更新日:2023年09月04日
もはや毎月恒例行事となって来た感のある、オメガ×スウォッチ「ムーンスウォッチ ムーンシャインゴールド」の満月の日限定バージョン。2023年5月6日に発売された第4弾は”ピンクムーン”ということで、クロノグラフ秒針の先端にピンクの夜光塗料が施されたものでした。
5月4日にSNSに販売予告の投稿があり、今回の日本での販売場所は東京・銀座のニコラス・G・ハイエック センター。GW中ということで、ただでさえ多くの人出が予想される銀座に例によって購入のための大行列ができ、またも話題を呼んだ模様。オメガ×スウォッチ、なぜそんなに人気なのか、改めて魅力と特徴、これまでの限定販売モデルも振り返ってみましょう。
オメガとスウォッチがコラボして誕生した「バイオセラミック ムーンスウォッチ」は、”ムーンウォッチ”と呼ばれる「オメガ スピードマスター」のルックスをスウォッチらしく大胆にアレンジしたデザインが特徴的なクォーツウォッチです。
2022年3月26日に発売され、「3万円台でスピマスが買える」と、世界中で大きな話題となりました。
「バイオセラミック ムーンスウォッチ」は太陽、水星、金星、地球、月、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星と全11種で発売されましたが、やはりオリジナルのスピードマスターに一番近い雰囲気の「月(ムーン)」が一番人気、という状態に。
バイオセラミック ムーンスウォッチ ”ムーン” SO33M100
オンライン販売や抽選などもなく、販売カーが全国を回るツアーなども始まりましたが、実店舗に通って買えればラッキー、といった状態でした。
振り返れば2023年3月7日、ムーンスウォッチにクロノグラフ針がゴールドになった”Mission to the Moon”(Mission to Moonshine Gold/ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールド)が日本橋KABUTO ONEにて1日限定で発売されました。
ムーンシャイン ゴールド(2019年に開発されたオメガ独自の素材の18Kイエローゴールド合金)でコーティングされた秒針は、2 月の満月の間だけに作られたもので、それを証明する実際の証明書が付いていました。
販売数は公式発表されていませんが、300個前後だったのでは、と噂されています。
ロンドン、ミラノ、チューリッヒ、東京の4都市だけで、3月7日(火)、1日だけ発売された新作ムーンスォッチは針がゴールドの”ムーン”だった!
続いて2023年4月6日にまたも1日限定で、横浜ビブレで販売されたムーンシャインゴールド第2弾は基本仕様は変わらず、ゴールドのクロノグラフ秒針に、ごく小さな数字の「3」があしらわれている、というわずかながら違いがあるものでした。こちらも販売数は公式発表されていませんが、第1弾と同様、300個前後と推測されます。
ロンドン、ミラノ、チューリッヒ、東京の4都市だけで、3月7日(火)、1日だけ発売された新作ムーンスォッチは針がゴールドの”ムーン”だった!
そして2023年5月6日、1日限定で東京・銀座のニコラス・G・ハイエック センターにて販売されたのが、こちらのOMEGA × Swatch ムーンスウォッチ ムーンシャインゴールド第3弾です。
クロノグラフ秒針の先に濃いめのピンク色の夜光が塗られていることが分かります。
暗闇でインデックスと針は緑がかった色に、クロノグラフ針の先はピンクに光ります。
本当に微妙に変えてきますね・・・。保証書には”produced during the Pink Moon”の文字が。
アメリカの農事暦などでは4月のことを「ピンクムーン」と呼び、春の花が咲き乱れる時期のことを指しているのだとか。月がピンクに見えるわけではありませんのであしからず。
【2023年6月1日追記】次回の「MEGA × Swatch ムーンスウォッチ ムーンシャインゴールド」の発売は2023年6月3日とSNSで発表されました。どうやら次は販売場所を拡大し、日本は大阪(梅田阪急)、東京(銀座ニコラス・G・ハイエック センター、スウォッチストア渋谷、スウォッチストア原宿)、神奈川(横浜ビブレ)の4カ所となった模様です。
再びMission to Moonshine™ Gold を迎える準備はできていますか。
— swatch_jp (@swatch_jp) June 1, 2023
世界中の77 都市、92のSwatch ストア。販売場所はリンクをクリック。https://t.co/GQamafdvHO pic.twitter.com/mNt1EyL18b
次はどんなディテールになってくるのか、そこだけちょっと興味あります。
日本の公式SNSでは「5月6日フラワームーン満月の夜」とコメントがありましたが、アメリカの農事暦では「フラワームーン」は5月を指します。発売がフラワームーンの5月であって、今回の新作が製造されたのはピンクムーンの4月ですからね、なんかややこしいですね。
日本のみならず、今回も世界中の多くの都市で販売され、行列を作った様子がSNSに投稿されています。
日本ではゴールデンウィーク真っ只中で時間的余裕のある方も多かったのか、ついに前日の夜7時頃から並び始めた猛者もいたとか。販売開始の頃にはかなりの大行列ができていたようですが、蓋を開けてみれば、販売開始後に並んだ人でも購入できた、という声もあり、販売数が前回よりも多かったのでは、と推測されます。
前回まであまりにも「買えない」「長時間並んだのに販売を打ち切られた」といった不満の声が殺到していたので、販売数を増やしたのでしょうか。
第1弾は世界4都市、第2弾は14都市、そして今回第3弾は19都市、と販売する都市はどんどん増えてきていますので、レア度は最初よりも落ちてきている、とも言えますね。
某フリマサイトでの転売価格を見てみても、当初ほどの盛り上がりは見られず、今回の5月に発売されたモデルは6万円に満たない価格で落ち着いています。
この新しいムーンスウォッチ ムーンシャインゴールドの定価は39,600円(税込)。正直転売したところで、手数料やら送料を差し引くと・・・大儲け、とは言い難いですよね。
さらに「ムーンシャインゴールド仕様ではない、ムーンスウォッチ通常モデルは原宿、渋谷、横浜などのスウォッチストアでも日常的に購入できることが増えてきているようですし、個人的には「そろそろもう・・・よくない?」と正直思わなくもないです。
弊社の買取価格も当初は数万円程度のプレミアが見込めましたが、供給数が増えてきていますので、現時点では定価前後、下回る場合もあります。
5月に発売されたオメガ(OMEGA)×スウォッチ(Swatch) "Mission to Moonshine Gold"についてご紹介しました。
今回も「買えなかった」という声がゼロというわけではありませんが、あまり大きな利益が出ないので、徐々に転売ヤーが減って、「買いたい人が買える」状態に多少近づいてきてはいるのではないでしょうか。
とはいえ未だに「コピー品販売サイト」は蔓延っています。「スウォッチ公式オンライン」「公式通販」といった文字がありますが、ドメインよく見て下さいね、なりすましサイトですよ。
定価で販売していたりしてうっかり買いそうになりますが、本物が届く保証はありませんので本当にご注意くださいね。
スウォッチ公式サイトはこちら→https://www.swatch.com/ja-jp/bioceramic-moonswatch.html
2023年5月9日現在、Bioceramic MoonSwatch コレクションはスウォッチ公式サイトでオンライン販売されていません!ちょっと食傷気味の向きもある、オメガ×スウォッチコラボ。毎月満月に発売そろそろ次の一手に期待したいところですね!
「BIOCERAMIC MoonSwatch(バイオセラミック ムーンスウォッチ)」購入レポートと実機レビュー、全国の販売情報をまとめます。