更新日:2022年06月01日
グランドセイコー 61GS V.F.A 6185-8021の実機レビューをお届けします!
VFAとは、Very fine adjustedの略で、セイコー独自の規格で特別調整し、日差±2秒という驚きの精度を誇る時計です。これは国際クロノメーター規格を上回り、機械式時計に望みうる最高の精度。1970年代の販売で、生産数も非常に少ないヴィンテージモデル。
コアな愛好家に人気のあったモデルですが、去年フィリップスオークションにて同シリーズが500万円を超える高額落札で話題となり、認知度が上がりますした。今回はそんなプレミアモデルを実機レビュー!
グランドセイコー 61GS V.F.A 6185-8021を実際に見てみましょう。
ダイアルは淡く黄色味があるようなシルバー。50年ほど前のモデルなので、黄色味は経年劣化のためでしょうか。放射状に光を放つサンレイ仕上げダイアルが、優しい光を放っています。ミニッツインデックスがインデックスより内側をぐるっと一周しており、シンプルな中によいアクセントになっています。
ダイアル内は随所に立体的な仕上がりを施しています。インデックスは高さのある細いバータイプ。12時位置のブランド名も立体的な仕上がりですが、ダイアルと同系色なので主張はしません。
一転、6時位置のVFA印字はとてもシンプル。クラシカルな雰囲気ですね。ケースは傾斜を組み合わせた大胆な形状。中央がサテン磨き、サイドは鏡面磨きになっています。
細いベゼルは台座状になっており、ケースとボックス型ガラスをつないでいます。リューズは小粒で、リューズ下部のケースには切込みが入っており、操作性に一役買っています。
9時側から見たケース。美しい硬質ステンレスの輝きが堪能できます。
裏蓋はシンプル。肉厚のクロコダイルブレスとよく合います。
ケースを振ると内部でコロコロとキャリバーが揺れるのが分かります。着用する人やシーンを選ばないシンプルな佇まいですが、形状に凝った仕様。
クラシカルなデザインで、グランドセイコーの精度へのこだわりが詰まったモデル。もはやブランドの自己満足とも言えるような逸品です。精度にこだわるのが日本人らしいですね。
ほぼ似たスペック・デザインの型番違いがオークションで真価を発揮し、話題となった6185-8021。今後相場が上がっていくのは確かではないでしょうか!
モデル | 61GS V.F.A
61GS VFA |
---|---|
型番(Ref.) | 6185-8021 |
ムーブメント | 自動巻き Cal.6185A |
防水 | 非防水 |
ケースサイズ | 横37mm |
ケース素材 | ステンレススチール |
ダイアル | シルバー |
主な機能 | 日付カレンダー |
定価 | - |
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