴染みのSLGH005について詳しくは関連ブログをご覧ください。

山本由伸選手はオリックス・バファローズ所属のピッチャーです。小学一年生から野球を始め、中学三年の頃には全国大会にも出場してきました。都城高等学校に入ってからはポジションを投手に定め、ノーヒットノーランや完全試合も記録しています。2016年のドラフトでオリックスから4位指名を受け、早くから一軍の試合にも出場していました。2019年からは先発投手として調整を行い、最優秀防御率のタイトルも獲得。2020年には31イニング連続無失点の記録も打ち立てました。
2021年の東京オリンピックでも好投を見せたほか、2021～2022年のパ・リーグでは二年連続投手三冠王・MVP・沢村賞を受賞しています。二年連続での三冠王受賞は山本選手が初めてです。2022年には球団史上最高年俸で契約を更改しました。

山本由伸選手は、オーデマ・ピゲ　ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ　Ref. 26470OR.OO.A125CR.01を着用されていました。定価は4,590,000円です。ロイヤルオークはラグスポ(ラグジュアリースポーツウォッチ)の代表とも言えるコレクションで、ベルトとケースが一体化したような流麗なフォルムと八角形のベゼルが特徴的です。
こちらのモデルは、ピンクゴールドのケースにグレーのダイヤルを組み合わせています。また、ダイヤルには大きめのタペストリーパターン(正方形の凹凸)が施されており、メリハリ・立体感のあるデザインに仕上がっています。ケースサイズ42mm、防水性能100mの自動巻きクロノグラフです。

本大会では左脇腹痛で出場辞退となりましたが、当初招集されていた鈴木誠也選手はシカゴ・カブス所属の外野手です。2012年に広島東洋カープの2位指名を受け、内野手としてプロ入りしました。広島には2013年～2021年の長期にわたって在籍しており、2015年には外野手へと転向しています。
2016年のセ・パ交流戦では二試合連続サヨナラ本塁打を記録し、チームをセ・リーグ最高順位に導いた功績が認められ、優秀選手にも選ばれました。2016年・2017年は二年連続でゴールデングラブ賞およびベストナインを受賞。2017年にはWBC、2021年には東京オリンピック日本代表に選出されています。
2022年にはシカゴ・カブスと契約してメジャーデビューを果たしました。

鈴木誠也選手は、フランク三浦　広島東洋カープ×フランク三浦 2017 鈴木誠也バージョンを所持されています。こちらは、大阪の「フランク三浦」というブランドと広島東洋カープのコラボモデルです。フランク・ミュラーではありませんのであしからず。
ユニフォームを模したダイヤルデザインが特徴で、鈴木選手の当時の背番号である「51」や「SUZUKI」の文字、「Carp」のロゴが印刷されています。「三浦(「浦」は右上の点がない)」のハンコ風ロゴの中に「鈴木」を交ぜるなど、遊び心満載のデザインです。外装はトノー型のケースに赤ベルトを組み合わせています。

村上宗隆選手は東京ヤクルトスワローズ所属の内野手です。九州学院高等学校に在籍していた頃は、早稲田実業の清宮幸太郎とともに注目を浴び、「東の清宮、西の村上」と言われていました。2017年にヤクルトスワローズと仮契約を結び、2019年には36本塁打と96打点で新人王を獲得。2021年の東京オリンピック日本代表にも選出されています。
NPB史上初の5打席連続本塁打記録を保持しているほか、2021年には史上最年少のセ・リーグMVP、2022年には令和初・史上最年少の三冠王に輝くなど、様々な記録を打ち立てています。

村上宗隆選手は、オーデマ・ピゲ　ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー　Ref. 26574ST.OO.1220ST.03を着用されていました。定価は8,580,000円です。こちらはステンレススティールのケースに、上品なブルーダイヤルを組み合わせています。ケースとブレスが一体となっているため、着用感は抜群です。
また、12時位置には月表示、3時位置には日付表示、6時位置にはムーンフェイズ、9時位置には曜日表示のサブダイヤルが左右対称に配置されており、多機能ながらすっきりとしたデザインも魅力です。
ダイヤルには眺める角度によって表情を変えるタペストリーパターン(正方形の凹凸)が施されています。ケースサイズ41mm、防水性能20mの自動巻き時計です。

山田哲人選手は東京ヤクルトスワローズ所属の内野手です。2010年のドラフト会議でヤクルトとオリックスから指名を受け、ヤクルトに入団を決めました。2011年には高卒新人野手として初めてクライマックスシリーズに先発し、その後も安定した打率や長打力、盗塁数、盗塁成功率の高さで重宝される存在です。2015年には史上9人目かつセ・リーグ最年少でトリプルスリー(打率3割・30本塁打・30盗塁以上)を達成し、本塁打王・盗塁王・最高出塁率のタイトルを手にしました。本塁打王・盗塁王の同時獲得は史上初の快挙です。この年はベストナインおよびセ・リーグ最優秀選手にも選出されています。山田選手は2016年・2018年にもトリプルスリーを達成しており、複数回の獲得は史上初めてです。その功績から、「ミスター・トリプルスリー」の愛称でも親しまれています。2021年度からはチームのキャプテンを務めているほか、東京オリンピックでは日本代表・1番打者として金メダルに貢献しました。

こちらはウブロ　ビッグ・バン ブラックマジック　Ref. 341.CV.130.RX.114で、参考定価は1,936,000円です。ケースにはチタンとブラックセラミックを使用し、ベゼルにはぎっしりとダイヤモンドがセッティングされています。ダイヤルやラバーストラップも含めて黒でまとめられており、秒針や目盛りにはアクセントとして赤が使用されています。ケースサイズ41mm、防水性能100mの自動巻き時計です。

こちらはカーティス　ビッグタイムワールド メタル・ブラックレッド　Ref. SW4R-BRで、定価は405,000円です。ケースはブラックのステンレススティール製で、山田選手はダイヤモンドベゼルのモデルを着用されていました。パッと目を引く真っ赤なダイヤルにオフセンターのインダイヤルが配置され、3タイムゾーンの時刻を確認することができます。ケースサイズは大きめの57mmで、防水性能30mのクォーツ式時計です。

こちらはウブロ　クラシックフュージョン アエロフュージョン クロノグラフ WBSCプレミア12 TI　Ref. 525.NX.0123.VR.WBS15で、参考定価は1,922,400円です。山田選手が2015年の「WBSC プレミア12」にてゲームMVPを獲得した際、オフィシャルスポンサーであるウブロから贈られました。当大会のために特別にデザインされた限定モデルです。3時位置のスモールセコンドおよびストラップは硬式の野球ボールをモチーフにしており、ストラップには赤い縫い目が施されています。また、裏蓋には大会のロゴがプリントされています。ケースサイズ45mm、防水性能50mの自動巻き時計です。

こちらはウブロ　アエロ フュージョン クロノグラフ オールホワイト　Ref. 525.NE.0127.LRで、定価は1,969,000円です。奥行きのあるスケルトン仕様のダイヤルから、機械式時計の芸術的な機構を鑑賞することができます。また、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを融合させたチタニウムケースに、爽やかなホワイトのレザーベルトを合わせています。ケースサイズ45mm、防水性能50mの自動巻き時計です。

こちらはブリラミコ　LILY　BLACK×GOLDで、定価は73,700円です。ブリラミコは日本製のブランドで、時計のベゼルやダイヤルにはスワロフスキーがふんだんに使用されています。「LILY」は百合をモチーフにしており、くるくると回る文字盤が特徴的なシリーズです。ラウンド型のステンレススティールケースにブラックのレザーベルトを組み合わせています。ケースサイズ46mm、防水性能30mのクォーツ式時計です。

こちらはロジェ・デュブイ　エクスカリバー42 オートマティック スケルトン　Ref. RDDBEX0422(推定)で、参考定価は9,900,000円です。ダイヤルは内部が透けて見えるスケルトン仕様で、星型のブリッジをはじめとする芸術的な機構を眺めることができます。ローズゴールド製のラウンド型ケースには刻みが入っており、独創的な印象です。ジュネーブ・シールを取得した自社製ムーブメント「RD820SQ」を搭載しています。ケースサイズ42mm、防水性能30mの自動巻き時計です。

中野拓夢選手は阪神タイガース所属の内野手です。日大山形高校でも内野手を務め、2年次の甲子園ではベスト4に残っています。その後、東北福祉大学および三菱自動車岡崎でも野球を続け、2020年のドラフト会議で阪神から指名を受けました。2021年には開幕一軍入りを果たし、100安打を達成。さらに30盗塁を記録し、新人として史上3人目の盗塁王を獲得しました。2016年の山田哲人選手と並び、歴代最高盗塁成功率および歴代最少盗塁死を記録しています。

中野拓夢選手は、ハリー・ウィンストン　The Ocean Collection　Project Z14を着用されていました。参考定価は3,388,000円です。オープンワークを用いた立体的なダイヤルデザインで、細部まで工夫が凝らされています。オフセンターのインダイヤルで時・分を、6時位置のレトログラードで秒数を確認することが可能です。ケースおよびバックルには、軽量で耐久性が高い特殊合金「ザリウム」を採用しています。また、ストラップはラバー素材にテキスタイル加工が施されています。限定300本、ケースサイズ42.2mm、防水性能100mの自動巻きモデルです。

松井裕樹選手は東北楽天ゴールデンイーグルス所属の投手です。高校2年次の大会では10連続三振および1試合22奪三振を記録するなど、若くして活躍を見せました。2013年のドラフト会議では5球団から指名を受け、交渉権を得た楽天と契約を結びます。プロ入り直後の春季キャンプから一軍で参加し、空振り・奪三振率の高さでチームに貢献してきました。クローザーとしても起用されています。2017年のWBCには最年少で出場したほか、この年は1イニング三者連続三球奪三振という快挙も成し遂げています。2022年には二度目の最多セーブ投手のタイトルを獲得しました。

松井裕樹選手は、ウブロ　ビッグ・バン　ウニコ　ブラック＆ホワイト　Ref. 411.NE.2010.LR.JSM15を着用されていました。参考定価は2,203,200円です。こちらは2015年に日本限定で販売されたモデルで、一部スケルトン仕様のダイヤルが独創的なデザインです。3時位置には60分計、9時位置にはスモールセコンドが配置されています。外装は、チタン製のケースにホワイトアリゲーター＆ブラックレザーのストラップを合わせ、モノトーンでまとめました。ケースサイズ45mm、防水性能100mで、自社製ムーブメント「ウニコ」を搭載した自動巻きクロノグラフです。

湯浅京己選手は阪神タイガース所属の投手です。聖光学院高等学校でプレーを行った後、独立リーグに挑戦し、富山GRNサンダーバーズから1位指名を受けて入団しました。2018年のドラフト会議では阪神から指名を受け、独立リーグ入団からわずか1年でNPBへ移行します。腰椎の疲労骨折など故障が続き、リハビリ期間も長くありましたが、2021年には入団後初めて一軍へ合流しました。2022年には登板試合で17試合連続無失点に抑えるなど、投球が安定していきます。6月にはプロ初勝利を挙げ、NPBアワード2022では歴代最年少タイで最優秀中継ぎ投手賞のタイトルを獲得しました。独立リーグ出身者のうち、投手タイトルを受賞した選手および国際大会の日本代表に選ばれた選手は、湯浅投手が初めてです。

湯浅京己選手は、ショパール　アルパインイーグル　Ref. 298600-3001(推定)を着用されていました。定価は1,848,000円です。ケースおよびブレスレットはステンレススティール製で、シンプルながら力強さを感じさせるフォルムです。ダイヤルにはサンバースト加工が施されており、こちらは威厳あるワシ(イーグル)の虹彩をイメージしています。秒針のウェイトもワシの羽がモチーフです。こちらは2022年のNPBアワードで身につけるため、梅野選手に同行してもらい購入した一本だそうです。

岡本和真選手は読売ジャイアンツ所属の内野手です。小学生から野球を始め、多数の強豪校からスカウトされるほどの実力の持ち主でした。智辯学園高等学校では1年からベンチ入りし、2年次には48本塁打、3年次には1試合2本塁打などの記録を打ち立てています。2014年のドラフト会議でジャイアンツから単独指名を受けて入団し、2015年の台湾のウィンターリーグでは「打率.383／3本塁打／20打点」を記録して打点王に輝きました。2018年にはプロ野球史上最年少である22歳3か月での「3割・30本塁打・100打点」を達成。また、2018年から2022年までの5年連続でシーズン30本塁打を記録しています。2019年にはクライマックスシリーズのMVPをセ・リーグ最年少で獲得し、2020年・2021年は二年連続で本塁打王・打点王に輝きました。2023年度からはチームのキャプテンも務めます。

岡本和真選手は、ロレックス　デイトナ　Ref.116500LNを着用されていました。定価は1,757,800です。ロレックスの人気コレクション「デイトナ」のモノトーンモデルで、耐傷性・耐蝕性に優れたブラックセラクロムベゼルにはタキメーターが備えられています。また、白文字盤の3・6・9時位置にはそれぞれサブダイヤルが配置され、デイトナ特有のデザインを構築しています。ケースサイズ40mm、防水性能100mの自動巻き時計です。

中村悠平選手は東京ヤクルトスワローズ所属の捕手です。福井県立福井商業高等学校では2年連続甲子園に出場し、2008年のドラフト会議でヤクルトから指名を受けました。捕手として守備を中心に活躍し、2014年にはオールスターゲームに初出場。2015年にはベストナイン・ゴールデングラブ賞・最優秀バッテリー賞を獲得しました。2021年は打率・防御率ともに好調で、日本シリーズMVPにも選出されています。2022年には、かつてチームの名捕手が付けていたという準永久欠番「27」を与えられました。

こちらはロジェ・デュブイ　オマージュ オートマティック マイクロローター　Ref. RDDBHO0589で、定価は3,410,000円です。ホワイトのオープンダイヤルからは、ジュネーブ・シールを取得したロジェ・デュブイ自社製ムーブメント「D620」を眺めることができます。機械的な美しさが堪能できる一本です。ローズゴールドのラウンド型ケースにブラックのレザーベルトを組み合わせています。世界88本の限定品で、ケースサイズ42mm、防水性能30mの自動巻き時計です。

こちらはウブロ　ビッグ・バン ウニコ　Ref. 411.NX.1170.RXで、参考定価は2,552,000円です。立体的なスケルトンダイヤルにシースルーバックを組み合わせており、自社製ムーブメント「ウニコ」を両面から眺めることができます。ダイヤル奥には1～31の数字が環状に連なっており、3時位置の60分計の小窓から日付を確認することが可能です。ケースはチタニウム、ストラップはブラックラバー製で、差し色として赤が用いられています。ケースサイズ45mm、防水性能100mの自動巻きクロノグラフです。

宮城大弥選手はオリックス・バファローズ所属の投手です。幼少期より野球に触れており、中学時代にはポニーリーグのアジア太平洋地域選手権大会で準優勝を果たし、侍ジャパンのU15代表に選出された経験もあります。興南高校では1年夏・2年夏の甲子園に出場し、2019年には侍ジャパンのU18代表メンバーとなりました。ドラフト指名を受けてオリックスに入団すると、三度目の先発でプロ初勝利を挙げ、ウエスタンリーグ最多勝およびNPBアワード2020の「優秀選手賞」「殊勲賞」「ビッグホープ賞」「期待賞」を受賞します。2021年にはパ・リーグ新人王を獲得し、2022年8月にはプロ初の完封勝利を挙げ、初の月間MVPにも輝きました。

宮城大弥選手は、ウブロ　ビッグ・バン エボリューション ブラックマジック　Ref. 301.CI.1770.RXを着用されていました。参考定価は2,068,000円です。存在感のあるオールブラックモデルで、ケースにはブラックセラミックスが使用されています。ストラップはラバー製、ダイヤルはカーボン製です。針やインデックスはサテン仕上げのロジウム製で、夜光加工が施されています。ケースサイズ44mm、防水性能100mの自動巻き時計です。

吉田正尚選手はボストン・レッドソックス所属の外野手です。6歳から野球を始め、敦賀気比高校、青山学院大学でのプレーを経て、2015年のドラフト会議でオリックスから1位指名を受けました。2016年に台湾で行われたアジア・ウィンター・リーグでは、5冠(打率・本塁打・安打数・塁打数・打点)および最優秀打者を獲得。2020年8月には打率.430で月間MVPを受賞しました。2021年にはチームの選手会長へ就任し、公式戦での通算100本塁打も達成。東京オリンピックでは打率.350を記録し、金メダルに大きく貢献しました。2022年はMLBへの挑戦が認められ、12月にボストン・レッドソックスとの5年契約が成立しています。

こちらはロレックス　エクスプローラーⅠ　Ref.214270で、定価は687,500円です。エクスプローラーは過酷な環境下で活動する冒険家のために作られた時計で、耐久性および視認性の高さが魅力です。ケース・ブレスレットには、牡蠣の殻のような強度と美しい光沢を併せ持つ「オイスタースチール」を採用しており、こちらは耐蝕性にも優れています。文字盤は3・6・9とバーインデックスを合わせたシンプルなデザインで、ビジネスシーンにも合わせやすいです。洞窟などの暗闇でも時間を確認できるよう、針・インデックスには夜光塗料が施されています。ケースサイズ39mm、防水性能100mの自動巻き時計です。

こちらはオーデマピゲ ロイヤルオーク クロノグラフ フロステッドゴールド Ref. 26239OR.GG.1224OR.01で、販売相場は2300～5300万円前後です。八角形のケースおよびブレスレットには、全体に霜をまとうような加工が施された「フロステッドゴールド」を採用しています。素材はピンクゴールドです。硬度の高いダイヤモンドを用いて金の表面に凹凸を付けるという、フィレンツェ由来の鍛金技法で、光の乱反射による繊細な輝きが生み出されています。ダイヤルは規則的な凹凸模様が特徴の「グランドタペストリー」です。3・6・9時位置にはピンクゴールド製のクロノグラフカウンターが配置されています。ケースサイズ41mm、防水性能50mの自動巻き時計です。

栗山英樹監督は、野球日本代表の監督およびテレビ朝日のゲスト解説者です。北海学園大学の特任教授でもあります。プロチームの入団テストを受けて東京ヤクルトスワローズにドラフト外入団し、1984年から1990年にかけて野球の現役選手として活躍されていました。引退後の1991年からは、テレビ朝日やTBSで野球解説者として活動し、2004年からはスポーツメディア論などの教授職も担います。
その後2012年に北海道日本ハムファイターズの監督に就任し、2013年には高卒一年目の大谷翔平選手を二刀流として起用しました。2021年に退任するまで長きにわたって監督として親しまれ、現在も選手を育成するプロフェッサーとして球団に関わっています。

栗山英樹監督は、ロレックス　コスモグラフ デイトナ　Ref. 116520を着用されていました。参考定価は1,242,000円です。こちらは人気コレクション「デイトナ」に、ロレックス念願の完全自社製ムーブメント「Cal. 4130」を搭載しています。
ステンレススティールケースに白文字盤を組み合わせており、シンプルで爽やかなカラーリングです。インデックスにはルミノバまたはクロマ糸夜光が施され、ベゼルにはタキメーターが刻まれています。ケースサイズ40mm、防水性能100mの自動巻き時計です。

WBC代表選手の愛用腕時計、ご紹介した限りですと、ウブロ、ロジェ・デュブイ、ロレックス、オーデマ・ピゲが特に愛用者が多いブランド、という印象ですね。

いよいよ目前に迫ったWBC2023。延期の影響もあり、その期待値や注目度はかなり高まっています。サッカーW杯ではアベマで試合が配信され、中田英寿氏の解説が大いに話題となりましたよね。今回もアマゾンプライムビデオでのライブ配信や、居正広さんがＷＢＣサポーター内定するなど、続々と注目のニュースが発表されています。王座奪還を目指す新・侍ジャパンの挑戦を見守っていきましょう！

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