更新日:2022年11月29日
セイコー プレザージュ プレステージライン シャープエッジドシリーズ SARF003の実機レビューをお届けします!
セイコー プレザージュ プレステージライン シャープエッジドシリーズ SARF003は、42.2mmのステンレス製ケースに自動巻き Cal.6R64を搭載しています。国産時計トップブランドが作る、日本の美を体現したウォッチ。早速実機をレビューしていきましょう!
ダイヤルはグリーンカラー。日本の伝統色である「常盤」を採用しています。日本伝統の文様「麻の葉」が敷かれています。べセルのブラックカラーが全体を引き締めます。
インデックスは細すぎず太過ぎない絶妙な幅のバータイプ。インデックスの外側には蓄光塗料が塗布されて、暗所でも安定した視認性を確保します。時分針も同様です。明所で見ると少し薄いグリーンのようにも見えて、ダイヤルとの組み合わせも抜群。ゴールドカラーのGMT針が光ります。
艶やかに輝くベゼルは何素材かというと、アルミニウム素材にIP加工を施したもの。セラミックのような漆黒の艶感がありますよね!
IP加工
イオンプレーティング加工のこと。真空中で金属を熱やプラズマのエネルギーで気化させ、それに反応性ガスと組み合わせてセラミック化させ、被加工物に照射していくという技術。高い密着度で耐久性、耐摩耗性、耐メタルアレルギーにも優れています。
ラグは名前通り「シャープエッジド」、どの角度から見ても面が際立つ、切り落とされたシャープな面をしています。ヘアラインに鏡面仕上げ。
リューズはガードなし、ストレートタイプ。トップにはSロゴが鎮座。
ステンレス製ケースは13.7mm、重さ181g。装着してみるとずっしりと重みを感じます。この素材にはダイヤシールドというセイコー独自の保護コーティングがかけられています。
搭載ムーブメントは「6R64」。パワーリザーブ約45時間の自社製ムーブメントです。リューズを引き、ローカルアワーの針を自分のタイムゾーンに移動させれば、その場で設定が完了。現地時間を設定している間、秒針は動き続けるので正確な時刻合わせが可能です。精度は-15~+25秒とコストパフォーマンスに優れた仕様です。
裏蓋がシースルーバック仕様で鑑賞が可能です!ムーブも無駄な装飾が無くシンプルな作りですね。
バックルは三つ折れ式で着脱が容易なタイプ。中央列のコマサイドが鏡面仕上げで、きらりと輝きます。
今回は、SEIKOのプレザージュをご紹介致しました。日本の伝統を腕時計に落とし込み、美しさを体現する「プレザージュ」シリーズ、ラインナップも豊富でついつい目移りしてしまいますね。今回のSARF003は、エレガントなダイヤルデザインに、ソリッドなケースを組み合わせて、ピンと張られた糸のような緊迫感を感じました。それでいて、常盤色のダイヤル上を動くGMT針のゴールドは、まるで金箔。艶やかなベゼルは漆のような深みがあり、多様な日本の魅力がぎゅっと凝縮した一本でした。
ムーブの精度、使い勝手、外装などを含めても、定価は妥当どころか高いコストパフォーマンス性を感じずにはいられません。落ち着いたカラーリングなので、服装やTPOを選ばず使える、頼もしい一本になりそうです。
現在、安定した資産価値を保っています。10万円台で買える自分へのご褒美にもよし、はたまたエントリーモデルとしてもお勧めです。
モデル | プレサージュ プレステージライン シャープエッジドシリーズ Presage Prestage Line Sharp Edged Series |
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型番(REF.) | SARF003 |
ケースサイズ | 42.2mm |
ムーブメント | 自動巻き Cal.6R64 |
パワーリザーブ | 最大巻上時約45時間持続 |
防水 | 10気圧防水(日常生活強化防水) |
その他 | 2021年発売 |
定価(税込) | 159,500円(税込) |
※掲載内容は2022年11月調査時点のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。