チューダー（TUDOR）2021年新作をWatches and Wonders 2021（2021年4月7日～13日開催）にて発表！

スチール製の『ブラックベイ クロノ（BLACK BAY CHRONO）』を筆頭に、シルバー925および18Kイエローゴールドのケースにオープンケースバッグを採用した『ブラックベイ フィフティ‐エイト 925 (BLACK BAY FIFTY-EIGHT 925)』と『ブラックベイ フィフティ-エイト 18K (BLACK BAY FIFTY-EIGHT 18K)』が新たなラインナップとして発表翌日の4月8日（木）から全国一斉発売！

さらに2021年5月26日(水)には マットブラックのセラミック製ケースに、METASによるマスター クロノメーター認定を受けたマニュファクチュール キャリバーを搭載する新作「ブラックベイ セラミック」が発表＆発売開始されました！

チューダー初のクロノグラフである「チューダー オイスターデイト」が誕生したのは1970年。50年を経てまた新たなチューダーのクロノグラフが誕生しました。

【2021年新作】チューダー79360N ブラックベイ クロノは41mmのスチール製ケース（ポリッシュ＆サテン仕上げ）に、両方向回転ローター搭載の機械式自動巻ムーブメント、マニュファクチュール キャリバーMT5813 (COSC、パワーリザーブ約70時間)を搭載。希望小売価格は ブラックベイ クロノ (スチール製リベットブレスレット)：564,300円 (税込)、ブラックベイ クロノ (取り外し可能なブント付きレザーストラップ)： 530,200円 (税込)、ブラックベイ クロノ (ファブリックストラップ)：530,200円 (税込)円です。

1969年以来チューダーを象徴するアイコンである「スノーフレーク針」を採用し、ブラックベイの美学に沿いつつも、今回の新作モデルはドーム型ダイアルとくぼみを持たせたカウンター、マットブラックとオパラインのハイコントラストにより高い視認性を実現しています。チューダーのクロノグラフの伝統に則り、横並びの２つ目インダイヤル、6時位置にカレンダーを配したダイヤルデザインです。スチール製の固定ベゼルにはブラックのアルマイト加工のインサートが施され、タキメーターが洗練されたクロノグラフとしてのスポーティな表情を演出しています。

ベルトのバリエーションも豊富です。フランスのサン・テティエンヌで150年以上家族経営を続けるジュリアン・フォール社によって、19世紀製の織機を用いて生み出されるファブリックストラップのほか、50、60年代のモデルに着想を得たリベットをあしらったスチール製ブレスレット、生成りのステッチを施しフォールディングクラスプを備えたブント付きエイジドレザーストラップから選択可能です。

ブラックベイ フィフティ‐エイトからは、チューダーのダイバーズウォッチとして初めて、ケースとオープンケースバックにシルバー925を採用した『ブラックベイ フィフティ-エイト 925』と、18Kイエローゴールドを採用した『ブラックベイ フィフティ‐エイト 18K』がリリースされました。

チューダー初の200m防水を誇るダイバーズウォッチRef.7924、通称「ビッグクラウン」の発売年(1958年)にちなんで命名されたフィフティ-エイトは、昨今のモデルとしては小振りな39mmケースサイズを採用しており、ヴィンテージ感も漂わせます。

『ブラックベイ フィフティ-エイト 925』のケース素材は、“インカンデセント シルバー”と呼ばれるシルバー合金で、独自の配合比率で時を経ても美しさを保持する性質が特徴です。サテン仕上げでマットな質感のケースと、濃い灰色がかった茶色の”トープカラー”のダイヤルとベゼルインサートと組み合わさることで、より一層引き立てられています。もちろんチューダーを象徴する「スノーフレーク」針も健在。オープンケースバックからはマニュファクチュール キャリバー MT5400を鑑賞することが可能です。

【2021年新作】チューダー79010SG ブラックベイ　フィフティ‐エイト 925は39mmのシルバー925製ケース（サテン仕上げ）に機械式自動巻ムーブメントマニュファクチュール キャリバー MT5400を搭載。希望小売価格は ブラックベイ　フィフティ‐エイト 925 (ブラウングレインレザー)：467,500円 (税込)、ブラックベイ　フィフティ‐エイト 925 (トープカラーファブリックストラップ)：467,500円 (税込)です。

『チューダー ブラックベイ フィフティ‐エイト 18K 79018V』は、サテン仕上げによるマットな質感の18Kイエローゴールド製ケースとオープンケースバックを採用しています。 マットなダイアルとベゼルは上品な“ゴールデングリーン”、18K イエローゴールドをあしらった「スノーフレーク」針とアワーマーカーのコンビネーションで優雅なエレガンスを演出しています。

【2021年新作】チューダー79018V ブラックベイ フィフティ‐エイト 18Kは39mmの18Kイエローゴールド製ケース（サテン仕上げ）に機械式自動巻ムーブメントマニュファクチュール キャリバー MT5400を搭載。希望小売価格は 1,823,800（税込）円です。

2021年新作として チューダー ブラックベイ 32/36/41（79580、79500、79540）に新色ダイヤル”シルバー”が登場。どちらかというとグレー？ 32mm/36mm/41mmのスチール製ケースに機械式自動巻ムーブメント、キャリバー T600を搭載。希望小売価格は273,900円～331,100円です。

サイズ感と言い、日付なしのシンプルな３針ダイヤルと言い、ロレックスのかエクスプローラーIの雰囲気を感じさせますよね。あちらは今年新作も出てなかなか入手困難ですので、近い雰囲気でお探しであれば選択肢の１つになるかと。バリエーションも豊富です。

それぞれスチール製ブレスレットのほか、ブラウン エイジドレザーストラップ、ブラック ファブリックストラップベルトのバリエーションが用意されています。また、36mmモデルにはベージュ エイジドレザーストラップも。

これで「チューダー ブラックベイ 32/36/41 」のダイヤルはブラック、ブルー、シルバーという３つの選択肢となりました。より華やかさを求めるのであれば、18KYG×SSのコンビモデル「チューダー ブラックベイ S&G 32/36/41 」のシャンパンゴールドカラーもオススメです。

【2021年新作】チューダー79210CNU ブラックベイ セラミックは41mmのマットブラックのセラミック製ケースに、METASによるマスター クロノメーター認定を受けたマニュファクチュール キャリバー MT5602-1Uを搭載。希望小売価格は512,500円(税込)、2021年5月26日(水)、全国一斉発売開始。

なんとチューダーからMETAS（スイス連邦計量・認定局）によるマスター クロノメーター認定を受けたマニュファクチュール キャリバー搭載モデルが登場！

これまでのチューダーブラックベイのオールブラックモデルはブラックベイ ダーク 79230DKや、 ブラックベイ クロノ ダーク79360DKなど、主にブラックPVDコーティングを施したステンレススティールでしたが、今回の新作ブラックベイ セラミックはセラミック製。 ブラックセラミック製と言うと、かつてチャリティーオークション、オンリー ウォッチ(Only Watch)に出品された世界にたった1本しかない 「ブラックベイ セラミック M7921/001CN」なんかがありますが、今回レギュラーモデルとしてセラミックモデルが登場したわけです。

さて、今回の新作の一番のアピールポイントは何といってもMETASによるマスター クロノメーター認定を受けたマニュファクチュールムーブメントです。METASと聞けばオメガをぱっと思い出しますよね。METASは2014年にオメガと共同開発した時計の新しい認定制度 「公式認定マスター コーアクシャル」を発表した中立的な認定機関です。スイス クロノメーター検定協会（COSC）の認定を受けたムーブメントを搭載し、さらにMETASによる8つの厳格なテストに合格したタイムピースだけが「マスター クロノメーター」と呼ばれるのです。COSCクロノメーター認定制度を強化し、ムーブメントではなく、完成品の時計自体を査定対象となる制度です。

ブラックベイ セラミックがマスター クロノメーター認定を受けるためにクリアした前提条件およびテストの内容は以下の通りです。

• スイスメイド
• COSC認定
• 2つの異なる温度下、6つの姿勢差、そして2つの異なるパワーリザーブ残量状態(100％および33％)での精度テスト
• 15,000ガウスの高磁場環境下でのスムーズな動作確認およびその後の精度テスト
• ISO規格22810:2010に準拠した200m(660 ft)の防水性能
• 70時間のパワーリザーブ

新作「ブラックベイ セラミック」は、41mmブラックセラミックケース＆ラバーストラップ、200m防水。

オメガで最も近しいスペックと考えられるモデルは、ブラックセラミック & ラバーストラップに「オメガ コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー8806」を搭載した「シーマスター ダイバー300m コーアクシャル マスター クロノメーター 43.5mm 210.92.44.20.01.001」でしょうね。

定価は957,000.00（税込）と、今回のチューダー「ブラックベイ セラミック」の定価￥512,500(税込)より約45万円も高い設定です。両者のスペックを比較してみると、オメガの210.92.44.20.01.001の方がケース径は43.5mmと2.5mm大きく、防水性も300mと100m高く、ダイヤルもブラックセラミック製、と言った差はあるものの、チューダーの割安感は否めません。しかもムーブメント性能においては、耐磁性能はどちらも15,000ガウス、パワーリザーブはオメガのキャリバー8806が約55時間、チューダーのMT5602-1Uは約70時間と、実はチューダーの方が勝っています。さらに、チューダーのMT5602-1Uは、の外観に合わせて、キャリバー全体がブラックコーティングされており、よりこだわりを感じさせます。

ブラックベイ セラミックに搭載されたマニュファクチュール キャリバー MT5602-1Uは、時・分・秒表示を備え、他のチューダーのマニュファクチュール キャリバー同様、特徴的な仕上げが施されています。唯一異なるのは、時計の並外れた性能を物語るその外観に合わせて、キャリバー全体がブラックであることです。モノブロック構造のタングステン製ローターはオープンワーク仕様で、サンドブラスト加工が施されたサテン仕上げとなっています。ブリッジとメインプレートはサンドブラスト仕上げとポリッシュ仕上げで、レーザー加工により装飾が施されています。

堅牢性、耐久性、信頼性、そして精度を兼ね備えたこのムーブメントは、2か所で固定されたトラバーシングブリッジによって支持される可変慣性テンプを有しています。また耐磁性シリコンバランススプリングを備えるほか、MT5602-1Uは腕時計として組み上げられた状態で、日差が5秒以内（0、+5秒）という高い基準を達成しています。

その他の特筆すべき特徴は、METASに認定された70時間のパワーリザーブ。それは金曜日の夜に腕時計を外し、月曜日の朝に身に着けたときに再びゼンマイを巻く必要がないのです。

「ブラックベイ セラミック」にはダイヤル上に初めて”BLACK BAY”というモデル名が刻印されました。さらに”MASTER CHIRONOMETER”という表記とともに2行表記になりました。既存の「ブラックベイ 79230N」は防水表記と”CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED”で３行表記でした。

チューダー新作「ブラックベイ セラミック」、一言で言えばハイスペックかつリーズナブル。この価格帯の腕時計としてはかなりコスパがよい仕上がりです。エントリーモデルとしてタグ・ホイヤーと並ぶ感じですね。ロレックスの高精度クロノメーター認定ではなく、あえてオメガ認定・・・じゃなくてMETASによるマスター クロノメーター認定。ロレックスとの差別化を強調したいんでしょうか。デザイン面でも、他のブラックベイのモデルと同様、「ブラックベイ セラミック」は1969年モデルにみられる「スノーフレーク」時針のデザインを採用しています。ブラックファブリックストラップも付属していてお得感満載ですね！

※価格は予告なく変更される場合があります。詳細はチューダー公式サイトへ。

おまけ：新作公開直前のチューダーのサイト

新作公開前のチューダー公式サイトには、2021年新作腕時計の発表は、2021年4月7日 13：00 -CETと、つまり日本時間で4月7日　20：10とアナウンスされていました。

ちなみにロレックスは同日19時公開でしたので、チューダーより1時間早かったです。来年の公開タイミングも同様になるでしょうか。参考までに。

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