更新日:2022年09月28日
グランドセイコーより「44GS」55周年記念モデルとして、「信州の雲海」を表した水色の文字盤が特徴的な数量限定モデルが登場しました!銀座モデル SBGH297に続く水色カラー、プチ流行中ですね!
新作「グランドセイコー SBGP017」は、横 40.0mmのステンレススチール製ケースに特別精度調整したクオーツキャリバー9F85を搭載、3時位置に日付表示窓つき。希望小売価格は 440,000円(税込)、2022年7月8日(金)発売予定です。
時計好きからすると、クォーツなのに裏スケ!?というのがなんとも珍しくて、ポイント高いですよね。
本記事ではSBGP017の詳細や販売情報などをご紹介します。
1967年に発売された44GSは、セイコースタイルと呼ばれるデザイン文法を初めて具現化したモデルです。セイコースタイルで規定された9つのデザイン文法は、グランドセイコー独自のデザインを生み出し、現在でもすべてのモデルに影響を与えています。 44GSの誕生55周年を記念するSBGP017は、44GSのデザインを受け継ぐとともに、年差±5秒の特別な高精度を実現しています。また、グランドセイコーならではの美しく仕上げられたクオーツムーブメントを裏ぶたのガラス越しに見ることが出来る点も、この限定モデルの特徴です。 -----グランドセイコー公式サイト(www.grand-seiko.com)より
四季折々の豊かな日本の自然をモチーフに、様々なダイヤルデザインを繰り広げ、世界的に評価されているグランドセイコー。海外の時計情報サイトでは”dial magician(文字盤の魔術師)”なんて呼ばれたりしています。誇らしい限りですね。それではさっそくこのモデルの詳細をご紹介しましょう。
グランドセイコーのクオーツモデルを製造する「信州 時の匠工房」が位置する信州では、さまざまな気候条件が揃うと「雲海」を臨むことができます。ときに厚く、まるで飛び込めるような雲海に出会うこともあれば、ときに薄く、地上や山々、木々など周囲の自然と融和するような雲海に出会うこともあり、雲海は場所や時期、時刻に寄って姿を変え、一瞬の移ろう美しさをみせます。その玉響(たまゆら。ほんのしばらくの間)に見られる雲海を、晴れた日の山の頂上から見える幾重にも重なった雲を想起する美しい水色で表現し、44GS 55周年を記念した特別仕様のモデルに仕上げています。
グランドセイコーのクオーツモデルを製造するのは「信州 時の匠工房」。様々な気候条件が揃った早朝のごく短い間だけ見ることが出来るのが、息を飲むような絶景壮大な「雲海」です。幾重にも重なった雲を思わせる型打ち模様と美しい水色を組み合わせ、 美しくも儚い一瞬の情景を文字盤という小さなキャンバスに表現しています。
美しいアイスブルーダイヤルのグランドセイコーというと、2022年新作のUS限定モデル「霜降(そうこう)」 SBGA471、SBGH295などもありますね。こちらは二十四節気のうち秋の終わり、初霜が降りる時期である「霜降(そうこう)」を表現しています。
SBGH295は特に「雲母摺(きらずり)」と呼ばれる浮世絵版画の技法を用いていて、また違った味わいのあるダイヤルです。同じトーンでも様々な質感が出せるのがグランドセイコーらしいですよね。
この新作SBGP017には、 標準の時間精度 年差±10秒の「キャリバー9F85」を、 年差±5秒まで高めた特別精度のクオーツムーブメントを搭載しています。その証として、 6時位置にはゴールド色の「ファイブ・ポインテッド・スター」が輝きます。
搭載するのは時・分・秒針のシンプルな3針仕様に、時針単独の時差修正機能を追加したクオーツキャリバー「9F85」。時針を単独で動かすことにより、クオーツウオッチの高い精度を保ったまま、時差を修正することができます。
今回、「44GS」55周年記念ならではの仕様として、キャリバー9F85搭載機では初めて、ゴールド色の美しい仕上げが施されたムーブメントを鑑賞できるシースルーバックが採用されています。自動巻きや手巻きならいざ知らず、クォーツムーブメントで裏スケってかなり珍しいですよね。通常の9F85の仕様と違う点として、受け板固定ねじに青く輝くテンパー処理が施されています。
SBGP017の裏蓋。青いネジが確認できます。右下は通常の9F85。
また、裏ぶたには”LIMITED EDITION”という刻印とシリアルナンバーが記されています。
まだ発売前の時計ではありますが、購入する前でも気になるのが時計の資産価値ですよね。
SBGP017近しいイメージの時計として、2020年発売の「グランドセイコー誕生60周年記念限定 ヘリテージコレクション クオーツモデル Ref.SBGP007」を見てみましょう。こちらもSBGP017と同じく、特別精度調整した9F85を搭載し、6時位置にゴールド色のファイブ・ポインテッド・スターがあしらわれています。
SBGP007の定価は400,000円 (税別)数量限定 2,500本でした。
SBGP007は2022年6月現在、中古腕時計市場で330,000~370,000円前後で販売されており、発売から2年が経過していますがさほど相場が落ちていないと言えるでしょう。
今回発売される新作はSBGP007よりも生産本数が2000本と500本少なく、さらに「雲海」を表現した文字盤、という意匠が最近のグランドセイコーらしいテイストで、しかも何かと話題の水色です。さらに定価は同じながら、SBGP007は裏蓋がシースルー仕様、という点も加味すると、SBGP007同様、価値が落ちにくいモデルとなることは間違いなさそうです。
モデル | ヘリテージコレクション 44GS 55周年記念限定モデル 「雲海」
Heritage Collection 44GS 55th Anniversary Limited Edition |
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型番(Ref.) | SBGP017 |
ケースサイズ | 横 40.0mm 縦 46.2mm 厚さ 10.7mm |
ケース素材 | ステンレススチール 裏ぶた:ステンレスとサファイアガラス |
ムーブメント | 電池式クオーツ 9F85 (特別精度調整モデル) |
精度 | 年差±5秒 |
防水性 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
その他仕様 |
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取扱店舗 |
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生産本数 | 数量限定2,000本 国内限定800本 |
発売日 | 2022年7月8日(金)発売予定 |
価格 | ¥440,000 (税込) |